鬼は、我々の国の古代においては決して今人が考えるような、角がない。虎の皮の褌という、あの定型を持ったものでもなかった。単に巨人を意味するものに過ぎなかったのである。(4)

<ユダヤ教が神について語ること>

・ユダヤ教が神について断言している次の命題は、<伝統>が宣言しているように、ユダヤ教神学の礎石をなしている。

「神は一つである」

 この一見単純に見える宣言も、見かけ以上に奥が深く、豊かな意味を多く含んでいる。

・「神は一つであり、多ではない」

 古代世界は、自然についても社会についても多神教であった。

 異教世界は、川、木、太陽などすべてのものに、また生殖力、記憶、あるいは熟練工の技術などといったすべての能力や機能に、それぞれ神性が宿る、と考えられた。

・「神は一つであり、二つではない」

 紀元前6世紀のある時点で、ユダヤ教はゾロアスター教に出会った。初めて、成熟度、崇高さ、まじめさにおいて、自らに匹敵する宗教に出合ったのである。この宗教の特徴は二元論の教義だった。世界の背景に、一つでなく二つの創造的存在を認めていた。一方は光と善の力、もう一方は闇と悪の力である。これら双方の霊は、世界と人間の魂をめぐって常に格闘しており、この闘いについて、人間一人一人は否応なしにどちらかの側につかされる。ゾロアスター教が考える宗教の目的とは、人々が正しい側を選ぶようにすることである。

・善の神と悪の神の存在と両者の闘いを説くゾロアスター教は、古代ペルシアに始まる宗教。

・二元論は、善の究極的勝利を危ういものとする。闇が光と相関関係にある以上、光が必ず勝利する、どんな保証があるだろうか?

 しかし、ユダヤ教がゾロアスター教を完全に拒絶するまでに時間がかかった。何世紀もの間、「二つの力」の可能性はユダヤ人の想像力を誘惑しつづけた。しかし預言者は最初にこう反応した。一つの同じ神が「光を造り、闇を創造し、平和をつくり、悪をも創造する」と断言したのだ。――この言葉は最終的に、<伝統>の最後の言葉として残ることになった。

・「神は一つであり、三つではない」

 中世において、神は一つであるというユダヤ教の主張は、キリスト教の三位一体という教義を明白に否定することになった。一つでありながら、なぜか同時に「永遠に共存する、同等の」三つの人格をもつ神という主題を、完全に否認したのである。

 この教義を否定するにあたり、ユダヤ人たちはまず、神の性質についての誤った説と見なしたものを払いのけようとした。彼らは、三位一体説に欠かせない「人なる神」、すなわちある特定の個人の血と肉に体現される神格という観念に対して、異議を唱えることにも熱心だった。ユダヤ人にとっては、すべての人間が神の性質を反映するものであり、すべての人間が神の子なのだ。ただ一人の人間が神そのものである。などということを暗示するこの教義を、彼らは神への冒瀆として拒絶したのだ。

・「神は一つであり、無ではない」

私たちの時代において、近代的無神論と、それに伴う物質主義が行き渡っている。それは、物質とエネルギーが盲目的に相互作用しているのが現実のように読み違える、新しいようで実は古い概念である。ユダヤ教は断固としてそれを拒否する。人間とその価値は宇宙の偶然の産物で、生まれた時と同様意味もなく死んでいく運命にあるという、間違った認識に対して異議を唱えるのである。

<その他の属性>

・ユダヤ教は神についてさらに次のように語る。

●神は創造主であって、すべてのものを、すべての時を通じて造られる。

●神は霊である。

●神は法を授ける者である。

●神は歴史の先導者である。

●神は、人間の助け手である。

●神は人間とその社会の解放者である。

●神は魂の救い主である。

<神についての「イメージ」>

・以上が<伝統>が提示するところの、古典的な神の属性である。

 これらが許容する自由の範囲は相当なものである。

 それぞれに融通をきかせる余地があり、多様な解釈が可能である。これらは違うふうに整理することもできる。つまり各個人が自分の好きなように、どこを強調し丁寧に扱い、どこを軽く流してありのまま放っておくかを選ぶことができるのだ。

 つまり、共通の要素から出発しながら、それぞれの人は非常に個性的な方法で神をイメージ化するということになる。

 素朴な人はその素朴さによって神を理解し、高尚な人はその高尚さによって神を理解する。

<大いなる影>

<悪についてどう考えるか>

・神の光の向こうに、悪が影を投げかける。

 神が「存在する」ならば、なぜこの世は良くならないか? なぜ世界は混乱と苦難によって傷つけられ、圧迫されているのか? これではこの世は善の神の業ではなく、悪魔の計略のように思えてしまうのではないか?

 ユダヤ教においては、これらの厳しい問いは、神への信仰自体と同じくらい歴史が長い。これに対する<伝統>の答えも、一つではない。

一、 道徳的な側面から、悪を説明しようとした理論は、次のようなものである。

●悪(災い)とは、それが訪れる個人が、以前に犯した罪の結果である。

●悪とは、個人ではなく彼の所属する共同体の過誤に対する、罪滅ぼしの一種である。

●悪とは、人間が道徳的な存在になるために必要なものである。

●悪がなければ善もないという意味で、悪は存在しなければならない。

●悪は、人間の人格にとって欠かせないものである。

●悪は、人間が自分の作られている資質を試験するための、試金石の役割を担っているのである。

二、 形而上学的な言葉で悪を説明しようとした理論、次のようなものである。

●悪は、それ自体が存在するものではなく、悪の欠如に過ぎない。

●悪が悪に見えるのは、それだけを孤立して見たり、部分的にしか見ないからである。

●悪と人間が呼ぶものは、人生の法則が人にとって不都合に働く場合のことである。

三、 悪をあくまでも一時的なものと見なし、最後には乗り越え、償うことができるよう定められたものだと説明する理論がある。

●死後の生において、あるいはこの地上に来るべき神の国において、悪は償われ、善となることができる。

●人間が出現する大本となった鉱物、植物、動物などの低いレベルの存在が、人間の中で名残を留めているのが、悪である。

四、 最後に、悪とは不可解な、解明不能な謎であり、その答えは神のみぞ知るという理論がある。

<神の国>

<完成された社会>

・社会はいかによい状況であっても、それが人間ほどの価値があるとはいえず、神を代表しているわけでもない。

 人をその価値にふさわしく尊重し、神を人間の父、そして創造主として崇めた国家や共同体が、歴史上かつて一度でも存在したことがあっただろうか。

 正義と慈愛、相互扶助の原理が真に実行された社会秩序が、果たして存在しただろうか。

 善なる神を、言葉や演説をもってではなく、行いや制度をもって立証することができるほど、善い共同体があっただろうか。

 しかし、人の内にある神の火花は、永遠に隠されたままであるはずがない。

 神の法が究極的に勝利をおさめ、神の性質が他のすべての事柄同様、最後には社会的な事柄にも現れる日が来なければならない。

 ということは、現在の世界秩序は崩壊し、新しい秩序に取って代わられるのだ。それは、人類の歴史の夜明けから存在してきた悪を取り除き、すべての魂の価値と調和し、道徳的な法に適い、すべての物事の背後に存在する神を正しく反映した秩序である。

 この完成された人間たちの完成された社会に対し、<伝統>は名前をつけた。それは「神の国」である。

<神の国は我々のそば近くに>

・神の国は未来だけに存在するのではない。大胆にいってしまえば、それは私たちのすぐ近くにあり、しかも触れることができるのだ。星や惑星、若木や鳥は神の定めに従っているのではないか?これらの物たちは今まさに、神の忠実な僕ではないか?また神のことを知り、神に従おうとする多くの人間がいるではないか?

・つまり、神の国(支配)とは、単なる約束にとどまらない。おぼろげで不完全かもしれない、目に見えるというよりは隠れているかもしれないが、神の国は今もありありと存在する現実なのである。善を促すこの世のすべてのものは、その国の中にある。正義のために仕える者はすべて、自覚していようがいまいが、その国の中にある。正義のために仕える者はすべて、自覚していようがいまいが、その国の市民なのである。

 ユダヤ教のどこでもいいから触れてみれば、この神の国の概念に行き当たるはずである。つまり、生まれ変わった人間の住む、完成された世界という夢に。

 古代のラビが定めた祝祷のすべてが、はっきりと神の国のことに言及している。

<神の国の概念は広く伝わる>

・この革命がさらに偉大であったのは、この神の国という希望は、時と共に、ユダヤ教やユダヤ人からあふれ出て、そしてすべての宗団や宗派をも超えて、ついには、信仰とか宗教とかに関係なしに、すべての善意の人が共有する希望と霊感になったことである。

 西洋文明の中で、神の国の概念が存在しないところがあるだろうか。

 ユダヤ教の精神的な子であるキリスト教世界のあらゆる場面に神の国の概念が存在することは、驚くに値しない。たとえば、アウグスティヌスの『神の国』、ヘーゲルの『歴史哲学』、あるいはテニソンの「遥かかなたの、ひとつの神聖な出来事」という表現などだ。

 また非常に大胆に修復され、ひどく変化していはいるが、神の国の概念はマルクスのような非常に熱心な世俗主義の中にも見いだすことができる。またマルクスほど著名でない無数の無宗教主義者たちも、今日に至るまで、より良い世界秩序を夢見ながら、その夢が一体どこから来ているのかを知らずにいるのである。

<メシア>

・潜在的な神の国を顕在化させるのはだれか。だれがそれを実現するのか?それはメシアだ、と<伝統>は語る。ではメシアとはだれなのか?

 それは神によって指名され、神によって、世界から悪を取り除き、決して揺るがぬ固い基礎の上に善を打ち立てるための力と権威を授けられた人間のことである。

「インフルエンザをばら撒く人々」    金融寡頭権力の罠

菊川征司  徳間書店   2009/10/10

<ウイルスに人工的な改良が加えられた生物兵器>

・インフルエンザをばら撒く人々・・・・・そんな馬鹿なことがあるわけないよ。誰もがそう思うことでしょう。

しかし、戦前のスペイン風邪から、現代の豚インフルエンザまで、それらはウイルスに人工的な改良が加えられた生物兵器だったのです!

これは推理小説でも妄想でもありません。各国の研究者たちが、実際にそう発言しているのです。

<アメリカ軍のワクチンがスペイン風邪の原因?>

・アイルランドの3大日刊新聞の1つの記事は題名からわかるように、1918年のスペイン風邪で多くの死者を出した原因はウイルスではなくて、アメリカ軍が実施したワクチンだと主張しています。

その記事の最初の部分に「この大流行の起源に関していえば、『ドイツが彼らの戦争の取り組みの一環として劇場や人が大勢集まる場所にバイ菌を撒き散らしたのかもしれない』と当時の米国陸軍の高級将校が述べた」ことが書かれています。

そして「でもドイツは自国民の間でも菌を撒き散らして、同胞40万人を死に追いやってしまったのだろうか」とドイツ軍犯人説に疑問を投げかけてからアメリカ軍によるワクチン説を展開しています。

・当時の陸軍長官ヘンリー・スチムソンによる報告書には、黄熱病のワクチン接種が直接の原因で、参戦して6ヶ月間で接種中にそのまま崩れ落ちて死亡した7人を含め63人が死亡、2万8585人が肝炎になった事実が書いてある。

・1918年から1919年にかけてのスペイン風邪は、当時の世界の人口の3分の1、数にして5億人が感染し、5000万人から疑問点もあるが1億人ともいわれる死者を出した。通常のインフル死亡率が0.1%以下なのが、この猛烈なインフルエンザは2.5%以上の死亡率を記録した。

・これは、新兵に実施されることになっていた14種類から25種類のワクチンのうちの、たった1つによる結果である。1911年に米国陸軍においてワクチン接種が強制になってから、腸チフスにかかるケースが急激に増加しただけでなく、ほかのワクチンに関連した病気が異常に高い率で増加したことを陸軍の記録は明らかにしている。1917年にアメリカが参戦してからは、腸チフスのワクチン接種による死亡率は米国陸軍史上最高点に達した。

・腸チフスの症状を抑えようとして陸軍の医者たちは、より強いワクチンを使ったので悪性のパラチフスの症状を引き起こしてしまった。しかし、彼らがそのパラチフスを抑えようとしてさらに強烈なワクチンと混合して使ったため、今度はもっと悪い病気のスペイン風邪を発生させてしまった。

戦争後、危険な病気に汚染されていた紛争地帯から帰還する兵士から、パニックに襲われた一般人を護るために使われたワクチンの1つに、この強烈なワクチンがあった。

・この説だと、強い腸チフスのワクチンがスペイン風邪を生み出したことになります。腸チフスも高熱が出たり、熱によるだるさといった風邪に似た症状を呈し、場合によっては肺炎を引き起こしますから、死者の大半が重症だったスペイン風邪との関連を説明できないこともありません。しかし、この説では短期間に3種類の違ったウイルスが蔓延した理由が説明できないと思います。謎は深まるばかりです。

「新版300人委員会」(上)

支配される世界

ジョン・コールマン博士  成甲書房   2008/7/2

<陰謀組織を統括する最強の超権力中枢が300人委員会>

<オリンピアンズ(神々たち)は人類を弄ぶ>

<不可解な状況はすべて仕組まれている!全能の権力集団によって>

<自由世界全体に攻撃を仕掛ける闇の勢力を暴いた著作>

<共通点は、キリスト教への憎悪>

・ヴァイスハウプト、ラーテナウ、ヴァイツマン博士などが何度も「謎の300人」について語ってはいるが、一般には見過ごされてきた。なぜなら、彼らが語る計画を実行するには巨大な秘密組織が必要だが、そのような存在は一般の人々の想像を絶するものであり、したがって、存在するはずがないと考えられたからだ。しかし、アメリカ建国の父であるジョージ・ワシントン、ディズレーリ、ビスマルクといった錚々たる人々によって、多くの示唆がなされてきた。

<ウィルソン大統領も恐るべき巨大秘密組織の存在を示唆>

・商業や製造業に携わる「アメリカの大物」とされる人たちが、ある存在とその力を恐れている。その超権力は、まぎれもなくどこかに存在する。しかし、存在は巧みに隠され、周到に組織され、あらゆる場に浸透しており、メンバーや下部組織は互いに連携しているので、誰も表立って非難の声を上げることができない。

 このような話を、私は、イギリス諜報部でも何度なく耳にした。誰も「オリンピアンズ(神々たち)」、つまり300人委員会について語ろうとせず、うっかり口にしようものなら恐怖におののいていた。しかし、この組織が存在するという指摘は多い。

<「選ばれし者(オリンピアンズ(神々たち))」は「ムダ飯食い」の存在は許さない>

・歴史の裏側を常に牛耳っている究極の秘密組織の目的とはいったい何なのか。風を征服するモリア、ディオニュソズ・カルト・グループ、イシス・カルト・グループ、カタリ派、ボゴミール派、イルミニスト、共産主義者の継承者である300人委員会がめざすものはいったい何なのか。

・彼らは、自らを「オリンピアンズ(神々たち)」と誇らしげに呼ぶ。自分たちが本当に、伝説のオリンポスの神々と同じ力と偉大さを持っていると信じているのだ。

 

・諜報の世界でもっぱらささやかれていることだが、彼らは、真剣に自分たちは神に匹敵する権限を持っている。世の中を思い通りに変えることができる、その使命を与えられていると信じこんでいるらしい。

「秘密結社全論考」(上)

ジョン・コールマン博士   成甲書房   2002/12/1

<秘密結社の種類>

秘密結社にも、二種類がある。

第一種―完璧に闇の中にひそみ、一般大衆には全く見えない。

第二種―表面的には公衆に公開されており、しかも多くの場合、高貴な存在とされているが、実体は秘密結社である、そのような組織。

第一種の実例は、

1、 イルミナティ

2、 300人委員会、など

第二種の実例としては、

1、 フェビアン協会

2、 英国国教会(アングリカン・チャーチ。日本では「英国聖公会」と称される)

3、 MI5、MI6(英国軍事諜報部第5部、第6部)

4、 イエズス会、及びローマカトリック・キリスト教会、プロテスタント各派

5、 オクスフォード大学、ケンブリッジ大学

6、 英国王立協会(これは全世界の自然科学の総本家、宗家のようなものとみなされている)

7、 英国王室(ウインザー家)

8、 ベルギー王室

9、 オランダ王室

コールマン博士が本書の中で論証しているように、16世紀の初頭、ベネチアの黒い貴族はアムステルダムを跳躍台にして、ロンドン(そしてブリテン諸島)を新しい世界首都たるべく設定した。その後の五百年、彼らの作戦計画は見事に成功し、実現していく。ところが、日本民族は、この英国(ロンドン、ブリテン)認識について二度、致命的な失敗をしている。

・英国が分からないので日本人は、西洋近代、つまり、われわれが直面させられている西洋なるものについては何ひとつ本当のことが分からない。惨めというか、悲惨というか、この状況は筆舌に尽くし難い。

・本書下巻に収録したコールマン博士の論稿(「イギリス王家がアメリカを奴隷化する日」)は、日本民族がよってもって英国の正体を調査研究する生死存亡を懸けた国家的作業の第一歩、その出発点となり得るであろう。

 

・幕末に始まった日本民族の英国(英米)研究は完全に百パーセント、売国学問奴隷による国賊的所業でしかない。そのことを本書の注意深い読者は容易に発見されることであろう。

 

・例外はないのだ。そう、たとえば夏目漱石は辛うじて例外であるかもしれないが、この御仁も、ただ漠然と英国にひそむ凶々しい悪魔の姿を遠くから見ただけに過ぎない、と筆者には思える。

本書が、日本民族篤学の読書人、憂国愛国の士、ひたすら真実を求めてやまない好学の士にとっての精神の糧となることを切に祈る。

「鳥インフルエンザの正体」

全世界に死と恐怖をもたらす遺伝子操作ウイルス

ジョン・コールマン博士  成甲書房  2005/12/21

<鳥インフルエンザの正体>

・英国MI6(軍事諜報部第6部)を脱出して米国に移住し、この30数年キリスト教徒の立場から一貫してイルミナティ・サタニスト世界権力の陰謀を告発、糾弾し続けてきたジョン・コールマン博士。

・この状況で、コールマン博士の「鳥インフルエンザの正体は米国の国策による遺伝子操作生物兵器である」(およびエイズ、狂牛病なども)との、全世界諸国民への警告を改めて緊急出版することは時宜に合っていると、筆者は信じる。

<私たちすべてを脅かしている疫病の多くが“人造”のものだ。新しい「黒死病」を造り出すという課題とは!?>

・14世紀にヨーロッパの人口を激減させた黒死病。

・ウェルズによるこの驚くべき予測(戦争や疫病、大量殺人などを引き起こしたあと、生き残った人々を奴隷化しようとする、神に人間に対する)『公然たる陰謀』は、驚くほどそのシナリオ通りに現実のものとなった。1917年、スペイン風邪というインフルエンザ型の伝染病が世界を襲い、米国での50万人近くを含めて、数千万人が世界中で死亡した(実験は、米国からやってきてフランス軍に編入されていたモロッコ兵を対象におこなわれたもので、ここから世界へ広まった)。

・C型肝炎は、HIV感染者から気づかれないことが非常に多い。理由は、単純に症状がHIVの症状とよく似ているためで、虚弱、発疹、各種の腺肥大、頭痛、一般的な不定愁訴などだ。このような症状の出ている期間にこそ、C型肝炎ウイルスはもっとも致命的な働きをする。ゆっくりと、だが確実に肝臓を破壊し、しかも止めようがない。そして、この時点がいちばん周囲に感染しやすい。

・近代科学の総本家、家元格の英国王立協会(英国学士院)の創立者がほとんど全員、フリーメーソンであったこと、そして英国王立協会の主導下で発展した近代西洋科学が、今日に至るまで、首尾一貫してフリーメーソン・イデオロギーの産物であること、そしてその事実に、江戸時代の日本人も、そして明治以降の日本人も全く気づいていないことを論述した。

 

・にも拘わらず、この400年間、日本人は西洋を、キリスト教またはユダヤ教の側面からのみ見て、フリーメーソン、そしてその前身として神殿騎士団、シオン修道院のイルミナティ的イデオロギーを見逃している。

・フリーメーソンの土台はイルミナティである。そしてイルミナティはルシファー崇拝である。ルシファー崇拝は、旧約聖書によれば天地創造の時代、造物主に反逆した天使団の天上での戦いの物語に遡る。

 日本人は、未だかって、西洋史の本質を成すところのこの問題をまともに考慮したことがない。本音では日本人は、そんなものは取るに足りない大昔のおとぎ話、科学的知識教養のなかった野蛮人時代の遺物の一種に過ぎない、と見下したつもりになっている。

 

・ヘブライの神話のルシファーは、ギリシャ神話のプロメテウスにひとしい。プロメテウスは、オリンポスの神々の首長たるゼウスの禁止令を破って、天上界の火を、地上の人間に与えた。それによって人間は、野蛮状態を脱して、文明世界に入る端緒を得た。  

・プロメテウスは、しかしながらルネッサンス以降、イルミナティが優勢になった西洋では、フリーメーソン的西洋人にとっての、人類解放のヒーロー英雄に持ち上げられた。つまりプロメテウスこそ、近代西洋科学の開祖であり、元祖である。

プロメテウスはギリシャのお話であるが、ルシファー問題は、キリスト教会の全構成構造を根底からひっくり返さずにはいない大事件に発展するであろう。そして実際そうなったのである。

・日本の自称インテリエリート学者知識人マスコミ人評論家宗教家などは、「陰謀論」に対して、徹底的に悪罵し、罵倒し、誹謗中傷し、言いたい放題に侮辱し、また黙殺する。

「コールマン博士は知っていた」

ジョン・コールマン博士   太田龍  

    成甲書房  2008/12/13

<さらに的中していく“世界経済”戦慄予言>

・次に起こる大暴落の破壊力は1929年の大暴落の10倍も大きく恐慌が起こって恐怖の波が世界中に広がるだろう。それはなぜか?現在のアメリカ経済規模が1929年当時より10倍も大きく平均株価が10倍高いからである。

<大恐慌の10倍の破壊力の経済崩壊がアメリカ発で全世界に及ぶ>

・全ての戦争の原因は、経済にあるといわれている。いくつもの戦争が起ころうとしており、そしてついには第3次世界大戦に至るだろうが、全て経済戦争の範囲に入る。どこかの国を倒す方法として昔からあるのは、その国の通貨と商業取引を不安定にする方法であり、既に知られているように、このような方法は自分たちの世界を存続させるための闘いになら規制も制限もなく使われるだろう。通貨の混乱は武装攻撃とともに進められる。

・では、現在から崩壊が予想される2007年の間の数年間はどのようになるのだろうか?

・何年もの間、アメリカ経済は人為的な方法によって維持されてきた。供給が増えるにつれて、消費者の負債が増大しており、私たちは、借金によって維持されてきた。供給が増えるにつれて消費者の負債が増大しており、私たちは、借金によって、人為的な需要を作りだしてきたのである。

・賃金上昇が経済の推進力になっているはずはない!なぜなら、たいていの経済学者が言うように、実質賃金が1984年からまったく上昇を示していないのである。では、賃金上昇がないとすれば、どこから有効な需要が生まれるのだろうか?それはまったく単純なことで、借金その他の形で他人から借りた金から発生する。賃金上昇はインフレを招き、市場が好調な間はインフレは良くないとされるのである。

・もっぱら世界中の経済状態を監視している仕事をしている多くの情報機関から入手した情報では、株式市場は現在、世界がこれまで経験したこともないような強気市場に入ろうとしている。このような事態が進むと、2005年に事が起こるまでに多くの投資家が巻き込まれ崩壊がまったくの大惨事になるために必要かつ十分な時間が与えられる。

・株式市場へ打撃を与える主要因のひとつは、アメリカにぽっかり開いた穴のような貿易赤字であり、1999年9月には244億ドルに増大した。貿易赤字の“成長率”は年率3%である。しかし、株式市場は、この迫りくる怪物を無視し続けている!

・アメリカが過去5年間で生じたほどの巨額の負債を抱えれば、少なくとも経済が深刻な不況へ追いやられることは、素人にも明らかなはずである。アメリカが毎年垂れ流している膨大な貿易赤字も不況の重大要因となることはさらに明白である。貿易赤字とは、アメリカ国民が収益をあげている以上に何千億ドルも多く使っているということを、上品に言っただけである。

・コールマン博士は、元英国軍事諜報部第6課(MI6)将校で、英国王室と諜報機関が「300人委員会」を中核とする闇の世界権力の忠実な道具であると主張している。陰謀史観論者の範疇に入る。

「人間革命と地上天国の建設」

人類の救済書ここにあり!

奥所台厳 文芸社   2000/9/1

<地球内部にシャンバラなる神界>

・また、近世における、米国の大神人、M・ドーリル師の訳著『エメラルド・タブレット』には、地球内部にシャンバラなる神界があって7人の秘伝主がおられることが述べられている。その一部を抄出させてもらうと次のとおりである。

・光輝く花の中に、今の地球の時空を超えた、上(宇宙)の時空より来たりし、7人の「天の子等」座し給う。無限なる創造の力と智慧をもて、有限なる「時の門」を通る人の子等の道行きを助け導き給う。力強く、不可思議なるかな彼等。光の力に包まれ、沈黙、全智全能にして、生命力を自由自在に出納し給う。人の子等と異なれども「光の子等」と混然一体となる。

・7人の主等は、人類を束縛させる業力の管理者、監視者にして、人類界に光明の時代到らば、人類をその束縛より解放せんと準備なし給う。その7人の主のうち、もっとも偉大なる主、面(顔)をベールもて包みて坐し給う(真王即閻魔大王)主等の主にして、無窮無辺の「九」なる主(国常立大神)なり。宇宙の各周期の上に立ち、人類の向上を測り、見守り給う。

<国常立尊(くにのとこたちのかみ)はユダヤのエホバの神>

・信賞必罰の律法政治では多くの罪人が出来てくる。そこに、厳しい律法政治を嫌う神々も多く出来てきたのであった。というのは、太古の地球の神々は、野生の動物と同じく自分の自由勝手に行きたいと考える者が多くいたのである。

自分等には律法も君主も税金も必要がないという、わからず屋が多くいたのであった。ここにおいて地球の神霊界は、律法政治を是とする、君主主義派と、自分の自由恋愛を主張する民主主義派の両派に分かれての神々の勢力争い(戦争)が起こってきたのであった。

各民族の神話のとおりである。

 ところで、そんな君主主義派と民主主義派の戦争は、いずれが勝つとも負けるとも勝負のつかないままに長引くものであった結果、全地球上は荒れ放題となるものであった。

 事ここに到って、第一代の地球神霊王の国常立大神(エホバの神)はその全責任を負わされて、世界の北東(艮)に引退させられ「艮の金神」となるものであった。そしてその妻神の豊雲斟大神(日津遅姫大神・日の丸姫大神・瑞の大神・秀妻)も世界の西南(坤)に引退させられて「坤金神」となるものであった。以上が「父なる神の十字架」の真相であった。

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