感謝の気持ちを表現して生きると、運が自然に開けていく。(4)

<目的の達成に思考が果たす役割>

・人の考えと目標が大胆に結びついたとき、考えは大きな創造力となる。

・人が手にする成果も失敗も、すべてその人のものの考え方いかんにかかわっている。バランスを失うことが、そのまま崩壊につながるという、明確な法則のもとにある大宇宙では、個々の役割、責任というものは絶対である。

・喜びも苦しみもすべて彼自身の中から出たものだ。人間は考えたとりの人間であり、考え続ければ、そのとおりの人間になっていく。

・努力して自分自身に打ち勝つ強さを身につけなければ、救いの手をさしのべてくれた人のように強くなれない。つまり、自分自身にしか自分の置かれた状況を変えることはできないのである。

・真の知識というものは、抑圧する側の力の乱用だけでなく、抑圧された側の弱さを見抜くことができる。真実の愛があるなら、抑圧する側とされる側両方の苦しみをくみとり、どちらも非難することはできない。

・弱さを克服した人間は、利己的な考えをすべて捨て去る。そして抑圧する側とされる側のどちらもつくことはない。

・人間は、自分の考えや心を高めることで、はじめて進歩し、発展し、目標を達成することができる。

・世俗的な目的であっても、何らかの成果を得るためには、奴隷や動物のような自己中心的なものの考え方から脱し、もっと崇高なものの考え方をしなければならない。

・自分の考えや心をコントロールできない人には、状況を判断することも、重大な責任を負うこともできない。

・何かをあきらめることなくして、進歩や成果を得ることはできない。

・考えや心を高めることによって、その人はますます堂々とし、正しく公平な人間になる。そして成功もよりいっそう大きいものとなる。

・宇宙は、たとえ表面的にはそう見えることがっても、けっして、欲張りな人間、不正直な人間、そして悪事を働く人間の肩を持つことはない。

・知的な進歩というものは、知識の探求のために全神経を集中し、人生や自然の中の美と真実を求め続けることによって得られるものである。

・精神的な進歩というものは、崇高なる志を吸収することによって得られる。それは、太陽が必ず天頂に達するように、また月が満ちるように確実にやってくることである。

・進歩とはどんなものでもあっても、努力に与えられる王冠であり、正しい考え方に与えられる王位である。

・正しい考えかたを持ち続けた成果というものは、絶えず注意をはらって、心がけないと維持できない。

・進歩は、たとえそれが仕事上のものであれ、知的あるいは精神的なものであれ、すべて明確に方向づけられた考えが生んだものである。

そして、進歩は同じ法則に支配され、同じ方法を持ってつくられたものである。

<夢と理想>

・少ししか成功しなかった人は、それだけ犠牲が少なかったのだ。大成功をおさめるためには、それなりに大きなものをあきらめなければならない。

・夢想家は、救世主のようなものだ。人間にとって、想像力豊かな人々や夢想家はなくてはならない。彼らが描き出す夢や理想が消えてしまっては困るのだ。なぜなら人間は夢なしには生きられないのだから。人間は、いつの日かその夢が現実のものになることを信じている。

・神がこの地を創造した後の世界を作り上げているのは、作曲家や彫刻家、画家、詩人、予言者、哲学者のような人々である。

・心の中に美しい未来像を描き、理想を追い求める人は、いつの日か必ずそれを実現する。

・ビジョンや理想を大切にすることだ。そして、その理想像を忠実に生きていけば、あなた自身の世界がつくられる。

・何かを求めるということはそれを得ること、何かに憧れるということはそれを手に入れるということだ。

・それは宇宙の法に反することだし、あり得ないことだ。「求めよ、さらば与えられん」という言葉もあるではないか。

・高い理想を抱き、崇高な夢を見ることだ。そうすれば、その高い理想にだんだん近づくことができる。

・どんなに偉大な進歩や、成功も、そのはじめは小さな夢だったのである。そして大きな夢がふくらみはじめ、目醒めの天使が訪れるのである。夢は現実の苗木なのだ。

・あなたは今、自分が置かれている境遇に不満を抱いているかもしれない。しかし何か大きな夢、理想をかかげ、その実現のために努力すれば、その状態から脱することはできる。

・夢の中を旅することはできないが、同時に夢なしでは生きてもいけない。

・彼は頭の中に豊かで理想的な生活を描き、のびのびと自由に生き、より大きな視野を身につけた自分を想像するうちに、そのとりこになってしまった。

・やがて、彼の新しい能力と見合ったチャンスがたくさん到来し、彼は二度とあの最初の仕事には戻ることはなくなった。

・年月がたち、若者はりっぱに成長して大人になった。いまや彼は強い精神力を備えた大人だ。世間に対して大きな影響を及ぼすことのできる立場にある。

・そして太陽のように彼は多くの人々の生活の中心となった。彼は若いころに描いた夢、描いた理想を現実のものにしたのだ。若かりしころの理想と、ひとつになることができたのである。

・なぜなら、あなたの心が描いたものをあなたは手に入れることができる。あなたが努力した分だけは、必ず戻ってくるのである。

・人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。「運」はまったく関係しない。

・頭の中に描く理想や心に抱く夢でもって、人生を築いていくことだ。必ず、あなたはこの理想や夢が描く姿になることができる。

・「あなたはしがない事務員だ。ある日あなたは、それまでずっとあなたの理想を阻んできたと思ってきた扉から、一歩外へ踏み出す」

・思慮深くもなく無知で怠惰な人々は、目に見えることだけを信じ、本質を見ないために「運」とか「偶然」といったことばを口にする。

・人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。

・頭の中に描く理想や心に抱く夢でもって、人生を築いていくことだ。必ず、あなたはこの理想や夢が描く姿になることができる。

<心の平穏>

・心の平穏とは、賢明さがもたらす、すばらしい宝である。自己コントロールを身につけるための、長い忍耐強い努力の賜物である。

・人間は、自分が思考によって生きている生物だと、理解し納得することによって心の落ち着きを得るのだ。そして、そう理解するためには自分だけでなく、他人も思考によって生きているのだと知ることが必要になってくる。

・穏やかな心を持った人は、自分自身をコントロールするすべを、そして周囲の人々とうまくつき合うすべを知っている。

・強く穏やかな人間は誰からも愛され、尊敬される。

・このような人々は、雨の日も晴れの日も、何が起ころうとも変わらずに優しく穏やかで落ちついている。

・魂の嵐や風を抑え、自分の思うがままにコントロールできるのは、自分の心の動きを制御し、より清らかにすることができる賢明な人間だけである。

・大嵐に揺れる魂は、どこにいてもどんな状況に置かれていても、次のことだけは知っている。人生という大海には、太陽がさんさんとふりそそぎ、幸福あふれる理想の島々があり、魂が来るのを待っているということを。

・魂という船には必ず船長がいる。ただ、いまは寝ているのだ。さあ、彼を起こそうではないか。

<訳者解説  柳平彬>

・「人は考えたとおりの人間になる」。この言葉は、実は4千年ほど前、ヒンズーの神秘主義者がサンスクリット語でパピルスに書き残したとも言われています。

・「われわれの人生は、われわれの考え方が作るものである」

・すなわち人間の成功も失敗も、人生のすべては私たちの考えのなかで起こる。つまり、心で信じることが現実に訪れる可能性が高まるのです。

・人は、その人が思うとおりの人間になる。自分の考えが自分を作る。

・人は自分の考えたとおりの人間になる。「考え」こそが、ひとりひとりの人生と運命を形づくる。

・ジェームズ・アレンの哲学を、もっとも良く、かつもっとも現実に適した形で誰にでも実践できるメソッドとして確立したのが、コンクリンのAIAのプログラムです。

・この20年、いや30年といっても構いませんが、日本の企業は活力を失い、かつては世界のなかで占めていた位置を、大きく下げてしましました。その要因はいくつか考えられますが、その中の大きなもののひとつとして、次のようなことがあると思います。すなわち、サラリーマン化した経営者が、短期利益のみを求める株主のために、短期決算にじかに反映されるような即効性のある経営方針しか掲げなくなったということです。

<ジェームズ・アレンについて>

・15歳のジェームズは母親と二人の弟を養うため、1日15時間ものあいだ靴下編み工場で働いていたが、大好きな読書は決してやめなかった。

・ジェームズは25歳頃に故郷のレスターからロンドンに移り、個人付き秘書として9時から18時まで働いていた。仕事以外の時間は残らず執筆にあてていたが、1902年、雑誌「the light of Reason」を立ち上げ、その編集にあたったのを機に、すべての時間を執筆に充てようと決意する。

・ジェームズは病にたおれて間もなく、1912年1月24日に48年の生涯を閉じた。

(2020/1/6)

『富と宇宙と心の法則』

ディーパック・チョプラ  サンマーク出版   2007/1/1

    

<宇宙と一体になれば、どんなものでも創り出すことができます>

・富の意識とは、心の状態のことです。自分に必要なものが手に入るよう祈っているだけではいけません。手に入る前にすでに自分のものになることを肌で感じ取らなくてはならないのです。

・師はこの質問にこう答えました。「どのような人間の心のなかにも、ふたりの女神がすんでいる。そして、誰もがこの女神たちを深く愛している。しかし、お前には知っておかねばならない秘密がある。それを教えよう」

「お前はどちらの女神も愛しているが、惚れるのはひとりにしなくてはならない。それはサラスバティーという知識の女神のほうだ。この女神だけを追い求め、愛し、かまってやりなさい。もうひとりのラクシュミーは富の女神だ。お前がサラスバティーのほうばかりかまっておれば、ラクシュミーは激しい嫉妬心をいだき、お前に関心を払うようになる。知識の女神を好きになればなるほど、富の女神はお前を追いかけてくるようになるのだ。お前の行くところならどこにでもついてきて、けっして離れようとはしない。これが、望んでいる富を永遠に手に入れる秘訣だ」

 知識、願望、そしてスピリット(魂)にはパワーが秘められています。そして、内面に存在するこのパワーこそ、豊かさを創り出すための鍵なのです。

<何に関心をいだくかで、あなたの人生は決まる>

・ほんとうの富や豊かさを手に入れるとは、お金も含め、人生のあらゆることにまったく不安がなくなることです。そして、ほんとうの富の意識を理解するには、万物を生み出す源の性質を知らなくてはなりません。

 それには自らの意識や知覚を純粋な状態にする必要があります。しかし、頭で考えているかぎり、この状態に達することはできません。それには、日常の意識を超越しなくてはいけないのです。その状態に達すれば、そこがほんとうの自分がいるべき場所であることに気づき、理解できるようになります。

 日常の意識を超越した瞬間は、言葉を使わなくても気づきます。集中力を奪ってしまう話し言葉を介入させずに、じかに知識を手に入れるのです。瞑想の価値は、日常では見えなくなっているほんとうの自己をわたしたちに実感させてくれることにあります。ほんとうの自己を味わうことで、純粋な幸福と純粋な喜びが湧いてきます。瞑想と活動を交互に行うことで純粋な自己、純粋な知覚、純粋な意識の場により深く入っていけるようになり、わたしたちの活動にもプラスの影響が出てきます。ほんとうの自己、純粋な意識に本来備わっている性質(無限性、無際限、豊穣、豊かさ、普遍性)が、日常生活の活動のなかにも現れてくるからです。

 無限の可能性の場にたどりつくための最善の方法は瞑想ですが、この場のもつ性質を知識として覚え、その性質に関心をもつことも有効な手段です。なぜなら結局、自分が日ごろいだいている関心は、やがて現実となって現れてくるからです。

<量子場>

・物理学者が、原子を構成し、現実のすべてを構成している素粒子(クォーク、ボソン、レプトンなど)を調査し理解しようとしても、あまりに小さすぎるため、現在、測定できる装置はありません。今後も発明されることはないでしょう。

 さらに、このような素粒子に関するもうひとつの面白い事実は、誰も素粒子を見たことがないということです。では、観察したり、見ることができないなら、どうして素粒子が存在していることを知っているのでしょう? その答えは、加速器に残された素粒子の痕跡です。素粒子理論に関する調査をしているところでは、このような素粒子が残す痕跡を見ることができますし、写真に撮ることもできます。痕跡を調べることで、実際に存在していることがわかるのです。しかし、素粒子にはもうひとつ、「観察された瞬間しか、存在しない」という非常に興味深い面があります。

・量子場を見ていると、素粒子(の痕跡)がちらりと姿を現します。しかし、目をそらすたびに、素粒子は空虚のなかに消えていきます。素粒子は暗室のなかの小さな光のように、ついたり消えたりしているのです。暗室を無限で境界のない空間だと想像してみると、素粒子はそこで明滅する光であり、わたしたちが関心を払っているときだけ姿を現しているのです。その場から関心をそらすと、あらゆる可能性の場のなかのどこかに消えていきます。素粒子がどの場所にあるかは、確率的にしか予測することはできません。

 すべての素粒子は波の性質ももっています。観察される瞬間まで、素粒子は波なのです。波は広がっていくものなので、空間や時間のどこか一か所に限定されてはいません。

 波として広がっているものを、測定可能な物質に変えるには関心を払わなくてはならないのです。関心をいだく(観察する)ことで、波であるものが物質(粒子)に変わります。文字どおり、素粒子はあなたやわたしが観察することで創り出されるのです。観察されなければ、素粒子は空間を漂っている波にすぎないのです。

・関心を払う(観察する)ことで起こる奇跡

<観察前>

            波

空間や時間を超えて広がっている

非物質的、非局所的(場所と無関係)

心の領域にある

<観察時>

• 粒子

時空間で起こっている出来事

局所的

物質の領域にある

 これはなんと不思議な現象でしょう!無限の、あらゆる可能性の場のなかの波を目に見える物質に変えているのは、わたしたちの関心なのです。それどころか、自分が何に関心を払っているかで、何が創造されるのかが決まるのです。あなたの関心の質がまさに人生を決めているのです。関心が薄ければ、わたしたちは何も創造できません。しかし、関心を集中すれば、わたしたちは素晴らしいものを創り出せるのです。

『ヴェーダ』の賢者はこういっています。「存在しているものに関心を払い、あらゆる瞬間に、そのものの完全な姿を眺めなさい。神はいたるところに存在している。関心を払いさえすれば、神が現れてくる」

<知識、願望、魂の力>

・宇宙のなかのあらゆる豊かさの源である統一場(森羅万象の創造の源)の特徴を調べてみましょう。ほんとうの豊かさを身につけるためには、結局、この創造の源である統一場のもつ特徴をしっかり理解する必要があります。

 次に紹介するのは、統一場(物質が生み出される究極の場)のもつ25の特徴です。

・結局のところ、統一場の持つ特徴は、インドの古典的聖典『ヴェーダ』のなかに説明された、創造の源であるブラフマン(宇宙の源である神聖な知性)の特徴とも一致していました。(あらゆるものを創造できる神の領域である)統一場のもつ特徴を、あなたも身につけてください。

 アインシュタインはかつてこういいました。「わたしが知りたいのは神の考えだ。それ以外はすべて些細なことでしかない」

 統一場がもつ特徴を検討してみましょう。それは次のようになります。

1あらゆる自然法則を生み出す基盤

 あらゆるものを創り出す自然法則のすべては、この統一場のなかに見つけ出すことができます。

 現在、科学者は自然のなかには4つの基本的な力が存在すると教えています。その力とは、地球を回転させ、惑星が飛び去らずに軌道上を動けるようにしている「万有引力」、そして、光、熱、電気など、わたしたちが日常生活で利用するエネルギーを創り出す電磁力、原子の核を構成する「強い力」、そして、元素や放射能の変換(崩壊)を引き起こす「弱い力」です。物質が創り出されるときは、かならずこの4つの力が働いています。しかし、これらはたんなる力ではなく、知性の場でもあるのです。なぜならこの4つの力すべてを創り出す母体である統一場は、あらゆる自然法則を生み出す力をもっているからです。

2無限の組織化能力

 統一場は、あらゆるものを組織化しています。銀河系や星の動き、地球の自転、季節の循環、ヒトの生体リズム、適切な季節につねに同じ場所に移動する島、卵を産みに故郷の川に戻ってくる魚、植物や動物にみられる自然の生体リズムなど、創造されたものはすべて、オーケストラのように全体と調和しているのです。

 文字どおり、この場には無限の組織化する力があり、同時に無数のことを実行しながら、この無数のことを互いに密接に関連させています。

・統一場には、このような無限の組織化能力が本質的に備わっています。統一場も深く知り、この場が自分の本姓であることを実感してもらうことで、あなたにも、無限の組織化能力が自然と養われていくようになります。

3内側はしっかり目覚めている

 統一場は純粋な気づきの場です。この場はまったく眠ることなく、いつも活発に働き、表面は静かでも、内側はしっかり目覚めています。純粋な気づきの場にきちんと注意を払っていれば、あらゆることが可能になります。

4無限の相互関連性

 くり返し述べますが、統一場ではどのひとつも、ほかのすべてのものと関連をもっています。

5完璧な秩序

 統一場は秩序の場でもあります。要するに、表面がいかに混乱しているように見えても、つねに秩序は保たれているのです。最近、いわゆるカオス理論について数多くの情報が提供されています。それは表面がいかに混沌としているように見えても、その表層の奥深くには秩序が存在しているということにほかなりません。

・統一場にもこれと同じ秩序が存在しています。なぜなら、ここでは同時に無数のことが組織化されているからです。表面はひどく無秩序に見え、一見、脈絡のない活動や考え方に導かれているように思えるかもしれません。しかし、この混乱の背後には、隠された秩序が存在しているのです。

6無限の活力

 統一場はつねに変化し発展していく場です。静寂であっても、この場にはあらゆる可能性を創り出してくれる無限の活力が秘められています。この場には、柔軟性も秘められています。

7無限の創造力

 結局、宇宙の全貌を具体的な姿で現すことほど、創造的なことはありません。宇宙の姿を明らかにすることは、「無限の可能性の場」のレベルから生まれた思考を実現することにほかなりません。

8純粋な知識

 純粋な知識とは、これとかあれとかいった、限られた知識のことではありません。それは物質を創造する際に働いているあらゆるものに関する知識です。この知識は過去、現在、未来に存在するあらゆるもののもつ無限の可能性なのです。

9境界のなさ

 統一場は、境界や概念的な考え、思い込みによって束縛されることはありません。この場では、空間と時間は無限です。時間は限りなく永遠で、空間もまた限りなく宇宙のはてを超えています。

10完璧なバランス

 統一場は――自然の生態系、人体の生理、胎児から子供への発育など――創造する際にはすべてのバランスをとっています。

11自給充足 

統一場は外部からの助けは何ひとついらず、必要なものはすべて所有しています。場の内面に舞い戻ることで、何度でも創造が可能になります。

12あらゆる可能性

 あらゆる可能性とは、自分が想像できることだけでなく、想像の及ばないものすべてのことをいいます。

 あなたは、自分の想像できることはもちろん、今、自分の想像の限界を超えているものさえ、実現し手に入れることができるのです。そして、実現すればするほど、あなたの想像力は広がっていきます。

13無限の沈黙

 無限の沈黙とは、神の心のことです。無限の可能性の場から、あらゆるものを創り出すことのできる心です。無限の沈黙のなかには、無限の活力が秘められています。沈黙を守る練習を積めば、沈黙の知識を手に入れられるでしょう。

 この沈黙の知識は、合理的な思考でははるかに及ばない、正確で、パワーのあるコンピュータ・システムです。

14調和

 宇宙では、あらゆる要素が調和をとりながら、互いに影響し合っています。すなわち、宇宙とは、バランスと調和を創り出す力なのです。

15進化

 自然のなかのすべてのものは、よりよい状況へと進化しています。努力したり、考えたりしなくても、わたしたちは「存在」しているだけで、より高い意識状態へと発展しているのです。しかし、この事実に気づくことで、あなたはより早く進化していくことができます。

16自己照会

 統一場は、自分を知るために外部のものに頼りません。自らの内面に戻るだけでよいのです。

17無敵

 統一場を破壊することはできません。火で燃やすことも、水で濡らすことも、風で吹き飛ばすことも、刃物で切り取ることもできません。

18不滅

 無敵であるゆえに、不滅です。

19姿を見せない

 あらゆるものを創造する源であっても、統一場自体は姿を現しません。

20育てる

 統一場は創造したあらゆるものを成長させています。樹木から星や銀河の動き、鳥の渡り、そしてわたしたちの体内の免疫システム、消化のプロセス、心臓の鼓動まで、創造したすべてのものを養い、育てているのです。

21結びつける 

統一場は、このようなすべての活動を育てているだけでなく、ひとつひとつをほかのすべてのものと結びつけています。

22単純さ

 しかし、統一場の本性は、とても単純です。複雑ではありません。それは心のもっとも奥深くにいるほんとうの自分自身に気づくことにほかなりません。

23清める

 統一場は、ふれるものをすべて清めます。清めるというのは、本来の、原点に戻ることです。完璧なバランスを表現している宇宙は、純粋な源をもっています。この源(原点)こそ統一場にほかなりません。

24自由

 自由は統一場に本来備わっている性質です。この場にふれると、自由がわたしたちのもとに訪れてきます。それは、自分の本来の姿を実感することから生まれる自由です。

 

25至福

 統一場の最後の(もっとも重要な)性質は、至福です。至福を幸福と勘違いしてはいけません。幸福になるには、かならずなんらかの理由があります。人から敬意を表されたり、素晴らしい仕事をしたり、大金を儲けたり、満足する人間関係を築けたとき、あなたは幸せになります。

 それに対し、「ただ生きているだけでわけもなく幸せなとき、あなたは至福の状態にいます。もう忘れてしまったかもしれませんが、わたしたちはみなかつて至福の状態にいたのです。それが人間の本来の状態であり、統一場に本来備わっている特徴なのです。至福はわたしたちの肉体より根源的で、精神よりわたしたちのそばにいます。どこへ行くにも、ついてくるのです。

・どうすれば、統一場のもつこのような性質を、わたしたちの意識に植えつけることができるのでしょうか?

 それにはふたつの法方があります。ひとつは、このような特徴に気づいて、毎日そのひとつの特徴を選び、その特徴に関心を払うようにすることです。

 覚えておいてもらいたいのは、素粒子を波から物質に変えるためには、関心を払う(観察する)だけでいいということです。関心を払うことこそ、あらゆる可能性の場のなかに、時空間的な出来事を引き起こす手段なのです。統一場の特徴に関心を払うとき、その特徴がわたしたちの意識だけでなく、実際に人生のなかに現れてくるのです。

 科学者は、わたしたちが思考するとき体内に物質が湧き出してくることを証明してきました。心のなかで考えたことが、分子に変換するのです。このような分子は文字どおり、内面の宇宙から送られてきた使者なのです。思考はモノであり、思考は現実化するのです。

・最初に発見された場所が脳内だったので、この分子は神経ペプチドと呼ばれています。しかし、現在、神経ペプチドは脳内だけでなく、体内のあらゆる細胞に浸透していることがわかっています。思考は、脳だけでなく、肉体のあらゆる組織を鍛え上げているのです。あなたがいだく思考、あなたが心に思い浮かべるアイデアはすべて、細胞の意識の核に化学的にメッセージを送っています。統一場の特徴を表現しているひとつの言葉に関心を払っていると、魔法が起こり、その言葉が現実になっていきます。

 毎日、ひとつのテーマを選んでください。25日で。25の性質が選べます。26日目に、最初のテーマから再び始めます。たとえば、今日のテーマが「自由」だとしましょう。そして、今日一日、「自由」という言葉に関心を払ってみるのです。

 言葉が現実になることを忘れてはいけません。量子の出来事である思考は、神経ペプチドになるのです。

 言葉を分析したりしてはいけません。定義したり、評価したり、解釈したりすることは禁物です。

「自由」という考えに関心を払ってください。すぐにあなたの意識のなかに「自由」という言葉が刻み込まれていきます。すぐに前向きな気持ちになり、あなたの生理が自然と変わっていき、この生理の変化があなたの人生経験をひとりでに変えていくでしょう。

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