レムリア人の祖先は惑星オーロラから地球にやってきた「ハイプローピアン」という異星人たちで、地球の極地から地底に入り、そこで地下都市シャンバラを建設したのだ、と。(1)
(2022/12/3)
『ムー 異世界(パラレルワールド)の歩き方』
地球の歩き方編集室 学研プラス 2022/2/10
<アメリカのUFO関連地域 アメリカ政府にその存在を隠蔽された?>
・「UFOの日」と呼ばれる記念日は、6月24日と7月2日のふたつがある。6月24日はワシントン州のマウントレニエ付近で空飛ぶ円盤が目撃された日で、7月2日はニューメキシコ州のロズウェル近郊で空飛ぶ円盤が墜落したとされる日。どちらも1947年のできごとで、これらの事件以後、UFO目撃情報が多発するようになり、同時にアメリカ政府とのつながりも指摘されるようになった。
<マウントレニエ アメリカで最初にUFOが目撃された>
・シアトルから100㎞ほど南東にある標高4392mのマウントレニエ。カスケード山脈の最高峰で、先住民からはタマホ(タコマ)と呼ばれていた。
・1947年6月24日、ケネス・アーノルドはマウントレニエ付近で墜落した軍輸送機の発見に賞金が出ることを知り、自家用飛行機で、墜落した機体を探索していた。するとその途中に9機の空飛ぶ円盤を目撃。円盤がマウントレニエからアダムズ山へ移動する時間から飛行速度を割り出すと、当時の世界最高速をはるかに上回るマッハ2だったという。彼の目撃譚は新聞に取り上げられ、全米に知れ渡ることとなり、これを機に同様の目撃情報が頻発。
<ロズウェル 世界的知名度を誇る宇宙人の町>
・1947年、ロズウェル陸軍飛行場はロズウェル郊外の牧場で墜落した空飛ぶ円盤を回収したと発表。その後回収したのは、空飛ぶ円盤ではなく、気象観測用気球の破片だったと訂正するものの、軍は宇宙船や宇宙人の存在を隠蔽しているという陰謀論に発展した。その後事件は忘れられるが、1970年代末に再燃し、以来ロズウェルといえばUFOや宇宙人がすぐに想起されるほど有名になった。人口約4万5000人のロズウェルは、事件を積極的に観光誘致へとつなげており、1992年にUFO博物館がオープンすると、1997年からは毎年UFOフェスティバルを開催。1999~2002年には『ロズウェルー星の恋人たち』というUFO墜落事件を題材にしたテレビドラマも放送された。そのかいあって、世界的に宇宙人というイメージが定着した。テレビドラマは2019年にリブートされ新シリーズも制作されている。
<エリア51 ETハイウェイ上にはUFO関連の見どころいっぱい >
・エリア51は、ラスベガスの北200㎞の砂漠地帯にあるアメリカ空軍の基地。
・周辺ではUFOの目撃情報が多いことから、ロズウェルで回収されたUFOは最終的にここに運ばれた。米軍が宇宙人と共同研究を行っているなど、さまざまな噂や陰謀論が唱えられてきた。長い間アメリカ政府はエリア51の存在を認めていなかったが、2013年になってようやくその存在を公表。同年公開された文書によると、エリア51では米軍がU2偵察機やその他軍用機のテストが行われていたと記されている。UFOの目撃情報の多さも、軍用機の見間違えということで説明がつけられた。エリア51の最も近くを通過する道路、州道375号線は、別名エクストラテレストリアル・ハイウェイといわれている。
<エクストラテレストリアル・ハイウェイへの行き方>
・ラスベガスから国道93号線を北へクリスタル・スプリングスまで約1時間40分。ここから西へ州道375線が始まっており、入ってすぐにエイリアン・リサーチセンターがある。リトル・エールインまではそこから車で約40分。
<エリア51とロズウェル事件。UFO研究の端緒を開く米軍と異星人にまつわるミステリー>
<陰謀論が囁かれる不可解な事件の真相は?>
<エリア51と異星人>
・エリア51とは、アメリカのネバダ州レイチェルにある空軍施設の一部を占める基地のことをいう。
施設は全体でほぼ新潟県ほどの広大さがあり、それゆえ秘密を維持する能力は極めて高い。実際、アメリカ政府は長い間、エリア51の存在を隠蔽し、決して公にしようとはしなかった。ところが2013年になってCIAが同基地に関する機密指定文書を解除したことで、ようやくその存在が知られるようになったのだ。
<ロズウェル事件と異星人の遺体回収>
・すべてのUFO研究はロズウェルから始まった――UFO研究者の間では常識とされるほど有名なのだが、アメリカのニューメキシコ州ロズウェルだ。
1947年7月5日、ロズウェルから北へ約60㎞の牧場で、大量の「残骸」が広範囲にわたって散乱しているのが発見された。その状況は保安官から軍に報告され、周囲一帯は立ち入り禁止になる。
軍は7日までに牧場を徹底的に調査し、8日の早朝にはロズウェル陸軍飛行場第509爆撃隊の広報幹部により、「軍が空飛ぶ円盤を回収した」ことが発表される。当然、マスコミは大騒ぎとなった。
ところが同日の夜、事態は急転。アメリカ第8空軍司令官のレイミー准将が報道関係者を前に、空飛ぶ円盤は誤報であり、実際に回収したのは気象観測用の気球だったと告げたのだ。その「気球」の残骸もその場で撮影され、気球説は広く世間に知られるようになった。
<残骸はどこに消えたのか>
・こうして事態は一時的に収まったが、1978年になって再燃する。最初にロズウェルで残骸を確認したマーセル少佐が、自分が回収した物体は地球のものではなかったと語ったのである。以来、ロズウェルのUFO墜落事件はUFO研究者の注目の的となり、多くの書籍やテレビ番組で紹介されるようになる。
そこで問題となったのは、残骸が何であり、どこに運ばれたのか、ということだった。
調査報告によると墜落物は、オハイオ州にあるライトフィールド(のちのライトパターソン)空軍基地に移送された。
・「彼らは、未知なるものを手にしていることがわかっていた。誰に聞いても、金属の物質の正体はわからずじまいだった。大方の意見は、宇宙から来たものであるということで一致していたんだ」
それだけではない。なんと残骸とともに、複数の異星人の遺体まで運びこまれたとエクソン元准将は証言するのである。
彼は墜落現場上空を飛行し、UFO本体の墜落場所を発見したという。機体は破損していたが、その中に異星人の遺体が複数あったと証言しているのだ。
「1体だけは遺体安置所のような施設に運びこまれた………確か、当時、デンバーにあった施設だ。しかし、ライトパターソンに運ばれたというのが、最も有力な情報だ」
ちなみに1947年は、最初に「空飛ぶ円盤」の目撃体験が報道され、UFOに対する世界の人々の関心が大きく高まった年でもある。
<UMA「未確認生物」>
<不思議な魔力 ヨーロッパの妖精伝説>
・ヨーロッパには、人間によく似ていながら、異界とのつながりをもつ妖精の伝説が各地に存在している。手のひらにのる小さなものから、人間と大差のないもの、数メートルもある巨大なものなど、そのサイズもさまざま。性格も人間に対して友好的なものもいれば、いたずら好きなもの、敵対するものもいる。これら妖精は、現在のヨーロッパ人が民族移動で入ってくる前から住んでいたヨーロッパの先住民や、先住民族が信仰していた神々が民間伝承のなかでかたちを変えて描かれていったのではないかと考えられている。
<スカンジナビア諸国のトロール>
・スカンジナビアの古い伝承に出てくるトロールは、森に住む巨大な怪物で、人に害をなす存在として登場する。知能は低く、日光を浴びると石になってしまうという。時代が下がるにつれて、人と同じかそれより小さい姿で描かれたり、人間に友好的だったり、いたずら好きだったりと、地域によってさまざまな性格で描かれるようになった。
<ポートランド、ヴロツワフの妖精像>
・ポーランド第4の都市ヴロツワフは、シロンスク(シレジア)地方の中心都市。2000年代に入った頃から、20~30cmほどの妖精像が町中に置かれるようになり、探しながら町歩きをするのが人気となった。するとどんどんその数を増していき、2021年現在なんと約600体。
<アイルランドのレプラホーン>
・イギリスの西隣に位置するアイルランドは、緑と妖精の国ともいわれるほど、妖精の伝説が多く残る神秘的な土地柄。なかでも最もよく知られる妖精がレプラホーンだ。背丈は40~50cmほど、長いひげと三角帽子がトレードマークで、金貨を集めるのが大好き。
<イギリスのフェアリーとエルフ>
・フェアリーもエルフも英語で妖精を意味する言葉で、魔力をもった超常的な生き物に広く使われている。現在ではフェアリーはピーター・パンに出てくるティンカー・ベルのような、羽根の生えた小さな妖精のイメージとして定着している。しかし、16世紀のシェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』に登場するフェアリー王オベロン、王女ティターニアは人と同じ大きさをしているなど、その違いは非常に曖昧だった。エルフについては、『指輪物語』の作者であるトールキンが創造したイメージの影響が非常に強い。
イギリスではフェアリーは目を離すと、人間の赤ん坊を妖精の子にすり替えるという「取り替え子」の伝承が広く知られている。『夏の夜の夢』でも取り替え子でさらった子供をどちらのものにするかで、オベロンとティターニアの諍いの原因として描かれている。
<ビッグフット 史上最大の類人猿の生き残り?>
・ビッグフットは、北アメリカ大陸各地で目撃情報がある、体毛が長く、直立歩行をする謎の生物。現地語で毛深い男を意味するサスカッチともいわれる。現在確認されている史上最大の霊長類はギガントピテクスで身長約3m。ビッグフットは絶滅したギガントピテクスの生き残りともいわれるが、その生息域は中国と東南アジアで、アメリカ大陸には生息していなかったと考えられている。巨大な足跡や写真、動画などが記録されているが、実在については、ほとんどの科学者が否定的な見解を示している。
<パイクスピーク ビッグフットの道路標識が見られる>
・パイクスピークはコロラドスプリングの西側にそびえる標高約4300mの山。国定保護林にも指定され、コロラドの豊かな自然が残されている。
・周辺ではビッグフットを目撃したという情報が数年おきにあり、パイクスピークへ向かう途中には、ビッグフット・クロッシングBigfoot Xingと書かれた標識を見ることができる。
<キアミチ山脈 ビッグフット・フェスティバルが開かれる>
・オクラホマ州南部のキアミチ山脈は、ビッグフットが頻繁に目撃されるエリアで、毎年秋にはビッグフット・フェスティバルが開催されている。2021年には観光業を盛り上げるために、ビッグフットを生きたまま無傷で捕獲した人に、3000万ドル(約3億3000万円)の賞金を出すという法案がオクラホマ州議会に提出されて話題になった。
<イエティ ヒマラヤの山中に住む伝説の雪男>
・イエティは、ヒマラヤ山脈に住むとされる伝説の生き物。白く長い体毛に覆われており、二足歩行をするといわれている。足跡や毛皮などが発見されているが、実在は確認されておらず、クマなど他の動物の姿や足跡を見間違えたと考えるのが一般的な見解だ。
<ヨーウィー オーストラリアに伝わる謎の獣人>
・オーストラリアで目撃が報告されている毛深い、2足歩行の生き物ヨーウィーはビッグフット、イエティなどと同種のUMAだ。古くはアボリジナルの言い伝えにあり、近年でも目撃情報は絶えないが、多くの科学者はヨーウィーの実在には否定的な立場をとっている。
<ヨーウィー アボリジナルが伝承する南半球の荒野に潜む生物。>
・オーストラリアに生息する、直立二足歩行をする獣人を「ヨーウィー」という。先住民であるアボリジナルの間では古くから知られた存在で、「ガバ」とも呼ばれていたらしい。
体長はビッグフットほど大きくはなく、1.5~3m程度。やはり全身が茶色の体毛で覆われている。
記録に残る最初の目撃は1795年。シドニー湾の近くで、ヨーロッパから渡ってきた移民によるものだ。
1885年にはフリークリークにある森で、毛むくじゃらの獣人が目撃されている。また、1912年にはボンバラの森で、やはり毛むくじゃらの獣人が目撃された。これらはいずれもイラストで残されている。
<世界の巨人伝説>
<コーモラン イギリス ジャックと豆の木伝説>
・イギリス南西部コーンウォール地方に伝わる巨人で、セント・マイケルズ・マウントの島を築いたとされる。干潮の時は本土とつながり、満潮になると、本土から切り離されるため、巨人は干潮時になると、島から本土に渡って、略奪を働いたそうだ。イギリスの民話『ジャックと豆の木』は日本でも有名だが、イギリスではジャックという少年が巨人を退治する話がいくつもあり、そのなかの『巨人殺しのジャック』では、少年ジャックがセント・マイケルズ・マウントに住む巨人コーモランを退治している。また、アーサー王伝説では、アーサー王がセント・マイケルズ・マウントの巨人を倒したとされている。
<日本のUMA 日本列島で目撃される未知の生命体>
<70年代に大ブームを引き起こした 比婆連邦のヒバゴン >
・広島県庄原市西城町にそびえる比婆山は島根県との県境近くに位置する標高1264mの山。日本神話では国生みの神、伊邪那美命(いざなみのみこと)が葬られるとされる神聖な山で、頂上近くには伊邪那美命の陵墓とされる比婆山御陵がある。
1970年には比婆山連邦の麓で逆三角形の頭をした身長160cmほどの謎の類人猿ヒバゴンが目撃され、マスコミに取り上げられたことで全国的なブームとなった。その後も目撃談が相次ぎ、あまりの問い合わせの多さに町役場は「類人猿相談係」を設置して対応したほど、1975年に町は「ヒバゴン騒動終息宣言」を出したが、その後もヒバゴンは町のシンボルとして定着した。最初に目撃されてから50年以上経った今でも、さまざまな関連商品やゆるキャラなどを、町のいたる所で見ることができる。
<各地に残る巨人伝説 想像の産物と考えられてきた巨人。しかし実在を示す証拠はあまりにも多い。>
・巨人は、世界各地の神話、伝説に見ることができる。日本でも『古事記』や『日本書紀』に、立ち上がった両手で天空を支え、天界を高くした巨大な神の記述がある。また、富士山を背負おうとするなど、ケタ外れの大きさで知られるダイダラボッチも有名だ。
だが、こうした空想上の存在ではなく、巨人が実在したという証拠も、世界には存在する。巨人の骨や足跡が、世界1400ヵ所以上で発見されているのだ。
例えばアメリカのテキサス州にあるパラクシー河流域の白亜紀の地層からは、恐竜の足跡とともに60cmの人間の足跡が見つかっている。しかもその近くの洞窟からは、身長2mを超える女性のミイラも発見されているのだ。
・また南アフリカの山中では、約120cmの巨大な「ヒト」の足跡が、20~30億年前に形成された花崗岩の中から見つかっている。サイズは推定で身長7.5mにも達するという。
もしもこれらの遺物が本物なら、太古の地球には巨人が生息していたということになる。神話や伝説は、遠い昔の巨人の記憶だったわけだ。
<遠野の河童 柳田國男も認める河童のふるさと>
・「川には河童多く住めり。猿ヶ石川ことに多し。」河童にまつわる伝説は日本全土にあるが、なかでも岩手県遠野市は、日本民俗学の父、柳田國男が『遠野物語』でも紹介している河童のふるさと。土渕町の常堅寺を流れる河童淵は、たくさんの河童が住んでおり、馬を川に引きずり込むなどのいたずらをしたという。
・河童というと、青白い顔というイメージがあるが、『遠野物語』の記述によると、遠野に出没する河童の顔は真赤だったという。
・河童はUMA、妖怪とする向きもあるが、ほかにも異星人説を唱える研究者も多い。河童の皿やクチバシは、地球での活動をするためのヘルメットのパーツであり、甲羅は呼吸用のタンクと解釈できるのだ。
<東白川村のツチノコ お茶の名産地はツチノコの聖地>
・日本全国から目撃情報が寄せられるツチノコは、腹部がポッコリと膨らんだ蛇によく似た幻の生き物。体長は30cmほどで、2m近く飛び跳ねることができるといわれている。岐阜県東白川村はツチノコの目撃情報が日本一といわれており、ツチノコの里として観光誘致にも積極的。村内にある「つちのこ館」では、さまざまな資料の展示や関連グッズの販売が行われており、そのほか「つちのこ公園」や、日本で唯一の「つちのこ神社」まである。
毎年5月3日に開催される「つちのこフェスタ」は、平成元(1989)年から行われている春の風物詩。多くの人々が野山を分け入って一斉にツチノコを探索するほか、ゲームや抽選会、特産品の販売などが行われる。ツチノコ発見の賞金は100万円からスタートし、毎年1万円ずつ上乗せされており、2021年現在では131万円になっている。
<ツチノコと賞金 各地で目撃されながら捕まることがない幻の生き物。>
・1989年4月22日、奈良県吉野郡下北山村が「ツチノコ共和国」の建国宣言を行った。下北山村はツチノコの目撃多発地帯として知られ、前年の1988年には、ツチノコを生け捕りにした者には賞金100万円を授与すると発表している、そしてこの時期、相次いで日本各地でツチノコに賞金が懸けられるようになった。
・そのほか新潟県糸魚川市では生体捕獲で1億円、兵庫県美方郡美方町は別荘地100坪、兵庫県千種町は生体捕獲2億円、死体1億円、和歌山県すさみ町は生体捕獲で100万円+イノブタ1頭など、それぞれかなりの高額賞金が設定されている。
ちなみにツチノコの目撃歴史は古く、縄文土器の装飾にされたという説もあり、『古事記』にも「ノヅチ」という名で、ツチノコらしき神が登場している。
<世界に伝わるドラゴン、龍伝説 洋の東西を問わず語り継がれてきたドラゴン、龍にまつわる伝承。偶然の一致か?超古代の記憶か?>
<ドラゴンの記憶はレプティリアン?>
・ドラゴン伝説については、かつて地球を訪れた異星人の記憶ではないかという説もある。その候補が「ドラコニアン」および「レプティリアン」だ。
ドラコニアンは竜座のアルファ星を母星とする異星人で、超高度な文明を有している。竜にそっくりな姿をしており、しかも背中には翼がある。
彼らは太古から地球を訪れ、文明をもたらしてきた。マヤ、インカに伝わる「天空から訪れた蛇神信仰」は、ドラコニアンの遠い記憶だというのだ。
そのドラコニアンの忠実な部下として活動してきたのが、レプティリアンだ。彼らはトカゲのような顔とウロコに覆われた皮膚を持ち、黄色もしくは赤い目をしている。特徴的なのは、また力が強く、性格も狂暴そのものだ。
彼らはその後、地球から離れたグループと、地底世界に隠れ住むようになったグループに分かれたとされている。
なお、彼らこそ地球支配をたくらむ秘密結社イルミナティの黒幕だという指摘もあり、世界の著名人のなかには、レプティリアンのなりすました姿だと噂される人物も多いのである。
<仏教、ヒンドゥー教の世界観>
<さまざまな宗教を生み出した特異な世界観をもつインド亜大陸。深淵なる教えの源泉はどこに?>
<古代インドの成り立ち>
・紀元前2600年頃から前1800年頃まで、現在のインドからパキスタン、アフガニスタンにまたがる地域――インダス川流域――に古代文明が栄えた。いわゆるインダス文明だ。この文明を支えたのが、ドラヴィダ人である。だが紀元前1500年頃になると、北インドからアーリア人が侵入し、ドラヴィダ人を支配するようになる。
アーリア人はヨーロッパの諸民族と系統が同じで、言語はもちろん文化的にもヨーロッパと共通するところが多い。特に宗教においては、キリスト教が入ってくる前のヨーロッパと同じように、多くの自然神を祀る多神教だった。
アーリア人の宗教はバラモン教といい、祭司階級のバラモンを最高権威としてその下に貴族、庶民、奴隷が置かれるという身分社会だった(これがのちにカースト制度となる)。
<古代インドの死生観>
・簡単に説明すると、まず宇宙には根本原理として、あらゆる生命体の源である「ブラフマン(梵天)」が存在する。
このブラフマンの一部が「アートマン(我)」で、あり、あらゆる生物に宿っている。死ぬとアートマンは肉体から離れ、49日以内にほかの肉体の宿って生まれ変わる。これを「輪廻転生」といい、仏教における「四十九日」のルーツとなっている。
また、次にどのような生物に生まれ変わるかは、前世の行い(業もしくはカルマ)によって決められる。
そこで彼らは、修行(善行)を重ねることでこの永遠の輪廻の輪から抜けだし、ブラフマンのもとに帰ることができると考えた。これがいわゆる「解脱(げだつ)」である。
<ヒンドゥー教の神々>
・ヒンドゥー教は、広義においては現在のインドで最も広く信仰されている宗教全般を指す。ヒンドゥー=インドであり、ときにヒンドゥー教が印度教とされるのはそのためだ。
・多神教とはいえ、その中心となるのはブラフマー(宇宙神)、ヴィシュヌ(宇宙の維持を司る神)、シヴァ(宇宙と創造と破壊の神)の3大神だ。また、3大神はそれぞれ妃をもち、それぞれがさまざまに姿を変える。
例えばヴィシュヌには「10大化身」というほど多くの分身があり、インドで人気のラーマ神、クリシュナ神、あるいは仏教の開祖である釈迦もこの神の化身とされる。
<仏教と輪廻転生>
・仏教では、バラモン教の輪廻思想をベースに、死後の転生先を6つの階層に分けている。これを「六道」という。
・天道/ 前世で多くの善行を積んだ、限られた者だけが住める。しかし、次も天道に転生できる保証はなく、輪廻のなかにある恐怖からは逃れられない。
・人間道/ われわれが暮らす世界。ただしこの世界は4つあり、われわれ以外の3つの世界には寿命が長い巨人が住む。
・修羅道/ 4人の修羅王が統治する世界。阿修羅はそのうちのひとりで、妄執に取りつかれ、慈悲心を失った者が転生し、永遠に戦いの苦しみを味わいつづける。
・畜生道/ 人間以外のあらゆる生き物の世界。弱肉強食のなかで、飢えと死の恐怖におびえて生きなければならない。
・餓鬼道/ 物欲や食欲が強く、それが満たされない場合に他者を恨んだ者が行く世界。止まることのない欲望に、日々、心と体が焼き尽くされる。
・地獄道/ 前世でもっとも罪の重い行動をとった者が行く世界。上下8層、8つの地獄世界があり、想像を絶する苦しみを味わうことになる。
実はいわゆる「死後の世界」(冥土)は、この六道(来世)と現世の間にある。死んだ魂はここで49日間の旅をし、7日に1度、計7回の裁判を受ける。有名なのは5番目で、ここでは閻魔大王による審判が行われる。「四十九日」の法要は、その裁判が終了し、行き先が決まったときに行われるものだ。
さて、死後の魂が仮に転生したとしても、まだ輪廻の輪のなかにある。次に地獄道に堕ちない保証はないし、不安や苦しみから脱却することもできない。
だが、地上世界から切り離されたところには、「極楽浄土」(彼岸)がある。そこに行けば、一切の苦しみも不安もなく、ただひたすら仏の声に耳を傾け、修行に励むことができる。
この、2度と輪廻転生をしない究極の世界を目指し、こちらの岸(此岸)から彼方の岸(彼岸)へと渡ること――それを目指すのが、ブッダの教えなのだ。
<シャスタ山と近郊のパワースポット 「生命の根源」と呼ばれる精霊が創った山>
・標高4321.8m、カリフォルニア州北部のカスケード山脈で2番目に高い山。山頂は氷河と万年雪に覆われている。
・ここは古来、先住民族の聖地で、「シャスタ山」の名前はここで暮らしていた「シャスタ族」に由来する。「大いなる精霊により最初に創られた山」と伝えられており、現在も儀式が執り行われている。
また、不思議な話が絶えない場所であり、「1万2000年前に海底に沈んだ古代レムリア大陸から人々が移住してきた」「地下には地底都市テロスが存在する」「日本の富士山と地底回廊でつながっている」「UFOを見た!」など、さまざまな伝説が語られている。
<パンサーメドウズ シャスタ山で最も神聖な場所>
・シャスタ山の中腹、標高2000mあたりにある泉が湧く所で、先住民族が「生命の源」と呼ぶシャスタ山でいちばんの聖地。
・1930年、この湿原(メドウ)を訪れたガイ・バラード氏は、セント・ジャーメインの変わり身であったパンサーに出会い、神からの啓示を受けたことからこの名がついた。
<シャスタ山と地底都市>
<聖なる山の下には楽園が ⁉ レムリアの末裔が築いた伝説の地下都市「テロス」>
・アメリカのカリフォルニア州カスケード火山帯南端にあるシャスタ山男は、「偉大な神が宿る聖地」として古くから畏怖されてきた。実際、ここではUFOや怪光現象の目撃、あるいは地底人との遭遇譚などが絶えない。
・なかでもスピリチュアルな情報に関心を抱く人々は、シャスタ山を特別な山と見なしてきた歴史がある。なぜならこの山のどこかに、聖者たちが暮らす「楽園」があると信じられているからである。
その楽園は、失われた超古代文明「レムリア」にルーツをもつという。レムリア文明はかつて太平洋上に興ったとされる文明で(一般的にはインド洋とされている)、世界中にコロニーを建造したが、海底火山の爆発で1万2000年前に崩壊した。このとき、一部の人々がアンデス山脈、エジプト、シャスタ山などに避難。地下に潜って暮らし始めた。それがシャスタ山の「楽園」である。
・この楽園を実際に訪れたという証言もある。1931年、モーリス・ドーリルという人物が、レムリア人の子孫に連れられ、地底世界に入ったというのだ。
そこは巨大な地底の巨大空洞を利用したドーム状のコロニーで、人工太陽が輝き、色とりどりの花が咲き乱れていた。まるで地上と見まがうような風景だったという。
<天文学者の証言>
・もうひとつ、著名な天文学者エドガー・ルシアン・ラーキンの目撃証言も紹介しておこう。
新しい望遠鏡を手に入れた彼が、その精度を調べるためにシャスタ山をのぞいて距離を確認していたときのことだ。山の麓の森で、異様に明滅する光り輝く物体を目にした。金色のドームのように見える。そこで彼は、20分毎に観察してみることにした。
すると太陽の動きに合わせるかのように、ふたつのドームがせりだしてきていることがわかった。またそこから少し離れたところでは、3つめのドームの一部が確認できた。さらには大理石製のような別の建物も見えた。
夜になると、驚くべきことにドーム周辺が強く白い光で照らされ始めた。
何かがあることは確実だと思われたが、ラーキンがその後の調査を行ったかどうかはわかっていない。
<聖なる人物との出会い>
・シャスタ山ではときどき地底人が現れ、地元の人と交流をはかることがあるという。彼らは聖者とみなされ、「聖職者団(ブラザーフッド)」と呼ばれている。
1930年のある日のことだ。鉱山技師として現地に来ていたガイ・バラードは、シャスタ山にハイキングに出かけた。
昼になったので、食事用にカップで泉の水を汲もうとしたときのことだ。全身に電気が走るのを感じ、驚いて周囲を見ると、背後に若い男が立っている。
男は微笑みながら、「マイ・ブラザー、カップを差し出してくれたら、泉の水よりもリフレッシュさせる飲み物をあげましょう」といった。
それに従うと、カップがクリーム状の液体で満たされた。恐る恐る飲んでみると味もよく、心身に活力が満ちてくるのを感じた。
「それは、純粋で活力に満ちたユニバーサル・サプライ(普遍的供給源)から直接取り出したものです」
そういうと男は、宇宙の普遍的な愛と、エネルギーについて語り始めた。そして最後に、「あなたに私の正体を見せましょう」というと、白いローブをまとい、光と愛で輝く姿に変身したという。
ちなみにバラードは、その後もシャスタ山で男性と会い続け、「セント・ジャーメイン協会」を創設。一時は1200万人の会員を抱える組織に発展させている。
<地底都市テロス>
・この人物をバラードは「セント・ジャーメイン」と呼び、地底からやってきたブラザーフッドのひとりだと認識した。だが、なかにはもっと具体的に、地底から来たと語るケースもある。
例えば1977年にシャスタ山研究家のウィリアム・ハミルトンの前に現れた「ポニー」と名乗る女性は、「テロスという地下都市の出身だ」と語ったという。
彼女によれば、テロスはシャスタ山の地底1.6㎞の洞窟内にある都市で、150万の人口を抱えているという。しかも彼女たちの寿命は長く、父親はすでに300歳だというのだ。
こうした地底都市は世界中にあり、各都市間の移動には時速4000㎞で疾走する乗り物が使われている。その地下交通網は、今も岩を高熱で溶かし、ガラス質に変えてしまう機械を使いながら、着々と広げられている。
ポニーはまた、こんな興味深いことを口にしている。
「レムリアの祖先は、約20万年前に惑星オーロラから地球に飛来した異星人で、彼らは極地方にある入口から地球内部に侵入し、巨大地下都市シャンバラをつくった」
有名な地底の王国シャンバラは、地底世界の中心に君臨する都市だというのだ。
<日本のキリストの墓>
<アジアの両端を往来した神の子にまつわるミステリー>
・茨城県北茨木市の皇祖皇大神宮竹内家に伝わる『竹内文書』によれば、イエス・キリストの墓は日本にあるという。場所は青森県戸来(とらい)村(現在の新郷村)で、そこには今もイエスと弟のイスクリの墓と伝えられる塚が残されている、
たしかに戸来村には、奇妙な風習などがあった。戸来は「ヘブライ」であるということ。子供を初めて外に出すときには額に墨で十字を書くこと。ダビデの星(七芒星)を家紋とする家があること。また村の祭りに伝わる「ナニャドヤラ」という意味不明の歌の言葉が、ヘブライ語で読むと進軍歌になること、これらが明らかになっているのだ。
前述の『竹内文書』によれば、イエスは20歳のときから12年間日本で学び、その後、ユダヤの王に請われ、故郷でキリスト教を広めたという。ゴルゴダの丘で磔になったのは弟のイスキリで、イエスはひそかにエルサレムを脱出し、再び日本列島へやってきた。
イエスは「十来太朗大天空(とらいたろうだいてんくう)」と名乗り、戸来村で地元の女性との間に3人の娘をもうける。そしてこの地で180歳の天寿を全うしたというのである。
<日本の釈迦の墓>
<釈迦はクシナガラではなく日本で亡くなり埋葬された?>
・青森県五所川原市と青森市にまたがる梵珠山の山頂近く、昔は寺が建っていたといわれる土地の一角に、古い塚がある。なんとこれが、仏教の開祖である釈迦の墓だという。
話は神武天皇より350年も昔のことだ。当時の日本列島を支配していたウガヤフキアエズ朝第40代天皇の御代に来朝した釈迦は、多くの学びを得てインドに戻り、仏教を開いた。それから再び日本列島を訪れ、生涯を終えて梵珠山に葬られたと、『竹内文書』は記している。
<日本人のルーツ>
<日本人はシュメールの末裔? 神事から読み取れる古代文明との奇妙なつながり。>
<古代シュメール>
・日本人のルーツについてもさまざまな説があるが、なかでもユニークなのが、シュメール人説だ。
シュメール(SUMER)はラテン語で「スメル」と発音される。一方、日本では天皇を「スメラ・ミコト」という。神社の祝詞にも「スメ・カムタチ(尊い神々)」「スメ・ミマノミコト(尊い子孫の神)」という言葉が遺されている。
「ス」または「スム・スメ」は、スメル語で「尊い、崇高なるもの」を意味しているという。日本語の「スメ・ラミコト」「スメ・カムタチ」「スメ・ミマノミコト」と、用法は同じなのである。
考古学的な出土品にも共通点がある。シュメールで発掘された、王と王妃が手を組んだ出土品は日本の道祖神とそっくりだし、紀元前3000年頃に同地で作られた銅製のスタンドも、日本人の眼からみれば、何を象ったものかは一目瞭然だ。なんと、相撲をとっているのだ。
<古代の航路>
・紀元前2000年頃、彼らは忽然として歴史から姿を消した。このとき、王族を含む少なからぬシュメール人が、船で移動を始めたと考えられる。おそらくは各地に拠点を築きながら南インドから東南アジアを経由し、ついには日本列島まで至ったのではないだろうか。
<沈んだ大陸の痕跡を探しに>
<アトランティス 大西洋の超古代文明大陸>
<海に沈んだ大陸の叡智は、ギリシアやエジプト文明に受け継がれた!>
・太平洋にあったムー大陸が、中南米や太平洋諸国に影響を及ぼしたのに対しアトランティス大陸は、ヨーロッパや古代エジプトの源として存在していた。大西洋に沈んだ、地中海の火山島、あるいは南極説まで超古代文明が栄えた大陸として、謎めいた存在は人々を惹きつけてやまない。
<アトランティス大陸とは?>
・アトランティス大陸はジブラルタル海峡のすぐ外側、大西洋にあった。「リビュアとアジアを合わせたよりもずっと大きい」大陸だったとされる。正確な人口は伝えられていないが、兵力として84万の兵と1万台の戦車、24万人の乗組員と1200隻の軍艦を動員したということから、かなりの人口を抱えていたことが想像される。大西洋を中心に地中海西部までの広大な領土を支配し、首都ポセイドニアは二重の環状の陸地と三重の環状運河で囲まれ、国は海神ポセイドンの子孫である10人の王によって統治されていた。また大きな港が3つあり、各地から貿易船が訪れていたという。だがやがてゼウスの怒りを買い、大地震と津波によって海中に没したとされる。
<浮揚大陸マゴニアとアトランティス>
<中世ヨーロッパに残る「雲の上の国マゴニア」伝承>
・かつてヨーロッパでは「テンペスタリー」と呼ばれる魔女がいた。彼女は叩きつけるようにして風を吹かせ、嵐を呼び起こすことで、空の上にある「マゴニア」という国の人々の略奪の手伝いをしたと伝えられていた。
雲の上の国、つまり浮揚する大陸とはなんとも奇妙な話だが、マゴニアは8世紀頃から17世紀まで目撃が続いたという。おそらくそれは、現代風にいうと巨大UFOということなのだろう。
例えばリヨンの大司教アゴバルドゥスは815年に大きな雲と嵐に隠れながらマゴニアが現れ、そこから空飛ぶ船ヴィマーナが地上に降りてきたと記している。これなどは母船と、そこから発進する小型UFOそのものだ。注目すべきは母船であるマゴニアの大きさで、「大きな雲と嵐に隠れる」という表現から、最低でも数㎞はあったと思われる。こうなるとまさに「浮揚大陸」だ。
<空に浮揚する大陸「ラビュタリチス」>
・気になるのはこの浮揚大陸マゴニアが、どこからやってきたのか、ということだ。
アトランティスについて最も古い記録を残したのがプラトンだということは既に書いたが、そのプラトンの著書に『失われた地理書』というものがある。
そこには「天空の章」というパートがあり、空に浮揚する大陸「ラピュタリチス」について書かれているのである。
仮にこのラピュタリチスがマゴニアを指しているとしよう。
プラトンはラピュタリシスについて、高度な科学文明を有する風の神アイオロスが治める大陸、としている。アイオロスは、ポセイドンの息子にあたる。そしてこのポセイドンに子孫である10人の王が治める国がアトランティスだった。
つまりマゴニアは、アトランティス文明の叡智やテクノロジーを受け継いで造られた、巨大UFOだった可能性が出てくるのである。
<レムリア ワオキツネザルが導いた仮想大陸>
<ムー大陸より早くに絞殺され地底都市や宇宙へと広がりを見せる不思議な存在>
<レムリアの叡智を継ぐ聖なる地のルーツは地底か宇宙か!>
<地球空洞説に基づく地底世界アガルタ>
・わかりやすく時系列で追ってみよう。
●1874年にスクレーターがレムリア大陸の仮説を発表
●1888年に『シークレット・ドクトリン』を刊行
●1927年にチャーチワードが『失われたムー大陸』を出版
当然ながらこれらは、ひとつのラインでつながっている。チャーチワードも、ムー大陸のルーツはレムリア大陸にあったとし、ラ・ムーという王の名前もここから得たといわれているのだ。
だから、インド洋のレムリア大陸の存在が大陸移動説によって否定されても、神秘学的な世界におけるレムリアの存在は決して揺るがなかった。
そしてそれはやがて、シャスタ山の項目でも触れた、この山の地底にレムリアが存在するという説にも影響を与えていったのである。
これはアメリカの、いわゆるニューエイジ的な活動のなかから生まれたものだった。古くから聖地として崇められてきたシャスタ山には「聖職者団(ブラザーフッド)」が出没する。このブラザーフッドこそ、レムリアの叡智を継ぐ者たちだというのだ。
彼らによれば、レムリアが海底火山の連鎖爆発によって沈んだのが1万2000年前。そこに暮らした人々はアンデス山脈、エジプト、シャスタ山などに逃げ延びた。そしてそれぞれの地で地底に潜り、新たなコロニーを形成したという。このうちシャスタ山のコロニーはテロスという。
それだけではない。
あるシャスタ山研究家は遭遇したレムリア人の女性から、彼女たちの祖先は惑星オーロラから地球にやってきた「ハイプローピアン」という異星人だと聞かされている。ハイプローピアンたちは地球の極地から地底に入り、そこで地下都市シャンバラを建設したのだ、と。
もしもこれが正しければ、ムーもアトランティスも、そして地底都市もすべてのルーツがレムリアにあるだけでなく、その文明は宇宙からもたらされたということになるわけだ。
<古代核戦争の痕跡>
<世界最古の文明のひとつインダス文明は核戦争で滅びた ⁉ 叙事詩によって語り継がれた死の兵器。>
<インドの神々の核戦争>
・3000年前に書かれたとされる古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』。そこにはこんな記述がある。
「煙が全然なく、火の玉のように光と輝いている砲弾が発射された。黒い霧のようなものが突然軍隊を包んでしまった。地平線上のすべてが闇のなかに姿を消した。不幸をもたらすたつまきが起こった。黒雲のようなものがうなり、音をたてて空高くのぼっていった。太陽でさえ目をまわしたかのように思われた。この兵器の熱によって、世界全体が熱くなった。兵器の火炎によって焼かれた象、恐怖に包まれてただ走っていた」
どうだろう。どう読んでも、現代の核兵器の使用シーンとしか思えない。
<核兵器で滅んだモヘンジョ・ダロ>
・となれば問題はこうした核兵器が、本当に実在し、使われていたのかということだ、だとすればどこかに、その痕跡が見つかるはずである。
実は、それは確かに存在している。
そのひとつが、紀元前2500年頃に突如としてインダス川中流域にあらわれたインダス文明の中心都市、モヘンジョ・ダロ遺跡だ。モヘンジョ・ダロは現地の言葉で「死者の丘」という意味で、本当の名前は、いまだにわかっていない。極めて意味深長な名前といえる。
<神々の飛行船ヴィマーナとUFO>
・核兵器とともに用いられたと考えられているのが、飛行船ヴィマーナだ。形状は複数の種類があるが、なかには現代でいうUFOもしくはジェット機としか思えないものもある。古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』から見てみよう。
「朝がやってきたとき、ラーマはプシュパカと一緒に、ウイフビシャンダから送られた空駆ける車に乗りこみ、飛行の準備を始めた。この車は他の力に頼らずに、自分の力だけで動くことができた。それは大きく、かつ美しく飾られていた。2階建てで、部屋と窓がたくさんあった。車は空を飛んでいるときには、同じ調子の音を出した」
同書によればこの「空駆ける車」は、飛ぶときに「夏の夜の火のように」光り輝き、そして「空のなかの彗星のように」「赤い火となって燃えた」という。同様の記述は『マハーバーラタ』にも見られ、「翼のあるいなずま」によって動かされ、「飛ぶときには空全体が明るかった」と書かれている。
どうだろう。まさにUFOそのものだ。なお、このような「飛行船」については、古代ケルト人の伝説のなかにも見ることができる。
それによると彼らは「空飛ぶ機械」を手にしていたが、原動力となったのは「魔法の馬」だった。ただし、動物の馬とはまったく異なった姿をしていて、鉄の皮膚に覆われ、食物を必要とせず、体には骨もなかった。
この構造もまた、現代の飛行機もしくはジェット機そのものに思える。
あるいは『聖書』に登場する神の乗り物「メルカバー」について、UFO説を唱える研究者もいる。
このように古代の地球では、各地をUFOもしくは飛行船が自在に飛びまわっていたと思われるのだ。
<縄文土偶の世界>
<異星人土偶とアラハバキ>
<縄文時代の未知との遭遇。遮光式土偶の正体は宇宙人?>
・1887年に青森県の亀ヶ岡石器時代遺跡から出土した遮光器土偶。まるで宇宙服を身につけたようなその姿は有名で、国の重要文化財にも指定されている。
その正体について注目すべきは、旧ソ連の科学評論家アレクサンドル・カザンツェフが主張した「土偶宇宙人説」だ。彼はこの土偶の姿について、宇宙服だと考えるのが最も妥当だとした。
・それを裏付けると思われるものもある。東北地方を中心に、超古代の歴史を記した『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐん)』という史料だ。いわゆる「古史古伝」と呼ばれるものである。そこには「アラハバキ」という古い神が図入りで載っている。その姿がなんと、遮光器土偶とそっくりなのだ。
この神は多くが失われたが、いまでも大きな神社の片隅や地方には「荒脛巾(アラハバキ)」として祀られている。まさに縄文時代の神なのである。
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