マーフィー理論では潜在意識の活用ということを説きます。潜在意識を活用することで無限の富と成功が手に入りあらゆる夢が実現できるとします。(1)

『超意識 あなたの願いを叶える力』

究極の成功法則は自分の中にある!

坂本政道    ダイヤモンド社     2005/1/27

<知らず知らずのうちに願望を実現してきている>

・私は今までの半生を振り返ってみると、いろいろな時点で抱いた願望が、その後、曲がりなりにも実現されてきていることに驚かされます。それは、私自身が願望実現に向けて努力してきたということに負う面もあります。ただ、それだけでは説明がつかない不思議な巡り合わせや、はたから見れば運が良かったとしか言えないようなことも起こっています。

<マーフィーが説く潜在意識>

・マーフィー理論では、潜在意識の活用ということを説きます。潜在意識を活用することで、無限の富と成功が手に入り、あらゆる夢が実現できるとします。実はマーフィーの理論は、19世紀半ばにアメリカで始まったニューソートという思想の流れを受けています。それを20世紀に大きく躍進させたと言っていいでしょう。

 マーフィー理論は潜在意識の力として、願望を実現する力と、ひらめきや夢での啓示をもたらす力(直感力)のふたつを挙げています。

・今の段階では、仮説の域を出ていないと言うのが正しいでしょう。

<願望実現の方法>

・マーフィーは願望を実現し、成功するための方法として、その著書でいくつものことを述べています。その中でマーフィー理論の根幹となる理論は次のように要約できます。つまり願望を実現するための秘訣は、以下の4点になります。

(1) あなたの潜在意識は無限の可能性を秘めている。

(2) だから潜在意識の力を引き出せば、何でも可能になる。富も名声もすべてあなたの思いどおりに手に入れることができる。

(3) そのためには、「なりたい自分」をあらゆる機会を通して潜在意識に植えつける。成功をしている自分の姿を強く思い描く、その際、感謝の心を抱くようにする。

(4) 良いことを考え、プラス思考で生きよう。

・自分の心での思いがすべてを決めているのだから、思いから変えていきましょうというのが、この理論の基本です。

 潜在意識は万能の機会であり、それを意識的にコントロールすれば、どんな夢も現実化すると言うのです。

 たとえば、「自分は豊かである」と心の底から思うのです。そうすれば、努力しないでも金持ちになれると、この理論は主張します。

 マーフィーの本には潜在意識を活用して、つまり「なりたい自分」を強く心に思い描くことで、願いを達成した人の実例がいくつも登場します。

・この手の実例がマーフィー本にはたくさん紹介されています。マーフィーはこういった実例を元に、次のように主張します。

「無限の富も、健康も、地位も、あなたが望むありとあらゆるものが、あなたのものになります。きょう、ただ今からあなたの人生に奇跡は起こるのです」

<直感力を与える>

・潜在意識はあなたのあらゆる願望を実現してくれるだけではありません。あなたが、難問に直面し、にっちもさっちもいかなくなったときに、「解決策がひらめく」という形で手を指し伸べてくれます。

 あるいは、事故に遭うのを夢の中で警告し、危機に遭うのを未然に防いでくれます。この例もいくつかマーフィーの本に登場します。

 つまり、潜在意識はさまざまなひらめきや、直感をもたらしてくれたり、また、夢の中で啓示や警告を与えてくれるのです。

<潜在意識とは>

・ここで潜在意識とは、私たちの通常の意識の奥にある、通常とはまったく意識されない意識のことです。

 人の意識の奥深くに入っていくと、そこには無意識が、そしてそのさらに奥に潜在意識と呼ばれる世界が広がっていると言われます。潜在意識の世界は、私たちが普段把握している部分に比べてはるかに大きいのです。私たちの意識も認知されている部分は、潜在意識層を含めた意識全体のほんの一部です。意識の奥深くには私たちが普段把握していない広大な領域が広がっています。

 その領域は個人の意識を超えて、広い範囲の人の意識とつながっていると言われます。カール・ユングはそれを集合的無意識と呼びました。

<マーフィー理論の主張は正しいか>

・マーフィーら潜在意識を活用した成功哲学を推奨する人たちは、潜在意識の持つ願望実現力と直感力を世に初めて明らかにしたという点で、私たちに大きな貢献をしたと言えるでしょう。

 私も、潜在意識と呼ぶべきかどうかは別にして、何か自分の力を超えたものが、自分の願望実現の手助けをしてくれていると思うことが、時々あります。また、それは、ひらめきや直感、心の声を、時として与えてくれるのです。

 私の今までの人生を振り返ってみると、こういった大きな力に随分とお世話になってきていると思えるのです。

<努力の有無>

・ただマーフィーの主張は、何か肝心なところが違うのです。マーフィー理論では、成功するのにもっとも本質的な「努力」という面があまりに軽視されているのです。何か、この理論は努力なしで何でも実現するかのような印象を与えます。

 マーフィーらが主張するように、潜在意識を活用すれば、あらゆる願望が実現できるのでしょうか。

<因果律は超えられるか>

・もうひとつ、マーフィー理論は、因果律を無視しているところが見受けられます。願望が実現するにしても、それは因果律を超えることはない、というのが私の体験してきたことです。

 因果律とは、手短に言うと、自分に起こることは、一切が、自分が今までに行ったことの結果であるという原理です。善いも悪いもすべて今までに自分がやった善悪の行為の結果で、それ以上でも、それ以下でもないのです。

<物欲を満たすだけでいいのか>

<努力なしでも願望は実現するのか>

・物理学の法則に反する願いは実現しない。

・生物学の法則に反する願いは実現しない。

・努力なしで実現できることは限られている。

・何かを実現したいと思うとき、その実現を手助けするような、自分を超える力は確かに存在します。

 ただし、マーフィー理論は、「なりたい自分の姿を心に強く思い描く」だけで、ありとあらゆる願望が実現するようなことを主張していますが、これは、明らかに拡大解釈です。

 

<因果律を超える願望は実現するのか>

・因果律から「思いは実現する」は出てこない。

・ただ、欲に基づいた願望だけが中心主題であるマーフィー理論はおかしいと言えるでしょう。

<願望実現の方法>

・願望実現には3つの方法があります。

(A)超意識(ガイド、高次の意識存在)を活用する方法

(B)宇宙と一体になり、思い・願望と一体になって思いを具現化する(願望を実現する)

(C)自分の力で思いを具現化させる(願望を実現させる)方法

・いずれにせよ、無欲・無心の境地が達成できれば、ガイドなどの超意識との交信が可能になります。ひらめきが得られたり、願望が実現させてもらえたりします。まず、これができるようになることを目指すのがいいと思います。そのためには、ヘミシンクを聞くことが近道でしょう。

『世界の自己啓発50の名著』  エッセンスを読む

T・バトラー=ボードン   Discover 2005/1/10

<精神圏とオメガ・ポイント>

・1925年、テイヤーが、「精神圏」という言葉を生み出した。生物圏が、地球人を取り巻く全生物の生存圏であるのに比較して精神圏は、精神の面からそれに対応する。それは地球を覆う目に見ない想念の層であり、人類の精神的そして霊的状態、あらゆる文化、愛、知識の総体だ。それぞれの人間が自分自身を物質と精神の両面から養うためには、地球全体から必要なものを得なければならなくなると、テイヤーは予見した。

・最終的には、人類は物性から完全に自由になるだろう。私たちは、新しい形の存在になった時、すべての潜在能力は現実のものとなっているだろう。テイヤーは、この到達点を「オメガ・ポイント」と呼んだ。

<自分の独自性を理解し、表現することが、そのまま世界の進化につながる>

・人生がフラストレーションであり、幸福が人間には不可能であると叫んではいけない。自分の燃料を確認することだ。それは諸君が行きたかった場所に連れてきてくれただけなのだから。

<お金を稼ぐことの尊さ>

・ランドにとって、富はその人が重要な思想を持っている証だった。何かを創造し、それを通してお金を稼ぐことは、人間の徳の本質以外の何物でもない。ナポレオン・ヒルは、このことをあからさまにこういった。「考えよ。そして儲けよ」

・最良の社会というものは、自分が生み出した最良のもので、他人が生み出した最良のものを買うことができる社会だ。

・長い間、嘲笑の的であったランドの思想の多くは、現在ではあたり前の知恵になっている。

・資本主義が純粋であるほど、各個人の本能を最大限に活用でき、よりすぐれた製品やサービスを提供できることは、今日では、自明のことと思われる。

・ランドは21世紀の起業家の守護神だ。なぜなら、精力的に創造することの徳を説いたからである。

・「人には誰でも仕事がある。家を建てるのが、仕事の人もいれば、私のように生きるための戦略を立てるのが仕事の者もいる」

<人生の法則><法廷は人生の縮図>

・自分が所有するのは正当なのだと主張しない限り、人は様々なものをあなたから奪い去ろうとするものだ。人生は法廷よりもずっと長い時間の枠組みの中にあるので、明確な戦略なしに負けていたとしても、その事実に気が付かないことがある。

・『ライフストラテジー』の目的は、読者に揺さぶりをかけ「裁判」は常に行われており、休廷はないということを理解させることだ。

<人生は行動に報いる>

・「世間は、行動をともなわない思考にはあまり関心がない」ことを覚えておこう。

・「勝者と敗者の違いは、敗者がしたがらないことを勝者はするという点だ」

<事実なんてない。あるのは認識だけ>

1、 人生は管理するもの。癒すものではない。

2、 私たちは、自分の扱い方を人に教えている。

3、 許しには力がある。 4、まず自分が求めているものを明確に知る。

<奇跡を生む考え方を身につける>

1、ものごとを決めつけない。 2、直感をみがく。

3、現実は心構え次第で変わることを知る。

4、必要なものをすべて与えてくれる宇宙に身をゆだねる。

<自己、より高度な自己、そして自分の目的が一直線に結ばれていれば、奇跡のような素晴らしいことが起こる>

<心の知能指数が成功の鍵>

・ゴールマンは「希望を持ち続ける」ことが成功へ向かうための姿勢であると述べ、科学的な裏付けを試みている。

<得意なことを見つけ、もっとそれに力を注げば、成功はたやすく手に入る>

<相手が感じていることを尊重すれば、どんなことでも心から聞いてもらえるだろう>

<環境はその人そのもの><思いを変えれば世界が変わる>

・私たちは、自分が望むものではなく、現在の自分と同じものを引き寄せる。自分の思いを変えてはじめて、自分の人生を変えることができる。

・「我々は、たやすく夢を諦めてしまう。しかし、宇宙は常に夢の実現を支えようとしている」

・楽観的な考え方を鍛えれば、健康になりお金持ちになり、幸福になる可能性が増す。

<責任を持つ7つの習慣>

1、主体性を発揮する  2、目的をもって始める

3、重要事項を優先する  4、Win・Winを考える

5、相手を理解してから理解されることを求める

6、相乗効果を発揮する  7、刃を研ぐ

<変化した状態が習慣になってこそ、真の変化と言える>

<神経言語プログラミング>

1、地図は現地そのものではない  2、体験には構造がある

3、誰かにできたことは誰もが学ぶことができる

4、身体と心はともに同じシステムの一部である

5、人間はすでに必要なものをみな持っている 

6、気持ちは必ずどこかに表れる  

7、コミュニケーションの意味は相手の反応にある

8、すべての行動の根底は、肯定的な意図である

9、人間は常に自分に可能な最高の選択をする

10、うまくいかなかったら、違うことをしてみる

<新しい思考、行動、感情でプログラムを組めば、新しい人生を手にできる>

<潜在意識の働きを理解すれば、夢を現実にする方法がわかる>

<人生に奇跡をもたらす7つの法則>

1、カルマ(原因と結果の法則) 2、ダルマ(人生の目的の法則)

3、純粋な潜在力の法則  4、与える事の法則 5、最小限の努力の法則  6、意図と願望の法則  7、執着しないことの法則

<人生から望みのものを受け取るための簡単な方法がある。大自然と宇宙に波長を合わせることが必要だ>

・「人生は困難なものである」と認めてしまえば、事実はそう深刻ではなくなる。責任を引き受けてしまえば、よりよい選択ができるようになる。

・人生がゲームなら自分が幸せになるための法則を学び、行動に移してみよう。

・『肩をすくめるアトラス』を貫く主題は「$=ドルマーク」である。アメリカの理想を愛し、移民としてやってきたランドにとって、この聖なる記号は国家、宗教、伝統に対する創造的な精神の勝利を象徴するものだった。

<自己啓発は「可能性の文学」>

・自己啓発書は20世紀に大当たりしたものの一つだ。どれほど売れたかを正確に数えることは不可能だが、ここに取り上げた本でも1億5千万冊を超えている。おびただしい数にのぼるその他の本を含めれば5億冊を超えるだろう。このような大衆現象になったのは20世紀になってのことだ。

<●●インターネット情報から●●>

・ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみると、

ジョセフ・マーフィー(Joseph Murphy, 1898年5月20日 - 1981年12月15日)は、米国で活動したアイルランド出身の宗教者、著述家。ニューソート派に属し、主に牧師として活動した。

潜在意識を利用することによって自らや周りの人さえも成功、幸福へと導く「潜在意識の法則」を提唱した。関連著作は自己啓発書として広く流通している。ニューソート関係の思想家では、もっとも愛好された人物のひとりである。

日本には渡部昇一(大島淳一)や島津幸一(しまずこういち)によって、産業能率大学出版部や三笠書房の出版を通して紹介された。なお、いわゆる「マーフィーの法則」とは関係ない(こちらはマーフィー・アメリカ空軍大尉によって唱えられたもの)。

『分裂する未来』 ダークサイドとの抗争

  坂本政道   ハート出版   2009/3/14

<バシャールとの交信>

・バシャールとの交信により、次の知見を得た。

1、地球外生命体(俗にいう宇宙人)には、ポジティブな存在とネガティブな存在がいる。

2、宇宙はパラレルワールド(並行世界)になっていて、自分がその中のどれを体験するかは、自分の波動(振動数)が決める。我々は、日頃何を考え、何に共感し、どう行動しているかで、その中のひとつを選択して体験している。

3、今、地球にもポジティブな人ばかり住んでいるポジティブな地球と、ネガティブな人ばかり住んでいるネガティブな地球と、その間の全ての段階の地球が存在する。ほとんどの人は、ポジティブな人とネガティブな人が混在する地球を今体験している。

<オリオン大戦(太古にオリオン系の星々の住人の間で長期にわたり起こったとされる戦争)>

・「何十億年の前のことだ。アヌンナキと呼ばれる生命体たちが、この宇宙にやって来た。彼らは、この物質宇宙のすぐ隣の若干異なる次元にいる生命体だ。

・彼らは、実験をするために、この宇宙の銀河系内のこの近傍の領域へやって来た。そして、適当な場所を探した末、琴座(リラ)のある星とオリオン座のリゲルに定着し、そこに人類型(ヒューマノイド)の生命体を創った。

・その後、リゲルからオリオンの三つ星のひとつであるミンタカにも定着した。それらにあるいくつもの惑星で人類型の生命体の文明が発展していった。

こういった生命体の中には物質界の魅力に誘われて、その中に没入していくものたちも多くいた。彼らは元々第4密度の生命体であったが、物質界を出入りする間に振動数が下がり、第3密度になった生命体の文明もあった。つまり、怒りやエゴ、物欲、権力欲といったネガティブな意識にどんどんと興味が移っていった文明が多くあった。

つまり、琴座や、オリオン座に始まった文明はポジティブなままのものとネガティブなものとに分かれていった。

・ネガティブな文明は他の文明を征服、支配する野望を持つようになっていった。そのため、惑星間での征服戦争が起こった。戦争は何十万年も続き、その間にいくつもの文明や惑星が破壊された。

・こういった戦争では、地球で使われている核と似た兵器も使われた。まったく同じではないが、同じ原理に基づいていた。さらに、彼らは、フリーエネルギーの使用法も知っていたので、それを応用した。さらに強力な兵器も開発されていて、使われた。そのため、惑星の破壊ということが起こった。惑星の住人の多くがネガティブな考えを持って戦争をしたことが、彗星の衝突という事態を引き寄せて、破壊されたというケースもある。

・リゲルとミンタカのポジティブな文明の生命体たちは戦争から逃れるため、別の移住先を探した。そこで見つかったのが地球だった。

・彼らは、密かに地球に移り、そこに自然に進化していた類人猿に遺伝子操作を施し、人類を創造した。そして、人類として輪廻することを選んだその利点は自分たちがどこから来たかを忘れてしまうことにある。そうすれば、オリオンなどのネガティブ・グループの探索から逃れることができるからだ。地球上ではそういう状態が数十万年続いた。これがムーの文明である。

<ワクワクに従って生きる>

ワクワクすることをするのがいいのは、次の意味があるからだ。

1、ワクワクすることをするのは、何と言っても、とても楽しい。

2、ワクワクする場合、人はたいていポジティブな発想をする。ポジティブな発想はポジティブな結果を生みだすので、その結果を見て、その人はますますポジティブに考えるようになる。その結果、その人はよりポジティブな人間になっていく。

3、本来の自分と整合していない信念や考え方に気づくきっかけを与えてくれる。

4、他の人に良い規範を示すことができる。あなたが、ワクワクすることをやっているのを見て、他の人たちも、やってみたいと思うようになる。その結果、どんどん多くの人がワクワクすることをやるようになる。

5、本来の自分を魅了させることができる。本当の満足感をあなたに与えてくれる。というのはあなたが、すべてとつながった感覚、すべてとの一体感を感じることができるからだ。

『2012年人類大転換』  

宇宙生命体との交信  「臨死体験」を超える体験

(坂本政道) (ハート出版)   2007/8/29

<フォーカスレベル>

・ヘミシンクを聴くと人の意識は変性意識と呼ばれる状態へと導かれる。

・フォーカス10とは、意識は明らかに肉体が眠った状態。空間的、肉体的な束縛から少しだけ自由になる。自分が肉体から少しだけずれていることを体験する場合もある。

・(フォーカス12)とは、意識、知覚が広がった状態。空間的な束縛からは完全に自由になり、物質的、空間的な知覚である通常の五感を超える知覚が働くようになる。つまり俗に言う第六感が働くようになる。またガイドとの交信がしやすい状態である。ここでガイドとは、我々が、人間学校での学びをスムーズに行って卒業できるように手助けする存在のことである。

フォーカス15は、時間的な束縛から自由になった状態。時間を超えて過去、未来へ行くことが可能となる。自分の過去世を知ることができる。

・フォーカス21は、この物質的な時空世界の縁。あの世との境界。向こうの世界への架け橋である。日本人には、三途の川のあるところで、こちら側と向こう側の両方の岸辺を含む領域とでも言おうか。

・フォーカス23から27が、死者のとる意識状態に相当する。別の言い方をすれば、フォーカス23から27が、死者が住んでいる世界、領域。つまり死後世界である。

フォーカス23の意識状態をとっている死者は、大きく2つのグループに分かれる。あるいはフォーカス23は、2つの領域に分けられる。ひとつは、幽霊状態であり、もうひとつは孤独地獄である。前者は物質世界のすぐそばの領域にいつまでもい続ける状態である。後者は、自分の思いの生み出す世界に独りい続ける状態である。

いずれも自分が死んだことに気付いている場合と、そうでない場合とがあり、ほとんどは意識がもうろうとしていて、同じことを繰り返していたり、ひとつの思いや考えの中に没頭している。

・フォーカス24から26までは、信念体系領域と呼ばれ、何らかの同じ信念を持つ人たちが集まり、その共通の信念がひとつの世界を生みだしている。一つの例は、同じ宗教の同じ宗派の人たちが集まって、その理想とする世界(天国や極楽)を生みだし、その中に住んでいる。あるいは戦いに明け暮れる武者たちが集まっている世界。

・フォーカス27は、輪廻の中継点と呼ばれるよう域である。ここまで来て人は初めて次の生へ移ることができる。ここにはそのための様々な「場」がある。たとえば、「受け入れの場」、「癒しと再生の場」、「学習の場」などである。

・フォーカス27は「向こうのモンロー研究所」があり、そこには地上のモンロー研究所にある結晶(巨大な水晶)と同じ物が置いてある。 

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