その男はおれは天狗だといった。鼻は別段高いという程でも無かったが、顔は赤くまた大きかった。(4)
・信太明神という名称が確定したとき、聖神も稲荷神とみなされ、狐を眷属神とするようになった。すこし時代はくだるが、江戸時代の寛政七年(1795)成立の『和泉名所図会』には、「今信太社の稲荷の社壇に、葛の葉明神とて、一座を祀る」という記述があり、信太明神が稲荷社として理解されていた。
この稲荷信仰を解明することによって、安倍晴明の母が狐でなければならなかった理由があきらかになり、さらに晴明伝説の本質についての知識もさらに加えられることになる。
・稲荷信仰は本来は稲に象徴される穀物神、農耕神にたいする信仰であり、その名前も「稲成り」に由来するといわれるが、さらに複雑な信仰がそこに習合させられたためにかんたんには把握できない内容をもつようになった。
<非合理にあこがれるオカルト志向>
・本書は、オカルト志向、超人待望のいずれとも無縁である。むしろ安倍晴明の真実の姿をあきらかにすることによって、その虚飾性をはぎとることに精力がそそがれている。しかし、本書はたんなる破壊の書ではない。虚像として結晶した安倍晴明伝説の形成過程を丹念に究明することによって、伝説に託された多くの人々の願望と悲しみに陽の光をあてている。それは、もう一つのあたらしい晴明像の創出である。
・本書で私があきらかにした諸点はつぎのようにまとめられる。
(1) 安倍晴明の実像は職務に忠実な国家公務員であった。ただ彼の
従事した職務が陰陽道という、科学と呪術のむすびついて特殊な用途をもつものであったために、彼は代々の権力者から重用された。
(2) 陰陽道は、中国から伝来した当時の科学、宗教、呪術の先端知
識を総合して、日本で誕生した。その先端知識は、単独で、あるいは道教や仏教の枠組みにつつまれて日本へつたわった。
(3) 晴明にかかわる数々の伝説は、大きく二つにわけることができ
る。一つは宮廷の陰陽寮から発して、京都、奈良、大阪などの中心地域にひろがった上級の陰陽師たちがそだてた、晴明の超人的な呪術力を称揚した伝説群である。式神も、道教の役鬼をベースに、この人たちが生みだした。もう一つは民間の下級陰陽師たちがそだてた信太妻伝説である。前者の素材となったものは、中国伝来の神仙譚であり、後者の素材は民間の異類婚説話であった。
(4) 民間下級陰陽師たちは、大陸伝来の陰陽師の伝統をまもった人た
ちであったが、陰陽術の日本化をはかった上級陰陽師たちの陰にかくれて、上級陰陽師系の伝説の中では、敗者、悪者の役割を演じることが多かった。彼らは渡来した被差別民であり、中世以降、歴史の表に登場するようになったとき、信仰する和泉国の信太明神の縁起譚として、晴明異常出生譚を生みだしていった。
『円盤に乗った青年のマジメな話』
(昭和49年、北海道宇宙人事件の真相)
(平野威馬雄)(平安書房) 1974年
<ニコロでの記者会見>
田中:「小人の丈がだいたい1メートルくらい」
<タコのような宇宙人>
平野:「こんな感じ?・・・へえ、こんな、タコみたいなの?・・・そして、こんな、体中にブツブツのイボがあったの?」
田中:「ブツブツがいっぱい体中にあったのです」
藤原:「このブツブツは、ずーと体中、イボみたいになっていたんです」
平野:「ぼくもずいぶん宇宙人について書いたし、いろんな宇宙人の画も見たが、やっぱり、これと似ていたな」
<私の住む町に円盤か!?>
よく『狐つき』に間違われたアブダクション(誘拐)・ケース
<藤原由浩君の独白><動き始めたマスコミ>
藤原君を無理矢理、12チャンネルのテレビに出演させることになり、25日に数名のUFO関係者が集まった。四国までわざわざ介良村での怪小型円盤飛来の顛末を調べに行った林一男君、UFOの権威・荒井欣一氏、宇宙人らしいものをカラーで撮った浅野良雄君、日本大学教授・﨑川範行氏、そして藤原君と小生が出た。『奥さん二時です』という川口浩司会の番組だったが、ほとんど時間がないので、何もいえずかえって誤解をまねくことになるのではないかと終って思った。
が、とにかく出演後、放送局のロビーにNTVの矢追純一さんらがいてくれて、日本テレビか矢追さんの指揮のもとに、本格的な取り組みをして、適切な方法で取扱、放送ということに話が決まった。
『知っておきたい世界の幽霊・妖怪・都市伝説』
一柳廣孝 西東社 2008/7
<神隠し>
<突然その姿を消した村人たち>
・人間が何の前触れも理由もなく、忽然と姿を消すことを「神隠しにあう」という。姿を消した人物は、そのまま戻らないこともあったが、数日(数十年という例もある)してからまったく違う場所で発見されることもあった。戻ってきた人の多くは、神隠しにあっていたときのことを覚えておらず、「気がついたらここにいた」というように話す。村の誰かが消えてしまったときは、村中総出で探しまわる。そのとき、これ以上犠牲者が出ないように、長い布を全員がつかみながら進んだり、太鼓を叩きながら進んだりしたそうだ。これは一種の儀式のように変化していった。
・人が突然消えてしまうことも不思議だが、その間の時間の感覚や経験が、通常では考えられないことから、当時の人々は、天狗や鬼、山姥のしわざだと考えた。神隠しの多くが山で起こったため、人々は山の妖怪のせいという理由をつけることで、事を済ませようとしたのだった。つまり、神隠しにあった人は、人間の住む世界ではなく、神や妖怪の住む「異界」に踏み込んでしまったと考えられていた。現在では、単なる「失踪」と捉えられている事象のことを、昔は神や妖怪のせいにして、理由付けていたのである。
<おかっぱ頭の子供の妖怪 座敷わらし>
<夫婦の座敷わらしもいる>
・座敷わらしは年少の子供の姿で現れる。また、ふたりひと組で行動している夫婦の座敷わらしもおり、ときどき夫婦喧嘩をしていることがあるという。特に座敷わらしは女の子が多く、おかっぱで赤い着物を好んで着ているという。その姿は、赤みを帯びた顔で、透き通るような白い肌をしていて、いつもにこにこしている。
豊かな家に棲みつくことがほとんどで、成り上がりなどの家には、棲みつくことはないという。その姿は、なかなか見ることができないが、夕方に現れることが多く、かわいい声や足音が聞こえるそうだ。ごくまれにその家の者に見えることがあるらしい。
<おならが苦手でいたずら好きな妖怪 キジムナー>
・沖縄に生息している妖怪で、河童によく似た姿をしている。
キジムナーは、人のことをだますのが好きな妖怪で、赤土を赤飯と勘違いさせて食べさせたり、狭くて出られないような場所に閉じ込めたり、眠っている人を上から押さえて苦しめたりする。キジムナーと縁を切るためには、タコやおならなど嫌いなものを近づけたり、キジムナー
が宿っている老木を焼いたり、釘を撃ち込むとよいそうだ。
また、キジムナーは火と関わりが深く、原因不明の怪火をキジムナ火といい、それが屋根から出ると、その家の誰かが死ぬ予兆だといわれている。
<天狗 時代と共に姿を変える妖怪>
<天狗伝説の始まり>
・天狗といえば、山伏のような恰好をしていて、顔は赤く、高い鼻、高下駄を履いている。そして、自由に飛び回ることができ、手には羽団扇を持つ、山の中にいる妖怪を想像するのではないだろうか。しかし、私たちが考えるこの天狗像は、江戸時代に定着したもので、元来のものとは違っていたようだ。実は、天狗の姿は時代と共に変わっている。
・日本で初めて天狗が登場したのは『日本書紀』だといわれている。舒明天皇九年(637年)に、唐から訪れていた旻僧が、雷のように音を立てる流星を天狗星と呼んでおり、流星が落ちた場所には犬がいると考えられていた。
・その後平安時代になると、天狗は山中の妖怪で、姿のない霊的な存在として考えられるようになった。さらに仏教の影響から、天魔と同様、災害をもたらす存在と信じられるようになり、鳶のような半人半鳥の姿で描かれている。
・一方、修験道においては、山伏(修験者)を守護する山の神として考えられていたようだ。また人々が昔から持っていた、山の精霊や山の神に対する信仰心を、「天狗」という具体的な姿や性質にしたともいわれている。
江戸時代の天狗は、祭の先導者として登場している。私たちがイメージする赤い顔で鼻の高い天狗は、日本神話で天孫降臨の際に道先案内役であった。猿田彦命の鼻がモデルになったといわれている。この鼻高天狗像が主流となり、現代もこれを引き継いでいるのだ。
<各地に伝わる天狗伝説>
・日本各地には、さまざまな天狗伝説が残っている。
東北地方に伝わる羽黒山三光坊という天狗は、羽黒山の修行者や山の守護をする天狗である。秋の夜更けに、修行者は人の姿が見えないのに、笛を吹くだけを聞いたそうだ。人々はこれを天狗の仕業だと考えていたという。
・愛媛には、石鎚山の烏天狗の仕業が末広昌雄の『伊予路の天狗噺』に残っている。これによると、ある者が子供をつれて石鎚山に登ったとき、子供とはぐれてしまい、いくら探しても見つけられなかったそうだ。家に戻ってみると、なんと子供が先に帰っている。子供がいうには、山頂の祠の裏で小便をしていると、黒い顔の大男がやって来て「こんなところで小便をしてはいかん。家まで送ってあげよう」といわれた。そして、子供が目を開けると家の裏庭に立っていたそうだ。
・また『天狗経』によると、日本の天狗世界には48の親分天狗がいるといわれている。そして、より多くの家来を持った天狗ほど、力があると考えられている。中でも近畿地方には多くの親分天狗が存在しており、特に鞍馬山の天狗は護法魔王尊、魔王大僧正と呼ばれ、トップを争うほどの大天狗であった。護法魔王尊は人類を救うために金星からやって来た使者で、サナートクマラという名前を持っているという説もある。偉大な除魔招福の力があり、今でも多くの崇敬者がいるそうだ。
<現代にみる天狗>
・平安時代に始まった天狗伝説を、今もなお感じられる場所がある。
東京都八王子市に位置する高尾山がそのひとつで、天狗にまつわる話や遺跡、建造物などが多く残っている。薬王院には、飯綱権現と呼ばれるカラス天狗にも似た、とがった口が特徴的な像が祀られており、まさに高尾山に住む天狗を表しているようである。
・また、群馬県沼田市では、毎年8月に巨大な天狗面のみこしを女性がかつぐ「沼田祇園祭」が行われている。約4百年前に、迦葉山弥勒寺のお天狗様にあやかって祭が行われ、1959年に天狗おどりが、1972年にみこしが始まった。
<水神として祀られる妖怪 河童>
<河童はどこからきたのか>
・日本各地にはさまざまな河童の説がある。渡来説や人形化生説、平家の怨霊説、渦巻き説、水神零落説などが有名だ。渡来説は熊本に伝わっており、河童は中国から泳いで渡って来て、九千匹まで増殖したので、その頭領は「九千坊」と呼ばれていた。
・水神零落説は、かつての水神が零落して河童になったというものであり、実際に河童を水神として祀っている地方も多い。また、東北には河童のことをミズチと呼んでいるところもある。これは、『日本書紀』などに登場する水神ミズチに由来する。人に毒気をもたらす川の蛇神が退治され、神の立場を奪われた結果、妖怪としての河童に変じたと考えられている。
<河童の姿>
・河童の身体的な特徴として有名なのは、頭にあるお皿。このお皿は、水がなくなると生命の危機に瀕するといわれる。また、赤ん坊のような薄い髪の毛が生えている河童の像もある。さらに、体毛があるという説とカエルのようにヌルヌルしているという説があり、大きさは、人間の3歳児くらいの小さな姿から、10歳児くらいまでとさまざまである。
<命を奪うこともある河童の本性>
・水がきれいな川に棲んでいるといわれている河童は、大変いたずら好きな性格をしており、川の近くを牛や馬などが通ると引きずり込もうとする。また、人間が川の近くを通ると、その人がほしいと思うものに化けて川におびき寄せ、水の中に誘い込み、肝や臓器を肛門から引きずりだして溺れさせる。
・河童が人間にとり憑くこともある。これを河童憑きと呼ぶ。西日本に伝わっており、九州では、若い女性に憑くことが多いという。河童は、水辺でふしだらにしている若い女性を見ると、恋しく思い、そのままその女性に憑くそうだ。そして、憑かれた女性はたとえ普段は物静かでも、男性にいい寄る淫らな女性になってしまうそうだ。大分県の伝承では、憑かれた女性が心身共に消耗してしまい、死に至るケースもあったという。憑いた河童を落とすためには、祈祷師にお払いをしてもらうしかないらしい。
<鬼 日本に深く息づく闇の存在>
<日本人の持つ鬼のイメージ>
・日本人にとって鬼は非常に身近な存在である。鬼を「おに」と呼ぶようになったのは、平安時代からであるといわれている、疫病や天災など、姿を見せないが災いを成すものを「隠」といっていたそうだ。考証学者である狩谷棭斎の『箋注倭名類聚鈔』には、「鬼は物に隠れて顕わることを欲せざる故に俗に呼びて隠と云うなり」とある。つまり、「オニ」とは「隠」の訛りであるのだという。そしてだんだんと姿が見えないが恐るべきものとして、「鬼」が定着していった。
<日本各地の鬼>
・各地で、鬼にまつわるさまざまな話が残っている。一番有名なものが、酒呑童子である。酒呑童子は南北朝時代の絵巻『大江山絵詞』に初めて登場した伝説の鬼で、丹波の大江山に住む鬼の頭領であったという。乱暴な性格で、都に出ては婦女や財宝を奪っていたそうだ。勅命により、源頼光が四天王を率いて退治したという伝説が残っている。
・また、大分県の由布岳には、塚をつくった鬼の話がある。由布岳に鬼がはびこり、人々は大変困っていたのだという。
・石川県の能登半島には、角が生えた猿のような鬼がいたという。人々を困らせていたこの猿鬼に、能登一の宮の気多大名神が率いる神軍が戦いを挑み、毒を塗った矢を猿鬼の目に射って退治したそうだ。猿鬼の目に矢が当たったところを当目、矢に千種もの毒を塗ったところを千徳(毒)、倒れた猿鬼の血で水が真っ黒になったところを黒川などと、伝説にちなんだ地名が今でも残っている。
このような話は、各地で数多くみられるが、その多くが鬼を「悪しきもの」「恐るべきもの」とするという点では共通している。
<犬神 人間に取り憑く犬の霊>
<憑かれると発狂、高熱、腹痛などで苦しむ>
・中国、四国、九州の農村地帯に出没する憑き物。近畿地方より東ではほとんど見られない。犬神には人の体にとり憑く場合と、代々家系に憑く犬神持ちとがあり、狐憑きとほぼ同じような特徴が語られる。憑かれると、原因不明の高熱が続く、ひどい腹痛になる、発狂して犬のまねをするなどの症状が出る。
一説では驚くほど飯を食べるようになるとか、死ぬと体に犬の歯形が残るともいわれている。憑かれたら、呪術者に頼んで犬神を落としてもらうほか方法はない。
<犬神持ちの家系>
・犬神が憑いた家系のことを、犬神持ち、または犬神筋という。愛媛県では犬神持ちの家には家族の人数と同じ数の犬神がいるとし、家族が増えれば、犬神の数も増えると考えられている。嫁いだ場合は、犬神がその嫁ぎ先までついて行き、婚家までがたちまち実家の犬神と同じ数になるという。ほかに、犬神持ちの家系が他家の所有品を欲しいと思っただけで、犬神はたちまちその家に行って品物を奪ったり、あるいはその家の者に憑いて病気にさせる。
愛媛県周桑郡での犬神はネズミのような姿で、犬神筋の家族以外にはその姿がまったく見えないという。犬神は不従順な性格をしており、時には家族の者にかみつくこともあるという。
『日本の民俗信仰』
宮本可袈裟雄・谷口貢 八千代出版 2009/6/30
<巫女とシャーマニズム>
<神がかり>
・日本では神霊が人に乗り移ることを「神がかり」と呼んできた。古くは「かむがかり」「かんがかり」ともいい。漢字では「神懸」とか「神憑」などと表記されてきた。
・こうした「神がかり」現象は、歴史的な文献記録から現代の新宗教に至るまで、さまざまななかたちで見出すことができ、日本の宗教史を考えるうえでも重要な意味をもつ宗教現象の一つであるといえよう。この「神がかり」は、シャーマンのトランス、つまり変性意識状態の一種であるとみられる。
・日本の巫女には2種類がみられるとして、神社に所属して神前で鈴を振って歌舞を奏し、湯立などの神事に関与する巫女と、村の外から訪れ、人々の求めに応じて口寄せなどを行う歩き巫女を挙げている。これらの巫女は、いわゆる「神社巫女」と「口寄せ巫女」である。
<「憑霊型」が圧倒的な優位性を占めている>
・シャーマンが超自然的存在と直接交流する際に陥るトランスの内容解釈には、大別して「脱魂型」と「憑依型」がみられる。前者は、シャーマンの魂が身体から離脱して他界などの超自然界に飛翔し、そこで神霊などと直接交流するとされるタイプで、「エクスタシー」(ecstasy=脱魂)と呼ばれる。それに対して後者は、シャーマンの身体に神霊などを憑依させるかたちで直接交流するとされるタイプで、「ポゼション(possession=憑霊)と呼ばれている。
・それから、神霊が人に憑依するという問題では、動物霊などが特定の人や家に取り憑くとされる「憑きもの」もシャーマニズムと関連する信仰である。実際、憑依している霊を特定したり、取り除いたりする儀礼にシャーマン的職能者が関与してきた。このようにシャーマニズムは、日本の民俗信仰の多様性を炙り出す重要な宗教および民族文化の一つであるといえよう。
<沖縄の民族信仰><ノロとユタ>
・霊的職能者にはもう一つの系譜があり、ユタ、カンカカリヤー、ヤーザスなどと呼ばれ、ノロが公的であるならば、こちらは私的な占い、呪いなどの呪的な信仰領域に関与している。琉球王府はこれらの影響を排除するために何度も禁令を出しているが、効果はなかった。
・ユタの職能は、人の体内にあるマブイ(霊魂)は驚いたり事故に遭うと脱落するので、それを身体に戻すマブイグミ、呪いによる病気の治療、屋敷の御願、墓の落成祈願、家内安全の祈願、聖地の純拝や位牌の継承についての判断など多岐にわたる。
・依頼者は女性が多く、女子大生が恋愛の相談をするならば、3000円程度の料金であるため手頃なのかもしれない。
・周囲の人々によって霊的能力の強さが評価されてユタとして認知されるのである。
・ノロとユタを概念上で区別することはできるが、現実の態様を観察すると職能は相互に入り組んでいる。
・ノロその他の神役やユタになるのは生まれつきサー(霊力)が高いためであるといわれ、小さい頃からの言動が他の者と異なっていたりすると、周囲の注目を集める。その人が体調不良になると複数のユタを回って神役になるべきであるとか、ユタになる運命にあるとか、本人を方向づけて就任させる。体調不良は後からカミダーリ(巫病)と意味づけられる。
<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から
<狐憑き>
狐憑き(きつねつき)は、キツネの霊に取り憑かれたと言われる人の精神の錯乱した状態であり、臨床人狼病(英語版)の症状の一種である。また、そのような精神状態にある人、そのような事が起こり得ると信じる信仰、迷信をもいう。
(民間信仰)
民間信仰においては、狐憑きの話は日本全国各地に見られる。キツネに憑かれた者は精神病のように異常な状態になるものと考えられている。
個人だけでなく、キツネが守護霊のように家系に伝わっている場合もあり、地方によっては管狐、オサキ、野狐、人狐が憑くことも狐憑きと呼ばれる。これらの家はキツネを使って富を得ることができるが、婚姻によって家系が増えるといわれたため、婚姻が忌まれた。また、憎い相手を病気にしたり、その者の所有物、作物、家畜を呪うこともできるといわれ、他の家から忌まれた結果、社会問題に繋がることもあった。
これらのほか「稲荷下げ」などといって、修験者や巫者がキツネを神の使いの一種とみなし、修法や託宣を行うといった形式での狐憑きもある。
キツネに対する信仰の厚さは、キツネを稲荷神やその使いとみなす稲荷信仰、密教徒や修験者が行う荼枳尼天法、巫者や行者がキツネを使って行う託宣に示されており、これらの信仰を背景として狐憑きの習俗が成立したものと見られている。
<憑依>
憑依(ひょうい)とは、霊などが乗り移ること。憑(つ)くこと。憑霊、神降ろし・神懸り・神宿り・憑き物ともいう。とりつく霊の種類によっては、悪魔憑き、狐憑きなどと呼ぶ場合もある。
「憑依」という表現は、ドイツ語の Besessenheit や英語の (spirit) possession などの学術語を翻訳するために、昭和ごろから、特に第二次世界大戦後から用いられるようになった、と池上良正によって推定されている(#訳語の歴史を参照)。ファース(Firth, R)によれば、「(シャーマニズムにおける)憑依(憑霊)はトランスの一形態であり、通常ある人物に外在する霊がかれの行動を支配している証拠」と位置づけられる。脱魂(英: ecstassy もしくは soul loss)や憑依(英: possession)はトランス状態における接触・交通の型である。
宗教学では「つきもの」を「ある種の霊力が憑依して人間の精神状態や運命に劇的な影響を与えるという信念」とする。
(日本語における憑依の別名)
神宿り - 和御魂の状態の神霊が宿っている時に使われる。
神降ろし - 神を宿すための儀式をさす場合が多い。「神降ろしを行って神を宿した」などと使われる。降ろす神によって、夷下ろし、稲荷下ろしと称される。
神懸り - 主に「人」に対し、和御魂の状態の神霊が宿った時に使われる。
憑き物 - 人や動物や器物(道具)に、荒御魂の状態の神霊や、位の低い神である妖怪や九十九神や貧乏神や疫病神が宿った時や、悪霊といわれる怨霊や生霊がこれらのものに宿った時など、相対的に良くない状態の神霊の憑依をさす。
ヨリマシ -尸童と書かれる。祭礼に関する語で、稚児など神霊を降ろし託宣を垂れる資格のある少年少女がそう称された。尚柳田國男は『先祖の話』中で憑依に「ヨリマシ」のふりがなを当てている。
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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■
(2025/1/27)
・河童も「動物から遺伝子操作で人間とコンタクトできる実験生物にした」異人(オリオン星人)が連れてきたといわれます。また「8000万年前に地球にきた河童は、グレイの一種で、海底基地にいる」といわれます。
人間と交流した河童もグレイの一種で、ゼータ・レチクル星人のバイオロボット系列だったのかもしれません。異次元にある地下基地や海底基地はいわゆるアストラル界層にあるので、幽体離脱しないと認識できないようです。
オリオンETグループが異次元のモンスター・タイプの生物を創り、人間と異種交配・混淆させ「人間化」させようとしたのかもしれません。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。
「異人」はオリオン星人だったようです。「オリオン人は宇宙連合に属していない。彼らは、彼らだけの連合を作っている」といわれます。ネガティブなオリオン人は、地球に来ている地球外生命体の中で、最も発達レベルの低い存在で、地球に暗黒をもたらそうとしているといいます。
異人は、異次元移動ができて、パラレルワールドと往来できたのかもしれません。ネガティブ・グループのシリウス人がモンスタータイプの生物を創り、神に対抗したので神に嫌われたといわれます。
ネガティブなシリウス人が異類混血をすすめているので、頻繁にスター・ウォーズが起こるのかもしれません。
近年のネガティブな宇宙人の話では、奴隷売買、性奴隷、人肉食の異星人、生体実験、アブダクション、誘拐、アドレノクロム、小児性愛とかの想像を絶する単語が並ぶようです。
・リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。リラ星人は人類に3万年進化しているといいます。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。しかしながら、オリオン星人は5万年進化しており、その程度は想像を絶します。しかも太古から人間と関わりがあったというのです。プレアデス星人は人類に6000年進化している種族ですが、人類に近く神でも天使のような宇宙人でもありません。
オリオン星人は、エジプト文明など地球に文明をもたらした異星人だとしても知られているそうです。
・「下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ」といわれます。純粋に動物的な河童と共に、異人に遺伝子操作されて人間とコンタクトできる河童もいたようです。『遠野物語』でも全国でも、動物ではなく人間とコンタクトできる河童の伝承があるようです。河童も異人に連れられて来ているのか異次元移動ができたようです。堕天使ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われています。河童も異人に遺伝子操作されて創造された、動物から生殖能力を持つヒューマノイド化された“実験生物”だったのかもしれません。
・昔から東北地方は、異人のアブダクション(誘拐)もよくあったようです。そして異次元移動をするUFOの存在を窺わせる伝説もあるようです。
「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」
「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」
『遠野物語』は農民の「作り話」ではなく「事実」と柳田国男は主張しているようです。明治時代の文明開化の時代になり、村々にも電燈がともるようになると、河童はどこともなく姿を消して伝説が残ったようです。
・UFOの物質化と非物質化のできる進化したオリオン人が太古から人間をアブダクション(誘拐)して、生体実験していたのかもしれません。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。「われわれの世界とは別個に、そして並行して別の世界が存在する」ともいいます。「オリオン星人は非常に階級意識の強い宇宙人だ」そうです。現代では「ノーディック」が建造したオリオンシステムの宇宙船は、人間に売られたそうです。
オリオン人は、地球と直接的なつながりを持つといわれます。つまりその末裔や異人が社会に存在しているということでしょうか。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうですので識別不能のようです。
・現代では東北地方の岩手県の人にプレアデス星人とのコンタクティがいます。以下の書物に載っています。
その他に「沈黙のコンタクティ」や「沈黙のチャネラー」がいるのかもしれません
『プレアデス星訪問記』
上平剛史 たま出版 2009/3
『宇宙太子との遭遇』 上平剛史作品集
上平剛史 たま出版 2009/12
『北の大地に宇宙太子が降りてきた』
上平剛史 たま出版 2004/6
・最近では以下のような「時代を変える」書籍が出てきていますので今後、大いに期待したいものです。
・『110の宇宙種族と未知なる銀河コミュニティへの招待』エレナ・ダナーン(ヒカルランド)2022/12/31、
『【ザ・シーダーズ】神々の帰還』(エレナ・ダナーン ヒカルランド 2023/8/24)、
『この惑星をいつも見守る 心優しき地球外生命体たち』(エレナ・ダナーン、ヒカルランド、2023/1/19)、
『ソロンとカリン』龍神物語 先端技術研究機構 ヒカルランド 2021/6/3、
『銀河史(上)』プレアデスの繁栄と衰退 先端技術研究機構 ヒカルランド 2023/4/11、
『銀河史(下)』ベテルギウス民族とオリオン帝国 先端技術研究機構 ヒカルランド 2023/4/11、
・「米当局の方針転換は、トランプ前大統領の強い意向を受けたものだった。トランプ氏は大統領選敗北を認めざるを得なくなっていた2020年12月、“UFOに関する報告書の開示”を政府機関に求める法律に署名した」といわれます。その後、バイデン大統領に変わりましたので、ディスクロージャーはほとんど進まなかったようです。
政府内部のそのまた奥にある合衆国大統領でさえ手のだせない領域に、UFO目撃事件の開示を強い力で押さえこんでいる権力者グループが存在するという説もあるといわれます。
「政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。いざ就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」と指摘されています。
2025年になってトランプ大統領が就任しましたが、「ディスクロージャー」が進むのか、それともトランプ大統領も「サイレンス・グループ」に協力するのか不明です。「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。
(2018/12/12)
・昔の「疳(かん)の虫」の話も迷信として片づける人が多いそうですが、リアルな話ということで町の「まじない師」によって処理された話も非常に多いようなのです。街中の「拝み屋」の存在も完全には否定できないと指摘されています。現代医学では「迷信」として見ているのでしょうか?目に見えない世界は、「知る人ぞ知る」話なので、私たち一般人は、理解できません。異次元世界のものが、私達の身体に影響を与えているとは、普通は考えることができません。「気功」などがそうでしょうか?
・ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)で見ますと、「疳の虫(かんのむし)とは乳児の異常行動を指していう俗称。特に夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指す。「癇の虫」「勘の虫」などの表記もあるが正しくない。疳とは漢方医学で脾疳(ひかん)のことで乳児の腹部膨満や異常食欲などをいったが、日本では乳児の異常行動は疳の虫によって起きていると信じられ、民間の呪医(まじない師)によって虫切り、虫封じ、疳封じなどの施術が行われた。施術の概要は乳児の手のひらに真言、梵字などを書き、粗塩で手のひらをもみ洗いして、しばらく置いてみると指先から細かい糸状のものが出ているのが見えるといい、これが虫であるとされた。
内服薬としては江戸時代の昔からヘビトンボの幼虫を「孫太郎虫」と呼び、乾燥させて数匹を串に刺し漢方薬としたものがよく効くとして有名であった。特に奥州斎川(宮城県白石市)産のものは特産とされた。
夜泣きやかんしゃくのように西洋では病気とされていないものであっても、日本では古くから治療を要する症状であるとされており、民間宗教者の活動の舞台ともなってきた。現代では主に鍼灸治療が有効であるとされるほか、虫封じの効験あらたかとされる寺社も各地に存在する」とのこと。
・現代風に解釈すると、人間に憑依した「異次元を蠢く虫」を3次元に取り出したのかもしれません。異次元にも動物のようなものが存在するらしいのです。アストラル界やエーテル界層、パラレル・ユニバース(並行宇宙)、低層4次元の世界は現代科学では分かっていません。異次元のUMA(未確認動物)についても、わかりません。人間の死後の世界の幽界や霊界も、遥かに進化した宇宙人(造物主)が創造したといわれます。「あの世」の出来事が、時間を経て、「この世」に起こって来るといわれます。UFOやグレイの時代から、人間の精神に侵入してくる天使や神々のような目に見えない宇宙人の時代になったといわれます。目に見えない宇宙人現象が、昔では狐や狸、ムジナのイタズラと解釈されたようです。河童が人間の肝や内臓を水死者から抜き出すという話も、現代の北米でのキャトルミューテレーション(動物虐殺)を連想させます。河童も異次元移動ができたUMA(未確認動物)だったようです。異次元にはポジティブな異星人ばかりではなく、堕天使のようなネガティブな人間に災いを起こす種族も多く存在するようなのです。しかし、今なお、底層4次元にモンスター・タイプが生存しているともいわれます。
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