レベル2は1000年に1回のクラスです。南海トラフがレベル2の最悪のクラスで来た場合、一番わかりやすい恐ろしいことっていうのは、大阪平野がほぼ水没するんです。(5)

『バシャール2006』  バシャールが語る魂のブループリント

ダリル・アンカ   VOICE

   

<バシャールとは、地球の時間で3000年後の惑星エササニの多次元的存在>

・「ワクワクする気持ち、情熱に従って生きる」とは、学んで身につけることができるひとつのスキル、能力です。 

<エネルギーの中から変化が起こり、第二の天性へ>

・みなさんの根本的なエネルギーを変化させると、実際に肉体にも変化を起こすことになります。

まずはスピリットとしての「電磁的なエネルギーの波動」が変わります。

<「大いなるすべて」と調和した波動で生きる>

「情熱に従って生きる」とは、つまり「本来の自分自身の波動で生きる」ということです。

・皆さんがもっともワクワクすること、魅かれるもの、もっとも情熱を感じること、それらはすべて「自分自身でいる」という人生の目的の「表現」なのです。

<光と闇の原則>

<光と闇の中に必ずある「選択の自由」>

<「闇を無条件に愛する」>

・みなさんは闇―対立や葛藤、痛み、苦しみ、怖れなどーを経験することを怖れますが、実はみなさんは自分が望むだけの暗闇を経験することを、光によって許容されているのです。

それは、光は知っているからです。

「対照となる闇が存在しなければ、誰も光を光として認識できない」ということを・・・。

ですから、光は闇を無条件に愛しています。

つまり、みなさんが闇を無条件に愛しているときには、闇を経験する必要がなくなるのです。

なぜなら、そのときあなたは闇をも光と同じように価値あるものとして扱っているからです。

・どれだけ暗い状況に見えたとしても、常に光とつながることができるのです。

・これは大きなパラドックス(逆説)ですが、「闇を無条件に愛する」ことは、「情熱に従って生きる」というスキルの中に含まれているのです。

<死に対する怖れを手放す。死ぬタイミングは自分で選択している。>

・みなさんは自分で選択したタイミングよりも早く死ぬことはありません。

・「情熱に従って生きていく」とは、つまり、「どんなときも本来の自分自身、“大いなるすべて”の波動と調和した波動でいようとすることなのだ」とわかるでしょう。そして、その波動でいるとき、もっともリスクが小さいのです。

<現実創造回路―「現実」はこうしてつくられている>

・みなさんは、ある現実を経験しているわけではなく、「無条件の愛の中に存在している」という唯一、「本当の現実」を、自分のフィルターを通して経験しているにすぎないからです。

<まず自分が、「笑う」>

・「現実」が笑うのを待ち続けないで、あなたがまず笑ってください。「現実」は鏡に映ったあなたの反映です。先に笑うことはできないのです。

<起きることはすべて自分の意識の一部>

<つらさは観念を見つけるチャンス、まずは受け入れる>

・「状況がどのように見えるか」という問題ではなく、「状況がどのように見えたとしても、自分はどう感じることを選択するか」という問題なのです。

『本音で生きよう』

いままで77年余り生きて来た私の反省

船井幸雄   ビジネス社   2010/9/10

<人類の歴史を今後についての現時点での私の仮説>

・しかし、数万年前からというのなら、私なりの仮説をつくれそうです。平和でのんびり暮らしていたと思える地球人のところへ、レプティリアン系の非常に優れた科学能力を持つ「知的種族」が乗り込んできたようです。

・宇宙には多くのレプティリアン系の知的種族がいたようですが、その大半は友好的かつ好意的な存在のようです。

・が、4万~5万年前くらいから、彼らは、地球人を支配しようという邪な考えにとりつかれたような気がします。地球人類と混血しましたが、実際の姿を地球人に見せなくなったようです。

・一方、地球人全体の歴史や個々人の発展のプロセスは、ニルバーナにあるアカシックレコードに数万年前から、創造主の意図を受けた地球人のアカシックレコード担当の神々によって記録されていて、それにしたがって地球や人類の進化が図られてきたのだと思えます。

・そして、今度こそは、地球人を完全支配するために(旧約)聖書を残し、その数千年後から自ら神と称し、お金というものをつくったり、フリーメーソンなど秘密結社の組織化などいろんなことをやったようです。創造主がこのようなことを許したのは、ムーやアトランティスにあった生け贄の儀式が「宇宙の理」に反するものであったからだと思います。

・そして、天災や人災はまだ多くあり、人類の大困難もあるでしょうが、早ければ2020年ごろまでに日本人の「有意の人」が中心となり、「フリーメーソンやイルミナティ派」も抱き込んで、彼らの知恵も活用になりそうだと読めます。

・たぶん、第3次世界大戦や第4次世界大戦や起きないでしょう。核戦争も起きないでしょう。ここまでは、私でも99.9%確信を持って話せそうです。

よほどの変わったことがない限り、人類は大本神論や日月神示にあるような「みろくの世」をつくれるのではないだろうか、と思っています。あと3000年~4000年くらいは創造主が地球人類を見守っていてくれそうです。我々は、まだそのようなレベルです。これはアカシックレコードから分かります。

 しかし、その頃は、アカシックレコードも不要になり、地球人類すべてが優良星人として宇宙の進歩に100%貢献できるようになるはずだ・・・・と思えて仕方がありません。以上が私の現時点での仮説です。

『未来を透視する』

ジョー・マクモニーグル  

ソフトバンククリエィティブ 2006/12/26

<遠い未来の日本>

<千年先の未来、三つの巨大都市を持つ島が太平洋上に見える>

・千年先のはるか遠い未来、三つの巨大都市を持つ島が太平洋上に見える。今日の日本からは大きく様変わりしているようだ、残っているのは、現在の国土のほぼ90%だけで、北海道の半分と九州のほぼまるごとは見当たらない。

・三つの都市はまるで水晶かガラスで出来ているようで、宝石のように日の光を浴びて多種多様な色を帯びている。都市と都市の間に広がる農業地帯は、山地にまで及び、ありとあらゆる種類の緑で覆われている。濃い紫色の海は穏やかそうで、海岸線に沿って白波が砕けているのも分かる。

・日本は未来の地球でも、すこぶる順調に繁栄しているという感じを強く受ける。もちろん、千年昔の日本がそうであったように、千年後の日本も今とは似ても似つかないだろう。しかし、日本の精神は脈々と息づいているし、今後も力強くありつづける。それが何より大事なことだ。現在の私たちが、塵に返ったあとも、日本文化は長期にわたって生き永がらえていくことだろう。

<千年後の地球、西暦3000年、都市>

・こうした都市を見る限り、世界人口は現在の6分の1くらいにまで減少しているようである。

・税金はなく、戦争もない。国際法廷の下した決定は、すべての人が尊重する。どうやら23世紀と24世紀に起きた大戦の名残りのようだ。

『世界現代怪異事典』

朝里樹    笠間書院  2020/6/22

・世界には、怪異や妖怪、妖精、怪物などと呼ばれる、不思議なものたちが跋扈しています。それらは人々の間で語られ、記録され、創作され、その国々の文化や宗教、娯楽などに多大な影響を与えてきました。そしてそれは、21世紀を迎えた現代でも変わりません。本書は、主に20世紀以降の時代を舞台に語られた、現時点では常識から外れていたり、明確にその実在が証明されていない存在や現象を集めた事典です。

<ピー・カープセン>

・タイに伝わる怪異。名前は土地の境の精霊を意味するとされ、大気中に存在し、山沿いや森の端、洞窟、水中、木の上などを自在に行き来するという。

<ピー・カモート>

・タイで語られる怪異。鬼火と訳されるピーで、大きな光の輪として現れる。夜中、水のあるところで揺らめいているとされ、近づくと消えて背後に現れるなどして旅人を惑わすが、それ以上の危害を加えることはないという。

<ピー・クマントーン>

・タイに伝わる怪異。子どもの姿をした精霊で、母親が胎内に子どもを宿したまま亡くなった際、その子どもがなるとされる。この精霊を招くことができると家や仕事を災難から守り、繁栄・繁盛させてくれると考えられている。

<ピー・ゴーンゴーイ>

・タイで語られる怪異。一本足のピーとされ、森林に出現する。どこに行くにも片足で跳んでいくといい、シューシューという声を出す。眠っている人間を見つけると足の親指のところから血を吸うとされる。

<ピー・サオ・トック・ナムマン>

・タイに伝わる怪異。樹液の滴る樹木に宿るとされている精霊で、この精霊がいる木を木材にして建造物を造ると祟られると言われている。

<ピー・ターイホーン>

・タイに伝わる怪異。変死者がピートなったものとされ、普通のピーが人を脅かしたり化かしたりするのがせいぜいなのに対し、人間の首の骨を直接折るほどの力を持つという。

<ピー・トゥアイゲーウ>

・タイに伝わる怪異。降霊術の一種で、辺りを漂う霊を呼び出し、質問に答えてもらう儀式とされる。

・高田胤臣著『亜細亜熱帯怪談』にある。同書でも指摘されているように日本のこっくりさんに類似した占いだが、西洋の降霊術が由来とされるこっくりさんと異なり、ピー・トゥアイゲーウは中国の扶箕(ふき)が元になっているという説があるようだ。

<ピー・ハー>

・タイに伝わる怪異。同国において妖怪や精霊などの総称であるピーの一種で、コレラをもたらすピーであるとされる。

<ピー・バーン・ピー・ルアン>

・タイに伝わる怪異。家の守り神とされる存在で、木に宿っていた精霊が、その木が材木となった後もそのまま宿り続けているとこの精霊に変化するという。

<ピー・バンパブルット>

・タイで語られる怪異。祖霊を意味する名前で、死んだ人間はピーとなり、どこへ行くともなく身内の家をさまよう。これがピー・バンパブルットだという。

<ピー・ブーム・バーン>

・タイに伝わる怪異。村落を守護する存在で、タイの人々は土地の開発や耕作の開始、収穫などの重要行事が行われる際、供え物を奉るための供養塔を建てる。そしてこれに棲むとされるピーやテワダーに加護を祈るが、こういった存在は土地を領知する存在として認識され、ピー・プーム・バーンと称されるのだという。

<ピー・プーム・ムアン>

・タイに伝わる怪異。国の守護神とされる存在で、国家や都市の守護者として祀られる。また、特に首都の守護者として語られる場合は、「プラ・プーム・ムアン・ルアン」と呼ばれるとされる。

<ピー・プラチャムクロープクルア>

・タイに伝えられる怪異。「身内霊」などと呼ばれる存在で、祖先の霊であるピー・バンパブルットたちが子々孫々からなる村を守る霊の一群となったものを指し、タイの北西地方に伝えられているという。

<ピー・プローン>

・タイに伝わる怪異。タイ北西地方で語られるピーで、夜中になるとゆらりゆらりと光を放ちながら現れ、好んで人肉や汚物を食うという。また人に乗り移る能力を持ち、ピー・プローンに唾液を吐きかけられた人間はピー・プローンになってしまうとされる。

<ピー・ペート>

・タイで語られる怪異。いわゆる餓鬼のことで、何種類もいるが、なかでも有名なのは針ほどの小さな口しか持たないピー・ペートであるという。

 このピー・ペートはその小さな口のために血や膿しか食すことができず、痩せている。背は高く、首は2メートルもの長さがあり、細長い舌を口から出して「キーキー、ヒューヒュー」と甲高い鳴き声を上げるという。

・餓鬼は仏教において語られる、六道のうち餓鬼道に落ちた亡者の成れの果てで、『正法念処経』などにおいては何十種類もの餓鬼が記されている。

<ピー・ポープ>

・タイで伝えられる怪異。「肝食らいのピー」と訳される通り、人の肝を食らう妖怪とされる。見た目は人間と変わらないが、人が誰かを呪うと、その人間の体内に入り込み、棲み着く。そこでその人間が食べた物を食らいながら、最終的には肝臓や腎臓などの臓器をことごとく食べてしまう。またピー・ポープに取り憑かれた人間は虚ろな目をして人を真っ直ぐ見なくなるため、すぐに分かる。

<ピー・ポーンカーン>

・タイで語られる怪異。猿の姿をしたピーで、尻尾が短く、常に上唇をめくり上げ、歯を見せているという。普段は動物たちが塩を舐める場所に生えている大木の上に棲んでいるが、眠っている人間を見つけると忍び寄って血を吸うのだとされる。

<ピー・ラン・グルオン>

・タイで語られる怪異。タイ南部で伝えられていたという妖怪で、一見人と変わらない姿をしているが、背中ががらんどうとなっている。そのため臓物がすべて見え、さらに体内には虫がうようよと這っている。

 このように気味が悪い姿をしたピーであるが、人に大きな危害は加えないという。

<プーケットの亡霊>

・タイで目撃される怪異。タイ南部にあるビーチリゾート、プーケットにおいて目撃される亡霊で、津波の犠牲者たちであるとされる。2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震による大津波がプーケットに押し寄せ、5000人以上が犠牲となった。それ以来、死んだことに気付かずビーチで遊ぶ観光客の白人たちの声が聞こえる、亡くなった友人が目の前に現れた、といった怪談が囁かれるようになったという。

 高田胤臣著『亜細亜熱帯怪談』にある。日本でも東日本大震災の後、津波の被災地で度々亡霊が目撃されるというということがあった。多数の死者が発生した現場では、地域にかかわらず怪談が語られるのだろう。

<ブラックレディー>

・フィリピンで語られる怪異。その名の通り黒い女性の姿をした怪異で、セブ島でよく目撃されるという。基本的に悪霊、もしくは魔女だと考えられているという。

<プレート>

・タイで語られる怪異。プレートとはすなわち餓鬼のことで、背が異様に高く、あばら骨が浮き出るほどの痩身で、首は長く、肌はどす黒い。口は針のように細く、食べ物を食べることも言葉を発することもできない。

<ペッブリー通りガス爆発事故の幽霊>

・タイで目撃される怪異。1990年にバンコクのペッブリー通りで発生した交通事故に起因する怪異譚で、この事故で犠牲になった人々の霊が、道行く人々を下から引っ張るのだという。

<ホテル〇の亡霊>

・タイで語られる怪異。バンコクの歓楽街、ナナにあるという「ホテル〇」は心霊スポットとしても有名で、何度も幽霊が目撃されている。

<ホワイトレディー>

・フィリピンで語られる怪異。同国全土に出現する幽霊で、白いドレスを着た髪の長い女だという。それ以外の姿は地域によって異なり、顔のパーツがないのっぺらぼうのようだったり、鋭い眼光で睨みつけてきたりする。その正体に関しても様々な説があり、殺された女の幽霊である、交通事故の犠牲者である、などとされる。

<マナナンガル>

・フィリピンのシキホル島に伝わる魔女。昼間は女性の姿をしているが、夜になると正体を現し、上半身を下半身から切り離して蝙蝠のような翼を生やし、飛び回るという。人間の赤子の血を好み、長い舌でその血を吸ってしまうと言われている。

<真夜中の軍歌>

・台湾で語られる怪異。ある小学校では、夜の12時になるとすべての明かりを消すがそうすると四方から日本の軍歌が流れ、深夜2時になると聞こえなくなる。そのためこの時間学校に近づく者はいないという。

<ミゲー>

・ブータンで語られる怪異。いわゆる雪男で、体の大きさは人間の倍以上あり、全身が毛で覆われているという。またその体からはひどい悪臭がするとされる。

 ブータンには怪我をして尼僧に助けられたミゲーの話や、山でミゲーと遭遇した男が、ミゲーがタバコを吸う様子を真似し始めたため、火縄銃を吸わせて弾を発射し、退治した話などが残る。また現在でもひどい吹雪の日には、ミゲーが里に下りてくると信じられているという。

<ミルゴラ>

・ブータンで語られる怪異。ヒマラヤの深い森に棲む人間によく似た生き物だが、手は長く、体は毛に覆われているとされる。昼に森で人々が作業をすると夜になってから出現し、昼間人間が行っていたことをそっくり真似するという。

<ムノチュウ>

・インドに現れる怪物、亀もしくはフットボールに似ていると形容される謎の物体で、人間に遭遇すると襲い掛かり、口元に爪を立てて肉を引きちぎるという。

 並木伸一郎著『未確認動物UMA』によれば、2002年6月から7月にかけて目撃されたという。また、目撃者の証言では全身から光を放っていたとされ、生物ではなく機械だと語った被害者もいたようだ。

<メー・ジェラマニー>

・タイで語られる怪異。同国の首都、バンコクにあるモルタルの柱に宿る女性の精霊で、樹液や油の滴る樹木や柱に宿る精霊、ピー・サオ・トック・ナムマンの一種と考えられている。

<メーナーク>

・タイで語られる怪異。同国では誰もが知る怪談『メーナーク・プラカノン』に登場する悪霊で、1870年前後に実際にあった事件に登場する存在として信じられている。

・高田胤臣著『亜細亜熱帯怪談』にある。同書によれば、この物語は映画にもなっており、タイで大ヒットを記録したという。

<モンキーマン>

・インドの首都、ニューデリーに出現得したという怪異。上半身が黒い体毛の猿、下半身が人間と言うような姿をした怪物で、体から赤や青の光を放つという。体長は1メートル40~60センチほどと人間に近く、鋭い爪で人を襲うとされる。

 2001年4月、モンキーマンは夜のニューデリーに現れ、連日現地のメディアを騒がせたという。また、地元では猿型のロボットが正体である、という噂も語られていたようだ。しかし次第に目撃者は減少し、いつの間にか事件は沈静化したという。

<モンキーメン>

・ビルマ(現ミャンマー)に現れたという怪物。メコン河付近の密林に出現したとされ、身の丈3メートル以上、カーキ色の体毛を生やしており、赤ん坊の泣き声のような声を上げるという。

<野人>

・中国で語られる怪異。中国語で「イエレン」と発音する。人間に近い体格で二足歩行をする猿のような動物で、湖北省神農架地区で目撃されたものが有名。この地区では野人の目撃が多発しているほか、よく足跡が発見されるという。また1950年代には、野人に攫われた女性が村に帰ってきて、野人の子どもを産んだ、とされる事件が起きている。この子どもは「猴娃(こうあ)」と呼ばれ、出生時から全身に体毛が生えていたという。また成長するにつれ頭部が小さく、三本の隆起がある、腰を曲げた独特の姿勢で歩く、といった特徴が見られるようになった。猴娃

は1998年に病死したが、生前その姿が映像に記録されている。

・1940年頃には既に目撃情報があるという。また、猿人のような姿をした妖怪は中国に古くから伝わっており、実吉達郎著、『中国妖怪人物事典』によれば、紀元前4世紀から紀元前3世紀頃に書かれた『山海経』には、人のように歩く猿のような妖怪「猩猩(しょうじょう)」について記されているという。また16世紀には女性を攫う猿の怪として「玃猿(かくえん)」という妖怪が『本草綱目』に記されている。この猿が女性を攫うのは子を産ませるためで、子を産むと元の家に帰すものだと考えられており、先に書いた猴娃の事例と似ており、『中国妖怪人物事典』でも野人や野女の話が玃や「しゅう(人間の男を攫って子を産む猿の妖怪)」と類似していることが指摘されている。

<スタウルの巨人>

・オーストラリアに伝わる怪異。体長2メートル50センチほどの巨大な恐ろしい人間の姿をしており、鉱山の町スタウルに出現する。主に民家の庭や台所に出現し、1970年代だけでも10もの家族がこれを恐れて土地から逃げ出したという。

<アフリマン>

・主にヨーロッパで語られる怪異。悪魔の一種で、元はゾロアスター教におけるアンラ・マンユ(アーリマン)のことであるが、19世紀から20世紀にかけての哲学者、人智学者であるルドルフ・シュタイナーによってルシファーと対立するデーモンとして語られた。嘘の王、闇の支配者、亡霊じみた地上の君主などと形容され、人間に霊的なものではなく、物質世界とそれに基づく肉体的欲望のみがもっとも重要であるという嘘を信じ込ませることが目的とされる。またシュタイナーは、このアフリマンはメフィストフェレスと同様の存在であるとも語っている。

<ウァーリング・ウィンパス>

・アメリカで語られた怪物。テネシー州のカンバーランド高原に棲み着いているとされ、その姿はゴリラに似ているが、体長は2メートル以上あるという。

・同書に登場する他の怪物たちと同じく、アメリカの開拓期に開拓に関わった人々が焚火を囲んで語ったというトール・テール(ほら話)に出てくる怪物のひとつと思われる。

<エイプマン>

・アメリカに現れたという怪物。カリフォルニア州のボレゴ・スプリングでハロルド・ランカスターという人物が埋宝を探すための試掘をしている際、彼に近づいてきたが、ピストルを空に向かって撃って威嚇したところ、逃げて行ったという。

 ジョン・A・キール著『不思議現象ファイル』によれば、1968年7月に目撃されたという。具体的な姿の描写はないが、名前から考えて猿、もしくは類人猿のような姿をしていたものと思われる。

<エディンボロ・モンスター>

・アメリカに現れたという怪物。ペンシルベニア州エディンボロ湖岸に現れたという、人とも獣ともつかないと形容される生き物で、2メートル70センチ以上の大きさであったという。

<ゴリラ沼>

・アメリカのミシガン州にあるという沼。その名前の由来は、巨大なゴリラが二足歩行で沼の周辺をうろついているのを目撃されたからだという。

<ジャギー>

・アメリカに現れた怪異。ウィスコンシン州の南部ウォルワース郡にあるプレイ街道という道に現れた獣人で、犬とも狼ともつかない顔をした、体長2メートルほどの毛むくじゃらの二足歩行をする怪物だという。全身は毛に覆われ、口は耳まで裂けて牙が覗き、目は赤く光っているという。

<シャドーピープル>

・アメリカをはじめとして世界各地に現れる怪異、その名の通り人の形をした影のような怪人で、出現の前兆としてポルターガイスト現象が起きたり、爆発音がしたりするなどとされる。

<セイラムの怨霊>

・アメリカで語られる怪異。マサチューセッツ州のセイラムでは、1692年3月に始まった一連の魔女裁判により200人近い人々が魔女として告発され、19人が処刑、他にも数人が獄死するなど、魔女裁判のために死亡している。

 そのため、セイラムは心霊スポットとして有名になっており、最初の犠牲者であるブリジェット・ビショップをはじめとした怨霊がそこかしこに出現するという。

<チュパカブラ>

・アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ブラジルなど、南北アメリカ大陸で目撃される怪物。1995年前後にプエルトリコに出現したのが最初の報告とされ、以降何度も出現している。

 その姿は体長約90センチ、頭部は卵形で、細長い手足と鋭い鉤爪を持つ。

・名前は「ヤギの血を吸うもの」を意味するスペイン語で、その名の通りヤギなどの家畜を襲い、牙や舌を突き刺して血を吸い尽くすとされる。

 異様に速いスピードで走ることができ、跳躍力もある。また翼を持ち、空を飛ぶチュパカブラの目撃例もある。

 その正体は遺伝子操作によって生まれたミュータント、宇宙人が連れてきた宇宙生物といったものがあるが、いまだ詳細は謎のままである。

<ドーバーデーモン>

・アメリカに出現した怪物。マサチューセッツ州のドーバーに出現したことからこの名前で呼ばれる。体長は1.2メートルほど、胴体と同じぐらい大きい頭部は瓜のような形をしており、オレンジや緑に光る眼、細い首と手足、ピンクかベージュ色の肌を持つ。鼻、口、耳はなく、体毛も生えていない。1977年4月21日に初めて目撃され、それがマスコミによって紹介されたことで全米に知られることとなったという。

 その正体は不明で、異次元からやってきた生物、宇宙生物などの説がある。

<ビッグフット>

・アメリカ及びカナダで目撃される怪物。巨大な足跡が残されていたことからこの名前が付けられた。またインディアンの間に伝わる「サスカッチ」の名で呼ばれることもある。

 体長は2メートル以上あるとされ、褐色もしくは灰色の毛に覆われた類人猿のような姿をしているという。1810年には既に目撃例が存在しており、その後も何度も目撃され、映像や写真に記録されているが、捕獲には至っていない。

<ヒツジ男>

・アメリカで目撃される怪人。カリフォルニア州ベンチュラのアリソン渓谷でよく目撃される。その名の通り灰色の体毛に覆われ、体長2メートルのがっしりとした体格をしており、角のある羊のような頭部を持つ。目は猫に酷似しており、1925年頃から出現している記録が残る。

<ブーガー>

・アメリカに出現したという怪物。アラバマ州クラントンの付近で目撃され、その姿は毛むくじゃらで背の高い類人猿のようであったという。象に似た声で鳴き、畑の作物を奪うなどしたとされる。

<ホロポーの類人猿>

・アメリカに現れたという怪物。フロリダ州のホロポー郊外にある牧場の主が目撃したという類人猿のような生き物で、身の丈1メートル50センチ以上、全身に毛が生えており、恰幅の良い体をしていたという。

・この類人猿のような怪物は1963年に現れ、さらに66年から68年にかけても同様の怪物が出現したという。

<モスマン>

・アメリカで語られる怪異。ウェストバージニア州ポイント・プレザント一帯に出現した謎の飛行生物で、巨大な鳥、もしくはその名の通り巨大な蛾を思わせる姿をしている。

 目は丸く、赤く光り、体色は灰色で、巨大な翼を持つ。体長は2メートル前後あり、翼を羽ばたかせることなくその巨体を垂直に上昇させ、自由に飛び回る。またモスマンが出現した時期に、この一帯では2メートル以上ある巨大なダチョウなど、怪鳥の目撃が多発した。また同時期には、空飛ぶ円盤が幾度も目撃されたという。

<モンスター・マン>

・アメリカに現れたという怪物。オハイオ州クリ-ヴランドにあるリヴァーサイド墓地近くのトンネルに棲み着いていたと考えられており、巨大な毛むくじゃらの人間のような姿であったという。

<藪のけだもの>

・アメリカに出現したという怪物。毛髪は緑色で、体は苔と泥に覆われた身の丈2メートル以上の人型の生物であったという。

 ジョン・A・キール著『不思議現象ファイル』によれば、1966年7月、少女によって目撃され、報告されたという。

<ヤンクトンの怪物>

・アメリカに現れたという怪物。オレゴン州ヤンクトンでは、毛むくじゃらの人型生物が多数目撃されており、走行中のトラックと並行して走ったり、タクシーを覗き見たりしたのだという。

・この怪物たちは1926年に目撃されており、この年には付近一帯の子どもたちの不可解な行方不明事件も発生したという。

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