その高橋信次さんが3時間ほどずっとお話をされて終わりの頃に、実は自分は、釈迦が日本で5回生まれ変わっている、その5人目だっていうんですよ。(1)

(2025/1/24)

『幸せが150%になる不思議な話』

小林正観  サンマーク出版  2022/12/19

<まえがきにかえて  高島亮>

・正観さんは、人生が楽に楽しく幸せになるものの見方や生き方を「見方道(みかたどう)」と称して伝えていました。そして、伝えるだけでなく、自らも実践し続けました。

未来は確定的に存在している(人生のシナリオは決まっている)

色即是空(しきそくぜくう)(幸や不幸は存在しない。そう思う心があるだけ)

縁起(自分の思いによって成り立っているものは何一つない)

悩みの本質=どちらでもいい

実践の三段階(1次処理、2次処理、3次処理)をくり返す

すべてが幸せだと気づき、幸せを50%上乗せする方法

<未来のすべては“存在している”>

<旅行作家だった私がなぜ見えない世界の話をするのか>

<人の寿命が見えるという不思議な能力が開花した>

・その頃になると、私は人間の顔を見たときに「しそう(死相)」というのを見られるようになったんですね。

<どんな理由であろうと、人は「寿命」でしか死なない>

・それが私には前からわかっていた、というのがひじょうに不思議でした。つまり、病気で体が弱ってきて、そこで死相が出ているんだったら、私も納得ができる。

 なぜ私が納得できなかったかっていうと、私は当時、全共闘で唯物論でしたから。交通事故の場合は、死というものが予言できるわけはないんですよね。

・それ以後30年ぐらい、この世界の研究をずっとしてきまして、わかった結論がというものが一つあるんです。それは死というものは、病気でも事故によっても誘発されるものではなくて、全部「寿命」である。

・みなさんにとって、これは少し受け入れ難いかもしれないですが、事実をずっと集めてくると、どう考えても人間は寿命でしか死なないみたいだ、という結論になりました。

・医者から見放されたけれども、民間療法で助かったっていう例はたくさんあります。

 その民間療法に出合って、それを実行するかどうかも全部プログラムだった。

・それは、その民間療法によって助かったんじゃないかという話になるんですけれども、実はそういうふうに友人から言われることもプログラムだし、小林からそういう話を聞いて、やる気になるのも全部プログラムなんです。

<未来はすべて決まっているという真理>

・その結果がちゃんと決まっている。それがどういう因果関係でつながっているのかわからないけど、とりあえず、その結果につながっているらしい。

 で、その未来がちゃんと存在しているらしいということは、私が30年間、精神世界の勉強をしてきて、最後まで受け入れられなかったことなんです。

<その道を選ぶこともプログラムされている>

・いま私は二つの例を挙げたんですけど、実は、突発的な事故に遭って死を迎える人というのは、ほとんど全員が何かしらの予知・予言をしているみたいです。必ず自分が明日死ぬことを全員が知っているみたいだ、ということなんですよね。

・事実としてひじょうに不思議なことなんですけれども、どうも私たちは頭の中にCDが入っていて、そこには一生涯ぶん全部のデータと、自分の毎日、日々、暮らしのデータが全部入っている。

 たんにそのデータをヘッドが読み取っているのが、「いま」ということであるらしい。

 未来と現在と過去というのは、宇宙から見ると、どうも区別がないみたいです。上からこういうふうに読み取れば、けっきょくどこでも探せて、どこで拾い出すことができるわけですね。だから、どうも全部決まっているらしい。

・どっちを選んでも、何をやっても未来が一緒なのではありません。じゃあ、選択できるんじゃないかって、みなさん思いますね。選択をしているように思いますけども、選択をした結果が全部、生まれる前に書いたプログラムどおりであるということなんです。

 これは、98%合致しているとか、99%合致しているというものではなくて、100%完璧に合致しているんですね。

<そうなることは、すでに「決まっていた」>

・必ずプログラムのとおりに全部過ぎてきて、そのように全部起きているみたいだ。というのが、唯物論的な思考方法、検証方法を30年間とってきた人間の結論なんです。

・あと、いちばんよく覚えているのが、高橋信次さんっていう、浅草にGLA(God Light Association)っていうのをそれから3年ぐらいたってつくった方ですが、そのときは悟ってから半年ぐらいのときですね。

<自分の判断を超えた大きな力に動かされている>

・その高橋信次さんが3時間ほどずっとお話をされて終わりの頃に、実は自分は、釈迦が日本で5回生まれ変わっている、その5人目だっていうんですよ。

 この1500年の間に、聖徳太子に生まれ、その次に空海に生まれ、そのあとはたぶん、これは最近、私の記憶のなかによみがえってきたんですけど、本居宣長だったと思います。

 

・ちょっと正確ではないので、もしかしたら違っているかもしれないですが、それから4人目が坂本龍馬。5人目が自分、高橋信次と言っていました。

 この4人ははっきり覚えています。聖徳太子と、空海と、坂本龍馬と、高橋信次さんですね。

 その高橋信次さんは、ご自身は宗教などまったく関心がなく、お金もうけにだけ興味があって、27、8のときに、浅草の都営地下鉄の、浅草の駅の上に八起ビル――七転び八起きからとったそうです――というのを、銀行から一銭も借金をしないで自費だけで建てたそうです。

 高橋さんが27、8歳だった当時に、特許が4百だか5百あって、お金がザクザクあったんだそうです。

・それがある日、部屋で仕事をしていたら――もちろん金もうけの仕事をずっとしていたわけですけど――突然、モヤッと人が現れたんだそうです。

 ドアを開けていない、窓も開いていないのに、突然に誰か人が、そこに立っていたそうですね。

 そして、ヘブライ語だか、ユダヤ語だかわからない言葉でゴニャゴニャと言ってきたので、何だってこう思ったら、言葉を知らないのに、その意味だけわかったそうです。

 そして、おまえは3日後に死ぬぞと言われた。そんなバカなと思っていたら、その人が突然消えてしまった。いわゆる超常現象が起きたわけです。

 それから3日間、高橋さんは東京じゅうの超能力者をめぐり歩いて、死にたくない、何とかしてくれと言ったそうですが、誰も何もできなかったそうです。

・そして3日後の夜、嫁さんと子どもを呼んで、今日私は死ぬかもしれない。だから、後のことはよろしく頼むと言って、会社の経営のことや、お金の通帳など、そういうことを全部まとめて、その妻と娘に渡し、死ぬ覚悟を決めて部屋で待っていたそうです。

・そしたら、同じ時刻ぐらいに、またモワッと人が現れて、おまえは悟ったと言って消えていったそうです。

 どうも、死ぬかもしれないっていうふうに思っただけで、人間は悟れるらしい。死ぬことがイヤだイヤだと思っているのは執着です。

 なかでも死にたくないというのが、いちばん大きい執着なんです。そのいちばん大きい執着を離れると、人は悟れるらしい。

これまでくり返し言ってきたように、私たちの人生はプログラムどおりにしか起きないようなので、死ぬタイミングも全部決めてきている。

何年何月何日何時何分に死ぬことまで、全部プログラムで決めているらしい。

・高橋信次さんはそのとき、金もうけしか興味がなかったので、死ぬということについては全然勉強していなかった。

 とりあえず3日間、不眠不休で食事もせずに、とにかく超能力者と聞けば必ず会いに行ったそうですけど、ダメだった。

 なので、とにかく待っていたら、おまえは悟ったっていうことで、突然そこでビジョンというか、イメージが湧くようになった。

 どうも自分が釈迦のような立場で、人から話しかけられているみたいだという記憶がよみがえったんだそうですね。

 そこで初めて書いたのが『原説般若心経』という本です。これが三宝出版っていう、自費で設立した出版社から出された。

・また、高橋さんはお金持ちだったので、出版社を自費でつくったということですね。そこから『原説般若心経』や『人間釈迦』という本を書き続けて20冊ぐらい残していますね。すごくいい本ばかりです。

<学生時代に精神世界の先人から受けた“予言”>

・「いま、ここに来ている人は、私――高橋信次さんですね――が釈迦の生まれ変わりであるらしいので、私が釈迦だったときにその2千5百年前に弟子であった人である。そういう人だけが集まってきているらしい。30を過ぎたら、好むと好まざるとにかかわらず、必ずそういう方向に引っ張られますから、覚悟をしておいてください」 そう言われました。

「30を過ぎたら引っ張られますよ」と高橋さんが言ったのは、たぶん私たち二人に言ったんだと思います。

・30年間で160人ぐらいの超能力者、宇宙と交信をしている人と会ってきましたけれども、この人は本当に謙虚さを絵に描いたような、すごい人だなと思う人はたった二人だけ、高橋信次さんと足立育朗さんという方です。

 この二人だけですね。あとの人は、やっぱり必ず年月を経るにしたがって偉そうになっていっています。必ず偉そうになりますね。

<「悪魔の構造」に取り込まれないように気をつけよう>

・実は、神が私たちの魂に、10万回の輪廻転生のなかで最大のテーマとして与えているのは、おごり、高ぶり、うぬぼれ、傲慢をいかにもたないか。つねに謙虚でいるということなんです。それが最大のテーマです。

・精霊対悪魔というのは、地球上で碁を打っていると思ってください。自分の領域の取り合いなんです。住める場所の取り合いをしている。

・この悪魔の構造を知っている人は、日本にほとんどいません。

<150%幸せになれる方法論>

<幸せ度が一気に50%アップする方法論がある>

・話が枝分かれしてしまったので幹に戻しますが、高橋信次さんが、30を過ぎたら好むと好まざるとにかかわらず、必ずそういう方向に引っ張られますから、覚悟してくださいと言った。

・いま私は実際に、悩み、苦しみ、苦悩、煩悩が全然ないんです。私はずっと幸せが150%というふうに言い続けてきたんですが、実はいま、私は幸せ度が200%になっています。

<トイレ掃除をすると臨時収入があるという不思議>

<実践したら数日で目に見える成果が現れた>

<手首まで突っ込んでのトイレ掃除をおすすめする理由>

<神棚の前で、神様に質問した「最大の関心事」>

・3月11日に松山に呼ばれて講演会をしました。

 そこで会を主催してくださっている方が、松山に住む、神様とお話をするKさんという方と親しくなりました。

 このKさんというのは65歳の男性で、右半身が不随なんです。

・そこで、そのKさんのお宅に行きました。そうしたら、実は数年前から神様と話せるようになったと言うんです。神棚があって、神様が常時ここにいらっしゃるとのこと。

 瞬時に神様が答えてくれるから、どんな質問でもいいですよと言う。その方は、守護神という言い方をするんですが、一人ひとりの守護神を見ては、その人に守護神を教えてあげるそうです。しかも無料なんですね。

・Kさんがおっしゃるには、どんな質問でも、この方はお答えくださるから何でも聞いてくださいというので、私は十個ぐらい質問をしました。

・私はKさんに向かって、こういう質問をしました。神様が全部答えてくださるんだったら、いま最大の関心事、聞きたいことが一つあります。いま私がやらされていることは当分続きますか、聞いたんです。

 するとKさんが神棚の前に座って――神棚が3メートルぐらい前にあるんですけれども――「はあ、はあ。なるほど、はい。ああ、なるほど、ああ、なるほどね……」そしてこっちを向いて、たいへんなことを引き受けたものだなって、いま神様がおっしゃっていました、と。

 私は、引き受けたつもりはないんです。全然、引き受けてはいないんです。引き受けたつもりはないんですけれども、やらされているので、しょうがなしにやっているんです。さっき言いましたけど、使命感は全然ないんです。

・それだけで済めばいいんですけれども、もっと話を聞きたいという人が多くなって、さっき言いましたけれど、伊東に家があるので、2カ月に一度ぐらい、そこに集まってもらって、人相を見たり、手相を見たり、人生相談を受けたりしています。

<悩んだり迷ったときは、コインを投げてみればいい>

・あまりにも忙しいのですが、その9割ぐらいの相談事はみなすごく似たものばかりなんです。「で、何が問題なんですか?」というふうに聞くような問題ばっかりだったんです。

<意図したのと百八十度違うところに矢が飛んでいく>

・坂本社長は、小林さんのこのコピーを読んで、私は自分の経営の方針が変わった、と。

 そして、そんなに忙しいのはあまりにもかわいそうだから、この資料を本にして、要求があったら、それを全部こっちで送るようにしましょうといって、出版社をつくってくださったんですね。

・それを経験したときに、私はもうある時点から、自分でものが考えられなくなりました。自分でものを考えていると、もうどうなるかわからない。読みどおりにはならないらしいということが、自分のなかでわかった。

 その時点から、もう考えることをやめて、おまかせすることにしたんです。

・結果として、私は本を書くはめになって、それが、『22世紀への伝言』(廣済堂出版)という本になった。それが悩み事相談のいろいろな内容をまとめた本です。

 そんなことになって、二冊目に『波動の報告書 足立育朗の世界』(弘園社)という本を出すことになった。

・頼まれたことをたびたびやっているだけで幸せだということに、私自身が気がついていたので。

<無色透明の「現象」に、自分が「意味」をつけている>

・そしてもう一つは、その現象に対して感謝ができるという、そういう考え方です。

 現象はまったく一つなんです。「色即是空」と釈迦が言ったのが、たぶんこのことだと思います。

・「不幸や悲劇は存在しない、そう思う心があるだけだ」と言ってきたのは、実は宇宙の現象の半分しか説明をしていませんでした。あとの半分の説明をします。

 幸福という名の現象も世の中には存在していない――これが残りの半分です。不幸や悲劇という現象は存在していないかわり、幸福という名の現象も存在していません。自分が、幸福か不幸かを決めるだけです。

 あらゆる現象について、半分しかない。だから不幸と思うのも自由。半分も残っていてうれしい、と思うのも自由。喜んで楽しむのも自由……。

 さっき言いましたね。人生というのは、どうも全部、自分のプログラムどおりに決まっているらしい。

 そして神様は私たちに、生まれるときに二枚のCDを与えたらしい。決まっているCDというのが一枚あって、もう一枚CDがある。

 プログラムが全部絵柄として入っているCDがあって、もう一つは、「それをどうとらえるか」のCDなんです。プログラムCDですね。

 

・未来も過去も現在も全部、人生に起きること、私たちが味わうことは、全部現象としては決まっている。

 こちら100%は完璧にコンプリートなんだけれども、その現象をどうとらえるかという、こちらのCDの内容はというのは、100%が自由なんですね。

<あなたの体は、本当に自分の「意思」で動いているのか?>

・ものの考え方を全部、そういうふうに切り替えていったら、世の中に不幸や悲劇がないことに気がつきます。

 不幸や悲劇がない。じゃあ、病気や事故は不幸じゃないのか?結論だけ言ってしまうと、病気も事故も不幸ではありません。全部、自分が生まれる前に書いたプログラムどおりに起きている。

・人の力を借りなければ生きていけませんよ。思うようにできませんよ、ということを味わわせるために、事故や病気が設定されている。

・松山にKさんという65歳の方がいらして、松山に引き篭もって捲土重来を期しているときに突然、2、3年ぐらい前かな、守護霊――彼は守護霊とは言わず守護神と言うんですが――守護神が見えるようになった。

 それで、その守護神に話を聞くと、体が悪いのは何のせいだというようなことを全部教えてもらえるようになったそうです。

 それをその人に言ってあげて、その人がそのとおりにすると、どんどん体が治っていったということで、最盛期には、朝起きたときに門前に2百人の人が並んでいたそうです。

 そのときに、ああ、これならば宗教法人をつくって、みんなに治療をしてあげて、そのぶんのお金をお布施というかたちでいただければ、絶対に金もうけができて、ちゃんと生活ができるなと思ったんですって。

 そう思ったとたんに脳梗塞になって、半身が動かなくなったんだそうです。

・リハビリをして、やっとしゃべれるようになって、半身は動かないんですけども歩けるようになって、それで神様に聞いたんだそうです。

 何で脳梗塞になったのかって聞いたら、もしそのまんま放っておいたら、必ず宗教団体をつくって金もうけをしただろうって言われたと。

 ああそうです。そのまんまだったら絶対、宗教法人をつくりました。だから、そうさせないために脳梗塞を起こさせた、という話なんですね。

・その神様が言うには、神様を金もうけに使ってはいけないって言ったそうですね。その神様も、なかなかおもしろい方ですが。

<キリストはなぜ神のことを「父」と呼んだのか>

・何とか大明神とか、何とか稲荷とか、どうお呼びすればいいですかと言ったときに、その神様はこう答えたそうです。

「キリストは私を父と呼んだ。あなたは日本人なのだから、私をおやじとでも呼んだらいい」――。

・でも、キリストは、主よ、神よ、というところを、父よというふうに呼びかけている。

<神様から呼ばれて受け取ったメッセージ>

・神様が指名をして、小林正観を太陽まで連れていくから、明日連れてくるようにって言ったんだけど、そうですかっていう話だったんです。

 いままでに太陽に連れていった人は十人に満たないぐらいですが、何人かいるんだそうです。その方たちも全部、Kさんが自分で決めることができなくて、全部、神様が指名をしてくるんだそうです。

・その十人に満たない何人かの感想というのを言いますと、一人は太陽まで連れていかれて、まぶしくて目が開けられなかったそうです。

 目を開いたら目が焼かれるような気がして、どうしても開けることができなかったという人が一人。

 それから、太陽のすぐそばまで行っている気がして、熱くて熱くて体じゅうの汗腺から汗が噴き出して、全然暑い日じゃなかったのに、猛烈な汗をかいたっていう人も一人いるんです。

 そういう話を主催者の方から聞いていましたので、それはおもしろい。私もぜひ、まぶしくて目が開かないのか、汗がどっと噴き出すのか、とにかくどんな状態なのか、ぜひ味わってみたいと思いました。

・その人は神がかりでもなく、宇宙人でもなく、新興宗教の教祖でもない、ふつうの人である。その七人のメッセージを、これから世の中に伝える役割があるから、それを伝えなさい。

・その前日の11日に、私の守護神は、右脳の40センチ、45度上に、22センチぐらいの塊がいらっしゃるっていう話をしています。

・私の30年の歴史でいうと、Kさんが守護霊と呼んでいる方は、どうも指導霊のようですね。

<親子の関係は「神と人との関係」の見本でもある>

・3月11日にKさんにお会いして、私の守護霊を見ていただいたときには、総髪の女性で、真っ白な頭で後ろで束ねて、眉をそって、ものすごくきれいな上品なおばあさんだということでした。

 私は父方の祖母っていうのを全然知りません。母方の祖母は知っているので母方の祖母でしょうかと言ったら、「ああそうです、そう答えています」っていう話でした。

 それが11日の段階だった。そして12日の午後2時にお会いしたら、「あっ、小林先生、守護神がお替わりになりましたね」と。

「へえ、そうですか。何者になったんですか」と聞くと、空海さんになりましたって言うんです。

 空海さんのメッセージというのが、夜のうちにワープロを通してありまして、今日から私は君の守護神になるって書いてあるんですよ。

・ということで、よく考えてみると、親子関係というのは、私たちは本能だと思っているけれども、どうも本能ではなくて、神と人との関係の見本として、どうも神から親子関係を与えられたみたいだ、という結論になるんです。

<人生は「とらえ方」が10割> 

<お釈迦様が語った「縁起」の話に衝撃を受ける>

・人の人生というのは、すべてが「縁起」によって――縁起というのは、自分以外の因果関係、人、事、物、現象、神、仏だそうです――組み立てられているがゆえに、すなわち自分以外のすべての存在から組み立てられているがゆえに、自分の思いどおりに自分の人生がつくれると思っている人間は、必ず苦悩する。

 実は、自分の思いによって自分の人生をつくっているということは、まったくないのだと言った。

<人生に自分で決められることは何一つない>

・どうも、人生はプログラムどおりに決まっているらしい、シナリオを書いているとおりに物事が進んでいるらしいということを、私はこの30年間間、ずっと言い続けてきました。

「ほとんど決まっているらしい」とは言ってきたんですけれども、お釈迦様は、「自分の意思によって決められるものはない。全部、人と神、仏の問題だ。100%そうだ」という結論を言ったらしい。

<流されてきた現象を、どのようにとらえるかだけ>

<いま幸せな人は、どこにいても幸せでいられる>

・申し訳ないけど、現象には自由はありません。書いたとおりにしか起きない。それをどうとらえるかの訓練を、実は100%自由な状態で私たちは授けられている。

<すべての現象は「ゼロ」、意味を与えているのは自分>

・口幅ったい言い方をしますが、私、小林正観は「見方道(みかたどう)」の家元です。「何をどうとらえるか」という見方道の専門家で、30年間ずっとそれをやってきました。

・世の中には、つらく、悲しく、苦しい現象というものはありません。自分がそれをどう思うかだけです。

・なぜならば、マイナス現象をプラスと言いくるめているのではなく、もともとがゼロだからです。

<すべてはプログラムということが現象に現れる>

・本当に、自分がすべてプログラムを書いて生まれてきたのですかということについて。

<人から強いられる努力などしなくてもいい、その理由>

・私の人生というのは、私がつくり上げるのではなくて、すべてまわりの事、人、物、現象、神、仏によって成り立つんだっていうことがわかったところから、「そうか、私ががんばって何かをするというのは無意味なんだ」ということに気がつきました。

・闘わないこと、それから努力しないこと、がんばらないことですね。

・ただし、感謝だけはする。働かないのではなくて努力はしないということです。実際には、働くんですよ。働くというのは「傍(はた)を楽にする」という意味ですから、働くというのはいいんです。

 私は人の3倍ぐらい働いていますけど、努力して働くのではなく、自分の好みで働くということです。

<「夢も希望もない人生」を生きると悩みは消える>

・私は人の3倍くらい働いていると思います。毎日4時間睡眠で30年生きてきましたから。それから、週の休み、月の休み、年の休みがありません。生涯無休です。

 くる日もくる日も原稿を書いて、本を読んで、人と会って、人にお話をしてという状態を続けていますが、自分でそれを不平不満に思うことは全然ないです。

縁起だけで成り立っているというのが、もうわかりましたので、自分では何も考えずに、されるがまま、なすがままに動いている。

・そういう状態になると、「夢も希望もない生活」になります。私は、夢も希望もない生活をしているんです。

夢や希望の満ちあふれている生活というものはどういうものかというと、実は自分の人生に不平や不満がたくさんあるということです。夢や希望がない生活というのは、いま自分が置かれている人生を100%肯定しているということです。

・そのように、「あ、とらえ方の訓練か、ゼロか」って思った瞬間から、いままで悩み苦しみ、苦悩、煩悩がたくさんあった人が突然、全部片づきます。

<長い目で見ると、すべてが幸せだったと気づく>

・どんなことも、幸せという名の現象がない代わりに、不幸という名の現象もない。「私」がどうとらえるかだけ。

<すべてに感謝する人は「感謝される人」になる>

・努力をして、否定的な言葉を口にするくらいだったら、その努力は全部やめて、ただひたすら感謝をして、ありがとうを言っていくと、どうもいいみたいですよということです。

<迷いが消えるQ&A>

小林:簡単に答えますと、生まれる前に100%決めてきた。完全な自由意志で自分の人生を決めてきた。

 それで今日、いまここで感謝をする心に切り替えるか切り替えないかは自由なんですけど、その切り替えることも全部決まっているということです。わかりますか。

 その結果として、神、仏、精霊たちが助けてくれる、助けてくれないということも、全部決まっているみたいだということなんです。

・だから、未来が確定的に決まっているというのは、自分の選択の連続として未来が決まっているのであって、自分が何も選択していない状態で未来が決まっているということではないんです。

・その奥さんは、障がい児をもっている親同士の仲間なんですけれども。夫からひどいことを言われたというんです。

 その障がい児をもっていると絶対に言ってはいけない一言っていうのがあって、本当にその一言を浴びると死にたくなるような言葉が、障がい児の親にはあるんですね。

 その絶対に言ってはいけない一言を、その夫が言ったらしい。

 それでもう、すごく半狂乱になって、もう私は死んじゃうって言って、うちの嫁さんに電話をしてきたわけです。それが午前2時だった。

小林:今日集まっている人は、だいたい9万6千回の生まれ変わりのプラスマイナス2千ぐらいの誤差のなかにいるんですね。

 9万4千回から9万8千回くらいの人です。あと何千回かで10万回に至ったところで、人間として生まれなくなって神に生まれ変わります。

 いちばん最初は、守護霊です。肉体をもたない状態になって、人間につく守護霊に生まれ変わります。

 それがだんだんと菩薩界に上がり、如来界に上がり、神界にという変遷をどうもくり返すみたいです。

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