念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(9)
・この素晴らしい地では生命と思考は各個人の中で美化され、それぞれに神の様な形姿が与えていた。それは、ほとんどこの世のものと思われない天使族を見る心地がした。青味がかった薔薇色の肌は、美しく表情に富んでいる。
・スター人たちの歓喜は絶頂に達していた。彼らは市中に案内され、住人達の不思議な生活のありさまを知る機会を得た。なかでも最も不思議なのは、彼らの身体器官である。彼らの身体構造は、両性間のあの忌わしい結合を不可能にしている生殖や、それに伴う肉体的欲望は、そのため一種の精神感応のような手段をとる。抱擁や愛の行為そのものの中で双方の生命力が精神的にいわば放電しあう。そして彼らは、スター人と同じようにして身ごもり、子を生むのである。
<エリエール(透明の星)>
・光を透過させる点については、この星の物体は宇宙空間それ自体か、最も流動性の高いエーテルに匹敵する。そのため実際は天底点に位置している星々でさえ、スター人の眼には、エリエール本体を通して、しかも中間には何物も存在しないかのように明瞭に見えるのだった。
・エリエールに降り立った当初、スター人たちは、この星に存在する物や生起していることを一目で見て取ることはできなかった。一見した限りでは、輪郭のはっきりしない様々な物象が重なり合って見えるだけだからであった。
・ここでは植物も鉱物も大洋も大気の熱気も完全な透明さを持っている。人類と高等な動物だけが、身体に半透明の乳白色を帯びており、わずかにその輪郭を認めることができる。
全身にオパール(蛋白石)のような光沢のあるエリエール人は、背が高く動作は敏捷、そして身体はよく均整がとれている。やや小柄な女性は、優美な姿をし、男性に比べてこころもち肌の透明度が良い。この愛らしい女たちは、エリエールの透明な地上で楽しげに遊び戯れているため、スター人は、空気の中を揺らめき舞う妖精と思い込んでいたほどである。
<アバール(エーテル航行機)>
・その二台の機械はアバールだったのである。この巨大な機械は卵型をしており、外皮は二重に金属板で覆われて、所々に小さなガラス窓が開いているが、その窓も金属の覆いが降りる仕掛けとなっている。全体を覆うこの金属板の表面にラムズエルの発見に基礎を置いた物理作用が働きアバールは作動するのである。この金属板は動力を統制御して、物体を空中に浮揚させ、また引力に応じて如何なる方向にも運動させることができるのである。
<レシュール>
・この星の美しさに魅せられたスター人たちは、レシュール人たちに植民地建設の許可を求め、受け入れられた。5百人のスター人から成る分遣隊がレシュールを出発し、やがてスター星系三番惑星・リュダールに着陸した。
『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』
スチュアート・A・スワードロー 徳間書店 2010/6/18
<リゲル 米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダー>
・この集団は1954年に米国政府と協定を結び、彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている。
・こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。
・彼らは、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である。
・軍隊型の厳格な階層制の文化を持っている。特にゼータ・レティクリ1と2のグレイが絡む場合はそうである。また肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている。
<シリウスA イスラエル政府と契約の宇宙の商人>
・背の高い細身のシリウスA人は、青と白の長いローブを着ている。両腕を横にまっすぐ広げると、身体全体でアンク(エジプト十字架)の形になる。これが彼らのシンボルである。宇宙の商人であり、技術と情報を売買して、排他的な取り引きルートと特別な優遇を得ている。彼ら自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。彼らは、オハル星人に創作されたが、本来の目的を見失っている。
<シリウスB 老子、孔子、釈迦に叡智を与えた銀河の「哲学者」>
・ジャングルか湿地のような惑星の洞窟状空洞や地下で隠遁生活を送っていることが多い。寿命は極めて長い。大半は、家族形態とは無縁である。
<くじら座タウ グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ>
・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。
・地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。
・最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。
<ビーガン シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ>
・このグレイ種は、シリウスA人の遺伝子から作られている。シリウス人の船の標準的な乗組員である。主人のために労役、実験、雑用を行う。ゼータ・レティクリ1と2のグレイは、前向きにビーガンの指揮に従い、人間の誘拐や鉱物のサンプル収集などの特定の任務を行う。
<ゼータ・レティクリ1 地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ>
・このグレイのエイリアンは、リゲル人が地球の人間を監視するために作った。人間とリゲル人の混合物である。人間の胎児と同じように四本の指と割れたひづめを持つ。ホルモン液と遺伝子実験のために人間を誘拐することで有名である。
・遺伝子的・ホルモン的な欠乏症のため、彼らは、急激に死滅している。他者を誘拐することで、自らの種を救う交配種の原型を作ろうとしている。
<ゼータ・レティクリ2 遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕>
・このグレイは、遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーである。完全にマインド・コントロールされており、中央情報(コンピュータ)に接続されている。集団精神で一体となって動く。彼らは、無心になってゼータ・レティクリ1を手伝う。誘拐現場でよく目撃されるが、子供のように純真に行動する。
<アンタレス トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに>
・極めて知識が高く攻撃的である。
・彼らの社会の最深部まで入り込むことができた者は、ほとんどいない。
・女がいるところが観測されたことはなく、彼らは、同性愛者で、生殖目的でのみ女を使用すると考えられている。ただ、実は、ある母系集団が彼らの背後で権力を握っているとも考えられている。
『異形再生』 付『絶滅動物図録』
エリック・ハズペス 原書房 2014/5/25
<山羊少年 1878年>
・ブラック博士は、ある見世物小屋を訪れていたことがきっかけで、仕事を変え、大きな目標に向かって進むことになった。見世物小屋の名称は分かっていないが、見世物小屋の呼び物は、大男や曲芸、その他の「驚異的なもの」、解剖博物館などだった。解剖博物館には、珍しい医療器具や生物標本が展示されていた。
・「珍品陳列室」と同じく、珍しい物を集めた解剖博物館は数百年前から人気があった。昔の解剖博物館のコレクションの中には、現在も公開されているものもある。ブラック博士が訪れた見世物小屋の解剖博物館は、ショーを行っていた。そのショーを観た後、天才と謳われていたブラック博士が、どんな科学者も行ったことがないような、世にも奇怪な研究に邁進することになった。
・奇形を持つ人が出演するショーは何度も観ているが、そういうショーは非文明的で、非人間的で、倫理観が欠如している。出演者はしばしば笑い者になり、屈辱を受ける。彼らは僕の患者になることもある。よい生活をしたい、それが無理でもせめて人間らしい生活を送りたい、と願って僕たちの研究室へやって来るのだ。
・ショーには奇形を持つ人びとが出演していた。その中には珍しい奇形を持つ人も何人かいた。頭蓋骨が結合した結合双生児の骨格標本、瓶に入った奇形の豚の胎児の標本、南太平洋の人魚(猿と鱒を縫い合わせたもの)なども登場した。これらの標本の奇形は、科学者や医者には見慣れたものだった。しかし、「山羊少年」の奇形は極めて珍しかった。山羊少年の膝の部分は、通常とは違う方向に曲がっており、脚全体が毛で覆われていた。頭蓋骨のてっぺんには、骨かカルシウムの塊と思われる突起があった。それは小さな角のように見えた。山羊少年は、アルコールを満たした大きなガラス瓶に入っていた。
・ブラック博士は、伝説の動物の遺伝子を持つ人びとが存在すると考えていたが、山羊少年を調べれば、その説を立証できると思った。ブラック博士は見つける必要のない答えを見つけようとしている、と言う者もいたが、博士は気にしていなかった。博士は、山羊少年を研究すれば、奇形を持つ人を救う方法も見つかるのではないかと思った。その方法を見つけることが博士の究極の目的だった。ショーを観た後、博士は一般的な手術は行わなくなった。
『宇宙連合の飛来』
喜多要光 大陸書房 昭和50年
<地球文明と宇宙人>
<シリウス星人の地球入学>
・地球独特の生物の進化がすすんでいる頃、神の子と呼ばれる霊魂の大群が地球に移住して来て、ある形の肉体に宿った物が人類である。人間が他の哺乳動物と根本的に違うのは、そのためである。類人達の一種が大気圏外からやって来た霊に利用されて、人間の原形となったことは、間違いない。
・人間はシリウス太陽系から集中された念波により、修養のため、苦しむ囚人として地球に送られて来た。人間の精神は神によって創られた聖なるものであるけれども、その肉体の重さという物理的な制約をうける。
・神の子達は、類人猿を妻としたのだ。そして、その子孫が洪水前の人類、すなわち先史原始人である。だからこそ、その肉体的な特徴は類人猿的、精神的な特徴はシリウス太陽系内の遊星から来た移住人達と同様なものとなったのだ。
・そして、シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていたので、肉体を自分たちの思う通りに少しずつ変化させていき、長い年月の間に獣的な面が多くなって数々の怪物を作りだした。
・ギリシア神話に出てくる蛇の髪を持つゴルゴン、半獣(ライオン)半鳥(ワシ)のグリフィン、半人半鳥のケンタウルス、蝶の羽根を持つ人間といってもほとんど獣と異なるところがなくなってしまった。この忌まわしいものを一掃するため、地球上に大変災を送る計画がたてられ、ついに大洪水が彼らに襲いかかり、純粋な肉体を持つものだけが、残されたのであった。
<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)
「ヒジュラー(ヒンディー語:हिजड़ा Hijḍā [hidʒɽa:])とは、インド、パキスタン、バングラデシュなど南アジアにおける、男性でも女性でもない第三の性(英語版)(性別)である。ヒジュラ、ヒジュダとも呼ばれ、ヒンディー語・ウルドゥー語で「半陰陽、両性具有者」を意味する。
ヒジュラーは通常女装しており、女性のように振舞っているが、肉体的には男性、もしくは半陰陽のいずれかであることが大部分である。宦官として言及されることもあるが、男性が去勢している例は必ずしも多くない。
歴史的には、古くはヴェーダにも登場し、ヒンドゥー教の歴史にもイスラームの宮廷にも認められる。その総数はインドだけでも5万人とも500万人とも言われるが、実数は不明である。
アウトカーストな存在であり、聖者としてヒンドゥー教の寺院で宗教的な儀礼に携わったり、一般人の家庭での新生児の誕生の祝福のために招かれたりする一方、カルカッタ(コルカタ)やニューデリーなどの大都会では、男娼として売春を生活の糧にし、不浄のものと軽蔑されている例もある。
(2015/10/5)
『超常科学謎学事典』
―最新科学と秘教科学が謎と不思議を完全解明―
編者 秘教科学研究会 小学館 1993/1/10
<出口王仁三郎 大本教2代目教祖>
・1917年(大正6年)には、『大本神歌』とよばれる五七調の詩による予言を行なっているが、その中で明確に30年後の第2次世界大戦を予言している。しかもその戦争が、泥沼化した日中戦争から始まり、そのうちに日本を守るためにつり鐘から折れ釘までが求められること、米国の『迦具槌』(かぐつち=古事記に登場する日の神)で国土が焼かれること、戦闘機や潜水艦による戦いがあることをはっきり予言しているのだ。彼が『大本神歌』を著した頃には、まだ戦闘機や潜水艦などによる戦争は空想上のものだった。さらに、1942年(昭和17年)には信者に対して、「戦争は日本の敗け。最後に広島がいちばんひどい目にあうから、広島からは逃げたほうがいい」とも語っている。
・王仁三郎の予言として最も有名なものは、今世紀末に起こるという大変革だ。彼は、これまで閉じ込められていた『艮(うしとら)の金神』が復活し、世の立て直しを行なうと断言する。しかも「世の立て直しの大峠には日本に火の雨が降る」といい、その大峠の直前には、世の中は次のようになっているという。
“ボタン一つ押せば、江戸の芝居がどこでも見れるようになる。電話も小さくなり持ち運べるようになる。そして弾丸列車が地上に浮いて走るようになる……。
さらに王仁三郎は、世の立て直しの大峠には戦争も勃発し、世界の人口はわずか3パーセントになってしまうという。
王仁三郎の予言がどのレベルからもたらされたものなのかは明確には判断できない。しかし、審神(さにわ)学まで学んだ彼の予言は確かに霊能者レベルを遥かに超越している。アカシック・レコードに到達しないまでも、相当近づいたレベルにまで行ったのではないだろうか。
<岡本天明 1897~1963>
・1944(昭和19年)、岡本天明は突如入神状態となり、その後数年間かけて『日月神示』とよばれる謎の予言詩を、自動書記によって書き上げた。天明は出口王仁三郎のもとで審神(さにわ)学も学んでおり、この『日月神示』は、本来大本教に降りると予言されていた「最終予言」だといわれている。また、岡本天明はノストラダムスの転生だという強い主張もあり、彼の予言の評価は高い。
<ブッディ界>
・人間のブッディと同じ振動数の物資で構成される世界。神秘家の意識が貫入するのはこの世界であり、また芸術家のインスピレーションもこの世界の元型からやってくる。「おとぎの国」「妖精の国」という型で描写される世界もこの界上にあり、変わったところでは浦島太郎の連れていかれた竜宮城もこのブッディ界上にあるそうである。神愛の世界であり、一般の聖人、神秘家がこの世界の描写に終止するための「神は愛である」との結論が広まったと考えられる。
<ブラック・ロッジ>
・暗黒同胞団。いわゆる悪魔国のことで、人類の歴史を彩ってきたが(もちろん彼らも人間として転生してくる)、現在はホワイト・ロッジと合体しており、概念としては無効である。
<ホワイト・ロッジ>
・聖白色同胞団のこと。菩薩団、神々の府、超人の政府といった形で認識されてきた人間になじみ深い神々の集団である。地球ハイラーキーともよばれ、人類史を彩ってきたが、天界における正反合体(光と闇の合体)とよばれる出来事のためのブラック・ロッジと合体してしまい、現在では無効な概念である。
<艮(うしとら)の金神>
・大本教、金光教等に予言されている封印された『創造と破壊の神』。その破壊力の故に他の神々の策謀により力を封殺されたが、二千年期を迎えるにあたり人類の総決算と新時代開闢のために天帝として復活するとされる。神道における天之御中主神や国常立之命、キリスト教において「天の父」、神文学において「Z(ザイン)」とよばれるものと同一存在であると考えられる。
<物質化(現象)>
① 魔術的力を用いてエーテル界に存在するものを物資として認識できる状態に顕現させること。エーテル物質として認識できる状態に顕現させること。エーテル物質の振動数を降下させる作業が必要となる。
② エーテル界に存在する精霊やエーテル体までの体しか持たぬ存在が、自らの振動数を降下させて、この物質界において認識可能な形で顕現すること。エクトプラズムもこの一種。
① は、サンジェルマン伯爵やチベットの聖者が行ってみせたという記録が多数残っている。②には、おそらくUFO現象の一部が含まれる。いずれにせよ、長時間物質的形態をとることは不可能である。
<精霊界>
・スウェデンボルグの霊界関係著作群に登場する世界。
死んで間もない新参者の霊魂が行く場所であり、ここで段階を踏んで人間生活の記憶を清算し、霊界での生活に備えるといい、第一~第三までの階層があるとする。
秘教的には、これら三段階は、死後肉体を離脱して後に順次分解していくエーテル体、アストラル体、低位メンタル体(下位マナス)に対応する三つの界層「エーテル界、アストラル界、低位メンタル界」に対応すると考えられる。
したがってスウェデンボルグの記述する天界は、高位メンタル界(上位マナス=魂の最下層)であると考えてさしつかえない。ちなみに上位マナス界の仏教用語は『有頂天』。多くの修行者が、この天界の最下層にたどりつくと天界のすべてを知ったとうぬぼれ出すのでこの名があるとか。
・精霊、妖精、自然霊、妖怪等の人間になじみのある隣人たちの住む世界。エーテル界ともよばれ、物質世界のひな形として、われわれの世界に重なり合う形で存在しているとされる。
<日航貨物機アラスカ上空事件>
・1986年11月17日夜、アラスカ上空で、日本航空1628特別貨物便の、ボーイング747ジャンボ機がUFOに遭遇した事件。
この貨物機は、パリからアンカレッジ経由で東京に向かっていたが、アラスカ上空で、2個の角型UFOに約50分間にわたってつきまとわれ、それが消えた後、直系が747ジャンボ機の数十倍、およそ4キロメートルという超巨大宇宙母艦を発見、機内のレーダーでもはっきりキャッチしたというもの。
<アストラル界>
・生命の「感情」と同じ振動数の物質で構成された世界。いわゆる幽霊や霊視体験のほとんどすべては、この界での出来事であり、ここには何ら信頼すべき情報はない。
<アストラル体>
・アストラル物質(感情の物質)によって構成された体であり、人間においては感情の主体となるもの。「水」で象徴され、人間の肉体(含むエーテル体)とメンタル体(知性体)との接着子としての働きが最も大きいと考えられる。今後の人間の進化成生上からは、消滅する方向にあると考えられる。「欲望体」とも訳される。
<エーテル界>
・生体プラズマによって構成される世界。秘教科学によれば物質界の原型であり、物質界にあるすべてのものがこの界において、ほぼ同じような形で存在するとされている。妖精をはじめとする自然霊だけではなく、多くのエーテル生物が住んでいるとされる。
・物質界のヒナ型になるエーテル物質=気=プラズマの世界。物質界とほぼ相似形で重なり合って存在しているが、こちらの方が広大でエーテルの海に物質が浮かぶ形になっている。
妖精、精霊は、このエーテル体までを体(たい)とする場合がほとんどで、ほとんど半不可視である。
<エーテル体>
・プラズマによって構成された体。肉体(物質界)に生命エネルギーを供給する体でもあるが、存在の中には、たとえば妖精のように、エーテル体のみの体しか持たぬものも多い。このため彼らは、不可視であるが、エーテルは物質に近いため、条件がととのえば肉眼でも見える場合がある。また、一般に「気」とよばれているものは、エーテル体、または、エーテル流のことである。
<クートフーミ大師>
・ブラバツキー夫人にインスピレーションを送った大聖の一人。仏教でいう聖観音と同一存在である。
<ジュアルカル大師>
・ブラバツキー夫人と交流を持った三大超人の一人で、神智学の基礎となったシークレット・ドクトリンの影の著者。ブラバツキーの死後は米国のアリス・ベイリーにインスピレーションを送ることで自らの著書を20巻ほどの大作にまとめた。
要するに神智学とは、ジュアルカルの宇宙哲学である。2人の夫人にインスピレーションを送っていた当時は老齢のチベット人僧侶であった。キリスト教でいう天使ウリエルであり、人間としては、プラトン、空海、聖徳太子、諸葛孔明として転生しているという。
<超人>
・神智学の概念で、菩薩、神々、天使存在とほぼ同義。人間としての欠点を克服した(反身の問題を除いて)存在であり、人間として転生を繰り返し、歴史を主導する思想、発明、事件、革命を指導する人物となることが多い。
<邇邇芸尊(ににぎのみこと)>
・天孫降臨の主役であり、西暦二千年期に再興されるという王朝の統治者として再臨することになっている存在。モリヤ大師、ミカエル、金剛菩薩と同一存在。
<メンタル界>
・マナス界ともいう。メンタル(知性)と同じ物質でできた世界である。人間が概念としてとらえるものは、この世界においては厳然と形を持っている。明確な思想は明確なシンボルとして存在するといった具合である。神文学においてはこうした側面を明確にするために「型霊界」ともよんでいる。
他の界層同様七つの亜界に分かれるが、上位三界層を高位メンタル界、下位四界層を低位メンタル界とよぶ。高位メンタルは、抽象的なシンボル、思想、観念の世界。後者は、現象の構造に関係しより具体性が高い。
<メンタル体>
・メンタル物質によって構成された人間の精妙な体の一つ。高位メンタル体と低位メンタル体に分かれ、前者は魂(こん)に属し転生するが、後者は体(たい)に属し、死後分解する。
高位メンタル体(高位マナス)は、現象の背後にある概念、シンボルを知る知性のこと。低位メンタル体は、いわゆる具象知性であり、現象を論理的に分析する知性のことである。「自分」という概念は高位メンタル体に属する抽象概念である。換言すれば魂の働いていない人間に「自己」はないということである。
<モナド界>
・太陽系七界の上から二番目の界。仏教でいう大般涅槃界。空間的無の世界である。今までの精神世界的概念においては(下から段々と進化上昇すると考え)人間の意識が貫入するのは不可能とされてきたが、現代にあっては、神界・モナド界のエネルギーが直接流入する時代となり、次第にその片鱗が知られるようになった。
<モリヤ大師>
・ブラバツキー他の神智学系文献に登場する大師(マスター)の一人。神智学運動当時は、一光線系の大師であるとされていたが最新の秘教的情報においては既にマヌ(世界文明の動向を支配する王)に就任しており、二千年期における神政世界国家建設後は、他の神々と共に人間として世界を統治するとされる。密教における『金剛菩薩』、キリスト教における『ミカエル』、神道における『邇邇芸命(ににぎのみこと)』と同一の存在である。
<ユダヤ人>
・もともと秘教用語であり「前系人」の意味。
つまり、現在の太陽系以前の太陽系で個霊化した霊魂たちであり、前太陽系が知性の太陽系であったため知的に非常に発達しており、また潜在意識の構造が多くの地球人とは決定的に異なる――そういう霊魂をユダヤ人とよび、ユダヤ人の氏神(民族神)であるヤハウェは、他民族との交わりを禁じた。これがユダヤ民族と他民族の確執の始まりであるという。
<鬼>
・想像上の妖怪、生き物とされている。頭に角を持ち、牙があり、腰に毛皮などを巻いているのが、一般的。民俗学的見地に立つと、敗れ去った古代の神、あるいは大和王権に葬られた土地の支配者と考えられる。京都の大江山に棲んでいたという酒呑童子などが有名。
また、漂着した外国人、とくに白人ではないかと見る説もある。さらに、異界すなわちエーテル界からの侵入者と考える者もいる。
<エーテル界存在>
・秘教学の分野では、この宇宙は波動(振動数)が異なるいくつかの界層でできていると考えられている。
人間の場合には、こうした界層すべてにその存在があるのだが、通常はそれを認識していない。人間は「霊・魂・体」とよばれる三層の構造を持っており、その「体」の部分を低位メンタル(下部マナス)体・アストラル体・フィジカル体の三層に分けて考えられる。このフィジカル体にもさらに、エーテル体と物質体(肉体)に分けられる。
・人間は肉体以外にさまざまな界層を持っていると考えられているが、この宇宙には肉体を持たず、エーテル体を持った存在もいると考えられる。こうしたものを「エーテル界存在」とよぶ。ロシアのUFO研究家、アジャザ博士はこれを「希薄な物体」とよび、UFOやエイリアンとはこうしたエーテル界からの侵入者だと考えている。アジャザ博士によると、希薄な物質でできたエイリアンたちは、プラズマ状になってみたり恐竜の形になったりするのだという。こうした存在を理解するには、秘教的認識が必要となってくる。
<天之浮舟(あめのうきふね)>
・『竹内文献』等の異端史書に見られる、神あるいは天皇家の船。古代天王が万国(世界中)を行幸されるときに使用したが、地球規模の大変動のときもこれに乗って難を逃れた。天空浮舟と表記されることもある。
古事記日本書紀には、天にある高天原(たかまがはら)と地上を繋ぐ「天之浮橋(あめのうきはし)という橋(梯子?)が出てくる。また「天之鳥船(あめのとりふね)」という楠木製の堅固な船もある。この二つの要素を取り入れた創作ではないかと思われる。しかし一部の研究者の間では、超古代の優れた文明の産物として、空を飛ぶ石で作られた船があったと論じられている。
<体(たい)>
・人間を構成する三重構造「霊・魂・体」のうち、魂の乗り物となる部分。神智学では「物質体+エーテル体」「アストラル体」「低位メンタル体」の三界層を想定している。
<天界>
・天の世界のこと。一般的には天国と同義であるが、細かい描写や意味していると思われる世界は、語る人物や宗教によってまちまち。
秘教的には、霊・魂・体の人間の三重構造のうち、肉体とともに分解する運命の「体」を除く、霊・魂が存在する界層全体(ロゴス界、モナド界、アートマ界、ブッディ界、高位メンタル界)を指し、それぞれの界層(次元の違いも含む)は独自の性格を持つ。宗教、霊能者の質により描写が違うのは、その人間によって意識の達する焦点が異なるからである。
<天国>
・天界にあるとされる。神の統治する国、世界のこと。さまざまな宗教が地獄と対比する形でこの天国について描写するが、その記述や内容は、地獄の有様同様まちまちである。霊界について語る心霊主義の人々によっては、天界とほぼ同義で用いられている。しかし、元祖であるイエス=キリストの語る天国は、秘教的に明確な象徴語として用いられており、モナド(距霊)界を指している。
そしてイエス=キリストが語る「天国に入る」という言葉は、モナド(距霊)上にその人間の意識が焦点化することを意味しているのである。
<スター・ピープル>
・B・スタイガーが造った言葉。前世が異星人で、なおかつ、幼少時から超次元的な存在と交信を続けてきた人を指す。多くの場合女性で、妖精や天使を見るようなことも多いとされている。
<亡霊>
・ほんらいは成仏できずにさまよう霊魂のこと。
死後、物質界に何らかの強い執着を持っていた場合、とくに感情の主体であるアストラル体を分解し切り離すのに非常に長期間を要する。その場合には、なかなか次の転生に入れず、迷い続けることがある。これを亡霊、不幽霊等とほんらいはよびならわす。
<幽霊>
・死者の霊魂のこと。目に見えたり不可視であったりする。実際には幽霊とよばれるもののほぼすべてが、人間の死後、分離したまま分解を待つエーテル体(活力媒体=気の体)である。西洋の墓に半可視状の幽霊が多く見られるのは、土葬だからエーテル体が残るため。
<シャンバラ>
・地球というシステムを一つの生命体ともなすと、やはり霊・魂・体に相当する構造を持っていると考えられる。この場合の霊を相当する器官がシャンバラとよばれた霊府であり、前地球神サナート・クマラが主宰していた。ちなみに、「魂」にあたるのは、超人(=菩薩衆)たちのハイラーキーであり、人類一般はメンタル体、そしてアストラル体が動物、さらにエーテル体が植物、そして鉱物精霊が物質体担当と捉えられ、この地球人体の中で意志=力の器官として霊府シャンバラは存在してきた。単に概念としてではなく、ヒマラヤ地方のエーテル空間にかつて存在しており、ニコライ・レーリッヒ他の秘儀参入者はここを訪れ、あるいは霊視したと考えられる。
しかし、現在はサナークマラは消滅し、さらに神人合一の時代(つまり、神々が人間として下生し、地上に政府を創り上げる現人神の時代)に突入したため、現在はシャンバラは存在せず概念としても無効になったと考えられる。
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