この目的のために、死のウイルスやあらゆる伝染病が研究所で開発されているとのことです。人口の多い民族の間で流行らせれば、国家間の勢力の不均衡が全面的に解消されるからです。(1)

 『クラリオン星人はすべてを知っていた』 マオリッツオ・カヴァーロ   徳間書店  2010/1/26 <私と同じくパラレル・ワールドの旅行者達が世界中にたくさんいる!> <真の叡智はパラレル・ワールドに①> ・私たちの世界と隣り合わせで、別の土地、別の領域が存在し、それは五感で感じられる実体なのだと、告げてくれるのです。別の土地へ通じる見えない通路は、特定の時間、特定の条件下で通行可能となります。そこから、広大な次元、夢や幻想を凌駕する壮麗な世界に足を踏み入れることができるのです。 <真の叡智はパラレル・ワールドに②> ・地球には、遠くの世界へと繋がっている場所があるのだと理解し始めていました。そこを通れば、異次元に達するのです。私たちのはかない世界は、永劫の世界、時空を超えた世界と揺るぎない絆で結ばれているのです。  いつでもどこでも、その通路は開かれるということも理解できました。レストランや駅、ホテル。あるいは、陸の孤島のような地域、突如の暗雲と雷雨に避難する安宿にも、通路は現れます。こうした場所では、異質な世界、未知のパラレル・ワールドへの扉が唐突に開かれるのです。さらには、夜行列車でゆっくりと旅行しているときでさえ、思いがけないような場所にたどり着いてしまうことだってあるのです。 <真の叡智はパラレル・ワールドに③> ・そう、パラレル・ワールドに迷い込んでしまうことだってありうるのです。たどり着く先は、見た目は私たちの世界とそっくりです。事実、いつも通る道路があり、顔見知りの人たちと同じ生活が営まれます。ですが、決定的な相違点があります。時間軸が異なるのです。  知らないうちに異次元の扉をくぐり抜けてしまい、異質な世界へ入り込んでしまった人間はどれほどいるのでしょうか。そうした世界は、鏡写しのように同一の空間構成なのですが、時間の周波数は全く別物なのです。それに、そこから戻ってこられなくなることもあるのです! <真の叡智はパラレル・ワールドに④> ・通常ならば、理性がはねつけてしまうような矛盾した概念を、理論的かつ明瞭に理解しつつありました。今や私は悟っていました。人間は、基本的に似通った数限りない無数の世界で同時に生きているのだと。それぞれの世界の差異とは、与えられた選択肢とその結果なのだと。  各人が、輝くフォトンのような存在なのです。私たちが誤って宇宙と呼んでいるコスモスのエーテル層に、無秩序に投影されているフォトンです。ですから人間は、「体に輪郭を与え現在地を特定する意識」に基づいて、自らの物理的な存在を認識していることになります。 <真の叡智はパラレル・ワールドに⑤> ・事実、人間は自分自身の観察者です。感覚を通して時間の座標が生み出されます。そうなると、数限りないパラレル・ワールドの投影像を見ることのできるビジョンが奪われてしまうのです。つまり、人間とは自らの意識を結晶化させているため、ひとつの場所、一人の実体、ひとつの時間にしか焦点が合わせられないでいるのです。  また、「運命」と「自由意志」という一見相反するような言葉が、相互矛盾することのない人生の掟であるということも明確になってきていました。運命とは、宇宙の秩序に基づき、複数のパラレル・ワールドが予め設定されている、ということです。翻って、自由意志とは、パラレル・ワールドの中でどんな選択をするかという決定権が与えられている、という意味です。 <真の叡智はパラレル・ワールドに⑥> ・また、カルマというのも、その言葉につきものの古くさい神秘主義的なベールをはぎ取れば、明確になります。それは、選択がもたらした結果を一貫して集約する<容れ物>に過ぎません。  さらに、人間が行うひとつひとつの選択が、時空構造に何ら影響を及ぼさないということも分かりました。とはいえ、選択をする人間は、連続した別のパラレル・ワールドに自分の意識を移動させています。これはすなわち、無意識のうちに自らの選択を、ほかのパラレル・ワールドにも反映させている、ということにほかなりません。 <真の叡智はパラレル・ワールドに⑦> ・だからといって、世界が変わるのではありませんでした。要するに、人が自らの意識を別のパラレル・ワールドに移動させると、パラレル・ワールドに住むもう一人の自分が啓蒙され、その運命が変わる、というだけのことです。ちなみに、パラレル・ワールドにいる自分が、もともとの世界にいる自分よりも時間的に先行していると考えてはなりません。どちらも、同じ時を生きているのです。 <真の叡智はパラレル・ワールドに⑧> ・私たちはいたるところに存在し、過去にも未来にも生きています。この世界のみならず、異次元の世界だってそうです。………現在や過去、未来をも含めてです。私たちは全ての場所にいて、あらゆる姿をしています。私たちはただ、そのことを認識していないだけです。自意識が影のように寄り添い、私たちの目をくらませているからです。 夢でたどり着ける場所もあります。夢でのビジョンや暗示によって、「既に訪れた未来」が見渡せるわけです。また、私たちの不在を嘆き、帰還を待ち望む場所だってあります。 <スエルの語る真実⑥> ・かつて、シベリアや英国など、あの緯度に位置する広大な地域は、森と沼地が広がる熱帯性気候であったと、スエルが明かしてくれました。同様に、昔、北米の広い地域は、熱帯雨林に覆われていて、南部アフリカとオーストラリア西部は、厚い氷に閉ざされていたということです。このような現象は、宇宙ではあたりまえのことで、数百万年というスパンで、幾度となく繰り返されてきているのだ、と彼は付け加えました。 <スエルの語る真実⑧> ・神々、太古の創造主たちは、地球に戻ってきたのでした。周波数が、人間には知覚不可能な宇宙的数値にチューニングされるのです。それに伴い変身を遂げようとしている人類を、彼らは助けようとしているのです。生命は再構築され、人間は、今まで望むばかりであった姿になれるか、あるいは、本来の姿に戻れるかも知れないのです。 <7千5百万年以上前の地球で①> ・そうです、異次元の住人たちは、私を地球に連れ帰ってくれたのでした。時を遡ってたどり着いたのは、7千5百万年以前の地球だったのです。乗組員たちと共に、私は、太古の神々によって生命が芽吹いた遠隔の地に戻って来たのでした。ここは、古代の創造主たちが星の種を蒔いた、いにしえの地のひとつだったのです。 <7千5百万年以上前の地球で②> ・私は地下にいました。いえ、もしかすると地下にある洞窟の迷宮に迷い込んでいたのかもしれません。誰かが隣にいるのが分かりました。ですが、目には見えないのです。私はその目に見えぬ存在と共に階段を下り、迷路のような地下深くへと通じる狭いトンネルを進んでいきました。 <7千5百万年以上前の地球で③> ・トンネルの最後の角を曲がると、突如、だだっ広い広間が姿を現しました。それは、岩をくりぬいた空間で、まぶしい光に照らしだされていたのでした。  その円形の空間には、ポーチと柱廊が設けられた建造物群があたり一面に掘り出されていました。そこを、慌てふためく人影が無数に行き来しているのです。  声の主は、この場所は「異次元の庭」であり、「最初の失われたエデンの園」であり、「起源の神殿」だと言いました。 <フォトン・トンネルは量子通路として機能する――彼らはなぜ次元間を移動できるのか> ・「僕たちでさえ、マルチユニバース・ポータルを完全に制御できるわけじゃないんだ。  君が包み込まれた霧とは、実は、フォトン・トンネルなんだ。これは、僕たちが時空のグリッドに築いたもので、量子通路として機能する。僕たちの科学では、事象の地表面に自然発生したブラックホールと呼ばれる天体のような、特定の次元ポータルをコピーすることができるんだ。だから、僕たちは空間座標を超越し、ユニバースの様々な周波数レベルに容易く移動できるんだ。要するに、ユニバースにある複数の世界を繋ぎシンクロさせる<渦>を再構築するわけだ。ブラックホール特有の重力場と同じ状況を再現するんだ。その重力場を通じて、ひとつの宇宙から別の宇宙への量子跳躍が可能となる」 <地球人類のような軍隊組織の司令官がいない調和のとれた世界> ・「僕たちの社会では、船上も含めて、君たちの世界のような軍隊組織の司令官は存在しない。僕たちの文明では、指導者や統治組織、統率責任者といったものは必要ないんだ。僕たちの行動、一人一人の考え、各人の決意は、全て統制のとれた社会構成要素となっていて、常に共同体の意志を反映しているものなんだ。あらゆる決断、行為が、完璧にシンクロしているんだ。コミュニティーのニーズと各人の価値観とのバランスがとれた、完全無欠の協力関係だ。積極的に共感を促す社会関係のおかげで、僕たちを内包する構造体である揺れる水晶のコンピューターと、全生命体を繋ぐネットワークが実現しているんだ」 <人類を救ったクラリオン星の超テクノロジー②> ・そこは円形の複合施設でした。背丈3メートル以上の巨人がいて、不可解な精密作業に没頭しているのでした。分厚い宇宙服をまとい、顔が隠れる奇っ怪きわまりないヘルメットをつけた巨人たちは、コンピューターのインターレース式ディスプレーの周りで操縦をしています。ちなみに、このコンピューターは開発者たちの頭脳と連動した、一種の生命体なのでした。 <人類を救ったクラリオン星の超テクノロジー⑦> ・オリオンの神々たちは、崇高な工学を用いた驚異の事業を完遂しました。全ては、海に面した草地からは遥か彼方にある、彼らの基地から操作されたのです。しかし私は、この建設事業が、平地に見える建造物の完成だけで終了するのではないことを知っていました。  第三者からの精神的な示唆により、広大な地下構造物も築かれたのだと教わったのです。地下都市の建設にあたっては、地上の建造物を築いたときとは反対の手順が踏まれました。すなわち、変化させた原子の原動力を奪い取って、エネルギーを凝固させたのです。こうして、地下では分子を再構成し、岩を液状化して新しい力場に再配置しました。また、物質をエネルギー体に変換して溶かしては、部屋や巨大な構造体を造り出したのです。 <人類を救ったクラリオン星の超テクノロジー⑧> ・ロード・オブ・ザ・スターたちは、彼らの基地、壮麗なる都市から全てを操作しました。その都市とは、現在ではレバノンのバールベックとして知られているエリアです。ベイルートからは、最短距離で約65キロ東に位置します。  神々は、この世界が完全に破壊されてしまわないようにと熱心に働き続けたのでした。 <人類を救ったクラリオン星の超テクノロジー⑫> ・私は壮大なる過去を目撃したのです。その上、これから起こるはずの出来事も知っていました。当時の人間、起源の太陽を知る人類が再び地上で暮らすようになるには、さらに時代を下る必要がありました。彼らは、地下洞窟に、地下都市に一時的に避難していたのです。 <人類を救ったクラリオン星の超テクノロジー⑬> ・天変地異によって地下に隠れた人類は記憶を失い、今ようやく、震えながら暗闇の中から地上に出てきたのです。惑星衝突の悪夢に炎を恐れる人類は、ためらいがちに地上に顔を出し、新しい太陽の光に目を覆うのでした。 <人類を救ったクラリオン星の超テクノロジー⑭> ・私は7つの洞窟と7つの地下都市を見ました。天変地異の際、人類はここに逃げ込んだのです。私は、彼らの恐怖と涙をそのまま追体験しました………。 <古代叡智の隠し場所⑤> ・遠い昔には生命の源であった砂漠のスフィンクスは、記憶の墓場であり、秘密が封印された宝石箱となりました。そこに隠されているのは、世界の三つの時代と神々の叙事詩なのです。  スエルは、私に教えてくれました。ピラミッドとスフィンクスが建っているエリア全域の地下には、立派な地下都市があるのだと。それは、銀河系連盟によって、地下深くに設けられた広大なスペースなのです。そこには、さらなる秘密が隠され、工芸品や素晴らしいテクノロジーも保管されたのでした。 <時間移動船での旅で出会った<銀河系大議会>の賢者のメッセージ> ・船内は眩く光り輝き、私はかなりまごついてしまいました。強烈な光に目がくらんで視界がぼやけてしまい、なにも見えなくなっていたのです。ですがしばらくすると、徐々に私の体と、私の前を歩くスエルの体が密度を失い始め、透明になっていくのが分かりました。また私は、第三者の存在を感じ取りました。今や光度を失いつつある光明の中に、同乗者たちの姿を見出すまでもなかったのです。  いつもの精神的知覚で、この船(この巡視船は「時間移動船」なのだとスエルが教えてくれました)にはほかにも乗組員がいるということを悟ったのでした。 ・私は、まだ明確さを欠く一連のイメージになかなか焦点を合わせられないでいたのですが、なにが映し出されているのかを判明したとたん、陶然としてしまいました。私が見出したのは、青っぽい厚みのあるカーテンのドレープに彩られた大広間でした。今や詳細部まではっきりと見分けがつく透明なその映像には、人間の姿が見え隠れしていました。サテン地のマントを羽織った人物たちです。容貌は老翁のようでしたが、若者のような生命力にあふれていることが感じ取れました。  顔面は輝き、マントは薄明かりに照らされていました。一人の長い白髪の翁が歩み出ると、残りの人々は傍らに控えました。数メートル先にいるその人物の姿は、なにからなにまで威風堂々としていました。しかしも、本当に目の前に存在しているように見えたのです。もちろん、全てはホログラムの投影に過ぎないのだということは分かっていましたが………。  彼は、<銀河系大議会>の賢者の一人で、時間の境界線の向こう側からやってきたのでした。彼の声は翼の羽ばたきのように響き、彼の輝く瞳は私の脳内に射し込んだ燭光のようでした。彼は、星が放つ光線のように私の混乱した精神の中に浸透してきたのでした。 「地球の子よ、我々はおまえにメッセージや使命を託すことはない」 そう述べた。異次元の声は、音として響いたのではありませんでした。 <人類の生み出し続ける闇③> <エイリアン侵略説の大嘘! 地球を管理・支配する犯罪集団がいる> ・タイムトラベラーたちによれば、そう遠くない未来に、犯罪的戦略により大衆は基本的な個人の自由を根こそぎ奪い取られ、恐怖心理につけ込まれて服従を強いられるようになるのだそうです。また、この目的のために、死のウイルスやあらゆる伝染病が研究所で開発されているとのことです。人口の多い民族の間で流行らせれば、国家間の勢力の不均衡が全面的に解消されるからです。また、悪魔的な計画を考案した者もいます。個人に植え付けた恐怖を利用し、「下等」と見なした民族を予め絶滅させることにより、地球の人間を意のままに操ろうという企みです。 <人類の生み出し続ける闇④>  もちろんこうした人類侵略は、宇宙からやってくるエイリアンたちの攻撃が発端となるのではなく、地球内部の陰謀によって引き起こされることになるのです。ちなみに、地球に侵攻して征服しようなどと考えている銀河文明はひとつとしてありません。もしそんなことに興味があるのならば、とっくの昔に地球にやってきていたでしょう。 <人類の生み出し続ける闇⑩> ・地球外生命体の探査? 地球の科学者たちは、宇宙に地球外生物を探していますが、エイリアンたちは既にここにいるのです………。なぜ明らかな証拠を否定しようとするのでしょう? なぜ彼らの不断の存在についていまだ口を閉ざしたがるのでしょう? 異次元からの訪問者たちは、私たちの誕生以来ずっとここにいるのです。 <人類の生み出し続ける闇⑪> ・なぜ嘘をつくのでしょう?各国の首脳や軍部高官らは、銀河系外世界の様々な種族たちが地球の上空を飛んでいることを知っています。また、深海や地球全体の地下には、彼らの基地や巨大都市が散在していることも認識しています。なぜ、人類を欺くのでしょう。なにも知らない人々の中に紛れたタイムトラベラーたちが、太古の昔から私たちと共に歩み、暮らしているということは分かっているのに。   <クラリオン星人の超テクノロジー④> ・私はクラリオン星の巡洋艦の驚くべき全貌を目の当たりにしていました。奇っ怪きわまりのない形をした輝く物体の大群が、船腹の下に開いた幅広で青い楕円形の開口部から現れると、敏捷でなめらかな動きを見せていました。それらは、偵察用時間移動船だとのことでした。   <既に銀河系連盟に加入している素晴らしき“金星文明圏”の様相> <11種族の金星の人々の大部分が、アンドロメダからやってきていた> ・とはいえ、クラリオン星同様、金星は平和を愛する文明です。地球で、人類の4大起源種によって24回目の遺伝子操作が行われた時代(6千5百万年以上前)に、金星の世界は銀河系連盟に加入したのでした。  創造主たちと深い絆を保つ金星の文明は、異次元のありとあらゆる植民地からの移住者で構成されています。ほかの天体と衝突して大打撃を受けた金星でしたが、11の主要種族がそれぞれの知識を共通し有益な協力体制を敷いたことで、魅惑の惑星として生まれ変わったのでした。それは、天国にも似た調和の世界なのです。   ・金星人は自らの生物学的進化を操作するべく、11種族の様々な精神身体的特徴をそのゲノムに統合しているのでした。DNA鎖のコード書き替え、つまり、11種族が共有する染色体情報を書き込み、遺伝子構造を向上させたのでした。こうした遺伝子変化は、彼らの精神能力を飛躍的に発達させました。有機物質であろうが無機物質であろうが自在に操れ、なにもないところから驚異的な工芸品を作りだせるのです。その様子は、まるで神秘の魔法です。 <金星のスターピープル①> ・金星の人々は、11の種族から構成されていると知ったのでした。大多数は、アンドロメダ銀河の植民地からやってきた人々の子孫だそうです。  太陽系が現在の状態に落ち着いたときとほぼ同時に、アンドロメダ座はとある星団と衝突しました。衝突により、アンドロメダ座には二重中心核が形成され、引力で結ばれる三角座銀河が誕生したのです。  ほかの種族はもっと時代が下がってからやってきました。かみのけ座のディアデム星系と、竜座の連星系アラキスの人々です。 <金星のスターピープル②> ・クラリオン星同様、金星は平和を愛する文明です。地球で、人類の4大起源種によって2回目の遺伝子操作が行われた時代(6千5百万年以上前)に、金星の世界は銀河系連盟に加入したのでした。  創造主たちと深い絆を保つ金星の文明は、異次元のありとあらゆる植民地からの移住者で構成されています。ほかの天体と衝突して大打撃を受けた金星でしたが、11の主要種族がそれぞれの知識を共有し有益な協力体制を敷いたことで、魅惑の惑星として生まれ変わったのでした。それは、天国にも似た調和の世界なのです。 <金星のスターピープル③> ・開墾された土壌は肥沃になり、エネルギーグリッド装置のおかげで温度調整も可能となり、生命体に不可欠な人工大気圏も築かれました。また海でも暮らせるようにと幻想的な造形の構造体で支えられた、ドーム型の巨大 都市が深海に築かれました。さらに空中にも広大な都市が広がっています。 中間圏と温度圏の間にある環状の電離層の中に浮かぶ街です。この電離層は、様々な高度が互いに交差しながら、惑星を取り囲むようにしています。もちろん、地上にもテクノロジーを駆使した素晴らしいドーム型の大きな街が広がっています。活力あふれる自然や牧歌的な風景を損なわないようにとの配慮から、純粋な美しさを誇る森とラグーナの間を縫うようにして都市が聳えているのでした。 <金星のスターピープル④> ・私が把握した金星像は傑出していました。銀河系外の植民地から金星に移動してきた古い種族は、金星の三層に生活圏を見出しているのです。まず、自然と完全に共存する形での森や草原、高木の森林での暮らし、二つ目はドーム型のユートピア的な生活圏が構築された海底都市。そして三つ目は惑星の空に浮かぶ驚異の街。夜間に地上から見上げる空中都市の姿を想像すると、ぞくぞくしてしまいます。  金星民族は、外来の多種多様な種族によって構成されています。民族人類学的レベルでは、それぞれの種族は元来の解剖学的/生理学的な特色を維持しています。ですが、長きにわたる共存を経て、共通のゲノムが実現されているのです。金星人は自らの生物学的進化を操作するべく、11種族の様々な精神身体的特徴をそのゲノムに統合しているのでした。DNA鎖のコード書き換え、つまり、11種族が共有する染色体情報を書き込み、遺伝子構造を向上させたのでした。 <金星のスターピープル⑤> ・こうした遺伝子変化は、彼らの精神能力を飛躍的に発達させました。有機物質であろうが無機物質であろうが自在に操れ、なにもないところから驚異的な工芸品を作り出せるのです。その様子は、まるで神秘の魔法です。 金星人達は姿を消したり、複数の場所に同時に存在できたりします。また、見ている者の精神にありとあらゆる幻想的なビジョンを投影することもできるのです。さらに彼らは、有能なタイム・トラベラーであり、ありとあらゆる芸術の愛好家でした。事実、金星人は、あらゆるジャンルにおいて、卓越した芸術家なのでしょう。   <金星のスターピープル⑥> ・銀河系連盟のほかの文明と同様、過去数百万年以上にわたり、金星の社会には病や苦しみがありません。金星の住人たちは年を取らず、死ぬこともないのです。見た目が30歳ほどの体と容貌に成長すると、長年その若々しい姿を保つことができるのでした。もちろん、非常にゆっくりではありますが、彼らの物理的な体も時と共に衰えます。進化の過程で変容を遂げる時期が訪れると、エネルギー低下のプロセスが始まり、結果的に体が崩壊します。そうなれば、金星人たちは、新しい体を用意して古い体を離れるか、別の次元へと移行するのでした。つまり、単純に消えてしまうのです。 ・病気になることもないので、薬や治療の必要はないのですが、金星人は、完璧な臨床医学に基づく調整術の古代知識にも事欠かないのでした。どんな機能障害や重篤な内蔵損傷でも、治療してしまいます。現に、重い病に侵されたり致命傷を負ったりした人間を治療することもあるのです。彼らは、身体機能と生命エネルギーの回復を可能とする素晴らしい医療器具や、遺伝子配列の再プログラム機器の開発に成功しているのでした。 <クラリオン艦隊の星間巡洋艦ケトス号> <無重力リフトでケトス号の宇宙港へ> <星間巡洋艦ケトス号の乗員たち> ・クラリオン星人とエリダニ星系のエリジウム星人以外には、オリオン座、プレアデス星団、ケンタウルス座アルファ星、かみのけ座、竜座、小犬座の一等星であるプロキオン星系からの異星人たちもケトス号に搭乗している。さらに、ベテルギウス星系やアルシオーネ星系、地球で発見されていない数銀河光年離れているほかの星系からのメンバーもいました。また乗組員の中には、その身体的、生物学的特徴から地球の研究家が言うところのグレイと見られる種族の人々もいました。 <既に銀河系連盟に加入している素晴らしき“金星文明圏”の様相> <11種族の金星の人々の大部分がアンドロメダからやってきた> ・とはいえ、クラリオン星同様、金星は平和を愛する文明です。地球で、人類の4大起源種によって、2回目の遺伝子操作が行われた時代(6千5百万年以上前)に金星の世界は銀河系連盟に加入したのでした。 <金星の真実もまた明らかに> ・確かに、金星は濃硫酸の雲で覆われ、大気成分のほとんどが、二酸化炭素の惑星であるようなので、そこは人間はおろか、いかなる生命体も存在しないと考えるのは至極当然である。しかし、忘れてはならないのは、天体望遠鏡や宇宙探査機から眺めたり測定した画像や数値は、あくまで3次元的世界におけるものであるという点である。 ・金星や火星にクラリオン星と同様な5次元的世界がパラレル・ワールド(平行宇宙)として存在し、高次元的視野から、その世界を眺めることができるとしたら、話は全く別なものになってくるはずである。 <エデンの園からの追放①> ・神々、つまり、聖書で言われるところのエロヒム、主は、自らの姿に似せて生み出した存在が生まれつき有する破壊力を抑制しなければなりませんでした。ですから、DNAの一部を不活性化し、その配列を変更したのでした。脳機能の95パーセントを停止させつつ、ニューロン・プロセスのいくつかをプログラムし直したのです。さらに、松果体と左右脳半球間の連絡を制限しました。その結果、エデンの園から追放以前、人類に与えられていた能力が失われたのです。この能力を使えば、無限大のサイキックエネルギーを使って、精神だけで物質を造形できるのでした。 <エデンの園からの追放②> ・さらに神々は、新陳代謝プロセスを緩慢にし、DNAの二重螺旋構造に老化細胞のコードを組み込みました。こうすれば、細胞再生の抑制により物理的衰退を促せ、一定の年月が過ぎれば、ライフサイクルの停止、すなわち死が訪れるのです。また、ひとつの人生が終われば、その生涯で培った経験などは記憶から消し去られます。次の受肉に際し、まっさらな記憶が授けられますが、その魂には、創造主より贈られた不死のマトリックスが保持されるのです。 <エデンの園からの追放③> ・こうして人間は、生まれ落ちた瞬間から、ふたたび一連の経験を積み重ね始めます。修練を通じて、生来の動物的な性質を徐々に改めていく人間には、より進化した意識へと昇華する機会が与えられるのです………。神々の遺伝子操作によって生まれた生命体は、数限りない死と誕生の周期を経て、苦痛とそこから得られる教訓を通して、野蛮さや攻撃性がより緩和された意識に至るわけです。 <エデンの園からの追放④> ・そうです! 今日、超常現象の類とされている、テレパシー、千里眼、予知、空中浮遊などといった超能力の全ては、アダムやイブなどといった創世記の祖先たちが等しく活用していた能力に過ぎないのです。  生命の家で誕生した者たちは、みなこうした能力を持っていたのです。現代社会が奇跡、神業、驚異、超自然的などと見なす出来事は全て、相互作用する多次元のユニバースにおいては、ごくあたりまえの現象なのです。 <エデンの園からの追放⑤> ・こうした多次元の世界では、今、全てが生じているのです。………そして、そこには時間も空間も存在せず、全てがひとつなのです。ですが、人間は邪悪で残虐な性質であるため、その世界から排除されてしまっているのでした。  幾度にもわたる再プログラム化の後、人類は、結晶化したエネルギーの限定的で虚構に過ぎない次元に拘束されてしまい、古代の叡智から遠ざけられ、物質に支配された陰鬱な牢獄に放り込まれてしまったわけです。 <エデンの園からの追放⑥> ・人間が、自分自身の内部と外部に存在する次元についてなにひとつ知らないということは、衝撃の事実でした。おごり高ぶった結果、原始的な科学と子供じみた数学で研究を重ね、世界や宇宙の秘密を解き明かしたと信じ込んでいるのです。 <悪魔的な計画も進行中なのか  浅川嘉富> ・また一方、カヴァーロ氏は「そう遠くない未来に、犯罪的戦略により大衆は基本的な個人の自由を根こそぎ奪い取られ、恐怖心理をつけ込まれて服従を強いられるようになるようだ。この目的のために、死のウイルスやあらゆる伝説病が研究所で開発され、悪魔的な計画のために利用されるようだ」とも述べている。近年のエイズやエボラ出血熱、新型インフルエンザなど奇病の発生がそれを如実に物語っている。 ・いずれにしろ、我々は「闇の勢力」の虜にならないように正しい歴史観と価値観を持って生きていきたいものである。もしも、多くの人々がそうした考えに立って生きていくなら、邪悪な人間どもが考えるようなネガティブな世界の到来は避けることができるのではと考えている。また絶対にそうはさせてはならないのだ。肝心な点は地球の自浄作用である天変地異や戦争、経済の混乱、それに、極悪非道な者たちによる悪魔的な計画に惑わされることなく、これからの日々を未来に希望をもって明るく生き、1日も早く覚醒の道を見出すことである。    

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