最期のその日を迎えるまで、健康上の問題で日常生活になんらかの支障をきたしたまま生活せざるをえなくなる期間が男性で約9年、女性で約12年、これだけの期間があるということです。(8)
・高齢化に加え、少子化も深刻な日本では、今後の労働力が懸念される。地域の過疎化や就労機会が減少すれば、少子高齢化が進む地方では地域経済そのものが疲弊する。こうした問題を解決するのが、“テレワーク”だ。在宅勤務で日本を変えるというスローガンのもとで、さまざまな取り組みがスタートしている。
・テレワークのメリットは、満員電車に揺られて通勤する必要のない、働く時間や場所の制約がない点にある。もちろん会社に勤める他の社員や職員と同様の成果を挙げなければならないし、同等の拘束時間や仕事のクオリティも追及されるだろう。しかし、時間や場所に縛られないテレワークの働き方は、働く意欲があっても、体力的な理由から通勤が困難な高齢者や、出産、育児、介護に時間が必要な就業者が仕事をすることができることから、今後成長が期待される分野である。
・また、多くの人材を確保することが難しい中堅・中小企業にとっては、全国各地から人を募集できるので、有能で多様な人材を幅広い範囲で確保することができ、さらには生産性向上につながるともいわれている。この他、テレワークによって、家族と過ごす時間や自己啓発や趣味の時間が増える等、生活にゆとりが生まれ、ワークライフバランスの向上にも効果があるだろう。
・実際にはまだ大企業を中心に1割の導入に留まっているテレワーク制度であるが、高齢者の社会参加や社会貢献に加え、ワークライフバランスの観点から有効な施策となる。資本金50憶円以上の企業では25%の普及である。働き方だけではなく、新しい高齢社会モデルを構築するための地域振興や規則改革を同時に進めることも検討しなければならない。
・また高齢者の起業も盛んだが、数少ない成功事例の一つが福島県上勝町で行われている“いろどり“事業だ。高齢者の自立支援策、日本料理を飾り付ける草花を、地域の植物をよく知る高齢者が収穫し、全国の料亭に、タブレット端末を利用して販売する”葉っぱビジネス“が注目を集めている。
<総務省「ICT超高齢社会構想会議」>
・高齢者が自ら会社を興し、地域に還元し経済を潤す。高齢者は生きがいを見つけ社会貢献ができる。こうしたモデルが日本全国で展開できれば、地方創生は現実のものとなる。筆者の小尾が委員長を務めた総務省の研究会で視察した東京都三鷹市では自治体が高齢者の起業を応援しているケースだ。NPO「シニアSOHO普及サロン・三鷹」が中心となって活動している。この他、地域支援マッチングのアブセックや孫育て工房で地域ケアのBABAラボをはじめとする高齢者の自立支援地域プロジェクト事例は急増中である。
問題は日本全国で展開される数多くのプロジェクトが政府の支援や特区モデルを離れた時、プロジェクトが自立し、独り立ちできるかが勝負である。
<人類は“シルバー・ツナミ(津波)”で滅亡するリスクがある>
・“シルバー・ツナミ”とはピーク時に24億人に膨れ上がる高齢者集団が津波のように押し寄せてくる、との比喩的な表現である。スピーチの続きだが、「世界で最初に“シルバー・ツナミ”に襲われるのは日本であり、我が国の対応次第で世界の歴史が変わるかもしれない」と述べた。
・全てを書き終え、次の四つの分野にわたる優先的課題解決の必要性を理解することができる。
第1に、雇用問題である。深刻な労働力不足が将来起きるが、高齢者、そして女性の活躍こそ日本再生の王道である。特に、アベノミクスが目指す“女性が輝く社会”の推進は超高齢社会において必要不可欠であり、一歩でも前進することを望みたい。残念なことに、日本の女性の社会進出は、先進国中、韓国に次いでランクが低いのが実情である。
・第2に、シルバービジネス3000兆円市場(2050年)への企業努力である。
・第3に、日本の経験や教訓を後に続く世界各国に紹介していく国際貢献の責務を忘れてはならない。
・最後に、電子政府など行政の役割である。今後の研究課題だが、高齢者に優しい電子政府の推進が経済活性化の鍵を握ることを証明する必要がある。
・電子政府がフルに活動すれば、日本政府は経費の3割をカット可能との試算がある。
________________________________________
■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■
(2025/4/30)
・和田先生は精神科医で、老年医学の専門医です。多方面の多くの本を出版しています。和田先生の本を参考にして「高齢者の健康問題」を勉強しようと思って10冊ぐらい集中してみています。和田先生の見解は「少数説」に属するものもありますが、参考になります。
「死ぬのは寿命だ」といいますが、「健康で寿命を全うする」というのは言うは易く行うは難しでしょうか。
和田先生自身が「病気のデパート」というのでは、皮肉な話です。
・著者は、「ここ日本の100歳以上の高齢者数は、2022年では9万526人」、「日本の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳となりましたが、健康寿命との差を見ると男性8.79年、女性12.19年です」、「前頭葉は、思考や感情、行動をつかさどる脳の部位で、脳の老化が最初に始まる部位でもあります」、「そのような生活が続けばからだを動かすこと自体を面倒に感じるようになり、それこそ歩けなくなってしまったり、自由に動けなくなったりするリスクが高まります」、「一般的に、年をとればとるほど高齢者はものを買わないと思われています」、「このように、AIの時代というのは、現役を引退した高齢者でも誰でもリーダーになれる可能性をもつことになるわけです」、「なぜ、日本がこんな貧乏な国になったのでしょう。それは、いまだ封建的な制度、意識が残っているからかもしれません」、「スト権を行使しないとどういうことが起こるかというと、労働組合の積立金がどんどん増えていきます。連合などは2兆円の闘争積立金をもっているといわれています」、「「令和4年中の交通事故の発生状況」を見てみると、16~19歳が1039.2件と圧倒的に多く、次いで20~24歳が597.2件、この次に85歳以上が498.4件とくるのですが、このように若い世代に事故が多いことがわかっていても、世間の目は高齢者に冷たいのです」、「高齢者全員に免許証を返納させたら、要介護率は約2.2倍に増えるということが報告されており、むしろこちらのほうが問題です」、「つまり、一度決まってしまったことを大きく変えるという発想がそもそもないということがよくわかります。日本の不況が30年も続いている原因、税制や労働待遇が変わらない話もまったく同じだといえます」、「2020年の日本の男女の平均寿命は80歳を超えましたが、健康寿命は、男性72.68歳、女性75.38歳です。これは80歳になる前に、心身の不調で生活上の制限を受けてしまう人が多いということです」、「養老先生に限らず、かなりのヘビースモーカーでも100歳まで生きた人もいます」、「わたしの血圧や血糖値、コレステロール値は、一般的に治療が必要とされる数値ですが、わたしは快適に暮らしていくため、自分なりに治療を受ける受けないを判断しています」、「がんになるかもと思っている人は、自分ががんになったら、どこの病院でどんな治療を受けるのか、認知症になるのが不安なら、介護保険を受給するための準備をするなどです」、「日本人が一生のうちにがんと診断される割合は、2019年のデータで男性65.5%と、2人に1人以上の確率です。女性も51.2%と、2人に1人です。さらに、日本人ががんで死亡する割合は、2021年のデータでは男性26.2%と、4人に1人は亡くなっているのです。女性も17.7%と、6人に1人です。ご存じのように、がんは最も身近で死亡率の高い病気といわれているわけですから、がんが見つかる可能性は誰にでもあります」。「がんが怖いと思われている理由の一つに「転移」がありますが、がんには転移しないがんと転移するがん、この2種類しかありません」、「わたしが高齢者専門の浴風会病院に勤務していたとき、そこで病死した患者さんの解剖結果を数多く見てきましたが、85歳を過ぎて体中どこにもがんがないという人はいませんでした」、「「治療は受けない」、これがわたしのがんに対する結論です。もちろん、人に押しつける気はありませんが」、「程度の差こそあれ、認知症は誰がなっても不思議ではありませんし、年をとればとるほど、その可能性は高くなっていきます。2020年時点で、日本の65歳以上の認知症患者数は約600万人、これが2025年に約700万人になると予測されており、高齢者のおよそ5人に1人が認知症となるといわれています。
さらに細かく見ていくと、85歳以上の4割、90歳以上では6割が認知症を発症しているといった統計データもあり、亡くなった高齢者の脳を解剖してみると、85歳を過ぎたほぼ全員にアルツハイマー型認知症の所見が見つかっています。つまり、高齢者にとってはありふれた病気ということです」、「死を早めたり要介護となったりするきっかけは、がん、認知症に限ったことではありません。80代になると、それまでとは比べものにならないほど、さまざまな病気やケガの可能性が高くなります」、「老化と上手につきあっている人ほど要介護状態に陥りにくく、健康寿命が長い傾向にあります。そのような人は要介護となっても、人の手をうまく借りながら、楽しそうに日々を過ごしています」、「2025年には75歳以上の人口が全人口の約18%に達するとされています」、「医師のわたしが言うのもおかしな話に聞こえるでしょうが、100歳まで生きるか否かは、かなり「運」の要素が強いと思っています」、「ある年齢になったら、「人間は死ぬものだ」という覚悟をもたなくてはいけないとわたしは考えています」と述べています。
(2025/4/20)
・インタ―ネット情報によると、「特に、2025年には、「団塊の世代」と呼ばれる昭和22年~昭和24年生まれの人たち約800万人が75歳以上となることで、国民の5人に1人が後期高齢者になる」といわれます。
後期高齢者の社会に与えるインパクトは、大きなものでしょうが、実態はよく知りません。認知症の患者も増えています。介護離職も増えており、
中年や若い人々の社会生活にネガティブな原因となっています。また団塊の世代と呼ばれる後期高齢者も、本やSNS等で発信する機会が増えています。
インタ―ネット情報によると「認知症の人はどれくらい? 高齢化の進展とともに、認知症者数も増加しています。 65歳以上で何らかの介護・支援を必要とする認知症の人は、2030(令和12)年には約523万人、2060(令和42)年には約645万人になる」と推計されています。
・後期高齢者のネガティブな面とポジティブな面が現れてきていますが、筆者はポジティブに捉えようとしています。
著者は、「私は絵を残したいと思いますが、書でも焼き物でもよいかもしれません。私の講座には、自分史を残す、という受講生もいます」、「免許返納は、高齢者の義務となっていくでしょう」、「どんなことでも10年続けていけばプロになれる、といわれます。あなたも、これからの10年をかけて、「残せる仕事」に取り組んでみませんか。これが、70歳へのあなたへの、私からの最期の課題です」、「また、足腰は使うことで強くなります。疲れない程度に、歩くことは毎日の日課として心がけるようにしましょう」と述べています。
・転倒による骨折も寝たきりのリスクになります。しかしながら、認知症にならず後期高齢者は「適度な運動」によってサバイバルする必要があるのでしょう。
高齢者のいろいろな問題は、いずれすべての家族の問題になっていくといわれます。
後期高齢者は車の免許返納を考え、数としては増えますが、都市部では、生活に不便ではなく免許は要りませんが、地方の場合は、免許がないと生きていけないというところも増えており、後期高齢者にとって深刻な問題になるようです。
・話しは変わりますが、日本テレビのネット情報によりますと、「拉致被害者の早期救出を求めて 曽我ひとみさんが署名を呼びかけ 新潟・佐渡市」(2025/4/19)と報道されています。
「北朝鮮による拉致被害者の早期救出を求めて、拉致被害者の曽我ひとみさんが新潟県佐渡市で署名を呼びかけました。 地域のまつり会場で署名活動を行ったのは拉致被害者の曽我ひとみさんと地元の支援団体です。 共に拉致された母・ミヨシさんは去年93歳の誕生日を迎えましたが、いまも再会を果たせていません。 ことし2月には拉致被害者・有本恵子さんの父・明弘さんが96歳で亡くなり、曽我さんが胸の内を語りました。 曽我ひとみさん「有本さんがこんなに元気で頑張っているから絶対母も元気でいるんだろうという気持ちで一緒に頑張れた」 被害者の家族が高齢化するなか一刻も早い救出が求められています」と報道されています。
・「被害者もその家族も高齢化しており、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に40年以上もかかっているようでは政治家の非力が窺える」といいます。被害者もその家族も高齢化しており、残酷な話です。
(2021/6/21)
・昔の人は栄養失調と食料不足で病気になったり、死んだりしましたが、現代では栄養過多、肥満から病気になり亡くなる人が増えたといわれます。「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」でしょうか。そのために、1日3食から1日1食、1日2食、少食、プチ断食や断食がすすめられています。健康管理に注意している人々が増えており、適度な運動と食事の管理に関心が高いようです。日常生活に「適度な運動」と「バランスのある食事管理」を取り入れるのが普通になっています。「歩くこと(ウォーキング)が体に一番よい」ともいわれます。
白いもの(砂糖と塩)は控えること。そこで、コーヒーの砂糖は、使わないか代替物にする。歳をとれば、やはり「禁酒、禁煙」でしょう。酒は適量だと体によいとかの説もあるようです。
空腹にならないと人間が本来持っている「病気の抵抗力」「免疫力」がエンジンをかけないというのですから驚きです。太古の時代は、空腹の時間が多かったといわれます。1日3食になったのは江戸時代からといわれます。ですから、栄養過多になると、健康に障害がでてくるようになるそうです。
・ヤフーニュース(2021/6/20)JIJI,com によりますと
「新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(20日午後7時時点) 死者386.2万人に
【AFP=時事】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は386万2364人に増加した。
これまでに世界で少なくとも1億7812万5020人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。
19日には世界全体で新たに9048人の死亡と35万4462人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2301人。次いでインド(1576人)、コロンビア(589人)となっている。 最も被害が大きい米国では、これまでに60万1741人が死亡、3353万8037人が感染した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は50万800人、感染者数は1788万3750人。以降はインド(死者38万6713人、感染者2988万1965人)、メキシコ(死者23万1151人、感染者247万5705人)、ペルー(死者19万202人、感染者202万6729人)となっている」と報道されています。
オリンピック・パラリンピックが近づいていますが、世界経済の影響は不透明のようです。『強い者』が生き残るのではなく『適応性のある者』が生き残るという「最適者生存の法則」といわれるダーウィンの法則が機能するといわれます。
・ちなみに『「首の後ろを押す」と病気が勝手に治りだす』
(神経の流れを正せば奇跡が起こる)
松久正 マキノ出版 2016/7/15
という本の説明には、次のようなことが書いてあります。
「松久 正(まつひさ・ただし)
慶応義塾大学医学部卒。鎌倉ドクタードルフィン診療所院長。
米国公認ドクターオブカイロプラクティック。日本整形外科学会認定整形外科専門医」
著書
『シリウスがもう止まらない』(ヒカルランド)
『これでいいのだ! ヘンタイでいいのだ! 』(VOICE)
『からまった心と体のほどき方』(PHP 研究所)
『松果体革命』(ナチュラルスピリット)
『あなたの宇宙人バイブレーションが覚醒します! 』(徳間書店)
『ドクター・ドルフィンのシリウス超医学』(ヒカルランド)
『ワクワクからぷあぷあへ』(ライトワーカー)
『水晶( 珪素) 化する地球人の秘密』(ヒカルランド)
『Dr. ドルフィンの地球人革命』(ナチュラルスピリット)
などがある。
なかでも『「首の後ろを押す」と病気が治る』は、健康本ベストセラー。
『「首の後ろを押す」と病気が勝手に治りだす』(ともにマキノ出版)はその最新版。
世界で今、もっとも強力に新しい流れを創るドクターである。
「「首の後ろを押す」と、神経の流れが正され、高血圧、糖尿病、耳鳴り、
めまい、脊柱管狭窄症などが次々よくなる! 衝撃のベストセラーから6年。
予約6年待ちのスーパードクターが、新たにわかった病気治しの極意を大公開!
薬も使わず、手術もせず、背骨にかるくふれるだけで、現代医学ではお手上げの病気が、続々よくなっています。
その秘密は、首の後ろを軽く押すと、神経の乱れが正され、全身の神経の流れがよくなることにあります。
本書では、この「ピンポイント療法」が誰でもできるように簡略化したメソッドを、詳しくご紹 介しています。
それとともに、数多くの難病を克服した例も紹介。
病気の悩みから脱却し、心も体もうまくいき、愉しく暮らすヒントが満載の一冊です」と記載されています。
なお読者の欄には、
「いわゆる上部頸椎カイロプラクティックの理論を自分でできるように工夫したものと思われる。
上部頸椎カイロプラクティックはアメリカ初のカイロプラクティック大学を経営し、上部頸椎カイロプラクティック理論を証明するための病院も立ち上げた、カイロプラクティックの発展に最も貢献した方の理論なので信頼と効果があると思います。
著者はこの理論を大学でカリキュラムの一部としては学んだのかもですが実際は他の方法理論が専門のようです。
効果があることは証明されているが、自分ではできなかった理論を売名?商売?のため書いた感じが好きになれない。
当然効果は人それぞれで多くは??だろう」
「ガンステッド・カイロプラクティックといわれる、アメリカの伝統的な手技による治療法を学んだ医師による自伝。著者は鎌倉ドクタードルフィン診療所院長。
背骨を中心にみて、ヒトの神経の流れとその詰まりを発見し矯正する治療法。いわば歯の矯正のようなものだと、理解した。
背骨の歪みを治すと言われる事については著者が反論している。それに止まらず、神経の流れをスムーズにすることが本来のカイロプラクティックであるという主張。
個人でもできるマッサージとして、耳の後ろ付け根付近乳様突起周辺を手の指で押すことと、複式呼吸を行うことを紹介している。第一頸椎を重視し、その左右横突起を押すことで脊髄神経の流れがスムーズになるとしている。脳からすべての臓器への指令は第一頸椎を必ず通る。第一頸椎は椎間板がなく、リング状で回転可能であるために、首を動かした時の影響がでやすく、問題を抱えている人は多いと記載されている。
また変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、めまい、脳出血後遺症、肝機能数値改善といった症例を記載している。
ただし本書には問題もあり、奇跡的な施術=誇大広告となりそうな文言を含むこと。自伝が大半で、症例と治療に関する部分は少ないこと。
手技による治療であれば、日本には伝統的な東洋医学(鍼灸柔道整復按摩マッサージほか)があり、それに対してカイロプラクティックが特別に優位な点が今一つはっきりしない。
背骨と神経に関する症状はこの治療法が有効な手段なのだろうが、それを選ばれた一握りの人物だけが使える特別な技であるかのように言うのは違うのでは?(著者は医師免許を持っているため、一般の柔道整復等とは異なりすべての外科治療も国内法的には行えるし、全ての症状に対して知りうるあらゆる治療手段を患者に提案できるのであろうが。)
どのような系統の医学であれ、診断・治療を教える学校を卒業したものがみな同じように使える手技でなければ、治療法としての再現性が低い。そして患者にとってはわざわざ遠方まで特定の「高名なドクター」を訪ねなければいけなくなる。手技による治療を、特定の人物だけが使える魔法・奇跡・ゴッドハンドと形容するのは、時には患者にとってマイナスになると感じた」と記載されています。
・著者は宇宙人や精神界の本も多く、42件ほど書籍があります。「効果なし」という人もいて、毀誉褒貶の激しい書物となったようですが、いずれ、このブログでも取り上げたいと思います。
(2018/5/28)
・今の時代、難病・奇病が増えています。現代医学でも原因や治療法が分からないというのです。ガンや心臓疾患、肺炎、脳血管疾患で死ぬ人びとも多いようです。医薬品や手術でも治らないので、ラースト・リゾート(最後の手段)としてファスティングが注目されているようです。ヨガでもファスティングが普通のようです。それぞれの人が、自分の健康法や美容法を実践していると指摘されています。どちらかというと女性のほうが、健康法に敏感のようです。今の時代、子供の貧困から「子供食堂」の問題もでてきていますし、逆に「子供の肥満」の問題もあります。両極端の現象となって社会に出てくるようです。格差の時代ですから、極端に現象がでてくるようです。世界中に両極端の社会現象が起きていると指摘されています。「栄養学」や「健康」についても学説が種々あり、学者により大きく見解が違っていますので、注意が必要のようです。
アメリカのように肥満で悩む人が非常に多い国もあれば、飢餓で餓死する人もいる国もあります。国単位で大きな格差がついているネガティブな人類の近未来のようです。世界中の全ての難民を物理的に救えないと指摘されています。
健康法は、現代人の最大の関心事になったようです。「体毒」がさまざまな病気の原因であり、ファスティングにより改善できるという話は、参考になるようです。やはり社会で活躍している人や芸能人は、さまざまな健康法を実践しているようです。持病を抱えている人は、ファスティングも試してみてはどうでしょうか。しかしながら、ファスティングでどこまで効果があるのでしょうか。保証はないですが、実践の価値があるのかもしれません。
・amazonに「ヨガ」といれると3393件、「健康」といれると42914件、「断食」だと、1060件、「食べ物」だと6060件、「美容」だと11653件の本がわかります。現代人にとって、健康・美容は大きな関心事です。それで、それに関するビジネス・マーケットも非常に大きいもののようです。それにつれ、広告宣伝費も多額になっています。毎日の様に「美食」や「食」、「グルメ」のテレビ番組が大きな時間を占めているようです。
『「医者いらず」の食べ物事典』(PHP文庫)のように、「医者が必要のない」状態にいたいものです。断食やヨガの効果もどの程度なのでしょうか。私たち一般人は、「実践者」ではないので、詳しくはわからないようです。断食でがんが治るのなら、がんで苦しんでいる人は誰でも、試してみたいものでしょうか。敗戦後の食糧不足の時代と違って、飽食や美食の現代では、「美味しいもの」とか、「健康によいもの」が求められています。特に健康を害している人は、健康食や栄養になるものを探します。美食から素食へ人びとの関心が移行しているようです。健康第一の思想が徹底しています。
私たち一般人は、現代のヨガのことは、よくしりません。インターネット情報によると、「第一生命経済研究所の調査によると、日本のヨガ人口は2004年時点では23万程度でしたが、2013年にヨガ人口が100万人を突破したとみられています。健康ヨガブームの影響もあり、2015年には350万人を超えるという予測もあります」とのこと。ヨガ教室も約6000個の教室が登録されているようです。「美容・ダイエット」から「スピリチュアルの充実」へと、ブームのようです。知る人ぞ知る世界のようです。薬でも治らないのなら、最後の手段として「断食」に頼る人も多いのでしょうか。
・amazonに「船瀬俊介」といれますと221件の本が分かります。
ウィキペディアWikipediaによると、「船瀬 俊介(ふなせ しゅんすけ、1950年 - )は環境問題を専門とするジャーナリスト、評論家。 2009年6月6日に著書『知ってはいけない!?』が第18回日本トンデモ本大賞を受賞した」とのこと。
異次元世界のアストラル界やエーテル界には都市が存在するといわれます。ヨガは、異星起源のようで、インドに伝えられたようです。ヨガとシャンバラなどの精神世界は結びついているようです。ヨガは、宇宙人の概念のようです。「瞑想」もあらゆる宗教で実践されているようです。現代では、健康法として発展してきますが、本来は、超能力や精神世界のアイデアと結びついているといわれます。
異世界の体験者は、古今東西絶えないそうです。シャンバラは、都市型の超巨大宇宙船だったともいわれます。おそらく、正確に分かりませんが人類に数十万年(?)も進化しているシリウス星人のものなのでしょうか?数十億年とか、永劫の時間のようです。百万年進化している異星人もいるそうです。
0コメント