9世紀初め、畿内において三つの型の狐の行動イメージが成立していた。狐の人への変身、とくに人との通婚、およびその結果としての人の姿をした子孫の誕生、人への付き、および狐の怪異、がそれである。(18)

『運命におまかせ』  いつも幸せを感じるあなたに

森田健    講談社    2014/7/18

<運命は、もっと決まっている>

・もうひとつ私が研究している占いに「盲師派推命占術」というものがあります。これは中国で、目が見えない占い師の間にのみ口伝で伝わり、彼らの生業を支えた四柱推命の一つです。私の中国の親友に段建業(以下ダンさん)という人がいますが、彼は、目明きにして初めて盲師派推命占術を伝授されたのでした。1999年のことです。

この占いは、先の六爻(ろっこう)占術とは対照的に、人生の生まれてから死ぬまでの大局や流れがわかることです。また、普通の四柱推命より徹底しており、人間の願望や相性のレベルを超えて、結婚相手や職業などを言い当てることです。

・当たる確率は90%と言われていますが、本当だと思います。すでに私は、自分の死ぬ日まで知っています。

・盲師派推命占術では誕生日の情報を「命式(めいしき)」と言って、運命を出すための式に書き換えます。そして毎年の干支と見比べながら運命を出していきます。それが90%以上で当たるのですから、つまり生まれた瞬間に私たちの運命は決まったということなのです。

・そこまではっきりと運命が決まっていることを知ったとき、私は、お先真っ暗になりました。

何のために生まれてきたのでしょうか・・・・。決まっている台本を演じるための芝居のキャストでしょうか?

それとも、私は、ロボットでしょうか?誰かが筋書き通りに操っているのでしょうか?しばらく葛藤の後、私は、運命が決まっているということを受け入れました。

するとどうでしょう・・・。矛盾するような表現になりますが、運命が好転してきたのです。

これはどういうことでしょうか・・・。運命の決定の受け入れは、いい運命の流れそのものの始まりなのです。

でも多くの人は、未来を自分が筋書きを書き込むための白紙だと思っています。この認識の違いが、人を不幸にさせるのだと思います。

『人は生まれ変る』

(船井幸雄)(ダイヤモンド社)  2005/5

(体外離脱が教えてくれた本当の生き方)

『私は結果、原因の世界への旅』(森田建)(講談社)2005/1/19

・森田さんは、世界中で報告される「生まれ変り」を裏付ける証言を研究し始めました。自らも中国北西部にある前世の記憶を持つ人が多数いるという「生まれ変りの村」を何回も訪ね、インタビュー調査などを行なったのです。その調査の記録は、彼のホームページ上でありのままに写真入で報告されていますし、「不思議の友」でも詳しく紹介されています。興味のある方は見てください。

・調査の結果、森田さんは「人間の本質は霊魂であって、肉体は一時的な乗物にすぎない。霊魂は、何度も生まれ変りながら成長している」ことを確信したと言っています。

・その村で、森田さんが実際に会って話を聞いただけでも10人以上の人が前世の記憶を詳しく持っていて、前世の記憶を詳しく持っていて、前世での名前や住んでいた場所までおぼえていたといいます。それらの記憶を裏付ける証拠もあるというのです。また、その村では、多くの人たちがそれらの話を信じているといいます。

・ 「生まれ変りの村」といわれる地域は、北京から西へおよそ1000キロほど行ったところにあります。外国人が訪れるここは非常にまれな、秘境といってもいいような場所です。丘陵の斜面に掘った穴蔵を住居にしているといいます。

・まず面白いのは、その地域には、次のような言い伝えがあることです。

・この世に生まれてくるときは、みんな三途の川のようなところを渡ってくるらしいのです。その川には、奈何橋(なかはし)という橋がかかっていて、その橋を歩いて渡ってくるらしいのです。ところが、その橋の真ん中辺りにいる、おばあさんが、スープをくれるというのです。

・仏教では、死ぬときに三途の川を渡って「あの世」に行くといいますが、ここでは、逆に三途の川にかかっている橋を通って、この世に生まれてくるというのです。

・川を渡るとき、ほとんどの人は、喉が乾いてスープを飲みたくなるようですが、そのスープを飲むと前世や「あの世」の記憶を忘れてしまうという言い伝えがあるのです。前世の記憶を持って生まれてきた人は、ここでスープを飲まなかった人たちらしいのです。

________________________________________

■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

(2024/12/29)

・「狐に騙された」「狐憑き」という伝承、民話は全国に非常に豊富にあるようです。現代では「狐付き」の“憑き物”の話は「迷信」で片づけられています。『狐の日本史』を見ますと、貴族階級や衆庶も昔から「狐憑きという異次元の進化した変身能力のある異類の宇宙人」に悩まされていたようです。低層4次元において動物霊と神霊が結びつくメカニズムは私たち一般人には、何故だかその原因は理解不能です。ちなみに、狐憑きは一種の下級の悪魔憑きといわれます。西洋の悪魔憑きの伝説も多いといわれます。

いわゆる西洋の「悪魔憑き」の話は、現代でもヨーロッパのキリスト教社会において、豊富にあるようで、バチカンにその記録があるともいわれます。そして被害者にとっては深刻な話のようです。

ダキニ天というインドの下級の神と眷属の「狐」の話が結ばれていますが、インド神界と日本神界は太古から深い繋がりがあるといいます。「狐付き」の現象は、宇宙人現象だったようです。四国には「犬神」という“憑き物”の話がありますが、犬神も宇宙人で異類混血等で「人間化」しているといいます。昔からアブダクション(誘拐)どころから「人身御供(ひとみごくう)の伝説」も少なくないと言われます。

・現代のエイリアンの情報から「恒星間飛行技術を持つ人肉食の異星人」の存在が知られだしました。宇宙母船の異星人種族も非常に豊富な種類が存在しているようです。

「宇宙母船には、他にも爬虫類、鳥類、魚類、昆虫、植物などの生態から進化した人間もいる」といいます。

宇宙人には動物タイプは3割ほど存在するともいわれます。3割の動物タイプの中には犬頭人の宇宙人もいるといわれます。

・「人間化」してきている動物タイプの宇宙人を人間の上に置こうとする魔神の謀略があるといいます。インド神話における猿の神様は「ケンタウルス座α星人」という説もあるようです。

ハヌマーンは、インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人といわれます。インド神の女好きのインドラ(帝釈天)が「猿神」「猿鬼」とホモ関係にあったと指摘されています。ハヌマーンも異星人としてはかなり進化をしているようです。

また「多肢の仏像」がありますが、宇宙母船の中には多肢のバイオ・ロボットが活動していると言われています。

目に見えない進化した宇宙人の存在を昔の人は、記録に残していたようです。異星人は進化の速度が非常に速いといわれます。ようするに神々や天使や堕天使の活動が「進化した異星人」として語られています。「異星人にとって、テレポーテーションのテクノロジーはそれほど難しくない技術だ」そうです。

「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうですので識別不能のようです。異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視調査し社会生活をしていると指摘されています。

「その後、343種類の肌の色に分かれる4353万607種のヒト型生物(人類)が創造された。現在、宇宙全体で数十憶の種族が存在する」といわれます。「狐に騙された」という昔話は、変身能力を持つイルージョンができる昔の下級の宇宙人に操作されたようです。普通の人間タイプなのに、「キツネ」の種族とよばれた人物も昔話には出てきます。

インド神話における動物やその他のものに変身できる神の話もありますが、エーテル界におけるテクノロジーは分かりません。

「ケンタウルス座α星の私たちの恒星系は7つの惑星から構成されています」というケンタウルス座メトン星の人間タイプの宇宙人のコンタクティが知られています。

しかしながら、不思議なことにインド神話の猿の神様は「ケンタウルス座α星に存在する」という説もあるといわれます。動物タイプの異星人が3割も存在しているようですが、詳細は分かりません。猿田彦神も天狗の容貌とか猿のような容貌とかといわれています。

・『Ufo...Contact from Planet Iarga』Stefen Denaerde, Wendelle C. Stevens (著)の本が出版されています。まるで馬頭観音のようなイメージです。

・グレイタイプの異星人の情報が増えてきていますが、動物タイプの異星人の情報はまだ少ないようです。

インド神話の象の頭を持った神のガネーシャのように、動物タイプの異星人も非常に進化をすれば、エーテル界に入り神のように振る舞えるのかもしれません。異類異形の神々(進化した異星人)も少なくないようです。異星人の世界も神々や天使、堕天使の世界も私たち一般人には、理解不能です。

現代において、異星人情報からは「性奴隷」「奴隷売買」「人間を奴隷にする」「人肉食の宇宙人」「アブダクション(誘拐)」「子どもの誘拐」「小児性愛」「異種交配」等の不思議な単語が多く出てきています。「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。

そもそも「天機漏らすべからず」といって神仙界の機密は人間界には伝えないのが決まりだそうです。「アバブ・トップシークレットとは大統領と議会の権限外の事項だということだ」と指摘されています。ところで事実と数字の検証が難しいといわれます。昔からアンドロメダ座からも異星人が来ており、ディスクロージャーされれば、莫大な情報が流れてくることになるでしょう。

・「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」といわれます。また“異類混血”がスター・ウォーズの原因だといいます。

『恐怖の世界大陰謀』

 デーヴィッド・アイク  三交社  2008/12

<共通の神話>

・「神々」と人間の異種交配は、世界のどの地域でも常に繰り返されてきたテーマだ。シュメール・タブレットからとった旧約聖書の話でも神の息子たち(正確には神々の息子たち)が、人類と異種交配して、ネフィリムと呼ばれる混血の血統を作ったとある。「ネフィリム」という語は、「降りてきた者」「天から落ちた者」と訳すことができる。

・英語のANGELは元来は「使者」という意味であり、それがここまで述べてきたような非人間生命体やレプティリアンなどと結びついたのだ。『旧約聖書』のギリシャ語版である『七十人訳聖書』では、「神々の息子たち」が「アンジェロス(天使)」と訳されている。

・「ノア」の血統は爬虫類と人間の混血種だ。自分がノアの末裔だと主張する人々が多数いるが、これはつまり、自分は爬虫類である監視者アヌンナキの子孫だと言っていることになる。「死海文書」では、ノアは「天から{落ちてきた}天使の子」に似ていて、「その受胎は監視者と・・・・、そしてネフィリムによるもの」だと書かれている。

・このノアや、大洪水に関する様々な言い伝えに出てくる者がレプティリアンの「神」から警告を受けたというのも、彼がレプティリアンとの混血種だったとすれば、筋が通る。一般の人々は真の意味を知らないはずはないのに、なぜ「ノア」の血統が数多くの団体から非常に重要視されているのかも、これで理解できる。

・「エノク書」はローマ・カトリック教会では禁書とされた。ローマ・カトリック教会は血と肉を持った天使が存在し、堕天使が物理的な肉体で人間と異種交配をしたという初期のキリスト教の教義を否定しようとしたのである。これは、一般の人々に真実を知らせないようにするためだった。対してフリーメイスンたちは、一貫してエノクを自分たちの伝説上の創始者のひとりとみなしてきた。「エノク」という名自体も「秘儀を受けた者」という意味だ。

・古代ヘブライ語で書かれた「ノア書」とそこから派生した「エノク書」には、人間とは違う奇妙な子の誕生について記されていて、これがのちに有名な「大洪水」のノアとなる。

・人間には似ておらず、まるで「天使の子」のようだったという。レメクの息子ノアは白い肌に金髪で家全体を「太陽のように照らす」輝く目をしていたと書かれている。きらめく瞳と光かがやく体をしたレプティリアンはクレド・ムトウが書き著した古代、現代のアフリカの言い伝えにも登場する。

・金髪碧眼にレーザーのような瞳を持った存在は、神秘的な人々ないし神々」の姿の表現として、今日に至るまで数千年にわたって世界中の文化に見ることができる。

・下記のように、獣人やモンスタータイプの異星人は、太古から人間の女を誘拐して「異類混血」で人間化していたといわれます。

「玃猿が非常に特徴的なのは、人間の女をさらう目的が「子を生ませる」ことにあるらしいこと、生めば母子もろともその家まで返してくれることである」といわれます。

『中国の鬼神』

著 實吉達郎 、画 不二本蒼生  新紀元社 2005/10

<玃猿(かくえん)>

<人間に子を生ませる妖猿>

・その中で玃猿(かくえん)は、人を、ことに女性をかどわかして行っては犯す、淫なるものとされている。『抱朴子』の著者・葛洪は、み猴が八百年生きると猨(えん)になり、猨が五百年生きると玃(かく)となる、と述べている。人が化して玃(かく)になることもあるというから、普通の山猿が年取って化けただけの妖猿(ばけざる)よりも位格が高いわけである。

 古くは漢の焦延寿の愛妾を盗んでいった玃猿の話がある。洪邁の『夷堅志』には、邵武の谷川の渡しで人間の男に変じて、人を背負って渡す玃猿というのが語られる。

 玃猿が非常に特徴的なのは、人間の女をさらう目的が「子を生ませる」ことにあるらしいこと、生めば母子もろともその家まで返してくれることである。その人、“サルのハーフ”はたいてい楊(よう)という姓になる。今、蜀の西南地方に楊という人が多いのは、みな玃猿の子孫だからである、と『捜神記』に書かれている。もし、さらわれて玃猿の女房にされてしまっても、子供を生まないと人間世界へ返してはもらえない。玃猿は人間世界に自分たちの子孫を残すことを望んでいるらしい。

<蜃(しん)>

<蜃気楼を起こす元凶>

・町や城の一つや二つは、雑作なくその腹の中へ入ってしまう超大物怪物だそうである。一説に蛤のでかい奴だともいい、龍ともカメともつかない怪物であるともいう。

 日本では魚津の蜃気楼が有名だが、中国では山にあらわれる蜃気楼を山市。海上にあらわれる蜃気楼を海市と称する。日本の近江八景のように、中国にも淄邑(しゆう)八景というのがある。その中に煥山(かんざん)山市というのがあると蒲松齢(ほしょうれい)はいっている。

 その煥山では何年かに一回、塔が見え、数十の宮殿があらわれる。6~7里も連なる城と町がありありと見えるのだそうである。ほかに鬼市(きし)(亡者の町)というのが見えることもあると蒲松齢が恐いことを言っている。

 『後西遊記』には、三蔵法師に相当する大顛法師半偈(たいてんほうしはんげ)の一行が旅の途中、城楼あり宝閣ありのたいへんにぎやかな市街にさしかかる。ところが、それが蜃気楼で、気がついてみると一行は蜃の腹の中にいた、という奇想天外な条がある。それによれば、途方もなく大きな蜃が時々、気を吐く。それが蜃気楼となる。その時あらわれる城や町は、以前、蜃が気を吐いては吸い込んでしまった城や町の幻影だ、というのである。

<夜叉(やしゃ) 自然の精霊といわれるインド三大鬼神の一つ>

・元来インドの鬼神でヤクシャ、ヤッカ、女性ならヤクシニーといい、薬叉とも書かれる。アスラ(阿修羅)、ラークシャサ(羅刹)と並んで、インドの三大鬼神といってもよい。夜叉はその三大鬼神の中でも最も起源が古く、もとはインドの原始時代の“自然の精霊”といっていい存在だった。それがアーリヤ民族がインドに入って来てから、悪鬼とされるようになった。さらに後世、大乗仏教が興ってから、夜叉には善夜叉(法行夜叉)、悪夜叉(非法行夜叉)の二種があるとされるようになった。

 大乗教徒はブッダを奉ずるだけでなく、夜叉や羅刹からシヴァ大神にいたるまでなんでもかんでも引っぱり込んで護法神にしたからである。ブッダにしたがい、護法の役を務める夜叉族は法行夜叉。いぜんとして敵対する者は非法行夜叉というわけである。

・夜叉は一般に羅刹と同じく、自在に空を飛ぶことが出来る。これを飛天夜叉といって、それが女夜叉ヤクシニーであると、あっちこっちで男と交わり、食い殺したり、疫病を流行らせたりするので、天の神々がそれらを捕えて処罰するらしい。

・安成三郎はその著『怪力乱神』の中に、善夜叉だがまあ平凡な男と思われる者と結婚した娘という奇話を書いている。汝州の農民王氏の娘が夜叉にさらわれてゆくのだが、彼女を引っかかえて空中を飛ぶ時は、「炎の赤髪、藍色の肌、耳は突き立ち、牙を咬み出している」のだが、地上に下り、王氏の娘の前にいる時は人間の男になる。

・人の姿をして町の中を歩いていることもあるが、人にはその夜叉の姿は見えないのだという。

・王氏の娘は、約束通り2年後に、汝州の生家に帰された。庭にボヤーッと突っ立っていたそうだ。この種の奇談には、きっと娘がその異形の者の子を宿したかどうか、生家へ帰ってから別の男に再嫁したかどうかが語られるのが普通だが、安成三郎はそこまで語っておられぬ。『封神演義』に姿を見せる怪物、一気仙馬元は夜叉か羅刹だと考えられる。

・『聊斎志異』には「夜叉国」なる一篇がある。夜叉の国へ、広州の除という男が漂着すると、そこに住む夜叉たちは怪貌醜悪だが、骨や玉の首輪をしている。野獣の肉を裂いて生で食うことしか知らず、徐がその肉を煮て、料理して食べることを教えると大喜びするという、野蛮だが正直善良な種族のように描写される。玉の首環を夜叉らが分けてくれ、夜叉の仲間として扱い、その頭目の夜叉にも引きあわせる。徐はその地で一頭の牝夜叉を娶って二人の子を生ませるというふうに、こういう話でも決して怪奇な異郷冒険談にならないところが中国である。

 夜叉女房と二人の子を連れて故郷へ帰ると、二人の子は何しろ夜叉の血を引いているのだから、強いのなんの、まもなく起こった戦で功名を立て、軍人として出世する。その時は除夫人である牝夜叉も一緒に従軍したそうだから、敵味方とも、さぞ驚動したことだろう。その子たちは、父の除に似て生まれたと見えて、人間らしい姿形をしていたようである。

<羅刹(らせつ)  獣の牙、鷹の爪を持つ地獄の鬼>

・インドの鬼神、ラークシャサ。女性ならラークシャシー。夜叉、阿修羅と並んで、インド原産の三大鬼神とされる。阿修羅は主として神々に敵対し、羅刹は主に人類に敵対する。みな漢字の名前で通用することでも明らかなように、中、韓、日各国にも仏教とともに流入し、それぞれの国にある伝説、物語の中に根づいている。

 日本でも、「人間とは思えない」ような凶行非行を働く時、「この世ながらの夜叉羅刹……」と形容する。悪いことをすると死後地獄へゆくとされ、そこにたくさんの鬼がいて亡者をさんざん懲らしめるというが、その“地獄の鬼”こそ阿旁房羅刹と呼ばれる羅刹なのだ。

『焔魔天曼荼羅』によると十八将官、八万獄卒とあって、八万人の鬼卒を十八人の将校が率いていて、盛んにその恐るべき業務を行なっているという。日本、中国の地獄に牛鬼、馬鬼と呼ばれる鬼たちがいると伝えられるもの、みな羅刹なのだ。

 中国の『文献通考』によれば、羅刹鬼は「醜陋で、朱い髪、黒い顔、獣の牙、鷹の爪」を持っているという。『聊斎志異』には「羅刹海市」という一篇があり、どこかの海上に羅刹の国があることになっている。そこでは、われわれのいう“醜い”ということが“美しい”に相当し、“臭い”ということが、“いい匂い”に相当する。

 中国人を見ると逆に「妖物だ」といって逃げる。そこには都もあり、王もいるのだが、身分が高いほど醜悪であった。国は中国から東へ二万六千里離れている。神々や鮫人(こうじん)たちと交易していて、金帛異宝の類を取り引きしていた。

 この「羅刹海市」では他国から来た者を、即座に取って食うようなことはしないようであるが、中国の内外に来ている(?)羅刹はもちろん人さえ見れば取って食らう。『聶小倩』という小説によると、羅刹は長寿だが、やはり死ぬこともあり、骨を残すこともあるらしい。ところがその骨の一片だけでも、そばにおいていると心肝が切り取られ死んでしまう。また、羅刹も夜叉もそうだが、男性は醜怪だが女性は妖艶な美女と決まっていて、その美色を用いて人間の男を誘惑し、交わり、そのあとで殺して食う。

『110の宇宙種族と未知なる銀河コミュニティへの招待』エレナ・ダナーン(ヒカルランド)2022/12/31

<麒麟(きりん)座>

<麒麟座ベータ星>

<◆マザレック族(ブルーグラス エイリアン>

・マザレック族は、ムザールという名前の星系、すなわち地球から1000光年離れた連星系の麒麟座ベータ星出身です。彼らは約5フィート(約152センチ)の背の高さで、彼らの顔つきはグレイ種族とレプトロイド種族の異種交配種に似ています。けれども、彼らは独自の種族であり、彼らを他の種族と見分けられるようにするものは何かというと、彼らの皮膚が輝く透明な青色をしているということです。特定の明るさの状態で、特に半影部が現れる場合、それによって彼らは銀色のコーティングを付けているように見えます。

 この種族は長い間、非常に乱暴で利己的な性質のために、銀河連合の命令によって、自分の惑星を離れることすら許されていませんでした。マザレック族はまた、マイトラ族と同盟を結んでいますが、驚くことではありませんし、あいにくこの同盟は微妙なので、そのおかげで彼らは今では銀河を自由に歩き回っています。彼らの宇宙船はヴィンテージものの(型は古いが高性能)空飛ぶ円盤だと言っていいと思います。

<異星人種族解説(これまで地球と関わりのあった異星人)>

<アンドロメダ>

<アンドロメダ座>

<◆ゼネエ族>

・ゼネエ族はヴェガ星を離れてアンドロメダ座のゼナテア星系に入植したライラ人の移民です。この連星系はティタウィンとも呼ばれ、軌道上に4つの惑星と3つの小惑星があります。ゼネエ族は非常に精神的な種族で、その点ではオホライ・アークトゥルス族と同様です。彼らはヒューマノイドで、男性は青い肌で女性はそれより色白です(さらに女性は金色の肌で金髪である場合もあります)。彼らの起源はマン星系のタアル・ライラ族に遡り、彼らは戦争から逃れてヴェガ星系に入植したのです。そこで彼らの身体的特徴が青い肌へと進化しました。2度目には、彼らの惑星での人口過剰のため、アダラというグループが新しいコロニーを形成するために移住することを決定しました。

・彼らは1800歳まで生きることが出来ます。ゼネエ族は平和で分別のある文明社会で、銀河連合の一員です。

・彼らの社会は古代の戦士に非常に似た構造に基づいており、彼らはそれを精神的な戦士の社会に合うように作り変えました。ゼネエ族は平和のために戦い、普遍的正義の権利を守り、主に周波数領域のバランスの回復に取り組みます。彼らの高次の存在である賢者は第12密度に達することもあります。

・彼らはアンドロメダ評議会を創設しましたが、それは実際のところ、約140の異なる種族を再編成するゼナテアン同盟です。

 この同盟の高等評議会は、他とは比較にならないほど霊的に高度に進化した種族で構成されています。

・彼らは地球の未来を予見していました。そしてこれが爬虫類による占領から5700年後という歴史上の大きな転換点だと知っているので、破壊的な道ではなく建設的な道に進むような影響を及ぼそうとしています。

・ゼネエ族はエーテル体移動と次元間移動を使用します。同様に、タイムトラベルも使います。彼らの宇宙船はエーテル体のガラスで出来ていて、より高い次元環境にいる時は、プラズマ推進力を使います。

<◆ザイゴン族>

・ザイゴン族は、グルームブリッジ34とも呼ばれる、アンドロメダの12星系の一つに移り住んだライラ人の移民です。彼らは、彼らの新しい惑星の大気の構造の関係で、より背が高くなり、薄い青色の肌へと進化したヒューマノイドです。彼らの寿命も延び、2000歳まで生きることが出来ます。

・しかし、ザイゴン族の小さなグループは、地球人の波動を上げることによって地球の種族を助けるという経験を選択し、その目的のために地球に転生しました。

<アンドロメダ銀河(メゴペイ)>

<◆マイトラ族>

**非常に悪い、全てのうち最も悪い種族**

・マイトラ族(複数形はマトレイ)、あるいはマイトレ族は、(我々の銀河)最も近いアンドロメダ銀河にいて、それを彼らはメゴペイと読んでいますが、その中にある二つの生まれ故郷が起源です。彼らは地球人の最悪の敵であり、また、この銀河の全ての種族の最悪の敵です。基本的に、彼らと相互利益があって同盟を結ぶことに成功した人たち、つまりシカール帝国とオリオン共同体以外の、全ての人によって厄介者と考えられています。人間と同じ平均身長で、長い形の顔、細長い頭蓋骨と長くて細い首を持つこの両性具有の種族は、実際、非常に意地悪い顔つきをしています。彼らの寿命は普通120年だと思います。彼らの動機は怒り、憎しみ、同化です。彼らの宇宙船は大きく、黒っぽく、円盤状で、下の方に円形に並んだライトと大きな開口部があり、彼らの記章は背景が赤で3本線のある逆三角形です。

 彼らは最後の2度の氷河期よりも前から地球に来ており、何度も機会を狙って植民地化しようとしましたが、毎回シカールやアヌンナキや五種族評議会や銀河連合によって干渉されて来ました。彼らは地球には留まりませんでしたが、他の26の惑星を植民地化しました。彼らによって大っぴらに人間の拉致が行われており、それは彼ら自身の利益のため(他の種族、特にレプティリアンとの奴隷貿易は勿論、地球にとっての月の鉱山や火星への奴隷輸送)、あるいは米国テロス同盟に協力する場合のいずれかです。マイトラ族は人類の歴史を通して起きた悲劇に数回、関わって来ました。酷い伝染病のいくつかは、人間の人口が80億を超えないようにしたいと考えるレプティリアンの知識と同意を得て、彼らによってもたらされました。

<◆X5・ティクート族>

・X5・ティクート族は、奴隷として使用されるためにマイトラ族によって作られた合成の種族です。彼らはスモール・グレイに似ていて、有機体でないため永久に生きることが出来ます。それにも拘わらず、彼らを作るのに必要な主な原材料は希少であるため、わずかしかいません(300体未満)。この無機物の召使は船の飛行だけでなく必要最小限の理論的思考も出来ますし、その他の多くのプログラミングの仕事も行います。彼らはマイトラ族によって行われる拉致の主な労働力です。例えば、彼らは犠牲者の服を脱がせたり、彼らに印を付けたり、追跡装置を埋め込んだり、などの仕事をします。

・「神道系の稲荷神社では朱い鳥居と、神使の白い狐がシンボルとして広く知られる」といわれます。

ウィキペディアによりますと、

「稲荷神社(いなりじんじゃ)・稲荷社(いなりしゃ)は稲荷神を祀る神社。京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社が神道上の稲荷神社の総本宮となっている神仏分離の際、稲荷神社は多数の神道系と少数の仏教系とに分かれた。

神社のうちで稲荷神社は、2970社(主祭神として)32000社(境内社・合祀など全ての分祀社)数え、屋敷神として個人や企業などに祀られているものや、山野や路地の小祠まで入れると稲荷神を祀る社はさらに膨大な数にのぼる」と記されています。

・「狐憑き」を扱った本は下記のように少なくないようです。

『日本人はなぜ狐を信仰するのか』

松村潔     講談社   2006/2/20

<管狐>

・土地神様のお使いとしての狐と関わるのにどういうことが行なわれていたのか。もちろんいまでも多くの人が行っているお供えを置くという方法もある。しかしこんなおとなしい手段でなく、もっと積極的に関わる方法として、わざと狐憑きになるという風習が長く続いた。また狐を使役するという考えも存在していたようだ。比較的よく知られているものに「管狐」というものがある。

・管狐は、毛皮を脱いで人の腹の中に住むと言われている。管狐に腹の中へ侵入された人は、腹の中から声が聞こえる。また腹に入った管狐は宿主が病になり死にかけると、腹を食い破って、次の宿主を見つけ出す。まさに映画の『エイリアン』そのものだ。

 ハワイの伝統宗教フナを参考にして現代版にリニューアルされた技法では、低自我は腹にいるので、それにジョージなどという名前をつけてコミュニケーションするというワークショップをしていたようだが、管狐が低自我なのか、あるいは低自我に、ブースターとして取り憑いた装置が管狐なのかはよくわからない。

・イギリスなどでは腹がすいたという時に、ブラックエンジェルが騒いでいると言い、胃あるいは腹はブラックエンジェルという象徴があてはめられている。

<霊狐>

・大正時代に活躍した心霊家、西村大観は、たいていの狐憑きは迷信であり、心霊的な「幻映」のあらわれに過ぎないというが、それでも霊狐そのものは存在すると主張している。霊狐というのは、実在の動物の狐とは違い、文字通り心霊的な狐であり、神様の代理として、人の夢の中にあらわれたりする。霊狐は管狐のように生々しい現世的な欲望を刺激するものではなく、伏見稲荷大社の狐のように知恵を授けたりするし、そもそもそのふさふさした尻尾が宝珠とみなされてもいた。

・管狐は、地域によってイヅナとも言う。長野県の飯綱山が発生地だからである。飯綱というと、「飯綱の法」という呪術などを思い浮かべる人もいるのかもしれない。というのも戦国武将の上杉謙信や武田信玄などは飯綱信仰で有名だからだ。

<狐の本性>

・アヌビスに通底する動きを持った日本の稲荷狐は、基本的には、人とそうでないもののつなぎ、あるいは門の機能だが、かなり多層的な性質があるといわざるを得ない。本書では次のような内容を説明してきた。

1、狐は自然界=母の国への導きである。安倍晴明の母、葛の葉狐の伝承。

2、狐は死の領域への道案内である。中沢新一によると、稲荷のあるところ、たいてい墓所でもあった。

3、神道系では、穀物神であり、富をもたらす。秦氏の展開した商売の繁栄においての護り神である。

4、宝珠をくわえた霊狐は、修行者へ知恵をもたらす。

5、稲荷神社に祀られたサルタヒコの関連で、異なる領域のものを持ち込む越境の神。わたりをつける。

6、巫女と一体化して、妖術や呪術、性的な神儀に関与する。

7、通常の女性的なアイドルのような扱いも受けている。

8、原始宗教的稲荷においては、土地の力ゲニウス・ロキあるいは土地神のブースターとして活用され、たいていこれは万能な役割を与えられている。

9、狐憑きは、神様との仲介者として、預言をする。

10、管狐は、人を惑わすが、また物質的な御利益ももたらす。

11、仏教系稲荷では、女性力としてのシャクティが昇華され、女神として働くダキニの力を運んでくる。

12、カバラの図式で推理すると、生命力のリミッターをはずして、強力な推進力や達成力を与える。

13、エジプトのアヌビスと共通している狐は、死後の世界への導きとなる。

14、精神と物質の間の接続をする。狐あるいはアヌビスは、思いを形にし、また形に縛られた心を開放する方向の橋渡しをする。

15、玉藻前の伝説のように、この精神と物質の行き来が行き過ぎると、欲望にとらわれ、悪念に幽閉される。しかし極端に行けば行くほど、逆転も起きやすい。

16、狐とアヌビス、ガブリエルという関連では、過去に忘れた罪なども思い出させる。因果を明確にする。

17、秦氏の稲荷縁起から考えると、自分を世界に結びつけ、その環境の中で生きる道を作る。

18、猿女やエジプトのアヌビスの神官たちの関連で、魔除けなどにも関わる。衣服ということに、大きな関わりがある。

・そのうえで、全部をまとめて一言で言うならば稲荷狐とは「異界との接点」ということになるだろう。穀霊としての生産性というのは、異なる領域からわたしたちの領域に力が持ち込まれることで、創造を果たすのだから、これもまた異界との接点ということであり、死はこちらから向うへという創造のベクトルの逆回しだ。だから、生産性と死の門というのは表裏一体なものである。

0コメント

  • 1000 / 1000