あなたの人生を導いてくれる天使、聖人、アセンディッド・マスター、世界中の神々と親しくなる方法は、少しも難しくありません。だれにでもできます。ただ、今までその習慣がなかっただけ。(2)

<バス・コル(ユダヤ教)>

「バス・コルの導きでかなうこと」

●歌がうまくなる ●未来の可能性を知る

「呼びかけ方」

・バス・コルを呼ぶときは、自分が何を創造したいのかをよく考えて、その願いを歌に乗せましょう。いつでも手を貸してくれます。

・バス・コルは「天国の声」や「声の天使」と呼ばれています。

・預言の天使でもありますので、なにか選択が必要になったときに呼びかければ、未来について深遠なアドバイスをさずけてくれるでしょう。ぜひ参考にしてください。

<ガザーディエル(ユダヤ教)>

「ガザーディエルの導きでかなうこと」

●新たな愛を見つける ●新たなキャリアを築く

「呼びかけ方」

・ガザーディエルに呼びかけるには、日の出がよく見えるところが最適です。昇る太陽に向かって、その光を顔に浴びながら、導きをお願いしましょう。

・ガザーディエルは東の天使で、「啓蒙者」とも呼ばれています。ユダヤ教では、日の出と日の入りをつかさどっていると言われています。純潔、再生、啓蒙を体現する存在で、助けを求める者はだれでも啓発し、新たなはじまりをもたらしてくれます。

・太陽が昇らない日はありません。それと同じように、ガザーディエルもいつも必ずそばにいてくれます。

<カブシエル(ユダヤ教)>

「カブシエルの導きでかなうこと」

●依存症を克服する ●自分を愛することを学ぶ

「呼びかけ方」

・きれいな紙に次のように3度書いてから、燃やすといいでしょう。

「カブシエルさま、どうかあなたの恵みで私を満たしてください」

・カブシエルは、天からの恵みの天使で、魔法のようにあっという間に問題を解決してくれることがよくあります。恵みをさずかる側の努力を必要としません。天の恵みとは、そんな風にもたらされるものなのです。カブシエルは天の恵みをだれにでも広い心でもたらしてくれます。また、依存症を克服したり、虐待的な関係から逃れたり、傷ついた心を癒したりする手助けもしてくれます。

 人生がつらい旅になるのか、楽しい旅になるのかは、あなたの選択にかかっています。

・カブシエルは魔法のような結果をもたらしてくれることが多いので、特に苦しい状況に陥ったときは、彼に呼びかけてみましょう。怖がらずに、カブシエルに考えや行動を導いてもらってください。

<ザカリエル(ユダヤ教)>

「ザカリエルの導きでかなうこと」

●家族との関係を円滑にする ●試験でいい成績をとる

「呼びかけ方」

・紫のキャンドルをともしてザカリエルの名前を呼び、次のように言いましょう。「ザカリエルさま、人生の恵みをいつも忘れずにいられるように導いてください」

<メタトロン>

「メタトロンの導きでかなうこと」

●みずからの魂とのつながりを深める ●あなたの祈りを天へ届ける

「呼びかけ方」

・「メタトロンさま、助けてください」と簡単に唱えるだけで、あなたの声を聞き入れてくれるでしょう。

・メタトロンは天国で一番背の高い天使で、非常に力強い存在です。メタトロンに関する伝説で有名なのは、悪だくみのすえに天国に足を踏み入れた、ふたりのエジプトの魔術師の話でしょう。ふたりを天国から追放しようと、大天使ミカエルとガブリエルが懸命になりましたが、魔術の前に力がおよびません。しかしこのメタトロンだけは、魔術師を追放することができたのです。

 メタトロンは、「天国の大使」や「救いの天使たちの王子」とも呼ばれています。

・人の命を維持する役目も担っていますが、信仰によっては死の天使だと考えられている場合もあります。早産で亡くなった子供をやさしく天へと導き、そこで新たに暮らしていけるように手助けする存在でもあり、それと同時に、子供を亡くした両親の悲しみをやわらげて心の支えとなります。

<ラクミエル(ユダヤ教)>

「ラクミエルの導きでかなうこと」

●安産 ●思春期や閉経期などの人生の折り目をおだやかに過ごす

「呼びかけ方」

・ラクミエルの好きな色は赤ですので、赤い紙に願いを書くと効果的です。

・ラクミエルは太古から存在する慈悲の天使で、その名前にも慈悲という意味があり、とても愛にあふれた心の持ち主です。出産のときにはぜひ彼を呼んでください。誕生や結婚など人生の折り目となる儀式の際に呼び出される天使で、東風の門を守る役割を担っています。

 レクミエルは、見込みがなくなった状況から助け出してくれる天使だとも言われています。何もかもうまくいかないと感じたときには、彼に呼びかけてみてください。創造的な解決策を見つけ出して、驚かせてくれるはずです。

<ドミエル(ユダヤ教)>

「ドミエルの導きでかなうこと」

●具体的な解決法を見つける ●逆境を楽しむ

「呼びかけ方」

・ドミエルに相談した問題を頭のなかでしばらく整理したら、北を向き、それを声に出して説明しましょう。

・ドミエルは「威厳の王子」とも呼ばれる優雅で格調高い天使で、あらゆるものに善を見出します。火・水・風・土の四大要素を支配していることから、地上とのつながりが強く、人間を深く理解しています。あなたに地に足の着いた安定感をもたらし、意思の正しい使い方を教えてくれるでしょう。同時に、天とのつながりを深める手助けもしてくれます。ドミエルは、夢の通訳者デュマと混同されることがよくあります。

 ドミエルはとても話しかけやすい存在で、いつも現実的で楽しい解決策を見つけ出してくれます。明るい天使ですので、人生を楽しんで笑うことを教えてくれますが、決して浮かれているわけではなくしっかりとしています。退屈な課題に取り組まないといけないときにも手助けしてくれますので、機会があるごとに呼びかけるといいでしょう。

<イスラフィル(イスラム教)>

「イスラフィルの導きでかなうこと」

●音楽的な才能をのばす ●感謝の心がもたらす力を実感する

「呼びかけ方」

・イスラフィルを呼びたいときは、まず「オーム」と唱えましょう。

・美しい天使イスラフィルは、天界の音楽を私たちに届けてくれます。最後の審判の日に笛を吹く役割も担っています。一説には、ムハンマドと3年間過ごして、彼を預言者の道へと導いた天使だと言われています。イスラフィルという名前には「燃やす者」という意味があり、心の足かせとなる思い込みを燃やして消し去ってくれます。イスラフィルは、人間をとても深く愛しています。苦難に耐える人々の姿を見て流した涙は、アラーの神が止めていなければ地上を洪水にしていただろうと伝えられています。

 イスラフィルは、あなたが曲を書いたり歌ったりするようにすすめてくれます。あなたも声に出して歌うと、気持ちが高らかになるでしょう。

<ハスマル(ユダヤ教)>

「ハスマルの導きでかなうこと」

●うまくいかないコミュニケーションの霧をすっきりと払う ●神聖な魂とつながる

「呼びかけ方」

・ハスマルの好きな色は、深いインディゴカラーです。

・ハスマルという名前には「原始の智恵」という意味があります。神の王座を守る天使で、口を開くと炎を放つと言われています。ハスマルがそばにいると、明るく神聖な白い光が見えます。その光は、魂が生と死の間にかかる幕を超えるときに、導きの光となると伝えられています。

・ハスマルは、ありきたりのできごとのなかに神聖さを見出す手助けをしてくれるでしょう。彼の言葉とともにあふれ出す炎は、どんな会話やコミュニケーションも重要なものなのだということを象徴しています。一度口に出したことは取り返しがつきません。いつも注意して言葉を選びましょう。怒りとともに発する言葉は、人をひどく傷つけます。話すときにはいつも愛を忘れずにいることが大切です。

<イェデュサン(ユダヤ教)>

「イェデュサンの導きでかなうこと」

●歌がうまくなる ●否定的な思いをなくす

「呼びかけ方」

・好きな音楽をかけて、大きな声で歌いましょう。

・イェデュサンはいつも夜になると、天使の聖歌隊のリードをとって感謝の讃美歌を歌っています。その歌声が流れると、人々の嫌悪感が消えはじめ、世界が愛で包みこまれます。「高らかな声の天使」と呼ばれています。愛の声はどんなに深く苦しむ魂も癒します。

 一説には、イェデュサンはもともと人間で、音楽主任だったとも言われています。とても敬虔な人生を送っていたため、亡くなったあとに天使となって、天国でも同じ仕事をまかされたと伝わっています。

<ラジエル(ユダヤ教)>

「ラジエルの導きでかなうこと」

●すばらしいアイデアを思いつく ●魂とつながる ●内なる智恵とつながる

「呼びかけ方」

・黄色いキャンドルをともして、次のように唱えましょう。「私を守ってくださるラジエルさま、どうか助けてください」

・ラジエルは、神と創造物とをへだてるベールの間に立っていることから、あらゆる存在とつながっていると考えられています。背が高く、全身から美しい黄色のオーラを放っています。

・『天使ラジエルの書』を記したと伝えられていて、その書には宇宙のあらゆる神秘がおさめられているといいます。『天使ラジエルの書』は中世に書かれたものだとも言われていますが、一説によれば、アダムがエデンの園から追放される前に、レジエルからアダムに贈ったものだそうです。いつもアダムを親身になって支えていた天使であることから、人間のための特別な守護天使だとも考えられています。

 ラジエルは天界の使者です。あなたに宇宙と共鳴する方法を教えてくれ、それによってあなたのなかに潜んでいた不思議な力を目覚めさせて、心の奥底の願いを実現できるように導いてくれるでしょう。

<ハドラニエル(ユダヤ教/グノーシス派)>

「ハドラニエルの導きでかなうこと」

●人間関係を豊かにする ●成功の秘訣を知る

「呼びかけ方」

・東に向かってゆっくりと深呼吸してから、白っぽいアイスブルーのキャンドルをともして、願いを話しましょう。

・ハドラニエルは天国の門を守る天使で、その名前には「神の威厳」という意味があります。あなたに無条件の永遠の愛を教えてくれ、心のなかにその意識を目覚めさせてくれます。

 とても背の高い天使で、神のメッセージを伝えるときには、その口から稲妻が光るといいます。一説にはモーセがトーラを受けとるために天へ昇ってきたとき、ハラドニエルはトーラを渡すことを強く拒んだと言われています。モーセは恐れから涙を流し、それを見ていた神が現れてハラドニエルを戒めました。その後、ハラドニエルはモーセの守護者となったということです。また、アダムに『天使ラジエルの書』を渡したのはハラドニエルだという説もあります。その書には、天使でさえも知る者が少ないと言われている宇宙の秘密がいくつも記されているということです。

・愛の目を通して世の中を見れば、あなたの選択は自然と幸せや、よろこびや、やすらぎを呼び込むようになるでしょう。批判の心を忘れれば、あなたを支えてくれるような人や状況を必ず引き寄せることができます。

<パシエル>

「パシエルの導きでかなうこと」

●豊かさへの扉を開く ●愚かさを克服する ●試験を受ける

「呼びかけ方」

・パシエルの好きな色は黄色です。黄色い紙に願いを書いたり、黄色いキャンドルをともしたりしましょう。

・パシエルという名前には「聞く者」という意味があります。パシエルはあなたの心や、天国の門や、恵みのつまった豊穣の角を開いてくれます。物忘れや愚かさの克服を手助けしてくれる天使でもありますので、世界の指導者たちは導いてほしいとお願いするのもいいでしょう。世界中の人々がみんな一緒になってお願いをすれば、大きな変化が起こるかもしれません。

・あなたの心の奥底にある夢はなんですか? パシエルなら、それを実現させてくれるはずです。ばかな夢など決してありません。あなたに実現可能だからこそ、今その夢を見ているのです。それを忘れないでください。

(2022/1/8)

『悪魔の嫌うこと』

大川隆法  幸福の科学   2020/5/9

 ・本書を甘く見てはいけない。仏教諸派が長大な漢文のお経で教えんとして、教えられなかったことが、この本一冊に簡潔に、現代語で語られているのである。

・2020年5月15日、全国公開予定の映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密―The Real Exorcist-』に合わせて、映画中にも出てくる「悪魔の嫌うこと」をまとめて、一冊の本として出すことにした。

 現在、中国発・巨大コロナ・パンデミックにより、全世界に感染者が数百万人、死者が十数万人以上出ている。現実には、この数字は幾何級数的に増えていくだろう。

・無神論・唯物論の信奉者にとっては、人は死ねばゴミになるだけだろう。しかし、現実は、自分だと思っている肉体自己の数十年の人生こそ、仮の姿で、魂は死後、天界か地獄界に赴くか、あるいは、この地上界に執着して地縛霊になるしかない。

・しかし、今、本仏としての仏陀が下生した。イエス・キリストに「天なる父」と呼ばれ、イスラム教では「アラー」とも呼ばれ、日本神道的には「天御祖神(あめのみおやがみ)」と呼ばれ、中国では「天帝」といわれた存在である。本名はエル・カンターレ。あなた方の主である。

 本書には、エル・カンターレの説く、悪魔の嫌う三カ条が明らかにされている。精読の上、繰り返してお読み頂きたい。その価値は無限で、国民全員に、そして、全世界の人々に読んでほしいと痛切に願っている。

<悪魔は現実に存在する>

・悪魔というと、昔話のようで、その存在を信じられない人も多いでしょう。今、白昼堂々と悪魔を論ずれば、少々、常識外れのように思われるかもしれません。

 しかし、人間の生きている、目に見え、耳に聞こえるこの世界を超えた、「実在世界」とも言うべき霊の世界には、悪魔は厳然として存在しています。

 その実在世界は、言ってみれば「心の世界」です。人の心のなかで描くことの可能なものが、すべて存在する世界です。

・悪魔という存在が、2千年前、3千年前、あるいは、それ以上の昔から現在まで連綿とあり続ける理由は、「人間の心のなかに、そのようなものを描くことが可能である」ということにあります。

 つまり、「人間の本質に付随する自由性が、破壊的な方向で実現したときに、その悪の極致として、悪魔なる存在が現れる」ということです。

<悪魔の発生原因>

・私が観察してきたところによると、悪魔の発生原因は、やはり、人間の持つ「自我」と、「自我の行使における自由」にあるようです。

・人がこの世に生まれてくるのは、個性を手に入れるためです。今世の人生で、現在の名前で呼ばれている個性を得るためなのです。

・しかし、「自分」というものを求めていく過程において、仏や神の心に反した自己像を求めたり、あるいは、自己を拡大していく過程において、他の人々の幸福追求の権利を害するような生き方をしたりしてしまう危険性があります。それが悪の発生原因といえるわけです。

<悪魔の嫌うこと➀――正直で嘘をつかない生き方>

<悪魔にとって、正直で嘘をつかない人は煙たい存在>

・悪魔の嫌がることを明確にすれば、それは、その反対である菩薩や如来、天使たちの生き方を目指す指針になり、とりもなおさず、「悟り」というものの持つ性質を表すことにもなるでしょう。

・悪魔が嫌う人とは、どのような人であるかというと、第一に、「正直な人」、「嘘をつかない人」です。

・したがって、悪魔と手を切りたければ、まず、嘘のない正直な生き方を目指すことです。

<「間違いを犯した」と気づいたら、そのつど反省すること>

・もし、嘘をついたり、自分を騙したり、人を騙したりするような生き方をしたときには、そのつど丁寧に反省することです。「いけないことをした」と反省することです。

<悪魔の嫌うこと②――コツコツと努力する勤勉な生き方>

<悪魔は「怠けたり、サボったりする仲間」を増やしたい>

・悪魔は、「勤勉な人」が嫌いです。「真面目に努力する人」、「人が見ていようと見ていまいと、コツコツと努力する人」、そういう人が嫌いなのです。

 悪魔は人の目をとても気にします。

・勤勉に、コツコツと、陰日向なく努力する人を、悪魔はとても嫌います。そういう勤勉な人は、「仏神から頂いた自分の一生を大事にしよう」としている人でもあるわけです。 

<コツコツと努力する真面目な人は後光が射している>

・悪魔たちは、「できれば、ぐずぐずし、ダラダラし、能率を下げたい。大事なことをしないで逃げたい。大事なことを避けたい。怠けたい」という気持ちに満ちています。

 これは「悪魔の」であるわけです。

・コツコツと努力する真面目な人は後光が射しているので、悪魔から見たら嫌で嫌でしょうがないのです。

<悪魔の嫌うこと③――明るく積極的な生き方>

<悪魔は、暗くて、じめじめした人が好き>

・一番目には、「悪魔は、正直で嘘がつけない人を嫌う」と述べました。二番目には、「悪魔は、勤勉な人、コツコツと努力するする人を嫌う」と述べました。

 三番目は何かというと、「明るく積極的な考え方をする人」、「どのような苦難や困難のなかにおいても、自分の可能性を見つけ出そうとする人」です。そういう心の傾向性を持つ人、常にそういう考え方をする人を、悪魔は嫌います。

<悪魔の正体と見破り方>

<「悪魔対策」が必要な理由>

・今、当会では、さまざまな活動をしていますけれども、救世運動ということを強く押し出していくと、必ず妨害が出てきます。そうした妨害の主役として、裏で活動しているのが、この悪魔という存在なのです。

<悪魔はどのような存在か>

<悪魔は、難所・急所を「ここぞとばかりに狙ってくる」>

・みなさんは、直接、悪魔と出会ったり、話をしたりしたことはあまりないかと思います。幸福の科学の信者であれば、公開霊言の映像等で、悪魔を呼び出して話をするところをご覧になったことはあるかもしれませんが、実にショッキングな存在です。

・釈尊は出家後、35歳のときに菩提樹の大木の下で魔を降し、大悟したはずなのに、仏伝を読むと、その後も人生の至るところに悪魔が現れてくるシーンがあります。すなわち、「釈尊は降魔をして悟りを開いたはずなのに、なぜ、一生の間、悪魔がつきまとっているのか」という疑問があるわけです。

・したがって、悪魔は、「完全な敵対者としてある」というよりも、ある意味においては、「“危険地帯”に入ったことを教えてくれるような存在である」と言えるでしょう。あるいは、「このままでは駄目だ」「何らかのイノベーションが必要である」ということを教えてくれている場合もあります。

<悪魔は、人間の持つ「欲望」を体現している>

・しかし、個々に見れば、誰か個人を狙って入ってくるので、それ自体は、やはり、悪質と言えば悪質で、嫌なものです。そういうときに、人間の持っている嫌なものが一気に出てくるようなところはあります。

 では、悪魔は、人間の持っているどんな性質を体現しているのでしょうか。

 そこには、まず、「欲望」というものが必ず存在しています。

<悪魔かどうかは「頭のよし悪し」だけでは決められない>

・それから、勘違いしやすいこととして、現代は高学歴社会であるため、「天使などの神様に近い人ほど頭がよく、下のほうの階層の人は頭が悪く、地獄へ行っている人はもっと頭が悪いのだろう」と思いがちかもしれませんが、そうとも言えない面があります。

 天使には頭のよい方が数多くいらっしゃいますが、悪魔もそれなりに頭がよいのです。それは、一種の“狡猾さ”も含めた頭のよさです。

<悪魔が狙ってくるポイント>

<「邪な心を持った権力者」は悪魔に狙われやすい>

・実は、頭のよい人にも悪魔は入りやすいのです。

 そういう人は、この世で出世したり、権力を持ったりしやすいパターンになるので、悪魔としては、「その人に入れば大きな力を持てる」とばかりに、もっと狙ってくるわけです。したがって、心に邪な部分があれば、入ってこられることがあります。

 キリスト教系の悪魔を描いた映画「オーメン」シリーズでは、主役に当たる悪魔の化身・ダミアンが、大きな財閥を乗っ取ってその長になるとともに、米国駐英大使になるなど、政界を駆け上っていこうとするところが出てきます。

<悪魔は、その人の「いちばん大事なもの」を狙ってくる>

・それから、もう一つ、悪魔の嫌なところは、その人の「いちばん大事なもの」を狙ってくること、担保に取ってくることが多いところです。それによって揺さぶりをかけてきます。

 何に対して揺さぶりをかけるかというと、「信仰心」に揺さぶりをかけてくるわけです。

・しかも、その人個人ではなく、その人の近場にいて、本人に影響を直接与えられる人のところに入ってきます。要するに、「家庭のなかの弱いところ」に揺さぶりをかけることがあるのです。

<悪魔に取り憑かれたときに聞こえてくる「声」>

・それから、日本では年間2万人を超える自殺者が出ています。自殺者の全員が全員、同じパターンとは言えないので、理由はいろいろあるかとは思いますが、悪魔に魅入られた人はそうとういるでしょう。

・ただ、私が今まで経験してきたことを統計的に見るかぎり、悪魔に取り憑かれたときに、向こうの霊力が強くて、こちらの主体的な判断、念力や意志などでは打ち返せない場合には、「殺してやる」とか「死ね」などというような声が聞こえてくるというケースがあまりにも多いのです。

・しかし、そういった声が聞こえる人は現実にいます。精神科のほうに行くと、そういう人はたくさんいて、病棟のなかに大勢“かくまって”いるはずです。また、刑務所に入っている人でも、おそらく、刑務所から一般社会に出ると、人を殺したくなる衝動が出てくることはあるのではないでしょうか。

・そうした場合、「魔が入った」などと言われますけれども、これは本当にそのとおりなのです。

 凶悪犯罪を犯すような人の場合と、人を殺したりする人の場合と、それ以外に、「死ね!」というかたちで声が聞こえてきて自分を殺す人の場合、つまり、自殺の場合には、やはり、かなり凶悪なものに取り憑かれているケースが多く、これを取り払うのは、そう簡単なことではありません。

<悪魔が「家族」のところに入りやすい理由>

・悪魔に取り憑かれた場合、心のなかに、そういったものを引き寄せる何かがあることは事実であるのですが、それだけではなく、やはり、何らかの間接的な目的があることも多いのです。

<「唯物論」の学者や僧侶にも、悪魔の手は忍び寄っている>

・さらに質の悪い人になると、脳の学者でありつつ、僧侶の資格も取り、伝統宗教の僧籍を持っていながら、「霊はない。あの世はない。そういうことを言うやつは、みんなインチキだ。詐欺だ」などと言って回っているのです。そういう人が世の中にはいて、本を書いたり、テレビに出たりしています。

 こんな人には、悪魔が入り放題でしょう。

<「傲慢さ」や「うぬぼれ」も悪魔が入ってくる入り口>

・もちろん、唯物論であっても医学部系や工学部系などでは役に立つようなところがずいぶんあるので、私は、それらを全部否定する気はありません。

・今まで幾度もなく悪魔と戦ってきましたが、いちばん難しかったのは、うぬぼれが強いタイプの人から悪魔を剥がすのは、かなり難しいのです。

謙虚な人の場合、悪魔を取るのは、それほど難しくありません。簡単に取れます。なぜなら、謙虚な人は、反省ができるからです。反省の習慣を持っている人であれば、悪魔を取ることができるのです。

 ところが、反省ができないタイプの人もいます。そういう人は、自我が非常に強いのですが、その自我の強さは「うぬぼれ」や「慢心」というものから来ています。そういうものから出ていることが多いのです。

<「強欲な人」や「怠け者」にも悪魔が入りやすい>

・また、強欲で、この世のいろいろなものを、すばやくパッと取っていく人がいます。会社であれば、「儲けになるものを、パッと取っていくような仕事をしている」、「ライバルを蹴落としたり、競合企業をぶっ潰したりしてでも勝っていこうとする」というタイプです。

 そういう人のなかには、やはり、“悪魔の入りやすい素質”が一部あると思います。

・要するに、マネーゲームのように巨額のお金を動かして、ウォールストリート型の商売をする者のなかにも、悪魔が入る余地があるわけです。

 そういう意味では、「頭がいい」とか、「金儲けがうまい」とかいうだけでは、必ずしも合理化できないものはあります。やはり、「強欲」というところにも、悪魔は非常に入りやすいので、この世的に見て優秀な人にも入れるのです。

・ただ、どちらかといえば怠け者と判定されるような者にも、悪魔が入りやすい気はあります。

<「悪魔祓い」に必要なもの>

<「エクソシズムが成功する条件」とは>

・結局、「悪魔祓い」、いわゆる「エクソシズム」は、信仰心がカチッと立っている場合には、だいたい成功します。悪魔は、たいてい取れるのです。

 幸福の科学には、「悪魔祓い」や「悪霊払い」「病気治し」など、いろいろな祈願等がありますが、精舎であろうと支部であろうと、エル・カンターレ信仰をきちっと持って、儀式や修法に則って祈願等をすれば、そうとうな効き目がありますし、実際に、悪魔や悪霊を引き剥がす力が出てきます。

<『仏説・正心法語』や『エル・カンターレへの祈り』の威力>

・なお、悪魔祓いは、信仰心のところがきちっと立っていれば、基本的に、『仏説・正心法語』や『エル・カンターレへの祈り』で十分に可能です。これで悪魔は耐えられないのです。

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