“荒くれ大王”と呼ばれた我らが大宇宙の創造主、セザナ神とは、魔王の顔と創造主、両方の顔を持つ「悪と善」を司る孤高の存在である。(1)
(2023/5/7)
『銀河史 【上】』
プレアデスの繁栄と衰退
先端技術研究機構 ヒカルランド 2023/4/11
・この銀河内で起こる戦争の勝敗は、その「人間の女神」を獲得するか否かで定まってしまうというシナリオがある。相手が強い弱いは無関係、女神を擁してその力を駆使したほうが勝ち。この法則は地球においても同様に働く。この銀河において、そもそも戦争とは、創造主が画策する「ザ・ゲーム」だったのである。
<はじめに>
・本書は、我々が属する天の川銀河系の主要な歴史を記したものである。
この大宇宙において、ここ地球は“聖地”として創造主や神々に守護されてきた星であり、そしてここに住む地球人もまた、創造主や神々に守護されてきた民族である。
・いま、地球人には、宇宙空間に出ていかなければならない時期が急迫している。
・いまから約2800万年前、我々の天の川銀河系に初めての人類が誕生し、本格的な文明の夜明けが訪れた。
動物(猿)から人間をつくり上げたのは「創造主」と、その派生意識体である「天体神」および「龍神」である。
・いまから52万年前、最初に文明を発達させた複数の銀河民族に対し、創造主は「銀河広域指定民族」の許可を与えて宇宙船の建造技術を伝授した。そこから銀河文明の歴史がスタートしたと言ってかまわないだろう。
天の川銀河系内に多数存在する人間をここでは宇宙人と呼ぶが、宇宙人達が学校で習う一般教養としての銀河史によれば、銀河文明の夜明けとも言える「銀河レムリア期」とは、最初に宇宙船を飛ばした52万年前から、プレアデス連合国が銀河連合を築き上げる48万年前までの約5万年間を指している。
<カシオペア戦争>
・天の川銀河史初期の二つの大きな戦争
・銀河ファラ王の誕生
・銀河の主人公民族と4人の女神
<青き昴>
・女神といえば、実在の人間ではなく「神様」を連想するところだが、ニーデのような「惑星上にいる女神」は創造主がつくった「人間」であり、一般的な人間の肉体を有している。一般女性との違いは、女神用の特別な遺伝子情報を組み込まれた美しい肉体を備えており、さらに創造主専用のボイス回線と直結していて、女神の言葉も想いもすべて創造主に直接伝わる仕組みになっていること。これは表現を変えれば、女神とは創造主のスパイであり、地上の工作員とも言える。
そもそも「人間の女神」はすべての惑星民族に平等に配布されているわけではなく、一つの銀河系にたった4人しかつくらない。
・創造主記録を調べてみると、現創造主下の銀河史において、これまで女神がいた星はたったの三つ、最初は牡牛座のα星(アルデバラン)、次はコップ座のβ星(ケウエグ)、そして最後が聖地・地球である。
・恒星アルデバランの第3惑星であるテニネの直径は1万6200キロメートル、地球の約1.35倍のサイズの惑星だった。惑星のサイズによって地表の生物の体のサイズも決まることから、テニネの動物も人間も、地球のそれと比較すると1.3培ほど大きい。テニネ人の平均身長は約2メートル20センチ以上で、これは地球人には驚くサイズだと思われる。コリー犬の大きさの猫にはビックリ仰天するだろう。
テニネ人といえば銀河系人類における「美貌の象徴」であった。男性も女性もまるで古代ギリシャの神像のごとき風貌をしており、創造主セザナ神が「美」の象徴民族としてテニネ人の遺伝子を後世の民族に利用していたほどである。これをプレアデス優化遺伝子と呼ぶ。
・“荒くれ大王”と呼ばれた我らが大宇宙の創造主、セザナ神とは、魔王の顔と創造主、両方の顔を持つ「悪と善」を司る孤高の存在である。彼は前宇宙から受け継ぐ唯一の人間遺伝子を持った生命(ソロジン)であり、その遺伝情報は大宇宙の全人類(全生物)の意識ベースに組み込まれている。
・プレアデスといえば、「愛」と「平和」と「共存」と「紳士淑女」といったイメージが定着しているが、それは、いまから2700万年前に創造主が直接言語を教えて大事に育ててきた民族であるからだ。
・時あたかも「青き昴」を呑み込もうとする暗雲がプレアデスに迫っていた。
敵であるカシオペア連合軍は、4000年前に起きた第一次カシオペア戦争において事実上の敗戦を喫したため、陣営を組み直し、虎視眈々と領土の挽回を狙い、今日まで戦争のための準備をしてきていた。
・第一次カシオペア戦争からの4000年間、表向きには、両連合国間に明白な決着はついていなかった。というのも前回の戦いではカシオペア側の一方的な譲歩退却で終わっていたためである。今回の戦争――のちに第二次カシオペア戦争と呼ばれるこの戦争こそ、両雄の軍配を決定する総力戦だった。
・その昔、カシオペア連合軍からの技術提供で宇宙船を開発できたプレアデス連合だったが、以来カシオペアの威圧的な態度や、高額な上納金には苦汁を舐めさせられた。
<壮絶な戦い>
・プレアデス連合軍は、アルデバランを中核とした半径300光年以内の近隣諸国の連合体であり、元々は重水素ガス採集の協同組合を原点として出発し、最初期のメンバー(第1位のメンバー)は「ニーフ星人」「ビーウベ星人」「ズエナ星人」「ヌアゼ星人」「リーケフ星人」「ニオイヨ星人」というアルデバランを加えた7カ国からスタートした連合国だった。
その後、プレアデス連合国からの技術援助を受けて、新たに連合に参加してきたのが第2位のメンバーである8カ国「ノーズエ星人」「バイヌ星人」「ヒアイア星人」「ズーエヌエ星人」「フイリ星人」「ヒエル星人」「ギエグオ星人」「ヘヌウエギ星人」というグループだった。
第一次カシオペア戦争ではこれらの14カ国とアルデバランが協力し合って戦争に勝利したことになる。
・プレアデス連合軍とカシオペア連合軍による因縁の戦いは、また同時に、銀河の二大勢力による「初代銀河ファラ王の王座」をかけた戦いであった。
ゆえに、如来のシヴァ神や、創造主のセザナ神がプレアデス連合軍またはカシオペア連合軍どちらかの肩をもつ(人間間の戦争に神力を発動する)とは思われがたく、人間の力のみで戦いに勝ったほうは神々一致で軍配を上げると考えられた。
<銀河ファラ王>
・プレアデス連合国はその後、カシオペア連合国(43民族)を属州化して新プレアデス連合王国を打ち立て、銀河系の5分の1に及ぶ民族を統一するに至った。
アルデバラン皇帝(第312代皇帝ネーゲ)は、創造主セザナ神からその功績が讃えられて「初代銀河ファラ王」の称号を授与され帝冠するに至った。
と同時に、プレアデス連合国は、聖地「地球」を守護する「聖地守備隊」の名誉も賜り、創造主のお膝元に直接軍隊を派遣することが許可された。
そしていまから48万2000年前、150機(6000人)のプレアデス艦隊が「地球」に飛来して、当時のムー大陸に最初に降り立った。
・そこで創造主はプレアデス・アルデバランで死亡した一般の霊魂体(5万人)を地球へ移籍させて、これらの者達を南米の訓練所で教育し、地球神や太陽神として神界に仕えさせる作業を行った。
太陽天使界の神々(ガブリエル神、ザハリエル神、ミカエル神など)も当時の神々であれば、また地球神(スゲ神やケゴ神)の帝釈天や大黒天や弁財天なども当時の神々であって、さらに地下神(チオ神「魔界神」)や迦楼羅(かるら)王(天狗【魔界の門番】)なども当時のプレアデスの神々だった。
プレアデスの聖地守備隊は48万2000年前から活動を開始し、そこから12万3000年前までの約36万年にわたり地球人の啓蒙教育に関わった。まさに地球人はプレアデスの神々によって育てられたといっても過言ではないのである。
<天秤座討伐>
・天の川銀河内を飛行するための条件
・生存したまま宇宙空間に出るために必要なこと
・本格的な宇宙時代をもたらした画期的技術の登場
<宇宙飛行の条件>
・地球ではほぼ知られていないことに、天の川銀河内を飛行する宇宙飛行士(銀河戦士)になるための銀河系内共通の条件がある。それは「実年齢が満32歳以上の男女で、銀河同会(解脱)を果たした者のみ」というものである。
<科学技術の発達>
・神々を介して創造主から伝授される科学情報、これは歴代の「人間王国の科学知識」であり、過去世(銀河史上における過去)の宇宙では実際に使用されてきた技術であるが、その啓示を受け取った今世の人類が、具体的にどう現実化していくのか、それが民族の命運を分ける鍵となる。
・このエンジンと半重力装置は、さまざまな乗り物に利用されることになり、おかげでテニネ社会が一変してしまう。つまり空を飛ぶ列車や自動車やオートバイの出現が、それまでの社会構造を大きく変えてしまったのである。
・エネルギー供給の面では、対電子チューブを活用した革命的な発明「小型発電器」の発明に結びついた。これは数百年もの長い寿命を誇る直流発電機である。このコンパクトな発電器は従来の電気概念を打ち破り、宇宙船のみならず、ありとあらゆる産業で活用された。
・これは多民族からみれば依怙贔屓とも思える特別伝授の話だが、いまから45万年前、小型発電器には困っていなかったプレアデスは、小物の電池やバッテリーなどの充電寿命には困っていた。そこでセザナ神が特別伝授したのが、いわゆる万年電池(電池寿命は約30年間)であるところの「天体発電器(AGS電池)」だった。
・創造主が保有する科学知識とは創造主自身が開発したものではなく、過去世の人間達が開発してきた科学知識の集大成を保管したものであり、それを民族機根の発達度にしたがって段階的に人類に教えているにすぎない。本を正せば、前宇宙の人間達が開発してきた伝統の知識であり、祖先の賜物である。早い話が今世の宇宙技術とは過去世のルネッサンス(復興再現)なのだ。そのように考えれば、いかにアンポンタンな地球人でも、祖先の真似ぐらいはできるのではないかと思われる。
<リブラ連合の平定>
・時は初代銀河ファラ王(ネーゲ)の時代から、彼の孫にあたる第3代銀河ファラ王(第314代アルデバラン皇帝ゲーオ)の時代に移る。
第二次カシオペア戦争後、着々と勢力を拡大していったプレアデス連合軍は、テニネ民族の哲学にのっとり、この天の川銀河を紳士的・民主的に統治すべく「新銀河連合」を名乗っていた。
この新銀河連合に属さず、独自にその活動を営む文明エリアが2カ所あった。天秤座のリブラ連合(22部族)と、小熊座(北極星)のポラリス連合(イーオイア連合17部族)である。
創造主セザナ神からは「これらの民族に対しても啓蒙誘導と技術提供をするように」との勅命を受けていた新銀河連合であったが、いささか反抗的なリブラ連合軍の行動に悩んでいた。
・会議から戻った特使の報告を聞いた銀河ファラ王ゲーオは、ヒオル如来(天照神)に相談した。「創造主セザナ神に、リベラ連合国が賛同しない旨を伝えてほしい」と。
しかし対するヒオル神の返答は「それは止めたほうがよい」という忠告だった。“荒くれの大王”セザナ神にそんな報告をしたら、いったい何をしでかすか見当もつかない。「いますぐ戦争だ」と言うに決まっている。それにリベラ連合内に肯定派が8カ国もあるのに、それを力でねじ潰すのは新銀河連合の汚名となり、長い目で見れば、それは得策ではない、というのが、ヒオル神の下した判断だった。
ところでプレアデス連合(新銀河連合)の特使の名は、アルデバラン人のグヒエラ=マウという。彼は非常に賢い男性であり、ヒオル神が推奨した人物であった。地球人でたとえれば三国志に登場する「諸葛孔明」のような人物で、その聡明さには定評があった。
・グヒエラ=マウの正式名称は「アモーガヒッディ・グヒエラ=マウ・ヘーイミギイ」、晩年に如来界解脱を果たした彼は小宇宙界に同会し、「不空成就如来」として神界に名を残した。不空成就とは「何事も漏らさずに確実にやり遂げる」の意味である。
<銀河開拓>
・プレアデス連合から銀河連合へ――その黄金期の始まり
・創造主特別区「龍神島」
・地球の運動寿命
・プレアデスから最も恩恵を受けた地球人
<神々のテリトリー>
・プレアデス連合(新銀河連合)が天秤座のリブラ連合を平定してから、天の川銀河系には、新銀河連合より他に、大規模な軍隊を有した攻撃的な連合国がいなくなった。そのためプレアデス連合は、単に「銀河連合」と呼ばれるようになる。
また連動するように神界の様相も変わりはじめた。プレアデス系の神々が神界の上位支配権をとりはじめ、下位の神々が勝手な行動をとらないように統制を強めていった。
・創造主セザナ神にとっても、銀河の安定がなければ、新体制である“神々体制”を構築できず、また他銀河人類をゆっくり育てることもできないため、プレアデスによる天の川銀河の統一作業は願ってもない幸運であった。
創造主が受けもつテリトリーはたいへん広い。一つの宇宙にかかりきっている余裕はまったくない。セザナ神の担当するテリトリーである大宇宙(メシアA球)には14個の小宇宙が存在しており、つまり我々が住み、我々が“宇宙”と呼んでいるエリアとは、大宇宙の14分の1の大きさの小宇宙にすぎないのである。
一つの小宇宙(如来界)の内部には、複数の銀河団(菩薩界)が形成される。我々の小宇宙の内部には19個の銀河団が形成されている。プレアデス銀河連合が存在する我々の天の川銀河系は、乙女座銀河団の一つの銀河系にすぎないが、中央回線の本管が入力する聖地銀河系であり、創造主の人間創造作業は必ず聖地からスタートする決まりがある。したがって、天の川銀河系は、大宇宙人類の中でも最初に人類がつくられた場所であり、一番古い人間達がいる場所である。
・生命、その生命(人間)の意識がどこに同会しているかで、死後の行き場所が定まってしまう。人間が死ねば神になるが、優秀な生命であれば、その死後に天体磁場へ意識を転写されて天体神となる。たとえば生前に銀河系に同会している方は死後に銀河神(明王神)となり、またその上の銀河団に同会している方は菩薩神となり、さらにその上の小宇宙に同会している方は死後に如来神となる。
当然、円盤に乗って銀河空間を飛び回っていた方は、死後は最低でも銀河神(明王神)となる運命をたどる。
天体磁場は、小宇宙(如来界)も、銀河団(菩薩界)も、銀河系(明王界)も、太陽系(天使界)も、惑星系(天界)も、それぞれに12個の小磁界から構成されている。これは一つの界が12に分かれているということであり、たとえば同じ如来神でも、そこにランク差が生じるという意味になる。48万年前の当時、神の座には意識が入力されていない空座が多かった。
・ちなみに当時の神界の様子を述べると、トップの座である第12位(弥勒如来位)から、第11位(普賢王如来位)、第10位(阿弥陀如来位)、第9位(大日如来位)までは空座であり、第8位(天照如来位)にプレアデスのヒオル神、第7位(須佐王如来位)にベガのシヴァ神が、それぞれの在位に就いていた。無論、その後第6位(不空成就如来位)にはプレアデスのグヒエラ神が鎮座することになる。
・プレアデスのゆるぎなき繁栄の背後には、アルデバラン出身の神々の力が大きい。
なぜならアルデバラン民族の人間が死ねば、その生命はアルデバラン出身の神となる。人間が死んで選ばれて天体神に成仏すれば、神界というアストラル世界の業務を行うことができる。地上の人間は物質世界にいて物質しか操作することができないが、反対に神々はアストラル世界にいてアストラル物質を操作できる。宇宙空間での生命維持においてはアストラル界の影響するところが大きい。人間には神々が必要であり、神々が誘導してくれなければ気の利いたことは何もできない。人間が宇宙で活動するには神々の力がなければ何事も成し得ないようにこの宇宙はつくられている。
・龍神島の「出雲大社」と「伊勢神宮」は、創造主世界の構成と、その裾野である大宇宙の神界の構成を表現したものである。
大宇宙の聖地である地球、そして聖地の中の聖地である龍神島(日本国)の現在の「伊勢神宮」、その外宮(豊受)に祀られているのが多賀宮の弥勒如来(ミトラ神)、土宮の阿弥陀如来、風宮(かぜのみや)の大日如来、そして別宮(管理宮)の「月夜見宮」が創造主セザナ神の神殿である。内宮(皇大)には天照如来以下、薬師如来までの8名の如来神達が祀られ、その別宮の「月讀宮」には普賢王如来が祀られている。
・伊勢神宮は基本的に神々を祀る神社、それに対して「出雲大社」とは創造主神社であって、一般の神社とは異なり、格式が別次元に高い。出雲大社は高天原宇宙の創造主達(天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)などの天津五神)の「返り御霊(みたま)」が祀られている宇宙神社である。
そもそも龍神島とは国ではなく、創造主世界の敷地であって、この島は神界の特別区に他ならなく、本来は人間が住んではいけない神聖な領域だったが、だが、創造主の後継者を選定する場所柄でもある理由から、特別に選ばれた民族を龍神島に移住させた。それが現在の日本人である。
<女神ナクム>
・いまから約40万年前の昔、アルデバランのピエゲカ宮殿に1人の女の子が誕生した。玉のように美しいその子の名は「ナクム」、父親は第1731代アルデバラン皇帝(第1417代銀河ファラ王)の「ユイギ・ミエケイゴキ」だった。
・実は3万年前の初代ファラ王(ケイ)も、そして2代目の女性ファラ王(ナクム)も同一人物であって、その正体とは「女神ニーデ」だった。
ここで女神ニーデについて触れておきたい。
天の川銀河に存在する4人の人間女神のうち、結婚して子供を産める女神はただ1人で、残りの3人の女神は子供をつくることを許されていない。
ニーデはナクム時代以降、実に1400回以上も生まれ変わり、創造主の工作員として人間界に送り込まれてきた。地球には、いまから4300年前に、コップ座から4人の女神が移動させられた。その中にもちろんニーデも含まれていた。
<ベテルギウス啓蒙>
・いまから36万年前、創造主の勅令が如来界に下り、プレアデス銀河連合がオリオン座の恒星ベテルギウスに文明をもたらす役割を担うことになった。オリオン座ベテルギウスの文明開拓である。
<カニ座とカジキ座の繁栄>
・超大勢力へと成長を遂げたプレアデス銀河連合
・持ち上がる人口増加問題
・生命が宇宙空間に出るために重要な「位相」の詳細
<カニ座への移住>
・プレアデス銀河連合の軍事本部は、銀河連合が発足して以来変わることなくアルデバランに存在していた。
プレアデス銀河連合国内では連合各国(星)独自の軍隊を所有する民族はなくなり、同盟国以外のほとんどの国が銀河連合の軍隊へと統一されていった。
<アルゲヌビのゴマ陰謀>
・しかし、ここ惑星ゴイウから2000光年も離れたアリニラムがこの事件に関係しているとは思いがたく、また国交もなく、さらに絡む相手が創造主の側近では取り調べることすらできない。
結局、何が何だかサッパリわからないまま、プレアデス銀河連合に対して意図的に攻撃を仕掛けてきた神々がいた、という事実だけが明白になった。
この話は、当時「アルゲヌビのゴマ陰謀」として迷宮入りの事件になった。しかし、いまとなってみれば、誰が犯人だったのかは明白に理解できる。犯人は創造主の「セザナ神」だった。
この迷宮入り事件は、事件としては小さく、また不可解なものだったが、その後の銀河史の展開における重要な布石となる。
<アンナの生涯>
・この天の川銀河では、人間が存在する惑星(水の惑星)には必ず「龍神島」がある。
アルデバランの惑星テニネにも「龍神島」が存在し、そこには古より龍神(ドラゴカヒグ)が住んでいる。アルデバラン人にとって、龍神とは「魂を抜かれる」恐ろしい存在だった。
銀河連合の、どの民族の星にも龍神島は必ず存在しており、そこには禁断の地であって、人間が踏み入ることのできない聖域となっているのだが、龍神島には人間が住んでいる星がある。地球である。それは宇宙で唯一、地球だけの特権なのである。
<プレアデス黄金期(女王カヌエ)>
・神界の完成
・人類平和と安定の先に実現したこと
・人口超過による惑星の力学圏の崩壊
<クーデター未遂事件>
・7カ国の連合組織からスタートしたプレアデス連合国は、第一次カシオペア戦争では15カ国、第二次カシオペア戦争では21カ国の連合組織となり、その後さらに15カ国の加入国を増やし、36カ国の連合組織となった。
この36カ国体制時のプレアデス連合が、神界から「銀河人類の統治」を一任された。
そこで、それぞれの国から代表者を選定し、銀河政府組織を立ち上げた。
そのようにして、いまから約48万年前に新生「銀河連合」がスタートしてから、多くの国々が連合に参入し、26万年前にはその数185カ国に達した。
・いまから26万年前のこと、オリオン街道に国籍不明の宇宙船団が出現した。
当然、最寄りの宇宙基地から銀河連合軍の戦闘機が迎撃にあたった。が、いくら交信を試みても国政不明の宇宙船団からは何の答えも返ってこないため、監視船は脅しの砲撃を撃つことになった。
・「銀河系内に、銀河連合よりも進んだ科学技術を有する人類がいる」
このたいへんショッキングなニュースは連合国を揺さぶり、銀河政府は慌てふためいた。
・目の前で見せつけられた地獄の炎。昔からセザナ神といえば「火球王」であり、その劫火によって円盤が撃ち落とされ、いくつもの民族が抹殺されて、数多の国々が滅ぼされてきた。そのセザナ神が認可した「銀河ファラ王制度」を人意で覆すことなど不可能であり、この場で焼き殺されなかっただけでもありがたいと、属長達は改めて銀河ファラ王の偉大な権威を認識するのだった。
・新ファラ王体制となった銀河連合において旧態プレアデス連合国は瞬く間に力を失い、新しい銀河連合が再スタートを切って、その結果として銀河人類がその「黄金時代」を迎えることとなった。
<弥勒如来ミトラ神の誕生>
・これはいまからちょうど25万年前の話である。地球で言うところのヨーロッパ大陸のスぺインに相当する地区に、今世の宇宙では最初の如来界第12位(弥勒如来位)に即身同会をした人物となる優秀な生命が誕生してきた。
彼の名前は「ミトラ」。生身の体を有したまま満64歳のときに第四解脱を果たして、小宇宙如来界の最高位に同会した人物である。ミトラは、地球では地域別にさまざまな呼び名で呼ばれており、古くはミトラ(ミスラ、またはミトラス)神、ゼウス神、アッラー神、ヤハウェ、弥勒様、マイトレーヤなどと呼ばれている。結局どれも同じ人物を指している。また日本国では伊勢神宮(外宮)の多賀宮にミトラ神の返り御霊が安置されている。
ちなみに筆者はミトラ神とは何度も会っているが、彼は創造主セザナ神の一番弟子ではあるものの、その性格は正反対で、女性かと思うほど優しい人物だが頭の切れ味が鋭く、あのセザナ神が「優秀だ」と認めた
唯一の人間である。
・またこの時期には、ミトラ神とは同期生で、如来界の第11位(普賢王如来位)に同会した「ミエル神」も誕生している。彼は梵語ではサマンタバドラと呼ばれている。ミエル神(普賢王如来)は、伊勢神宮(内宮)の特別宮である月讀宮(皇大神宮)に、その返り御霊が安置されている。
・ミトラ神は生前、ヒオル如来(天照如来)の寺院に勤める司祭(牧師)をしており、またミエル神は銀河連合軍に勤務していた軍人だった。選んだ道はまったく異なるが、2人は同郷の幼馴染であり、ミエルの退役引退を契機に両人は同じ修行僧の道を選択して出家の身の上となった。
・神々の総帥とも言える立場のミトラ神とミエル神がその玉座に着任したことから、強固な神々体制が確立されて安定時代が訪れた。
・銀河連合には、その後8万年にわたる最大の興隆期(25万年前~17万年前)が訪れて、銀河の人々は神々に感謝を捧げて平和と繁栄を享受した。
・結局、それから1万年後(18万年前)に、セザナ神がついに決断して、4人の女神達を、アルデバランから57音言語民族を移植したコップ座のケウエウ星へと移すことになった。
その長い繁栄に関わってきた4人の女神達を失ったプレアデス銀河連合が、その後徐々に衰退していくことは述べるまでもない。女神を介して注がれる大宇宙の活性パワーが、アルデバランからコップ座に移動したからである。
<子馬座の移住騒動>
・地球のすぐ近郊(10光年近辺)には猿の惑星が3個存在し、うち一つは地球から4.2光年離れたケンタウルス座α星の三重連星αケンタウリβ星であり、この星の第4惑星が猿の惑星である。もう一つは地球から6.8光年離れた大犬座のα星シリウスA、この星の第3惑星が恐竜が住む惑星である。最後の一つは地球から10.5光年離れたエリダヌス座ε星であり、この星の第3惑星が猿の惑星だった。
いずれにも銀河連合の食料基地が存在し、特にシリウスの第3惑星は聖地地球を開拓する宇宙人たちの食料基地となっていた。
<地方都市の発展と堕落>
・大宇宙に生まれた人間の役割
・女神ニーデの役割
・セザナ神が直接管理する三つの創造主直轄領
<双子座の景勝地>
・黄道12星座の一つである双子座に属する恒星ヨイス、地球では双子座δ星のワサトと呼ばれている星がある。この星はその第7惑星に核反応の火が点灯した、いわゆる二つの太陽が存在するという連星系を呈する恒星系である。またこの星の第3惑星が水の惑星ヒエキであり、ヒエキには古くから霊界が設けられ、生物が誕生していた。
・惑星ヒエキは、地球直径の約1.3倍の惑星であり、惑星テニネと似たような四季のある星だが、惑星年齢が比較的若く、そのぶん生物相が豊かだった。
また昔から交通の要所であったことから「観光地」として有名であり、夏場は登山客やマリンスポーツで賑わい、また冬場はウインタースポーツの名所として有名だった。
・そもそも神々の報告から、銀河系の郊外には高度な文明を有した惑星人類はいないというのがそれまでの定説であったが、実際には神々も知らなかった未知なる人類が現存しており、しかも銀河連合は彼等と戦闘まで経験していた。もし連合がオリオン街道の奥まで航路を広げれば、彼等との戦闘を再燃させることに間違いはないと思われた。
<創造主直轄領の役割>
・これらの移住者は、いずれもプレアデス連合国との関わりは途絶えて、二度と母星へ帰還することはなかった。移住者の全員が創造主ヒューマノイドに改良されて、セザナ神の分身として創造主業務に携わっていたからである。
これらの星々には早い段階から「霊魂体宇宙人」なる者が存在し、またアストラル円盤と物質円盤の両方を駆使した業務が行われていた。
一般に「カシオペア・プレアデス」と呼ばれる恒星マルファクの人々は、創造主に代わって銀河星人の位相意識や遺伝子情報を管理する役割を果たしており、同時に死んだ人間の魂体管理も行っていた。
彼等は人間の啓蒙教育に携わり、遺伝子船に乗りこんで神々の意識を人間の位相意識の中に移植する「インプラント神作業」を請け負ってきた。
また一方では「妖精」と呼ばれる特殊な有機人形を創作して、それらを遠隔操作して地上の人間達を誘導してきた。
・聖地開拓と同時に、セザナ神が直轄領を新たに設けたのがボラン銀河団だった。
ボラン銀河団の300個に近い銀河系に、セザナ・ヒューマノイドを大量に導入し、アリニラムのように急ピッチに即席人類をつくりはじめたのである。
<イルカ座の賢人>
・天の川銀河にはびこる階級差別の実態
・銀河史に残る冒険譚――「ヒール進化論」の発見
・創造主による銀河連合への檄
<ダフの約束>
・イルカ座の恒星フイリ(地球名称:イルカ座ε星アルダルフィン)の第3惑星キアの人類は、いまから約48万年前にアルデバランからの技術提供を受けて、創造主の認可―銀河広域指定民族を獲得し、プレアデス連合の一員となり、第二次カシオペア戦争にも参加している古参の連合民族である。
恒星フイリは青色巨星であり、地球太陽の約5倍の体積を有しており、その第3惑星キアも地球体積の約3倍の大きさだった。したがって惑星が大きい分、人間の体も大きく、キア人の平均身長は3メートルを軽く突破していた。
<竜骨座の恐竜惑星>
・天の川銀河系には「猿の惑星」が400カ所以上存在しており、その中には哺乳類や霊長類が誕生する以前のジェラシック惑星がいくつか存在する。
地球の近くでは恒星シリウスの第3惑星が有名であるが、他にも、地球に近い天体では天秤座の恒星グリーゼ581の第4惑星(b惑星)や、地球からは300光年ほどの距離を隔てている竜骨座のα星(ワイブル、地球名称:カノープス)の第4惑星(ヨア)や、地球から45万光年以上も離れているが竜座星雲(DDO―208)の恒星イゲエの第4惑星など、約12カ所の恐竜惑星が存在している。
<イルカ座の賢人>
・イルカ座の方向には人類が住んでいる星が二つ存在し、その一つがイルカ座のε星の恒星フイリ(アルダルフィン)と、最も有名なイルカ座のβ星である恒星ドニチゼブズ(ロタネブ)である。
ドニチゼブズには銀河連合軍の本部が置かれている関係上、一般にイルカ座と言えば「β星」のほうを指している。
両者は地球では同じイルカ座に区分されているが、実際は300光年ほど離れている。
<惑星テニネの陽化>
・運命と輪廻転生、その真意
・創造主視点の変革は、神と人間にとっての試練
・4人の女神の大移動
・地球西暦2023年現在、太陽系第3惑星地球の龍神島に、世界の優秀な人材のほぼ全員が集められている理由
<人間の罪>
・射手座のγ星(クシケル)の第3惑星ラエキは大繁栄した地方都市の一つである。クシケル星人の主な産業は、コンピューターなどの精密電子機器や小型の機械部品であった。
一方、同じく機械産業で有名な星は竜座α星(トゥバン)の第3惑星(ナカチエ)であり、トゥバン星人の主な産業は大型の機械産業だった。
<テニネからの脱出>
・いまから約18万年前、アルデバランの惑星テニネが、かつてないほどの異常気象に見舞われた。
コアの燃焼率から、テニネの惑星寿命が残り少ないことはすでにわかっていたことであるが、惑星の力場や磁場に大きな変化が見られなかったことから、また移転先の惑星がすでに準備されていることから、民衆がうろたえ騒ぐことはなかった。
<コップ座の女神達>
・いまから18万年前、コップ座β星(ケウエグ)の第3惑星(ニコギ)に、初めて4人の女神が誕生した。
最初の女神は、惑星ニコギのアジア大陸に誕生した。
<銀河連合の衰退>
・宇宙の流れと銀河連合の崩壊プロセス
・絶対支配と恐怖政治―「創造主一神教」の始まり
・「すべての人間は神のもとで平等である」概念の移植
・人間の基本的な欲望を強制的にシャットアウトする実験と、その結果
<前座文明と本命文明>
・なぜならば人間はアストラル分野に手が出せないのだから。それに神々の力を借りないと、生身の体を有した人間は、基本的に宇宙空間には出られない。
・プレアデス政権が長く続いた最大の理由は、神界の実権を握っていたからに他ならない。
・銀河人は神界に精通しており、霊界の常識については誰でも熟知している。
・銀河空間を宇宙船で飛び交う人間は、すでに銀河空間で心を営む成仏神(即身同会者)であり、彼等は戦争で命を落としても、今度は神様の一員として祖国を守るという使命を抱いていた。宇宙空間とは元々、生死を超えた世界なのである。
しかし、神様という存在も、元の意識をただせば単なる人間である。この宇宙には元々、創造主と天体12神と龍神しかいなかった。人間の
霊界官僚を人間自身の手に任せて、神と人間の関わりを強め、全体的な境涯アップに繋げようという目的で「神々体制」がつくられた。
かくして神々体制が発動されてから30万年の月日が流れてみれば、多くの銀河人が死んで、神として活動していた。ちなみに最盛期には天の川銀河系の明王神の数は20兆人をはるかに超えていたほどである。
<開戦>
・戦争の火蓋は切って落とされた。それはオリオン街道の先端部から始まった。
・この戦争では約3000億人もの人命が失われた。
・「なんと残酷な、何も一般人まで殺さなくても」と思わず漏らしたミトラ神に対して、セザナ神がこう言った。「俺は誰も殺してはいない。彼等は皆生きている。肉体をなくしただけだ。彼等は立派に戦った」
宇宙史に残る銀河連合(プレアデス連合)の残虐物語――あのプレアデス連合がこんな終わり方をするなど、いったい誰が予測できただろうか。
・その後、アリニラム軍がすべての惑星に降り立って、人類に対する事実上の実効支配(絶対支配)が始まった。
・アリニラム軍が最初に断行した改革は、プレアデス伝統の「階級制度」の撤廃だった。
「すべての人間は神のもとで平等である」という概念を移植してのことだった。
<プレアデス・ラプソディ>
・いまから約12万年前、我々の銀河系は、アリニラムの絶対政権下において、たいへん厳格な人間社会が築かれた。
人間の自由行動がほとんどできない、息が詰まるような社会だった。現在、地球のイスラム世界をさらに厳しくしたような社会構成であり、人々は1日3度、創造主に対する礼拝を強要された。早い話が「創造主一神教」の始まりである。
・銀河のアリニラム政権時代は約8万年間(いまから4万年前まで)に及んだが、その期間はセザナ神にとっても、人間の在り方について改めて考え直す良い期間となった。
プレアデスの悪しき伝統である「階級制度」は決して認められるものではなかったが、しかしプレアデスが築いた文化には温かい血が流れており、26音言語民族ではあるものの、人間には絶対に必要な要素が多分に含まれていた。
セザナ神は改めてプレアデス社会の完璧に近い優秀さを思い知るのだった。
プレアデス民族は事実上、この世にはもう存在しないが、神々の大半がプレアデスの出身者であった。
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