健康長寿を願うなら、からだを「適度に」動かすこと。これ以上の黄金則はありません。怠けすぎず、頑張りすぎず。そんな“塩梅”を見極める眼力こそ、大人に必須の力です。(6)

<ファスティング(少食・断食・一日一食)は、万病を治す妙法である――。 >

・沖正弘導師――沖ヨガの開祖であり、ヨガの指導者として、国際的に有名です。沖先生との出会いが、私のその後の人生を決定づけました。

・ヨガは約5000年以上前にインド地方で生まれたと伝えられます。

それは、心身の調和を理想とする哲学であり科学です。その目的は「自分で自分の肉体や精神をコントロールする」ことです。言い換えれば「どんな過酷な環境に置かれたときでも、それに耐えられる肉体と精神をつくる」ことです。つまり「人間という生物の持つ能力を最大限に発揮する方法」なのです。

・ヨガという言葉は、古代サンスクリット語で「つなぐ」という意味です。いったい何と何をつなぐのでしょう?

 それは、「宇宙」と「人間」をつなぐのです。自分が大宇宙の一部であると体得する。そこから感謝と愛が沸き起こってきます。

 ヨガの基本の教えは2つあります。

「いつでも感謝し、いつでも笑える心を持ちなさい」

この教えを体得できれば、あなたの命もいききとよみがえってくるでしょう。

<慢性病の治し方>

<慢性病とは、人格病、生活病なり。生活を変えれば、体質も気質も変わり治ってしまう。>

・ところが、習慣だとか、癖だとか、一つの条件が固定すると、同一状態を続けます。同じ状態が続くから『慢性』という言葉を使うのです。異常が固定したということは、体質が異常な性質になっているということです。このように、慢性病は病気というより、異様な体質と気質が固定化している状態であると考えるべきです。

・「慢性病から救われる第一の方法は、停止している状態を変化させることです。同じ生活、同じような身体の養い方や使い方をしているから、慢性病になるのです。

 だから、救われるには、生活を変えることが、そのカギです。生活を変えれば、体質も変わり、気質も変わります。これにより、慢性病は治ってしまうのです」

<クスリで治らぬなら、「医・食・住」を変えよ>

・「慢性病という言葉の『病』というイメージから、『薬』を連想させますから、治らないのです。薬を飲んで、習慣性が変わるはずがありません。いくら注射をしても、鍼を打っても、癖が治るはずはなく、考え方も変わるはずがありません」

<生活を変えるには、心を変える>

・「今まで、好きなものばかり食べていた人は、嫌いで食べたこともないものも食べてみます。今まで、こういうことばかりしていて、他のことをしなかったという人は、その『しなかった』ことをやってみるのです。生活を変えること、慢性病はなくなってしまうのです。生活を変えるには、心を変えることがそのカギです」

<ガンはこうすれば治る>

<私自身、ガンをわずらい、13年かけて治した。私の指導で筋腫やガンの治った人々が無数いる>

<ガンは血液浄化と延命装置である>

・森下博士は「ガンは血液浄化装置」と言います。ガンも他の病気と同じく、“体毒”から発病します。そして、その毒素が最大限に身体を侵した状態になったとき、発病するのです。そのとき、血液も“毒”で汚れています。放置しておくと敗血症を起こします。敗血症とは血液が腐敗する病気で、発症すると多くの場合1週間以内に死亡します。

・身体は、その最悪の事態を回避するために、自身の弱った部分で、その“毒”を引き受けるのです。早くいえば“ゴミ捨て場”を作るようなものです。すると血液中の“毒”は、そこに留まっていき、血液は浄化されるのです。そして敗血症で急死という最悪のケースを避けられます。「だから、ガンは延命装置でもあるのです」(森下博士)

 つまり、ガンが命を救ってくれ、命を長らえさせてくれている。ガンにも存在する理由があるのです。

・私が敬愛するもう一人の医師、新潟大学名誉教授の安保徹博士の理論も明快です。

「ガンは低血流、低体温、低酸素の場所にできる」。だから、まずはこれらを改善することがガンを快方に向かわせる秘訣なのです。

<断食でガンは真っ先に消える>

・森下博士は、ガンを治すベストの方法はファスティングと断言します。

「身体を飢餓状態にすると、体細胞は血球細胞に戻ります。これを異化作用といいます。身体は、害を受けた組織を血球細胞に戻す働きがあります。だから、断食をすると、真っ先にガン細胞が血球細胞に戻り、排泄されていくのです」(森下博士) 

 私も実際に、わずか4カ月の断食療法によって直系10センチのガンが消滅した事例を知っています。

・断食が病気を治す根本原理は、その排毒作用です。ガンという毒素は、最優先で排毒されていくのです。ただし、ガンが育った背景には、誤った生活習慣があります。それも並行して正すことは、いうまでもありません。沖先生も同じ主張をしています。

「ガンは細胞の弱い所にできるものである。弱っている細胞は萎縮して、血行が悪く、栄養も酸素も不足している。断ち、捨て、離れることで、日常生活の習慣を一度、ブチこわして、違った角度から生活を見直すことが効果的である」

 生活改善とは、当然、心の改善もともないます。

「ガンになりようのない血液と細胞と心を持てば、心配することはないのである」

・われわれは「ガンは治らない」と“洗脳”されています。だから、告知の瞬間から恐怖で落ち込む。すると、ガンと戦うナチュラルキラー(NK)細胞が急減します。

自らガンを完治させた沖先生は言い放ちます。

「私は病人面して寝ることをしなかった。かえって、意識的に、人も驚く超人的な生活を続けることを心がけた。これが治るコツである」

 さて最後に沖先生が勧めるガンを治す食事をご紹介しておきましょう。

「酵素、カルシウム、ビタミンおよび植物酸を多くし、偏食のない少食にする。脂肪を少なく、玄米、海藻、生野菜をとる。手軽で一番良い方法は、生食、自然食、断食をくり返すことである」

<病はチャンスだ>

・ヨガは病や悩みを、自己改造進化の教師と考える。

・「このガンが、本格的にヨガの修行をやってみる決心をつくってくださった」(沖先生)

<胃弱な人の治療法>

・胃弱の人は、胃に無理をかける。姿勢が悪い。神経が苛立つ。この3つに対応する治し方をすればよい。

<万病を治す第一歩はファスティング>

・「胃に無理をかける」とは、早くいえば“食べ過ぎ”です。

 だから、まず「食べなければいい」のです。つまり「胃を休ませる」。このファスティング(断食)で、ほとんどの胃病は治ります。なんとあっけないことでしょう。

 その他、腸炎、下痢などの消化器疾患も「食べなきゃ、治る」のです。

・万病を治す第一歩は、ファスティングなのです。それなくして、いかなる病気も治りません。

まずは、朝食を抜く半断食をお勧めします。これでも、相当胃は楽になるはずです。半断食ができるようになったら、一日一食にしてみます。それをクリアしたら、三日断食に挑戦しましょう。

・ちなみに「食欲が出ない」「疲れやすい」「だるい」のは、ビタミンB₁、B₃などの不足です。これらは、玄米や小麦胚芽などに多く含まれます。つまり、精白した米や小麦粉、白パンなどを食べているために起こる一種のカッケ症状です。

 日ごろから未精白の穀物、雑穀、胚芽パン、さらにゴマ、木の実などを食べる習慣があれば、このような症状とは無縁に過ごすことができます。

<血圧はコントロールできる>

・断食をし、深呼吸を繰り返す。この2つが、血圧調整の決め手である。

<菜食は血圧を下げ、脳卒中などを防ぐ>

・高血圧の人は、まず食生活に問題があります。例外なく過食、美食、肉食の人が多い。食べることが無二の楽しみなのですね。しかし、楽あれば苦あり。今度は、そのツケの高血圧で苦しむことになります。そういう人は同時に糖尿病、心臓病の気もあります。結論からいえば、まず食生活を改めなければ、高血圧は治りません。

・まず過食、美食、肉食を少食、粗食、菜食に変えることです。

とくに、日本人は戦後、欧米型の食生活に憧れ、さらにアメリカの占領政策で、“餌付け”されたため、肉食過多に陥っています。肉食、動物食は、まさに万病の元です。

・菜食が高血圧を劇的に改善する。これは科学的実験からも証明された事実なのです。菜食主義者と一般人を比較すると、肉食などを行なう人は、年齢とともに血圧が上がっていきます。それは、動脈硬化が進み、血管が硬くなっているからです。逆に、ベジタリアンは年齢とともに血圧は低くなっています。それは、血管壁が柔軟であることの証明です。柔らかい血管の持ち主は、脳卒中や心臓病とも無縁の人生を送ることができます。

・「腹八分に医者いらず」「腹六分で老いを忘れる」「腹四分で仏に近づく」……。

これはファスティングの重要性を明快に説いたものです。

 さらに「食べる工夫でなく、食べない工夫をしろ」「空腹を楽しめ」「腹が減るほど調子が出るのが、本当の健康体だ」……。

 まさに、目からウロコ。これらの言葉は、その後の私の人生を大きく変えることになりました。

『脳を鍛えるには運動しかない!』

最新科学でわかった脳細胞の増やし方

 ジョンJ.レイディ with エリック・ヘイガーマン NHK出版

<結びつける>

・運動すると気分がすっきりすることはだれでも知っている。けれども、なぜそうなるのかわかっている人はほとんどいない。ストレスが解消されるから、筋肉の緊張がやわらぐから、あるいは、脳内物質のエンドルフィンが増えるから――たいていの人はそんなふうに考えている。でも本当は、運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送りだされ、脳がベストの状態になるからなのだ。わたしに言わせれば、運動が脳にももたらすような効果は、体への効果よりはるかに重要で、魅力的だ。筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果にすぎない。わたしはよく患者に、運動をするのは、脳を育ててよい状態に保つためだと話している。

・人類の脳の回路には、食物と体の活動と学習とのつながりがもともと組み込まれているのだ。

・しかし、わたしたちはもはや狩りも採集もしていない。そこに問題がある。動くことの少ない現代の生活は人間本来の性質を壊し、人類という種の存続を根底から脅かしている。証拠はあちこちに見られる。アメリカのおとなの65パーセントが太りすぎで、国民の10パーセントがⅡ型糖尿病を患っている。運動不足と栄養の偏りが原因の破滅的な疾病だが、生活習慣によって十分予防できるはずだ。かつては中高年の病気と言われていたこの疾病が、今では若い人たちに広まりつつある。わたしたちは自分で自分の首を絞めているようなもので、しかもそれは生活のすべてが特大サイズのアメリカに限った話ではなく、先進国全体の問題となっている。もっと気がかりで、しかも、ほとんどだれも気づいていないのは、動かない生活は脳も殺してしまうということだ。実際に脳は縮んでいくのである。

・私が、願うのは、運動が脳の働きをどれほど向上させるかを多くの人が知り、それをモチベーションとして積極的に運動を生活に取り入れるようになることだ。もっとも、それを義務だとは思ってほしくない。運動はもちろんするべきなのだが、無理強いするつもりはない(おそらく、そんなことをしても無駄だ。ラットの実験により、強制された運動では自発的な運動ほどの効果が出ないことがわかっている)。運動をしたいと心から思えるようになれば、そのとき、あなたは違う未来へ向かう道を歩み始めている。それは生き残るための道ではなく、成長するための道なのだ。

・わたしが強調したかったこと――運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段だということ――は、何百と言う研究論文に基づいており、その論文の大半はこの10年以内に発表されたものだ。脳のはたらきについての理解は、その比較的短い期間にすっかりくつがえされた。この10年は、人間の特性に興味をもつ人すべてにとって、心沸きたつような時代だった。わたし自身、本書のための調査を通じて、運動の効果にますます驚かされ、直観的な洞察は科学に裏打ちされた真実へと変わっていった。

・「だれもが最大の効果を得られる最小の量を知りたがっている」とは、デューク大学の運動生理学者ブライアン・ドゥシャの弁だ。彼は、週にわずか3時間ウォーキングをしただけで心血管系にプラスになることを示す研究を発表したとたん、マスコミからひっぱりだこになった。

<ウォーキング>

・1日1時間、最大心拍数の55から65パーセントでウォーキングを始めれば、その時間で歩ける距離は自然と延び、次第に健康になっていくだろう。このレベル(低強度)では、脂肪が燃料として燃やされ、代謝が盛んになる。体の脂肪が多すぎると、筋肉はインスリン抵抗性をもつようになり、そのせいで脂肪がますます蓄積し、インスリン様成長因子(IGF-1)の生産は減る。

・2007年にミシガン大学で行われた研究によると、1セットの有酸素運動で、翌日にはインスリン抵抗性が改善されていた。筋肉の組織を運動の前後で比較したところ、運動後の筋線維には脂肪の合成に欠かせないタンパク質が生じていた。その効果がどれほど長くつづくのかはわからないが、その発見はほんの少しの運動でもプラスのドミノ効果が起きることを証明した。

<ジョギング>

・脳細胞の内側では、中強度の運動が引き金となって代謝系の掃除屋とも言うべきたんぱく質や酵素が放出され、フリーラジカルやDNAの破片、そのまま放置すると細胞の破壊をもたらす炎症因子を始末する。研究が進むに従って、抗酸化剤を薬の形で服用しても効果はないこと――むしろ有害であるかもしれない――が示唆されているが、有酸素運動によって細胞内に自家製の抗酸化剤を作り出せることはあまり知られていない。しかも、抗酸化剤は話の一部にすぎない。十分な修復期間があれば、運動が導く修復反応によって、ニューロンはより強くなるのだ。

『マイクロトレンド』 

 世の中を動かす1%の人びと

マーク・J・ペン  with E・キニー・ザスレン 日本放送協会出版 2008/4/25

<将来が予想通りになることはめったにない>

・実は未来を左右する小さなグループがその眼にいくつも飛び込んでくるだろう。現代においては、1%の大きな力を見つけることが、ビジネスや投資、未来予測の成功を約束するのだ。ようこそ、マイクロトレンドの世界へ!

・著者はアメリカの政治において最も鋭い洞察力を持つ世論調査員として広く知られ「ワシントンきってのパワフルな人物」と評される。

<働く定年退職者>

・いまやほとんどの人は85歳まで健康を保ち、実際に65歳で定年退職する人はますます減っている。現在アメリカには65歳以上の労働者が1980年代全般の2倍近くにあたる500万人おり、さらに爆発的に増える見込みだ。

・シニアになっても働き続ける最大の理由は、アメリカ人が実は仕事が好きなためだ。寿命が延びたのなら、もっと長く働きたいのである。きっと物足りないのだろう。

・アメリカ人の労働時間は年平均1800時間を超えており、世界のほとんどの国よりずっと長い。西ヨーロッパ諸国と比べて年間の休暇が少ないにもかかわらず、消化されない休暇日数は倍以上になる。

<アメリカ人の多くは仕事が好きなのだ>

・事実、仕事をすることは本能的な欲求であり、第4の戒律(カトリックでは第3)とは「週に1日は安息日を守ること」とある。

・仕事中毒の人々の数はうなぎ上りとなっている。もっと仕事をしたいと思っているうちは死の床につかないと高齢者が話しているのを何度も耳にしたことがあるだろう。そして、多くの人はそれを実行している。

・仕事に対する認識が変化しているのに加えて、ベビーブーム世代が65歳に近づいていることを考えると、金の時計、安楽椅子、ゴルフコースといった従来の「定年退職」のイメージそのものが退職のときを迎えつつあるのだ。

・ベビーブーム世代の4人に3人以上が従来のような定年退職をするつもりはないと考えている。それどころか、彼らは、20年後も仕事を続けているつもりであり、「死ぬまで仕事を続ける」と答えている。

・肉体労働のほうが多かった時代には、病気や痛みを抱えた高齢者が働き続けるのは辛かった。しかし、情報時代にあっては、高齢者ほど情報が豊富な人たちはいない。

<労働人口(毎年)1%増。若い世代は起業する>

・1978年以降、70歳未満の労働者を強制的に退職させることは違法となっており、1986年以降は定年だからと言って強制的に退職させることはなくなっている。

<社会保障制度の危機を救う>

・さまざまな研究によって、健康でいられる期間を延ばすためには、身体と精神を活動させることが重要であることがわかっている。私たちの平均寿命はまだまだ延びるのではないだろうか。

・働く定年退職者がトレンドになると、家族と言う形態が守られることになるかもしれない。

・いまの大学の新入生に関する調査によると、彼らが人生でもっとも優先しているのはお金儲けと、そして家族を養うことだ。「労働年数」が突然これまでより20年長くなれば、いよいよその両方が可能になるのではないだろうか。

・かっては老後と呼ばれていた時期が、いまの高齢者にとっては絶好のチャンスになっている。

________________________________________

■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

(2025/4/18)

・「「団塊の世代」とは、1947年から3年間の「第1次ベビーブーム」に生まれた人たちのことで、ことし(2025年)は全員が75歳以上の後期高齢者となる」といいます。つまり、約5人に1人が後期高齢者になるということで、社会にさまざまなインパクトを与えています。健康管理が後期高齢者のサバイバルの条件となりそうです。介護の問題もより一層深刻化するのかもしれません。精神疾患の患者も増えています。

 今の80歳から100歳までは未知の生活の領域かもしれません。後期高齢者の実態は、私たち一般人には、よく分かりません。100歳前後高齢者にならなくても病気で亡くなる人は非常に多いのです。ある意味でサバイバルした人達のブログや書籍が増えることでしょう。

 ちなみに著者は、2020年1月16日に享年103歳で逝去されたそうです。精神科医としての経験も興味深いことです。

 後期高齢者の本は、できるだけ読んで分析していきたいと考えています。ポイントは、後期高齢者は体力が急激に衰えるので、体力維持が重要問題になるそうです。

著者は、「健康長寿を願うなら、からだを「適度に」動かすこと。これ以上の黄金則はありません。怠けすぎず、頑張りすぎず。そんな“塩梅”を見極める眼力こそ、大人に必須の力です」と述べています。

インタ―ネット情報によると

「精神疾患を有する外来患者数は、約586.1万人。 疾患別では、「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」、「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障 害」、「その他の精神及び行動の障害」の順に多い。2024/05/27」そうです。

 現代において「心を病む」人が増えていますが、その実態は知りません。

(2025/3/11)

・東日本大震災から11日で14年です。慰霊の式典やイベントが各地で行われています。2011年3月11日の東日本大震災から日本国は傾き始めたと懸念されています。

「歴史は繰り返す」と言われますが、今年は南海トラフ巨大地震の連続発生や首都直下地震が大きく懸念されています。

毎日のように小さな地震が全国各地で起こっおり、NHKウェブサイト(2025/3/9)では、

<北海道沖 千島海溝 巨大地震起こしうる程度までひずみ蓄積か>

「巨大地震と大津波の発生が想定されている北海道沖の千島海溝では去年までの海底の地殻変動観測の結果、海側と陸側のプレートが非常に強くくっつく部分があり、「ひずみ」をため続けていることが確認されました。

観測を行った東北大学などの研究グループはこの「ひずみ」の蓄積がすでにマグニチュード9クラスの巨大地震を引き起こしうる程度まで進んでいる可能性もあるとして、改めて揺れや津波への備えを確認するよう訴えています。

北海道の沖合にある千島海溝沿いでは、前回、17世紀に発生したと考えられる巨大地震からおよそ400年が経過し、政府の地震調査委員会は30年以内にマグニチュード8.8以上の巨大地震の発生する確率を「7%から40%」としています」と報道されています。

 実に気味の悪い予測の報道です。「備えあれば憂いなし」でしょうか。

・時代の要請でしょうか。「健康本」も多く出版されています。多くの医者が健康本を書いており6万冊以上もあります。予防医学の時代なのでしょう。原因のよく分からない難病や奇病もあり、認知症などのメンタルな病気も増えているようです。

「ビジネス書100冊を1冊で読む」とかの本も増えています。そういった種類の本も需要があるのでしょう。無闇に多くの本を読んでも理解できません。

人生健康第一です。やはり適度な運動で筋力を整え、食事で体重とメンタルの健康の管理が重要のようです。

現在、高額医療費、医療費、介護の問題が大きな社会問題となっています。医療は国民の家庭の毎日の重要問題です。新型コロナウイルスのパンデミックの検証も必要のようです。何か、自然災害とか森林火災とか次々に災害大国を襲っていますので、「災害疲れ」があるようです。

このブログも現在は「森羅万象」というテーマで書いていますが、例えば「ビジネス書」については、ほとんど書いていません。しかしながら、小説や特定の本ばかり読んでいる人には、他のジャンルの本を読むことを薦める人もいます。「無用の用」とか「気分転換」「発想の転換」ということでしょう。このブログも、小説やビジネス書やその他の分野の本もいれて文字通り「森羅万象」を対象にしていこうと思っています。しかし、ブログに載せる量は、毎月10冊以内で限られてきますが。

「すべては繋がっている」ということでしょうか。

・「日経新聞」(2025/2/7)によりますと、

<個人消費、食料高が重荷 エンゲル係数43年ぶり高水準>

「食料価格の高騰が個人消費の重荷になっている。総務省の家計調査によると、2024年の消費支出は実質で前年比1.1%減少した。消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%と1981年以来43年ぶりの高水準となった。24年12月単体は実質2.7%増となり、消費に回復傾向がみられる。

24年の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり30万243円だった。食料などの「基礎的支出」と娯楽などの「選択的支出」に分けると、基礎的支出は4年連続減った。食料が実質0.4%減少と5年連続で減った。選択的支出は前年比0.4%増と2年ぶりに増加した」と記載されています。

 エンゲル係数が高水準になっても、「少食」が体に良いようです。

・著者は、「本書は健康不安を抱えるすべての人のために、ベストセラー100冊から不老長寿の智恵を1冊に凝縮!」、「この本は、100年でも、それ以上でも、心も体も健康に生きるためには何が大切なのか、100冊のベストセラー健康書をひも解き、健康長寿の秘訣をまとめようというものです」、「筋トレも大事ですが、脳だけではなく全身の病気を遠ざけてくれるのは、なんといっても有酸素運動です。その代表が、ウォーキング」、「わかりやすいのが、筋肉です。歳をとると筋肉が衰え、足腰が弱まりやすいのは真実ですが、筋肉はいくつになっても鍛えられます」、「中年になると基礎代謝が低下して、必要な栄養素をエネルギーとして燃焼する能力が次第に衰えてくる」からであり、「加齢によって生じる基礎代謝低下の大きな原因は、筋肉の衰えによるもの」、「そして、何より大事なのは歩くことです。歩く力を保つには、やっぱり歩く習慣を持つこと。その上で筋力を保つために筋トレをプラスしてほしい。私がよくおすすめしているのは「スクワット」と「ランジ」です」、「最大の理由は、バランス力の衰えは転倒リスクにつながるからです。高齢になって転倒すると、太ももの付け根などの骨折を招き、車椅子生活になったり、寝たきりになったりと、人生の大きな分かれ道になりかねません」、「ちなみに「ロコモ」とは、骨や関節、筋肉などが衰えて、立つ・歩く力が低下している状態のこと」、「認知症予防の大きなカギは「血のめぐり」と言い、脳の血流を増やして認知症を防ぐ方法の一つとして読書を挙げます。読書のジャンルはなんでも」、「だからこそ、50歳からは食習慣を変えてほしい」、「一般的には、中高年以降の健康を守ってくれるのは、断然、肉よりも魚。ぜひ魚ファーストの食生活に切り替えましょう」、「「一滴も飲まないことが健康に一番」が結論で、酒飲みの私には耳が痛い話です。お酒は、口や喉のガン、食道がん、肝臓がん、乳がん、大腸がんなど、多くの臓器のがんを増やします」、「「人生100年時代」という言葉もすっかり市民権を得ています。ところが、歯の寿命は60年」、「具体的には、「歯周病を治療することで、糖尿病が好転する」「歯周病に由来する慢性的な炎症が、アルツハイマー型認知症の原因である脳の炎症を増強する」といった可能性が指摘されています」、「何かと体に悪い喫煙は、緑内障を進行させ、白内障のリスクも上げることは確実です」、「これを避けるには、足に水分をためないこと、つまり、日中にしっかりと足の筋肉を動かすことです。ランジ、スクワットは夜間頻尿対策としてもとても優秀です」、「さらに、今後10年以内に認知症の人が700万人を超え、高齢者の5人に一人が認知症という時代がやってくるとされています」、「罹患数1位、死亡数2位の大腸がんが増えている主な原因は、食生活の欧米化だと言われています」、「でも、昨日まで元気でピンピンしていた人が突然コロリと死ぬということは、心筋梗塞や大動脈解離、窒息といったなんらかの“事故”が起きない限り叶いません」、「ピンピンコロリの間の要介護期間が多少はあると想定しておいやほうがいいでしょう。ただ、その期間を短くすることは可能です」、「さて、本書を読んでいただくとわかるように、結局は適度な運動とバランスのよい食事で生活習慣病を防ぐことがすべてに共通する最適解です」と述べています。

(2016/9/22)

・はたして「「あたため睡眠」が日本を救う」のでしょうか。「血管の欠陥」で早死にしないように、「あたため睡眠」でピンピンコロリを狙いたいものです。

・やはり血管の健康と言うか、血管が詰まらないようにすることが重要です。血管の強化と言えば、蕎麦のルチンが思い出されます。インターネット情報によると、「そば粉には、「ルチン(別名ビタミンP)」という成分が含まれています。ルチンは、抗酸化作用のあるポリフェノールと似た働きを持っており、脳卒中や高血圧症などの生活習慣病の予防効果が期待され、アメリカやヨーロッパでは薬としても用いられているそうです。毛細血管の弾力を強くし、血液の流れを改善することから、肩こりや冷え性の方にオススメです。また、シミやシワ、そばかすを予防し、肌を生き生きとさせるコラーゲンの生成に関与するビタミンCの働きを助けるため、そばを食べた後にビタミンCを含んだみかんやいちごなどを食べるのもよいでしょう。また、体に悪影響を及ぼし、老化の原因になる活性酸素を取り除く働きもあるので、エイジングケアの観点からも注目を集めています」とのこと。

・また「積極的に蕎麦を食べましょう」ということでは、「実は、ルチンはみかんやアスパラガス、トマトなどにも多く含まれていますが、そば類なら、断然「韃靼(だったん)そば」がオススメです!その量、なんと普通のそばの約100倍以上も含まれているというのですから驚きです!また、ルチンは水溶性で、水に溶けだす性質があるため、茹でた後の茹で汁は「そば湯」として飲むことをオススメします。ちなみに、ルチンの効果には即効性はあるものの、持続性に欠ける部分があるため、一度に大量のそばを食べてもあまり意味がありません。できれば継続的にそばを食べるのがよいでしょう。※そばはアレルゲンとなりやすい食品ですので、特にお子様が初めて食べる時は慎重に進めることをオススメします」といわれます。「ルチン」の効果を考えて、うどんよりもそばを好んで食べるようにしている人も多いようです。

・また「ポリフェノール」という言葉をよく見聞きします。インターネット情報によると、「ポリフェノール摂取から、様々な効果を得られます、期待できます。

【抗菌作用】

殺菌作用には、睡眠不足やストレスからくるニキビ・肌荒れも抑える効果があります。

【抗酸化作用】

抗酸化作用には、活性酸素の働きを抑え細胞の老化防止効果。そしてシミ・シワ・たるみからお肌を守ります。細胞が元気に活動する事で、皮脂のバランスも良くなり乾燥肌の防止効果も持ちます。

【がん予防(消化器系)の効果】

カカオには、リグニンというポリフェノールの一種、食物繊維が含まれています。大腸がんの発がん原因の一つ「便秘」。食物繊維が含まれているということは、便秘予防、解消にも繋がります。このことは、消化機能が低下した患者さんの消化器官にチョコレートを入れることで回復が早まったという実証があるのです。もちろんがん発症の原因と言われる「ピロリ菌」。カカオの持つ抗菌作用がピロリ菌の働きを抑制してくれます。

【血中のコレステロールを抑制する効果(高血圧の予防)】

血糖値を下げる効果を持つ、「カテキン」。お茶などに多く含まれるカテキンもポリフェノールの一種です。カテキンには唾液や、すい液に含まれる消化酵素のアミラーゼの働きを抑える効果があります。ブドウ糖が血液に取り込まれるのに時間がかかることにより、食後の血糖値が急激に上昇するのを防ぎますぐ効果を期待できるのです。紅茶を飲むことで、血圧上昇が抑える可能性に期待できるというわけです。

【抗酸化作用(細胞の老化を防ぐ)】

活性酸素の働きを抑え細胞の老化防止効果。そしてシミ・シワ・たるみからお肌を守ります。細胞が元気に活動する事で、皮脂のバランスも良くなり乾燥肌の防止効果も持ちます」とのこと。

・熊本地震では「エコノミー症候群」が相次いでいると報道されました。やはり、車の中で、一夜を過ごすことは、ストレスにもなり、血液の血栓を作るようです。とにかく体を動かす、歩くことが必要だと言われます。「健康法」にもさまざまな見解があり、奇説と思われるものもあるようです。高齢者になると「ラジオ体操」でも体に悪いという医者もおり、説が分かれているそうです。

0コメント

  • 1000 / 1000