ウクライナは独立したとはいえ、西欧に接近する西部とロシアとの関係を重視する東部が分裂気味に共存した国家となり、それが今日のクリミア・東部紛争を誘う導火線となったのである。(10)
『地球人は科学的に創造された』
クロード・ボリロン・ラエル ラエリアン・ムーブメント e-book
<エロヒムと名乗る人々は遺伝子工学とDNA合成技術を使って人類を含む地球上の全生命を実験室で科学的にデザインし創造しました>
・若いカーレーサーだった「ラエル」にとっては、F1レースを制することが唯一のゴールでした。 27歳頃までには既に、フランス国内のメジャーなモータースポーツ雑誌の出版社を設立していました。 しかし、1973年12月13日に、彼の人生は180度、変わりました。 フランスのクレルモン・フェランの近くに位置する火山のクレータで、直径7メートルの、とても光沢のある、銀色の金属で出来たUFOが、音もなく移動して来るのを目撃したのです。 真実に光が当てられました。 ラエルは、人類の起源を明らかにする真実のメッセージを託されました。
・他の惑星よりやってきたエロヒムと名乗る人々は、遺伝子工学とDNA合成技術を使って、人類を含む地球上の全生命を、実験室で科学的にデザインし創造しました。彼らの生命創造の痕跡は、世界中の全ての古代宗教文献に残されています。その一例として、世界最古の無神論の宗教である聖書があげられます。というのは、古代ヘブライ語で書かれている聖書原典には、「エロヒム」という言葉が書かれていますが、これはのちに「神」と誤訳されてしまいました。この語源をたどると、「エロヒム」は「天空より飛来した人々」という意味になり、複数形の名詞になります。エロヒムはラエルに、この革命的な真実のメッセージの世界普及と、エロヒムを公式に地球に迎えるための大使館建設の使命を授けました。
<神も霊魂も存在しない>
・最初のメッセージで説明したように、神は存在せず、また明らかに霊魂も存在しません。死んだあとは、科学が何らかの介入をしない限りは、何も残らないのです。あなたもご存知のように、人間の各細胞には、その人を構成している肉体および知性に関する設計図が入っていて、その人の細胞1個から、死んだその人を再生することができます。
また、人間の体重は、死の瞬間に数グラム減ることが確認されていますが、実はこれは、生きている人間ならば誰でも持っているエネルギーが、死の瞬間に消滅することを意味しているにすぎません。ご存知のように、エネルギーにも物質と同じような重さがあるのです。
私たちは、無限に小さな世界にも知性を備え、有機的な身体を持った生命が存在することを発見しました。彼らが私たちと同じ程度に進歩した生物であり、私たちに匹敵する存在であることは証明済みで、まず間違いありません。
・従って、恒星や惑星は、あるひとつの巨大な存在の微粒子であることも発見しました。きっと、この巨大な存在は、他の星の群れを好奇の目で眺めているのです。また、無限に大きな生物の中の、無限に小さな部分に存在する生物やその同類が、非物質的な「神様」を信じていた時代もきっとあったでしょう。
・あらゆる物は、他のあらゆる物の中に存在していることを、あながたは十分に理解しなければなりません。今この瞬間にも、あなたの腕の中の1つの原子の中では、「神」や霊魂の存在を信じる世界や信じない世界が、何百万と生まれては死んでいっています。1000年という時の流れも、太陽が1個の原子にすぎないような巨大な存在にとっては、たった1歩を踏み出す時間でしかないのです。
・神や霊魂の存在を支持しようとする、いかなる議論も、宇宙が無限であることを考える時、その立脚点を失います。天国なるものが、宇宙のある特定の場所に存在することはあり得ません。というのも宇宙は無限なのですから、その中心もありません。無限大の存在と無限小の存在との宇宙の間では、質量の違いが大きすぎて、相対する時間の流れは全く違ったものとなっていますので、一切のコミュニケーションは成立し得ません。
『宇宙人遭遇への扉』
(リサ・ロイヤル&キース・ブリースト)(ネオ・デルフィ社) 2006/2
<琴座は地球が存在する銀河系宇宙の領域における、人間型生命体の発祥地である>
<銀河系宇宙共同体>
・エネルギーのレベル、あるいは物質のレベルで、地球の発展とかかわりを持つ、物質的および非物質的な宇宙人の各種族を指す。琴座の各種族、シリウス人、プレアデス人、ゼータ・レチクル人、オリオン人を始めとして、本書で述べられていない多数の宇宙人種が、銀河系宇宙の一族を構成している。
<ヒューマノイド>
・肉体的な特徴が地球人と似ている宇宙人を指す。ヒューマノイド(人間型宇宙人―地球人もこれに含まれる)の血統上の起源は琴座に求められる。
<琴座>
・地球上には事座に関する神話が古くから残されてきた。なかには琴座とプレアデス星団との関係について述べたものもある。琴座は地球が存在する銀河系宇宙の領域における、人間型生命体の発祥地である。シリウス人、オリオン人、地球人、プレアデス人、ベガ人、ゼータ・レチクル人、ケンタウルス人、アルタイル人を含むさまざまな宇宙人は、すべて琴座で発生した種族の子孫である。
<ベガ>
・琴座の一等星で、琴座にありながらその中のどの星系よりも距離的には地球に近い。琴座の中で、統一性がある独自の文明を形成した最初の星の一つである。アルタイル、ケンタウルス、シリウス、オリオンなどを始めとして、ベガ人が人種の創成や入植を行った星系は多数ある。
<アストラル・プロジェクション>
・「星気体の投射」の意。西洋神秘学によれば、「星気体」(アストラル体)とは、肉体よりも精妙な周波数からなり、通常は肉体と重なり合って存在する「身体」のことである。ある種の人々は意志の力によって、この「身体」を外部に投射でき、通常の感覚を保ったままで、これを通して旅をすることができる。
『何かが空を飛んでいる』
稲生平太郎 国書刊行会 2013/11/25
<異界の言葉―テオドール・フルールノワ『インドから火星へ』>
・たとえば、1895年夏には、アメリカの霊媒スミード夫人の許に、死者の霊を通して火星の住民に関する啓示が届いた。いっぽう、それを少し遡る1894年暮れ、大西洋を隔てたスイス、レマン湖畔でも、カトリーヌ・ミュレルという名の女性が、火星からの詳細な通信を受けはじめた・・・。
・そして彼が1894年に出会った霊媒こそカトリーヌ・ミュレルにほかならず、フル-ルノワは以降5年に及ぶ詳細な研究を経て、その成果を『インドから火星へ』として世に問うたのである。
・ミュレルは当時30代前半で昼間はジュネーヴの大きな商店に勤務していた。彼女のプライヴァシーを考慮して『インドから火星へ』ではエレーヌ・スミスなる仮名が用いられており、今ではその名前のほうで知られているから、ここでも以下彼女をエレーヌと呼ぶことにしよう。
・霊媒としてのエレーヌを特徴づけているのは、ひとえに彼女―もしくは彼女に憑依する霊たちーの紡ぎ出す『物語』に他ならない。それは簡単にいえば、長大な転生譚である。すなわち、彼女は15世紀にあってはインドの土豪シヴルーカの王妃、18世紀においてマリー・アントワネットであった。そして、彼女の指導霊レオポールトとは、実は仏国王妃の愛人、かのカリオストロであり、いっぽう、フルールノワ教授も観察者の位置にとどまることを許されず、シヴルーカの生まれ変わりの役を振り当てられた。容易に想像がつくように、フルールノワとエレーヌの間に、精神分析医と患者に発生する共感現象が起こっていたのは疑えない。
・そして、火星。彼女の霊魂は地球の軛を離れて火星にも転生したのであり、火星の住民、自然、風景などの描写がやがて交霊会の席上にもたらされるようになった。それはあるときは言葉によってであり、あるときは絵画によってである。
もちろん、こういった複数の生(フルールノワはこれらをそれぞれヒンドゥー物語群、王妃物語群、火星物語群と呼ぶ)をめぐる通信は、エレーヌとその信奉者にとっては紛れもない事実としてうけとめられた。
<私を涅槃に連れていって>
・そういうわけで、本章では、空飛ぶ円盤の世界のなかでも最もいかがわしく、かつ生臭いUFOカルトに焦点をあてることにしよう。
・UFOカルト、あるいは宇宙人カルトという言葉は、普通の人にはおそらく馴染みがないでしょう。ただし、実際には、円盤をめぐる運動のなかではこれが社会的にも最も影響力が強いんだよね。ともかく、具体的な例からまず挙げてみようか。
・たとえば、1980年に発足した「日本ラエリアン・ムーブメント」-この団体はフリーセックスを教義のひとつとしているためにマスコミで騒がれたりしたが、本質的には、世界中に数多ある典型的なUFOカルトのひとつである。「教祖」はクロード・ボリロン・ラエルと名乗るフランス人で、彼は1973年にUFOに乗ってきた宇宙人と接触、宇宙人と人類についての「真理」を告げられて、「ラエリアン・ムーヴメント」を興し、現在、日本を含めて世界中で約3万人の信者を従えている。
・ラエルによれば、人類を地球上に創造したのは彼方から飛来した宇宙人たち(エロヒムと呼ばれる)であり、聖書とはその事実を記述したものに他ならない。2万5千年前の創造以来人類を見守ってきた宇宙人たちは、現在ラエルを自分たちのメッセンジャーとして用いているのだが、破滅に瀕した世界を救うためにはエロヒムを地球に再度迎え入れねばならない・・・。
どっかで聞いたような話のような気がしますが、実はそのとおりで、基本的には昔からある話です。陽の下に新しきものなしって言うけれど、僕たち人間は大昔から同じ話に聞きほれてきて飽きない動物なんだ。
・こうして熱狂的なコンタクティ・ブームが始まり、彼らの周囲に集まった人々はカルトを形成して、UFOカルトの第一次黄金時代が現出したのである。外来文明の受容の素早さには定評のある我が国にも昭和30年代全般にこのブームは波及、イギリスのコンタクティ、ジョージ・キングの創設したカルトの日本支部があっという間にできているし、「宇宙友好協会(CBA)」という世界に誇るべき(?)カルトも形成された。CBAはその行動性、熱狂性で群を抜いており、地軸がもうすぐ傾いて世界は破滅、異星人の宇宙船に乗っけてもらって助かるんだという「教義」のゆえに、悲喜劇が展開することとなった。
・なお、三島由紀夫の怪作『美しい星』は、CBAのことを知らないと理解できない部分が多いので要注意。そうそう、CBAといえば、僕には個人的な思い出がある。僕が70年代の円盤ムーヴメントに足を突っ込んでたことは話したよね。で、その頃CBAなんて幻の団体というか、とっくの昔に潰れてると最初思ったんだけれど、ところがどっこい、円盤の裏の世界で依然として精力的な活動を続けているのを目撃して、驚いてしまった。このへん、ほんまにやばいような気もするので、詳しく語るのはやめにしよう。
『口語訳・遠野物語』
(柳田國男) (河出書房新社) 1992/7
<さらわれた娘(上郷村)>
上郷村の民家の娘が、栗を拾いに山に入ったまま、とうとう帰って来ないことがありました。いくら待っても待っても帰ってこないものですから、家の人たちもついに諦めてしまいました。しかたなく、かわいい娘がいつもしていた枕を娘の身代わりにして、泣く泣く葬式を出しました。そして、いつの間にか2、3年たってしまいました。
ところがある日、同じ村の人が猟をしに古葉山の中腹に入ったときのことです。遠くからは気がつきませんが、大きな岩がおおいかぶさって、その下が洞窟のようになったところで、思いがけず、この娘とばったり出会ったのです。
二人は互いにびっくりして、しばらくは声も出ませんでした。が、猟師が尋ねました。
「ほだら、おめえはなにしてこんたな山の中にいるんだべ・・・・」
「栗拾いに山の中に入ったところ、とってもおっかない人にさらわれで、気がついだら、こんなどこにいたったのす。なんども逃げて帰りたいと思ったども、少しもすきを見せない人だから・・・」と、娘は青い顔で答えます。
「それでは、そのおっかない人って、どんたな人なんだべ」と猟師がたずねますと、「私には、普通の人間と変わりなく見えるどもなす。ただ、背丈はとても高くて、眼がきつくて、恐ろしいときがあるのす。私は子供を何人も生んだども『この子供は、おれに似てないから、おれの子ではない』と言って、どごさか連れでがれでしまったのす。まんず、食うんだが、殺すんだがわがんねども・・・」
「その人は、ほんとうに、おらと同じ人間なんだべが・・・」と猟師がかさねて尋ねますと、「着ている着物などを見ても、普通の人と変わりねえども・・・。そういえば、眼の色が違っているなす。市日と市日の間に、1回か2回、同じような大きな人たちが、4、5人集まって来て、なにが、べらくら話をして、どごさか出かけるようだっけなす。食物など、外から持ってくるどごをみれば、町にも出かけるんでねえすか」と娘が言ったあと、「あや、こんなごどいっているうちにも、あの人、帰って来るかもしれぬ・・・」と、おびえたようすで、あたりをきょろきょろ見回し始めました。
この猟師も急に恐ろしくなり、あわてて逃げ帰ったということです。いまから、せいぜい20年くらい前のことだと思われます。
<人さらい>
遠野の里に住む人々の子女で、異人にさらわれていく人は、毎年多くありました。ことに女の人に多かったということです。
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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■
(2022/5/15)
・地政学リスクは経済と密接に関係し、金融市場、株式市場、石油価格、穀物価格等が大きくインパクトを受けます。ロシアのウクライナ侵攻によって、「地政学リスク」は、最高潮に達しているといわれます。
ウクライナは有数の穀物の輸出国であるため、黒海が機雷で封鎖され、世界の小麦価格が上がっているそうです。ウクライナでは農地に地雷をバラまかれたり、農作物やコンバインが持ち去られたりしていると報道されています。農作業が例年通りにできずに、穀物の輸出が妨害を受けて、世界で小麦の価格が上がり、パンの価格も倍になっていると報道されています。
・『読売新聞』オンライン(2022/3/15)によりますと、
「有数の穀物輸出国ウクライナ、ロシア軍の阻害で黒海経由ルート使えず…世界供給縮小の懸念」
【クラクフ(ポーランド南部)=笹子美奈子】
「ロシア軍の侵攻を受けたウクライナで食料事情が悪化している。国連の世界食糧計画(WFP)が国境からの食料輸送を試みているが、各地への到達が難しい状況だ。また、ウクライナの穀物輸出が滞り、世界の穀物供給が縮小する懸念も出ている。
ロシアの穀物封鎖で「とんでもない事態」「世界的な危機」…黒海の港封鎖・機雷敷設
ウクライナ国内では、ロシア軍に包囲されている南東部の港湾都市マリウポリで物流が寸断され、住民に水や食料が行き渡らなくなっている。WFPなどによると、中部や西部の一部の地域ではサプライチェーン(供給網)が機能しており、食料を小売店で入手することが可能だ。しかし、戦火は中西部にも拡大しつつあり、予断を許さない」と報道されています。
・日本国内でもウクライナへの支援活動やさまざまな動きが報道されています。アメリカの精密誘導兵器がロシア軍に打撃を与えていると指摘されています。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本でも防衛力の増強に関する議論が雑誌によくでるようになりました。
たとえば、陸上自衛隊の要員にしても自衛官の絶対数が足らないと指摘されています。陸上自衛隊の隊員60万人、予備自衛官40万人、地域警備隊の民兵を200万人に増強すべきだというのです。徴兵制を採用すべきだとか、核兵器のシェアリングや核兵器の保有をすべきだと有識者が、はっきりとタカ派的な見解を述べています。従来にはなかった見解が増えています。
そのような有識者の見解を実際の防衛政策に反映していくべきだと記載されています。現実に「核の恫喝」を受けているのに「平和ボケ」の人々が非常に多いと頻繁に指摘されています。また、「ロシア自滅説」を唱える有識者もいるそうです。
・著者は、「ロシアもウクライナの政変は米国が誘導した違法なクーデターであるとして、強硬姿勢を崩すことはなかった。それは「21世紀の新冷戦」という、新たな地政学リスクを産み落とすことになる」、地政学のブラック・スワンとして「仮にプーチン大統領が表舞台から去るような事態になれば、強いリーダー不在のロシアへの不安が、資本市場に渦巻く可能性もある」、「1998年に破綻したロシア経済の復興、そしてクリミア編入やウクライナ東部への武力支援、およびシリア内戦や対IS攻撃のイニシアティブ姿勢は、ロシア国民のプーチン礼賛の基本的要因である」、「ウクライナ問題は、そもそも米国が引き起こしたクーデターであるとの理解が同国内では一般的である」、「ウクライナは独立したとはいえ、西欧に接近する西部とロシアとの関係を重視する東部が分裂気味に共存した国家となり、それが今日のクリミア・東部紛争を誘う導火線となったのである」と主張しています。
・ヤフーニュース(2022/5/15)には、
「「人類史上、最後の戦争」ロシアは果たして核兵器を使うことができるのか 「1発で英国なくなる」国内で相次ぐ過激発言、大統領の攻撃命令に不服従の可能性も」という記事の中で、
「▽サルマト1発で… 4月28日放送のロシア国営テレビの政治討論番組「60分」で、ゲストとして招かれた極右民族主義政党「自由民主党」下院議員で、下院国防委員会第1副議長も務めたアレクセイ・ジュラブリョフ氏は、ウクライナに対して軍事支援している英国への核攻撃の可能性について触れ、4月に発射実験が成功した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」1発で「島国英国はなくなる」と発言した。サルマトは1発に10の核弾頭が搭載可能とされるロシア最大級のICBMだ」と記載されています。
ヨーロッパや世界中でウクライナ、ロシアに関するニュースや報道・評論は激増しているのでしょう。
著者はまた「今後の展開に関しては足元の状況の延長線上で演繹するには限界がある。資本市場の見通しに常に「想定外のシナリオ」が降りかかるように、地政学にも思いがけない展開が待ち伏せていることは疑いを入れない」と述べています。
沖縄本土復帰50年ですが、沖縄の復帰も「密約」があったという話もあり、ロシアのウクライナへの侵攻も、「事実は小説よりも奇なり」で、さまざまな「知る人ぞ知る」話があるのでしょう。
(2021/12/18)
・地政学の書籍はamazonでみると1000冊以上もあり、週刊誌でも取り上げられるほど、現在は地政学の「第二次ブーム」だそうです。現代の世界のニュースと世界の歴史は当然ながら、強い繋がりがあります。まして、現代では地政学では説明がつかないような気候問題や新型コロナウイルスのパンデミックについても人類を襲っています。異常気象で台風、大雨、干ばつ、ハリケーンも竜巻も巨大化、甚大化しているようです。
ところで地政学的な思考方法で世界の外交や政策は動いているのも興味深いものです。
「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」、「人類の歴史は平和な時代よりも戦争の時代が長かった」といわれます。戦争や戦闘も切れ目なく続いてきました。
「地政学、それはまず戦争をするのに役立つ」といわれます。第2次世界大戦も日本の戦争戦略の地政学的な敗北だったと語られています。
地政学的には海洋国家の日本は近隣の大陸国家に進出するべきではないと指摘されています。
ちなみにレミングというネズミの仲間は、「3、4年おきに大発生。森林から移動し、川や海に突入。泳ぐのが苦手なため、大量の個体はそこで力尽きてしまう。その様子は集団自殺の例として伝説となっている」といわれます。レミングのように人類も川や海に突入していっているのでしょうか。
・世界的に難民問題は深刻です。難民数は約8000万人といわれ、世界では1分間に17人が餓死、そのうち12人が子供といわれます。世界残酷物語は冷酷に続いています。
また米国では1100万人近い移民が不法滞在しており、そのうちの約800万人が就労しているそうです。米国内の全労働者の約5%を不法就労者が占めているといわれます。
ネ ット情報によると、(2013/8/19)「米司法統計局が発行した 2012年の先行データによると、2012年12月末での米国の受刑者の数は157万1013人。3年連続で減少しているものの、地方都市が運営する刑務所の受刑者数をあわせれば、かるく200万人は超えてしまう。つまり、世界全体の受刑者数の約25%を米国が占めていることになる」といわれます。つまり世界の受刑者の4分の1は米国におり「世界一の犯罪者王国」といわれます。不法移民者が犯罪に走る傾向も多いようです。アメリカの昔の明るいイメージも様々な社会的現象で、格差も大きくなり“銃社会”で安全ではなく住みやすいとは言えなくなっていると指摘されています。
・著者たちは「地政学とは、各国それぞれの歴史的な政治経験をたたき台にして、国益に沿って行われる対外研究から発展したものです。その研究事情と行動は世界史とつながっています。「今日の出来事=時事ニュース」は、世界史の延長線上にあるからです」、「ただし一方で現代の世界では、地政学的な発想だけでは解決が困難な問題も山積みしている。その代表格は気候変動問題であり、新型コロナウイルス感染症対策だろう」、「2015年に採択されたパリ協定では、その上昇を1.5度までに抑えることが盛り込まれた。もし2度まで上昇した場合、地球は私たちが住めない星になることが確実視されているからだ。ただし1.5度までに抑えるという目標すら、きわめてハードルが高いものである」、「また台湾で有事があった際にも、沖縄であれば、日本本土からよりはずっと早く駆けつけることができる。青島にある中国の北海艦隊や、寧波にある東海艦隊にもにらみを利かすことができる。軍事上極めて好立地であるといえるのだ」、「<世界の歴史は宗教戦争の歴史>世界は今も宗教を原因とする対立が数多く起きており、国際情勢を分析する際には「宗教」の視点が絶対に欠かせない」と主張しています。
(2021/1/20)
・世界で感染が拡大したり、医療崩壊の危機が懸念されたりして、東京オリンピック・パラリンピックについてもネガティブな有力者の発言がでてきているようです。
ヤフーニュース(2021/1/20)HUFFPOST
「東京オリンピック「中止プランを準備しているだろう」 元ロンドン大会組織委幹部が発言」
2012年ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会で副会長を務めたキース・ミルズ氏が東京オリンピック・パラリンピックについて「中止プランを準備していると思う」と発言したと、イギリスのBBCが報じている。BBCのラジオ番組に答えたといい、インターネットでも音声は19日に配信されている。 BBCの記事によると、ミルズ氏は「もし私が東京の組織委員会の立場にあったなら、中止プランを準備していると思います。そして(実際に)、東京の委員会は中止プランを準備していると私は思っています」と話したという。 また、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、開催は東京の状況だけが問題なのではなく、「十分な数の選手や国」が日本を訪れることができるかが課題だと指摘した」と報道されています。
どのような結果になるのか分かりませんが、普通の事業家なら選択肢ははっきりしているといわれます。
・「世界史で五輪中止は過去に5回、いずれも理由は戦争」と指摘されています。今は新型コロナウイルス感染症の戦争状態であり、1940年の日本が夏季五輪と冬季五輪を招致しましたが開催できずに終わった状況と似ています。
「歴史は繰り返す」といわれますが、皮肉なものです。カジノとか万博とか何かイベントを持ってこないと活性化しないというような戦略の練り直し、頭の切り替えが必要だといわれます。
東日本大震災が起きた2011年に、東京オリンピック・パラリンピックの招致活動を中止すべきだったといわれます。普通の政治家ならそうするといわれます。原発事故の深刻さを考慮すれば、オリンピックの招致中止は当然だともいわれます。
イベント戦略や外国人観光客の経済波及効果を重視しすぎているという批判もありましたが、費用対効果もこのパンデミックにより、崩壊したと思われます。一般観客がスポーツを見て楽しむ状況ではないといわれます。スポーツやその他のイベントの観客がアフターコロナにおいて戻って来るのかどうか?
思えば1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2020年の新型コロナ肺炎のパンデミックと日本国には縁起のないことが続きます。まるで疫病神に日本国が取り憑かれたようです。
・「地政学」については、ビジネス書や週刊誌でも取り上げられたりするようになり、軍事学の一部門というよりは、ビジネスマンの常識として見られるようになってきています。偶然が重なる世界の紛争や戦争も「地政学」で読み解けるといわれます。たとえば、北方領土にしてもロシアが返還しない地政学的な意味合いがあり、熱心に返還運動をしても無駄ということになるようです。シーパワーの日本も大陸に進出しランドパワーと戦争をしたことが、運の尽き目だったと指摘されています。現代でもランドパワーのいるリムランドや、ハートランドに進出することは大きなリスクを伴うといわれます。「後の祭り」でしょうか。「地政学、それはまず戦争をするのに役立つ」といわれます。
著者(奥山真司氏)は、「2020年現在、新型コロナウイルスの蔓延により世界中で未曽有の大混乱が起こっています。この混乱の背後で、アメリカと中国は世界の覇権をめぐって“新冷戦”ともいえる頂上決戦を行っている。地政学の理論では中国の外交は必ず失敗する」、「もうひとつ、かつての冷戦から、アメリカの動向として予測できるのが、「コスト・インポージング」という戦略です。これは、かつてのアメリカのカーター大統領が始めたもので、「相手国家が構造的にコストをかけざるを得ない部分のコストを増大させる」というもの」、「2020年初頭から一気に広まった新型コロナウイルスは、世界を大混乱におとしいれました。国際情勢において、第ニ次世界大戦並の影響があるといわれています」、「多くの日本人が思うよりも、国際政治での国家のふるまいは冷酷で残虐です。人々が、“自分たちに都合のいい平和”を求めるからこそ、絶えず争いが起こり、平和を求めること自体が、争いのタネにすらなっています」、「日本人は、決まりを遵守するのが当然と考えますが、実は世界ではそれは少数派。世界では、自国の権益を守るため、地政学的なメリットを優先するのが当たり前なのです」と主張しています。
(2020/11/4)
・パンデミック対策は「焦眉の急」であるといわれます。世界的なパンデミックも2波の収束の目処が立ちません。パンデミックで「便利な世界が不便な世界」に様変わりです。アメリカ大統領選挙もパンデミックで大きな影響をうけたようです。
フェルドマン氏は「コロナがもたらすのは、Digital Everything。何でもデジタルという世界です。もたらすと言うより、加速させると言うほうが正しいでしょう」と指摘されています。
「デジタルで災いを転じて福となす」ことが可能でしょうか。『強い者』が生き残るのではなく『適応性のある者』が生き残るという「最適者生存の法則」といわれるダーウィンの法則が機能するといわれます。
しかしながら、誰でもプログラマーの時代がくるとサイバー犯罪が近未来に急増するといわれます。
振り込め詐欺(特殊詐欺)にしても被害者が高齢者で被害額も多額ですが、犯人グループを一網打尽にできない警察捜査の劣化が窺えるといわれます。特殊詐欺が何年も続いているので私たち一般人は、警察の劣化が理解できません。家畜盗難等の外国人の犯罪にしても警察の対応が遅いと指摘されています。犯罪者のデータベースや国民のデータベースにAI(人工知能)を走らせると犯罪捜査は容易だといわれます。データベースの整備も必要だそうです。
大災害等の大異変や故障でコンピュータ機能が働くなると、ペーパーレスですと社会が機能しなくなるリスクがあるといわれます。
・大地震や大津波の対策は、東日本大震災により常識化しました。しかしながら、パンデミックの対策も十分ではなかったですし、生物化学兵器や核戦争の対策もタブー化しているといわれます。今回の新型コロナウイルスのパンデミックの発生は医療関係者の一部やごく少数の者が「予測」していたともいわれます。
「核兵器配備よりも先に、核シェルター整備を」と叫ぶ政治家がいないのも不思議な現象といわれます。「専守防衛ということなら世界常識の核シェルターの整備が優先事項となるべき」といわれます。
「脳天気(ノー天気)な核シェルターもグローバルスタンダードを適用すべきだ」といわれます。未来には核兵器が安上がりの兵器になるといわれます。「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。
「核戦争の時代は、国民皆兵的な“ボランティアの民兵”が必要だ」といわれます。「平和運動が核攻撃を招き寄せる」といわれ「日本列島を核攻撃で沈める」という恫喝も頻繁に現実に一般国民がうけています。
それこそ議員の海外視察旅行の目的を「核シェルター視察」とすればよいといわれます。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。それこそ税金の無駄遣いを禁止して、一つでも多くの核シェルターを作るべきだといわれます。
核シェルター装備率は「スイス100%、イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、イギリス67%、シンガポール54%で、日本は0.02%」と語られています。旧共産圏諸国は、「装備率」はかなり高いと指摘されています。「ソ連崩壊」前は、赤の広場ではソ連の戦略核ミサイルが列をなして行進していた時代でした。現代では「老朽化」が問題になっているそうです。
カジノ法よりも核シェルター法を優先すべきだったと指摘されています。スイスのように100%の核シェルターと国民皆兵的な総務省管轄の郷土防衛隊で備える必要があると指摘されます。5兆円という限られた防衛予算で、抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、費用対効果の点からも問題にされるそうです。
「“普通の国”ならば、自分も核兵器を持とうと考えます。また、それを当然とするのが現代の国際社会です」といわれました。周辺諸国では、核兵器や生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。生物化学兵器は「貧者の核兵器」といわれています。「新型コロナウイルスも細菌兵器である」という怪説もあるといわれます。
・斬新な「切り口」をもつような分析の「社会学」なのでしょうが、私たち一般人は、「社会学者」ではないのでよく分かりません。たとえば、「[カジノ法案] 収賄金を賭場の配当金として引き渡すシステムの導入。政治資金規正法の抜け道である」ということについても、単刀直入に述べられても、「カジノ」の問題や法案についても私たち一般人は、勉強不足で当然詳しくはありません。
ネット情報によると、2020/2/3「IR汚職事件 秋元議員 カジノのチップ代も負担させたか」と報じられています。
政治家や官僚のスキャンダルと失政の報道は、国民が不安を覚え、国民が恥をかくといわれます。パチンコ利権のようにカジノ利権もあるようです。今の時代、国民の血税のタックス・イーターが増殖しているのかもしれません。
・社会のメカニズムが複雑になっており、社会主義者や共産主義者からの分析、「切り口」なのかもしれませんが、大衆にはよく分からないといわれます。結局、勉強不足に行き着くようですが。どこまでがフィクションで、どこまでがナンフィクションなのか不明の分析のようです。壮大な仮説の体系なのかもしれません。「大衆は3S(スクリーン(映画娯楽)、スポーツ、セックス(性風俗))の大衆娯楽で政治を忘れさせよ」というシオンの議定書は「偽書」といわれますが、現代でも本質的な手法なのかもしれません。「愚民化思想・政策」も深刻化しているといわれます。原発事故も大きな問題を残しています。著者の分析見解は「原発事故」に関しても多く敷衍しています。
『続・ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』―16歳から始める思考者になるための社会学(秋嶋 亮(旧名・響堂雪乃) (著) 白馬社 )(2019/5/27)が出版されています。
当ブログがよく引用するように、「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが(異次元から)地球を支配している」といわれても私たち一般人は、理解できません。また「日本の知識人が欧米人を理解できないのはフリーメイソンを知らないからだ」そうです。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。
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