2025年には認知症の人が約730万人、つまり高齢者の5人に1人は認知症になり、さらに2050年には約1016万人と1000万人を超え、高齢者の4人に1人以上が認知症を発症するとみられています(9)
『超高齢社会の未来 IT立国 日本の挑戦』
小尾敏夫・岩崎尚子 毎日新聞社 2014/12/27
<人類が経験したことのない少子・超高齢・人口減少社会>
・少子・超高齢・人口減少社会である日本は、いまだかつて世界が経験したことのない未知の世界が広がっている。日本では65歳以上の高齢者人口は過去最高の25%を超え、4人に1人が高齢者になった。増え続ける高齢者の質は大きく変わっている。8割は元気な高齢者と言われるアクティブ・シニアだ。
・2030年には約8割の高齢者が介護不要で自律的に暮らせるようだ。
・高齢社会が進む一方、今後日本の総人口は長期にわたって減少し、2060年には約8600万人にまで減少すると推測される。
・未曽有の人口構造の変化は、2025年がターニンフポイントとなる。戦後の象徴とされる1947年~49年生まれの“団塊の世代”が75歳以上になる年だ。
・世界に目を転じれば、高齢化率は世界規模で上昇しつつある。2060年意は世界人口の約5人に1人が高齢者になる。
<日本は2007年に国連で定められた世界初の“超高齢社会”に突入>
<国家財政破綻危機の2025年問題>
・高齢者の約8割は就業意欲があるのに、そのうちの2割しか仕事に就けない厳しい現状である。
・介護の面を考えると、厚生労働省の試算で、2025年に50万人の看護師、4~6万人の医師、100万人の介護職員が必要といわれている。
<高齢化と情報化が同時進行する新複合社会時代の幕開け>
・1980年代のICT革命以降、ICTは人々の生活に密接に浸透してきた。近年ICTは、財政悪化や労働人口の減少、地方の疲弊、企業統治などの成長の制約条件の社会課題を解決するためのツールとしてその地位を確立している。
・世界で唯一の超高齢社会に突入した日本の情報社会の将来は、ユーザー(消費者)がいかにICTを駆使し、供給側はいかにICTでネットワーク化された社会を構築し、ユーザーに優しいより豊かな情報社会を形成することができるかが課題となる。
・65歳以上のインターネット利用状況は、平成20年末から23年末で約1.6倍と年々増加傾向にある。
・また高齢者にとってオンライン・ショッピングも当たり前のものになり、行政手続きも役所に行っていたものが一部、自宅でオンライン申請ができるようになった。電子政府サービスの普及である。今後は、ICTサービスや商品が無用の長物とならないよう、高齢者はICTリテラシー(習得度)を身に付けなければならないということだろう。
・さらに医療や年金などの社会保障の負担が、現役世代に重くのしかかり、個人格差が広がり地域社会やコミュニティ意識が希薄化するおそれもある。こうした社会背景において、ICTはパラダイムシフトをもたらす原動力の一つとして期待されている。時間や距離といった制約を越えて積極的な利活用を促すことにより、将来的に高齢者の生活を変革し、活力を引き出すエンジンになるとも期待されている。いよいよ、情報化と高齢化が融合する人類史上初めての新複合時代の幕開けである。
<解消するか、デジタル・デバイド(情報利活用格差)>
・既に60歳代の団塊の世代は8割がインターネットを使える調査結果もあり、シニア世代の本格的デジタル経済が間もなく始まる。
<政府が超高齢社会対策に乗り出す>
・今後、特に2025年問題の解決策として、下記の諸点を重点分野にした対応が急がれる、と報告された。
1、 在宅医療・介護を徹底して追及する
2、 住まいの新たな展開を図る
3、 地域づくりの観点から介護予防を推進する
<高齢者雇用が地方創生の鍵>
・2020年には約8割の高齢者が介護不要で自立できるといわれている。つまり元気なアクティブ・シニア層が増えるということだ。このアクティブ・シニア対策が喫緊の課題となっている。少子高齢社会の中でますます生産労働人口が縮小する。経済成長の制約となっていた生産労働人口の減少を解消するのはどうしたらよいのか。
・最近多くの企業が導入し始めている取り組みは、 高齢者の退職年齢を上げる、 フレキシブルな働き方を提供し、働きやすい環境を作る、 クラウドソーシングなどを利用して、インターネットを使い、適材適所の仕事を依頼する、 テレワーク(在宅勤務)を推進する、などがある。
・高齢化に加え、少子化も深刻な日本では、今後の労働力が懸念される。地域の過疎化や就労機会が減少すれば、少子高齢化が進む地方では地域経済そのものが疲弊する。こうした問題を解決するのが、“テレワーク”だ。在宅勤務で日本を変えるというスローガンのもとで、さまざまな取り組みがスタートしている。
・テレワークのメリットは、満員電車に揺られて通勤する必要のない、働く時間や場所の制約がない点にある。もちろん会社に勤める他の社員や職員と同様の成果を挙げなければならないし、同等の拘束時間や仕事のクオリティも追及されるだろう。しかし、時間や場所に縛られないテレワークの働き方は、働く意欲があっても、体力的な理由から通勤が困難な高齢者や、出産、育児、介護に時間が必要な就業者が仕事をすることができることから、今後成長が期待される分野である。
・また、多くの人材を確保することが難しい中堅・中小企業にとっては、全国各地から人を募集できるので、有能で多様な人材を幅広い範囲で確保することができ、さらには生産性向上につながるともいわれている。この他、テレワークによって、家族と過ごす時間や自己啓発や趣味の時間が増える等、生活にゆとりが生まれ、ワークライフバランスの向上にも効果があるだろう。
・実際にはまだ大企業を中心に1割の導入に留まっているテレワーク制度であるが、高齢者の社会参加や社会貢献に加え、ワークライフバランスの観点から有効な施策となる。資本金50憶円以上の企業では25%の普及である。働き方だけではなく、新しい高齢社会モデルを構築するための地域振興や規則改革を同時に進めることも検討しなければならない。
・また高齢者の起業も盛んだが、数少ない成功事例の一つが福島県上勝町で行われている“いろどり“事業だ。高齢者の自立支援策、日本料理を飾り付ける草花を、地域の植物をよく知る高齢者が収穫し、全国の料亭に、タブレット端末を利用して販売する”葉っぱビジネス“が注目を集めている。
<総務省「ICT超高齢社会構想会議」>
・高齢者が自ら会社を興し、地域に還元し経済を潤す。高齢者は生きがいを見つけ社会貢献ができる。こうしたモデルが日本全国で展開できれば、地方創生は現実のものとなる。筆者の小尾が委員長を務めた総務省の研究会で視察した東京都三鷹市では自治体が高齢者の起業を応援しているケースだ。NPO「シニアSOHO普及サロン・三鷹」が中心となって活動している。この他、地域支援マッチングのアブセックや孫育て工房で地域ケアのBABAラボをはじめとする高齢者の自立支援地域プロジェクト事例は急増中である。
問題は日本全国で展開される数多くのプロジェクトが政府の支援や特区モデルを離れた時、プロジェクトが自立し、独り立ちできるかが勝負である。
<人類は“シルバー・ツナミ(津波)”で滅亡するリスクがある>
・“シルバー・ツナミ”とはピーク時に24億人に膨れ上がる高齢者集団が津波のように押し寄せてくる、との比喩的な表現である。スピーチの続きだが、「世界で最初に“シルバー・ツナミ”に襲われるのは日本であり、我が国の対応次第で世界の歴史が変わるかもしれない」と述べた。
・全てを書き終え、次の四つの分野にわたる優先的課題解決の必要性を理解することができる。
第1に、雇用問題である。深刻な労働力不足が将来起きるが、高齢者、そして女性の活躍こそ日本再生の王道である。特に、アベノミクスが目指す“女性が輝く社会”の推進は超高齢社会において必要不可欠であり、一歩でも前進することを望みたい。残念なことに、日本の女性の社会進出は、先進国中、韓国に次いでランクが低いのが実情である。
・第2に、シルバービジネス3000兆円市場(2050年)への企業努力である。
・第3に、日本の経験や教訓を後に続く世界各国に紹介していく国際貢献の責務を忘れてはならない。
・最後に、電子政府など行政の役割である。今後の研究課題だが、高齢者に優しい電子政府の推進が経済活性化の鍵を握ることを証明する必要がある。
・電子政府がフルに活動すれば、日本政府は経費の3割をカット可能との試算がある。
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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■
(2025/5/7)
・この2年間で100冊以上本を出しているそうですから、大変な量です。和田先生は老年医学の専門医で精神科医です。医療以外の分野にも言及していますので注目です。医者としては“異色”なのでしょう。
社会では子どもの引きこもりや登校拒否など、メンタルな問題が増えています。この問題の背景もよく分かりません。精神科医が活躍する機会が増えているようです。団塊の世代にとっても認知症は大きな問題です。
医療の本は5万冊以上ありますが、和田先生の本は、できるだけ見ていこうと思っています。
「精神疾患を有する外来患者数は、約586.1万人。 疾患別では、「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」、「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障 害」、「その他の精神及び行動の障害」の順に多い」といわれます。
・著者は、「私が医者になって、とくに高齢者専門の精神科の医者になってよかったと思うことは、認知症というのは、ある種の老化現象であることと、最終的には幸せになれる病気であることを知って、認知症になるのが怖くなくなったことです」、「認知症は進行性の病気で、初期から中期を経て、末期にいたります。だいたい初期が2~3年、中期は3~5年、末期3~5年くらいといわれています。ただし、個人差が非常に大きいので、あくまで目安です」、「幸い、2022年に上梓した『80歳の壁』が50万部を超えるベストセラーになり、その頃から出版社からの依頼が殺到して、高齢者向けの本を次々と出しています。この2年間で100冊以上出しました」、「脳に見られるタンパク質の沈着を「老人班」と呼んでいるように、年を取れば取るほど発症率が高くなるのは、やはりこのアルツハイマー型認知症なのです」、「早期発見、早期治療が望ましく、うつ病が少しでも疑われる高齢者には、試しに薬を使ってみるというスタンスが、超高齢社会での医師には必要だと思っています」、「だとすれば、認知症を否定したり恐れたりするより、誰しも長生きすれば経験するものなんだから、と開き直って、すんなり受け入れるほうが賢明だと思います」、「<認知症の専門医であっても認知症は避けられない>
・認知症の実態を知っているか知らないか。それが認知症になってからの人生を大きく左右することを長谷川先生は身をもって教えてくださった気がします」、「ですから医師として働き始めた当初は、私自身も「認知症は怖い病気だな」「できれば認知症にはなりたくない」と思っていました。ところが、1988年、縁あって、高齢者専門の浴風会病院に勤務するようになってから、認知症のイメージが大きく変わったのです」、「
前頭葉がうまく働かないと感情のコントロールが利かないということが、ほぼ確定的になりました」、「ちなみにスタート当初、149万人だった介護保険の利用者数は、2023年3月には597万人と約4倍に増加して、介護が必要な高齢者にはなくてはならない制度として根づいています」、「高齢になればなるほど、がんの進行も遅くて転移もしにくくなるので、がんとつき合っていって天寿をまっとうできたら、と思っています。もちろんボケたらボケたなりに生きていく」、「認知症になったとき、もっとも大切な対策となるのが、「ボケても、いまできることを減らさない」ことです。認知症の原因は脳の老化ですから、ボケの進行を遅らせるには、とにかく頭を使い続けることです」、「定年後も知識を蓄えなければと難しい本を読み漁って、いくら情報をインプットし続けたとしても、前頭葉の老化を遅らせることにはほとんど効果がありません。前頭葉を鍛えるには、インプットよりアウトプットが必要なのです」、「脳の老化を遅らせる効果的な方法の一つが、「睡眠」です。ただ、睡眠時間が長ければいいというわけでもないようです。睡眠時間が9時間を超える場合は認知機能に異常をきたすという研究もあるので、1日に7~8時間が、認知症を遅らせるためには望ましい睡眠時間と言えるかもしれません」、「ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は、脳機能の低下を防ぎ、脳を若く保つ働きがあるといわれています。私は、中でも「歩くこと」をおすすめします」、「私が肉屋の回し者かと思われるくらい高齢者に肉食をすすめている理由の一つは、幸福ホルモンであるセロトニンの材料となるアミノ酸・トリプトファンが豊富に含まれているからです」、「年齢を重ねるにつれて脳や体が衰え、高齢になれば家族や友人など大切な人の死を経験するにもかかわらず、幸福感は高まっていく」、「要するに、認知症の人の生きる世界などなってみないとわからないし、多くの認知症の方たちを診てきて、その世界のほうが幸せなことが多いという私の実感とも合致しています」、「認知症というのは、神様が私たち人間にくれた「幸せ病」かもしれないのだから、認知症であることを楽しんだほうがいい」と述べています。
(2025/4/29)
・和田先生の本が読まれているのは、「団塊の世代」が後期高齢者の世代に入っているからでしょう。和田先生は老年医学の専門医だそうです。
やはり、「昔は人生50年」と言われていたのですが「今は人生100年」ということで、それぞれ個性的な対応が求められているようです。
若者でも、祖父母の介護に巻き込まれたり、親の介護に巻き込まれたりする機会も増えているといわれます。つまり「介護の問題」は全世代を網羅していく問題なのでしょう。
・著者は、「さて、政府やマスコミによる我が日本は、今や「人生百年時代」だそうです。「余生と言うには長過ぎる」これが本書の主要読者層と思われる、定年退職後の方々の実感ではないでしょうか」、「さて、80歳以降となると、あちこち体の不調を自覚することが格段に多くなり、日常の中でそれまでできていたことができなくなるという変化がはっきりと表れてきます」、「政府は財政難を福祉のせいにしていますが、それは一つの要素でしかなく、基本要因は低成長経済への移行、バブル期とその後の経済運営、成長戦略、財政の効率的運用、少子高齢化対策など、歴代自民党政権による諸々の経済失政が重なり歳入が減ったことにあります」、「しかし、その病院の医療現場でも、残念ながら高年患者に対する差別がまかり通っているのが現状です。高年を差別するという昨今の風潮は、どうやら医者たちにも伝播しているように見受けられます」、「以上述べてきたように、団塊の世代は日本の高度成長期とバブル景気をともに経験してきた世代です。令和元年現在、団塊の世代は70代前半の「ヤング・オールド」であり、まだ大半の人が普通の自立した生活を送ることができているはずです。したがって、自分たちに対する差別や攻撃に対して声をあげることは可能なのです」、「高年世代、すなわち団塊世代とその前後の世代は総人口の27%を占め、少子高齢化社会である現在の日本では突出した数となっています」、「個人差を考慮に入れたとしても、60代以上で身体機能が上昇し始めるなどということはあり得ません。もちろん、若くして病死する人もたくさんいます。ただ、若い頃と比較すると、高年世代では病気になるリスクが飛躍的に高くなります」、「鬱病と聞くと、一般に成年や壮年を想起しがちですが、実は高年の鬱病はそれ以上に多く、精神科では認知症に次いで罹患者が多い病気なのです。近年、日本では鬱病患者が増えています」、「ちなみに、誰が言い出したのか、ピンピンコロリの対語は寝たきりが続いて死ぬことを表す「ネンネンコロリ」だそうです」、「というわけで、過剰な肥満はもちろん良くありませんが、高年の方々はやや肥満気味、言い換えれば「ややポチャ」の体型が理想的体型だと私は考えています」、「さて、高年になってから誰でも無理なくできる運動といえば、思い浮かぶのはやはりウォーキングでしょう。歩く時間の一般的目安としては、60代であれば毎日40分~50分程度、70歳以上だと20分~30分といったところでしょうか」、「アルコールの過剰摂取は、身体に大きなダメージを与えるだけでなく、精神に変調をきたし人間関係が破壊されることがままあります。また、鬱病につながるリスクや、認知症との因果関係もわかってきています」、「しかし確実に言えるのは、長年煙草を吸っていると程度の差こそあれ、ほぼ100%の確率で慢性の閉塞性肺疾患になるということです。これはかなり苦しい病気のようです。やはり止めるにこしたことはないでしょう」、「私が高年者の方々にブログやSNSをすすめる理由は、脳のアンチエイジングにとても効果的だからです」、「ともあれ、日本人はサプリメントが大好きです。50代以上で約5割の人が2種類以上のサプリメントを利用しています。いずれにせよ、本来は毎日の食事から必要な栄養素をすべて摂るのが理想です」、「また、欧米ではあまり見られない日本の医療の悪しき習慣として、薬の予防投与があります。まあ、そんなこんなで高年の患者さんには10~15種類の薬を飲んでいる人がざらにいます」、「来院される患者さんは、鬱症状、認知症、アルコール依存症等々、本当に様々です。精神医療の特色は、他の診療科と比べて患者さんの話をじっくり聞くという点にあります」、「私も還暦を迎え高年にさしかかっていますが、誰にとっても実際に老いるまで「老い」は未知の領域です」と述べています。
(2025/4/13)
・著者は、2023年1月19日に亡くなられました。この本が出版されて4カ月のことだそうです。
ウィキペディアを見ますと「晩年には祖父・渋沢栄一と面識ある数少ない存命子孫であったが、2023年1月19日に満100歳で死去。なお純子の死去により生前の栄一と面識ある子孫は渋沢雅英1人のみとなった」と記載されています。
この本を見てみますと、大正時代や昭和時代の世の中やその家庭の有り様が現在とは大きく違っていることがわかります。現在でも「三流政治家達のためか、女性の登用も先進国とはいえない(後進国だ)」といわれます。
そういう女性の観点から見ると、宗教への傾倒もいろいろなパターンがあるようです。「世界人類が平和でありますように」というのは
五井昌久さんの提唱する標語のようです。「世界人類が平和でありますように」という標語は、東京の街中のある場所の塀などにプレートが貼ってあったのを思い出します。妙に印象の残る標語です。
時代時代によって家庭は大きく変わってきていますし、子どもの教育も家庭の中心問題となっています。やはり「感謝」「ありがとう」を強調するのは、自己啓発書や宗教者の普遍的な価値のようです。ほとんどの人生論では、「ありがとう」やポジティブ思考で人生を愉快に生きていこうというのでしょう。
また宗教家の語る話は、共通化していくのも奇妙な事実のようです。
著者は、「五井先生によると、人類というのは、今までに何度も失敗してはやり直しを繰り返しているのだそうです。そして、今の地球は7回目のやり直しの時期に入っていると伺いました」という注目の説を述べています。
ウィキペディアで見ますと、
「五井 昌久(ごい まさひさ、1916年(大正5年)11月22日 - 1980年(昭和55年)8月17日)は、日本の宗教家。宗教法人白光真宏会(びゃっこうしんこうかい)の開祖。祈りによる世界平和運動を提唱し、各所に建てられている「世界人類が平和でありますように」と書かれた標柱ピースポール(英語版)の発案者としても知られる」とあります。
(2021/6/21)
・昔の人は栄養失調と食料不足で病気になったり、死んだりしましたが、現代では栄養過多、肥満から病気になり亡くなる人が増えたといわれます。「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」でしょうか。そのために、1日3食から1日1食、1日2食、少食、プチ断食や断食がすすめられています。健康管理に注意している人々が増えており、適度な運動と食事の管理に関心が高いようです。日常生活に「適度な運動」と「バランスのある食事管理」を取り入れるのが普通になっています。「歩くこと(ウォーキング)が体に一番よい」ともいわれます。
白いもの(砂糖と塩)は控えること。そこで、コーヒーの砂糖は、使わないか代替物にする。歳をとれば、やはり「禁酒、禁煙」でしょう。酒は適量だと体によいとかの説もあるようです。
空腹にならないと人間が本来持っている「病気の抵抗力」「免疫力」がエンジンをかけないというのですから驚きです。太古の時代は、空腹の時間が多かったといわれます。1日3食になったのは江戸時代からといわれます。ですから、栄養過多になると、健康に障害がでてくるようになるそうです。
・ヤフーニュース(2021/6/20)JIJI,com によりますと
「新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(20日午後7時時点) 死者386.2万人に
【AFP=時事】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は386万2364人に増加した。
これまでに世界で少なくとも1億7812万5020人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。
19日には世界全体で新たに9048人の死亡と35万4462人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2301人。次いでインド(1576人)、コロンビア(589人)となっている。 最も被害が大きい米国では、これまでに60万1741人が死亡、3353万8037人が感染した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は50万800人、感染者数は1788万3750人。以降はインド(死者38万6713人、感染者2988万1965人)、メキシコ(死者23万1151人、感染者247万5705人)、ペルー(死者19万202人、感染者202万6729人)となっている」と報道されています。
オリンピック・パラリンピックが近づいていますが、世界経済の影響は不透明のようです。『強い者』が生き残るのではなく『適応性のある者』が生き残るという「最適者生存の法則」といわれるダーウィンの法則が機能するといわれます。
・ちなみに『「首の後ろを押す」と病気が勝手に治りだす』
(神経の流れを正せば奇跡が起こる)
松久正 マキノ出版 2016/7/15
という本の説明には、次のようなことが書いてあります。
「松久 正(まつひさ・ただし)
慶応義塾大学医学部卒。鎌倉ドクタードルフィン診療所院長。
米国公認ドクターオブカイロプラクティック。日本整形外科学会認定整形外科専門医」
著書
『シリウスがもう止まらない』(ヒカルランド)
『これでいいのだ! ヘンタイでいいのだ! 』(VOICE)
『からまった心と体のほどき方』(PHP 研究所)
『松果体革命』(ナチュラルスピリット)
『あなたの宇宙人バイブレーションが覚醒します! 』(徳間書店)
『ドクター・ドルフィンのシリウス超医学』(ヒカルランド)
『ワクワクからぷあぷあへ』(ライトワーカー)
『水晶( 珪素) 化する地球人の秘密』(ヒカルランド)
『Dr. ドルフィンの地球人革命』(ナチュラルスピリット)
などがある。
なかでも『「首の後ろを押す」と病気が治る』は、健康本ベストセラー。
『「首の後ろを押す」と病気が勝手に治りだす』(ともにマキノ出版)はその最新版。
世界で今、もっとも強力に新しい流れを創るドクターである。
「「首の後ろを押す」と、神経の流れが正され、高血圧、糖尿病、耳鳴り、
めまい、脊柱管狭窄症などが次々よくなる! 衝撃のベストセラーから6年。
予約6年待ちのスーパードクターが、新たにわかった病気治しの極意を大公開!
薬も使わず、手術もせず、背骨にかるくふれるだけで、現代医学ではお手上げの病気が、続々よくなっています。
その秘密は、首の後ろを軽く押すと、神経の乱れが正され、全身の神経の流れがよくなることにあります。
本書では、この「ピンポイント療法」が誰でもできるように簡略化したメソッドを、詳しくご紹 介しています。
それとともに、数多くの難病を克服した例も紹介。
病気の悩みから脱却し、心も体もうまくいき、愉しく暮らすヒントが満載の一冊です」と記載されています。
なお読者の欄には、
「いわゆる上部頸椎カイロプラクティックの理論を自分でできるように工夫したものと思われる。
上部頸椎カイロプラクティックはアメリカ初のカイロプラクティック大学を経営し、上部頸椎カイロプラクティック理論を証明するための病院も立ち上げた、カイロプラクティックの発展に最も貢献した方の理論なので信頼と効果があると思います。
著者はこの理論を大学でカリキュラムの一部としては学んだのかもですが実際は他の方法理論が専門のようです。
効果があることは証明されているが、自分ではできなかった理論を売名?商売?のため書いた感じが好きになれない。
当然効果は人それぞれで多くは??だろう」
「ガンステッド・カイロプラクティックといわれる、アメリカの伝統的な手技による治療法を学んだ医師による自伝。著者は鎌倉ドクタードルフィン診療所院長。
背骨を中心にみて、ヒトの神経の流れとその詰まりを発見し矯正する治療法。いわば歯の矯正のようなものだと、理解した。
背骨の歪みを治すと言われる事については著者が反論している。それに止まらず、神経の流れをスムーズにすることが本来のカイロプラクティックであるという主張。
個人でもできるマッサージとして、耳の後ろ付け根付近乳様突起周辺を手の指で押すことと、複式呼吸を行うことを紹介している。第一頸椎を重視し、その左右横突起を押すことで脊髄神経の流れがスムーズになるとしている。脳からすべての臓器への指令は第一頸椎を必ず通る。第一頸椎は椎間板がなく、リング状で回転可能であるために、首を動かした時の影響がでやすく、問題を抱えている人は多いと記載されている。
また変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、めまい、脳出血後遺症、肝機能数値改善といった症例を記載している。
ただし本書には問題もあり、奇跡的な施術=誇大広告となりそうな文言を含むこと。自伝が大半で、症例と治療に関する部分は少ないこと。
手技による治療であれば、日本には伝統的な東洋医学(鍼灸柔道整復按摩マッサージほか)があり、それに対してカイロプラクティックが特別に優位な点が今一つはっきりしない。
背骨と神経に関する症状はこの治療法が有効な手段なのだろうが、それを選ばれた一握りの人物だけが使える特別な技であるかのように言うのは違うのでは?(著者は医師免許を持っているため、一般の柔道整復等とは異なりすべての外科治療も国内法的には行えるし、全ての症状に対して知りうるあらゆる治療手段を患者に提案できるのであろうが。)
どのような系統の医学であれ、診断・治療を教える学校を卒業したものがみな同じように使える手技でなければ、治療法としての再現性が低い。そして患者にとってはわざわざ遠方まで特定の「高名なドクター」を訪ねなければいけなくなる。手技による治療を、特定の人物だけが使える魔法・奇跡・ゴッドハンドと形容するのは、時には患者にとってマイナスになると感じた」と記載されています。
・著者は宇宙人や精神界の本も多く、42件ほど書籍があります。「効果なし」という人もいて、毀誉褒貶の激しい書物となったようですが、いずれ、このブログでも取り上げたいと思います。
(2018/5/28)
・今の時代、難病・奇病が増えています。現代医学でも原因や治療法が分からないというのです。ガンや心臓疾患、肺炎、脳血管疾患で死ぬ人びとも多いようです。医薬品や手術でも治らないので、ラースト・リゾート(最後の手段)としてファスティングが注目されているようです。ヨガでもファスティングが普通のようです。それぞれの人が、自分の健康法や美容法を実践していると指摘されています。どちらかというと女性のほうが、健康法に敏感のようです。今の時代、子供の貧困から「子供食堂」の問題もでてきていますし、逆に「子供の肥満」の問題もあります。両極端の現象となって社会に出てくるようです。格差の時代ですから、極端に現象がでてくるようです。世界中に両極端の社会現象が起きていると指摘されています。「栄養学」や「健康」についても学説が種々あり、学者により大きく見解が違っていますので、注意が必要のようです。
アメリカのように肥満で悩む人が非常に多い国もあれば、飢餓で餓死する人もいる国もあります。国単位で大きな格差がついているネガティブな人類の近未来のようです。世界中の全ての難民を物理的に救えないと指摘されています。
健康法は、現代人の最大の関心事になったようです。「体毒」がさまざまな病気の原因であり、ファスティングにより改善できるという話は、参考になるようです。やはり社会で活躍している人や芸能人は、さまざまな健康法を実践しているようです。持病を抱えている人は、ファスティングも試してみてはどうでしょうか。しかしながら、ファスティングでどこまで効果があるのでしょうか。保証はないですが、実践の価値があるのかもしれません。
・amazonに「ヨガ」といれると3393件、「健康」といれると42914件、「断食」だと、1060件、「食べ物」だと6060件、「美容」だと11653件の本がわかります。現代人にとって、健康・美容は大きな関心事です。それで、それに関するビジネス・マーケットも非常に大きいもののようです。それにつれ、広告宣伝費も多額になっています。毎日の様に「美食」や「食」、「グルメ」のテレビ番組が大きな時間を占めているようです。
『「医者いらず」の食べ物事典』(PHP文庫)のように、「医者が必要のない」状態にいたいものです。断食やヨガの効果もどの程度なのでしょうか。私たち一般人は、「実践者」ではないので、詳しくはわからないようです。断食でがんが治るのなら、がんで苦しんでいる人は誰でも、試してみたいものでしょうか。敗戦後の食糧不足の時代と違って、飽食や美食の現代では、「美味しいもの」とか、「健康によいもの」が求められています。特に健康を害している人は、健康食や栄養になるものを探します。美食から素食へ人びとの関心が移行しているようです。健康第一の思想が徹底しています。
私たち一般人は、現代のヨガのことは、よくしりません。インターネット情報によると、「第一生命経済研究所の調査によると、日本のヨガ人口は2004年時点では23万程度でしたが、2013年にヨガ人口が100万人を突破したとみられています。健康ヨガブームの影響もあり、2015年には350万人を超えるという予測もあります」とのこと。ヨガ教室も約6000個の教室が登録されているようです。「美容・ダイエット」から「スピリチュアルの充実」へと、ブームのようです。知る人ぞ知る世界のようです。薬でも治らないのなら、最後の手段として「断食」に頼る人も多いのでしょうか。
・amazonに「船瀬俊介」といれますと221件の本が分かります。
ウィキペディアWikipediaによると、「船瀬 俊介(ふなせ しゅんすけ、1950年 - )は環境問題を専門とするジャーナリスト、評論家。 2009年6月6日に著書『知ってはいけない!?』が第18回日本トンデモ本大賞を受賞した」とのこと。
異次元世界のアストラル界やエーテル界には都市が存在するといわれます。ヨガは、異星起源のようで、インドに伝えられたようです。ヨガとシャンバラなどの精神世界は結びついているようです。ヨガは、宇宙人の概念のようです。「瞑想」もあらゆる宗教で実践されているようです。現代では、健康法として発展してきますが、本来は、超能力や精神世界のアイデアと結びついているといわれます。
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