レムリア人の祖先は惑星オーロラから地球にやってきた「ハイプローピアン」という異星人たちで、地球の極地から地底に入り、そこで地下都市シャンバラを建設したのだ、と。(3)

<まともな政治家>

・日本には「井戸塀政治家」という言葉がある。政治家とは私財をなげうって国に尽くす人間であり、政治家を引退した時には、財産が井戸と塀しか残らないほど、金を使うという意味だ。そういう覚悟を持って国に尽くす、国民に尽くすのが本来の政治家なのだ。戦前の政治家はこういう人たちが多かった。

<居眠り議員など要らない>

・現在、衆参合わせて710人の国会議員がいるが、そのほとんどは国民のために身を粉にする覚悟なんかなく政治家になっていると言っていいだろう。その証拠に国会で居眠りしている政治家のいかに多いことか。

 我々の税金は公僕としての自覚もない奴らにくれてやるほど余っていないだろう。ただちに、国会議員の定数を削減するべきだと思う。

・しかし、一票の格差が合憲状態だったとしても国民が選挙のたびに味わう徒労感はまったく変わらない。

 個人的にも最も我慢ならないのは比例代表の名簿制で、党が勝手に決めた名簿の順位によって政治家が決まることのどこが民主主義なのか?

 投票してもいない候補が、名簿の最初に載っているというだけで国会議員になれるという制度など、国民の誰一人支持しないし、こんな制度があるから、勘違い議員が出てきてしまうのだ。

 議員定数削減と併せてこれだけはまずは廃止すべきではないだろうか。政治家の質を変えるには選挙の方法を変える以外にないと思うのだが。

<なぜ日本には左翼マスコミだらけなのか>

・日本はマスコミにも問題が多い。

 特に朝日新聞には歴史的に見ても大きな問題がある、と思っている。

 よく知られた話だが、大東亜戦争の際に最も翼賛的な記事を書いたのは朝日新聞だった。それが戦争が終わった途端、手の平を返して反戦新聞に早変わりし、GHQにべったりの記事を書き始めた節操のなさは有名だ。

 上島嘉郎氏が書いた『反日メディアの正体』を読むと、このあたりの事情がよくわかる。

<ブラック企業が一流企業扱い>

・しかし、バブルが弾けたあたりからその風潮は悪とされ、実力主義という言葉のもとに終身雇用も年功序列も崩されていった。

・このことは数字にもしっかり現れている。

 OECDが2019年に発表した1997年から2018年までの民間部門の時給の変動率を見ると、韓国は167%アップ、イギリスは93%アップ、アメリカも82%アップ、フランスも69%アップ、ドイツは59%アップと順調だ。ところが、日本を見るとマイナス8%で減少している。

 ここ数年、アベノミクスの大成功によって大企業はどこも収益増だったはずだ。ところが、従業員の賃金はマイナスになっているということは儲かったのは企業だけで従業員のほうはまともに金を貰えていないことになる。

 しかし、それも当たり前で、バブル崩壊からずっとリストラを続け、派遣労働者ばかり増やしていれば賃金なんか上がるわけがない。

・まあ、俺の考え方が少し甘いのかもしれないが、昔の日本の会社は「社員は家族」という感覚はいまよりも遥かにあったはずだ。

 ところが、いまは社員の使い捨てを当然のようにする。ブラック企業と名指しされるような会社が、日本の一流企業扱いされている。

<日本人はもっと幸せになっていい>

<日本人はもっと豊かさを謳歌していいはずだ>

・日本はかつては世界第2位の経済大国であり、現在も世界第3位の国、その国に暮らす国民はもっと豊かさを謳歌してもいいはずだと思う。

 なのに、日本は正社員を次々に切り捨て、いまや人材派遣会社天国だ。少し古いデータで申し訳ないが、2006年の時点で日本の派遣事業者数は3万6000社で世界一、2位はイギリスの1万500社で日本の半分以下、3位のアメリカは6200社で日本の約6分の1。人口はアメリカのほうが3倍あるのに事業者数は6分の1というのは、いかに日本の数が異常なのかがわかるだろう。

・はっきり言ってデメリットしかないこんな労働形態を国が積極的に推し進めるのは狂気の沙汰だ。

 これでメリットがあるのは派遣会社と、派遣社員を積極的に使う企業だけだろう。企業は人材を使い捨てにできると喜んでいるようだが、それは本当に喜ぶことなのか?

・しかし、国民の生活は年々苦しくなっている。賃金上昇率はマイナス8%で1997年からずっと下降し続けている。その一方で、名目経済成長率は上昇している。結局、儲かっているのは企業だけということになる。日本の国民は国からだけでなく、会社からも毟り取られている存在だ。

<これがGDP世界第3位の国の生活なのか?>

・驚いたことに子供の養育費は国が援助していた。レンティングやピータースの彼女たちは国の保護のもと、何不自由なく子育てをしていた。聞けば、オランダでは子供の養育費だけでなく、学費も医療費もタダ。保育所もタダという至れり尽くせりなのだ。

 もっとも、福祉が充実している国は総じて税金が高い。オランダの場合もその例に漏れず、所得税は中産階級に対しても40%と異常に高く、消費税も通常21%(ただし食料品は6%)という高額税制を敷いている。

 なので「それだけの税金を取れば日本でも同じことができる」という人も出てくると思うが、オランダの名目GDPは世界17位なのだ。

 対して日本の名目GDPは世界第3位。やりようはあるんじゃないだろうか?

<日本人の和を尊ぶ心を利用する、この国のトップたち>

・和の心を利用して、政治家たちは自分たちの利権につなげている。コロナ対策のマスクに260億円もかけるなど、愚の骨頂としか思えない。それにしても260億とはなんて無駄遣いか。

<財政均衡論は絶対に間違っている>

・ここでいう、歳出と歳入の均衡をはかるのが財政均衡論で、財務省や日経紙の言い分を読めば、日本を破綻から守るためには歳出を減らし、歳入を増やすために増税以外の道はないと思ってしまう。しかし、これは、大ウソだ。

財務省たちが言っている国の借金とは政府の借金であり、国民は関係ない。それどころか、政府に金を貸しているのは国民のほうであり、借金というのであれば、政府が国民に返さなければいけないものなのだ。

 ところが、財務省の官僚たちやマスコミは、これを国の借金だと言い換えてあたかも国民が借金をしているように言っている。

・例えば、2020年5月の時事通信の配信記事には、

「国債と借入金、政府短期証券の残高を合計したいわゆる『国の借金』が2020年3月末時点で1114兆5400億円となり、過去最大を更新した。財務省が8日発表した。19年11月1日の時点の日本人の人口(1億2368万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約901万円に上る」

 たぶん、この手のニュースキャスターはほとんどの読者が何度も目にしているはずだ。

 しかし、これはまったくのデタラメで「国民1人当たりの借金」ではなく、「国民1人当たりの貸金」で、国民は債権者の側であって債務など1円も負っていない。

 そして、もうひとつのウソは、日本のような先進国における自国通貨建ての国債はいくら発行したところでデフォルト=財政破綻などしない。

 なぜ財政破綻しないのか。自国通貨建ての場合、円が足りなくなれば、自国で円を発行すればいいだけ、という単純な理由だ。

・「日本は変動相場制の下で強固な対外バランスもあって国内金融政策の自由度ははるかに大きい。更に、ハイパー・インフレの懸念はゼロに等しい」

 財政破綻論の大元である財務省自体が、いくら国債を発行しても日本は破綻しないし、ハイパーインフレも起きないと明言していたのだ。

 実際、日本銀行は2001年からずっと量的緩和(お金を大量に刷ること)を行っており、特に近年は毎年140兆円を超える円を発行している。にもかかわらず、日本ではハイパーインフレは起きていない。それどころか、日銀が掲げたインフレ目標2%すら達成できずにいる。

 つまり、日本は円がまったく足りていないということになるのだ。

<日本はやはり独立していない>

・そして、ここからが大切なのだが、こんな日本の状況を打ち破る経済理論はすでに存在する。それがMMT理論(現代貨幣理論)である。

・しかも、すでに財務省はこの理論が正しいことを知っている。それは、ムーディーズへの抗議がなによりも証拠となるのだが、不思議なことに彼らは対国内では絶対にMMTの正しさを認めようとはしない。

 なぜ、財務省が認めないのか、については、第2部の対談編を読めばわかってもらえるだろう。いまここで簡単に言うと官僚体質とGHQが残していった財政法第4条という負の遺産が日本をいまだに縛っているのである。

 いや、日本を縛っているのはGHQだけではない。先に触れたサンフランシスコ講和条約も日本をがんじがらめに縛っている。日米安保条約も日米地位協定も日米合同委員会もそうだ。

 日本はアメリカの言いなりにずっとなってきた。国防もまともにできず、スパイも跳梁跋扈し、辺境の島々は他国に侵略され続けている。

 外交では常に他国の意向に従い続け、日本国内には外国人が絶対に口にしないような食品や添加物、遺伝子操作済みの食料が大量に入ってきている。

 それもこれも、すべて、日本が独立していないからではないのか?

 すべての元凶は、サンフランシスコ講和条約にある。日本語の正文がない条約にサインをするなど、白紙委任状はサインをするのと何も変わらない。果たして日本は本当に独立国家なのか?

・事実、国際法上で、日本の独立は曖昧だ。サンフランシスコ講和条約に日本語の正文がないというのは本当に致命的なことなのだ。なぜ、日本語の正文を作らなかったのか?

 実は、多国間自由貿易協定であるTPPにも日本語の正文はない。日本の官僚たちが自ら、日本語の正文はいらないと言ったそうなのだ。

 本当にどこまでもどこまでも自国を毀損することばかりに邁進する官僚たちよ!それを止めようともしない政治家たちよ! いい加減に目覚めてくれ。

<なぜ、日本のことを考えるのか>

・外国人参政権を許すとこの国がこの国でなくなってしまうということだ。

・政治家の亀井静香氏も「在日外国人が密集するところでは、地域政治の生殺与奪を握られかねない。参政権は憲法上の国民固有の権利と規定されている。参政権を持ちたければ帰化すればいい」と発言している。亀井氏は在日コリアンの職業選択差別の撤廃で先頭に立ってくれた人だが、そんな氏であってもこれには反対しているのだ。

<差別ビジネスでメシを食う輩たち>

・差別ビジネスをやっている人々は、外国人参政権が貰えたら在日外国人も住みやすい日本になると言う。しかし、真実はその逆だ。なぜなら、普通の日本人は、外国人参政権は在日外国人だけが利益を得る不当なものだと思ってしまうし、実際にそうだから。

<30メートル超の津波が到来? 対談編:藤井聡vs前田日明 >

・今年(2021年)に入って頻繁に起こる震度5を超える地震。多くの人が「ついに南海トラフ地震が起きたのか ⁉」と肝を冷やしたことだろう。地震が起きる確率70%と言われるこの地震に対して、国の対策は遅々として進んでいない。

 南海トラフの本当の恐ろしさとは何か? 防災対策はどこまで終わっているのか?地震の専門家である京大教授の藤井聡氏に前田日明が迫る!

・前田;逆に心配にならないほうがおかしいですよ。なにしろ、南海トラフが起きる確率って「30年以内に70%」ですよ。しかもそれは10年ぐらい前の話だったじゃないですか。

藤井;実を言うと、僕は15年以内には起こると言ってたんですね、2011年の3.11の直後に。ですから、僕のイメージでは猶予期間はあと5年ぐらいじゃないのかなと。

・前田;だって、静岡県から宮崎県にかけての大地震ですよ。内閣府が言っている経済的被害想定でも約170兆円。これは低めの想定で、土木学会の想定ではその何倍にもなるという計算じゃないですか。

藤井;あの土木学会の計算は僕の方で技術的にとりまとめたんですが、8倍ぐらい違いますよね。ただしもちろん違うのには理由があって、内閣府の計算は資産被害で、資産がどれだけ壊れるかだけ。でも我々土木学会が計算したのは経済被害。だから両者を足し合わせたものがトータルの被害額ということになります。それが1410兆円という数字になります。で、我々が計算した経済的損害の方は、震災後20年間の累計値です。20年間にしたのは阪神・淡路大震災で被害を受けた地域が復興するまでの期間だからです。要するに南海トラフによって日本人の収入がそれだけ減るってことですね、経済被害というのは。

前田;それだけの被害が想定されていて、なおかつ発生する時刻が朝の通勤ラッシュの時間だったら日本の働き手のほとんどが被害にあいますよ。人的被害は50万人とかじゃ済まないでしょ。100万人以上になってしまうかもしれない。日本は国家としての機能を一時失うんじゃないかとすら思うんですよ。

藤井;いや、本当にその通りですね。東日本大震災の時にも「国難」と言ってましたけど、あの時の資産被害がだいたい20兆から30兆円ぐらい。しかし、南海トラフはその何十倍にも匹敵します。原発事故のあった東日本大震災の被害の何十個分ぐらいってことですからね。

前田;そんなことになったら、復興だって簡単じゃないでしょ。

藤井;実は防災業界ではレベル1とレベル2という概念がありまして、レベル1は100年に1回のクラスの震災で、レベル2は1000年に1回のクラスです。南海トラフがレベル2の最悪のクラスで来た場合、一番わかりやすい恐ろしいことっていうのは、大阪平野がほぼ水没するんです。

前田;えっ、大阪平野が水没 ⁉ 静岡、高知だけじゃなくても大阪もマズいんですか ⁉

藤井;はい、確かに一番被害率がデカいのは静岡です。被害「率」、つまりそこの土地が持っている資産の何割が潰れるのか、何%の経済が傷つくのか、というと静岡が最大の被害を受けるんですが、被害「額」は大坂が一番デカいんです。前田さんは大坂ご出身なのでおわかりになると思うんですけど、淀川をずっと津波が遡上してですね、枚方まで浸水するんですね。

・それも6メートルぐらいの津波でそれぐらいになると言われてます。要するに生駒山が堤防になって水が止まるんですね。ですから、大阪も全部水没するという計算結果を、河田恵昭先生という地震の権威の先生が、最悪の場合のケースとして計算しております。

・藤井;こうなると大阪の資産が上町台地しか残らないんですね。上町台地の大阪城だとか、あとは仁徳天皇陵とかは残るんですけど。なぜ、そうなるかというと、もともと大阪平野というのは海の底で、昔は生駒山とか、石切だとか、あの辺が実は海の際だったんですよ。それが、この1000年、2000年の間に海水面が下がって、あそこら辺がダーッと土地になって、さらに近年になって埋め立てられて、いまの大阪があるんです。

前田;そういえば、大阪夏の陣、冬の陣の戦場図を見ると大阪城のすぐ近くに海岸がありますね。

藤井;そうです。それがたった400年前の話じゃないですか。で、大津波が来ると、その400年前の時代よりもさらに遡って、千数百年前の状況に大阪が戻っちゃうわけです。ただし、この想定はレベル2の最悪の場合のものですから、レベル1で来るなら、沿岸だけの浸水で収まることになります。といっても住之江だとか、堺だとかは水没すると考えざるを得ないんですが。

<34.4メートルの津波>

藤井;このほか静岡では県内の学校の耐震化を進めていて、耐震化率は99.6%になっています。防災訓練の県民参加率も119万人で全国一位と意識は高いですね。ですから、ソフトとハードともにできることはやっていますね。一方、高知はですね。34.4メートルという、とんでもない津波が想定されています。

前田;34.4メートル‼ 

藤井;高知の黒潮町ですと、最悪ケースでそういう計算が出ています。もう津波が11建てのビルの上まで来る想定なので堤防ではちょっと対応できないんです。ですから詳細な防災地図や各地区ごとの避難経路の確認と訓練、あとは最大22メートルの堅固な防災タワーを6基建設するなどして、相当危機意識を持ってやっています。あと南海トラフの場合は津波も怖いんですけど、揺れもかなり怖いですね。

<富士山噴火と首都直下地震も連動か?>

藤井;富士山の噴火も全然想像される範囲でありまして、1000年以上前にも貞観地震という東日本大震災と同様の大地震が東北であったんですけど、その時はその3年前に富士山が大噴火しているんです。ちなみにその貞観地震の18年後には仁和地震という南海トラフ地震も起こっています。つまり、東日本と西日本での巨大地震と富士山噴火が3点セットで起こっているんです。

 富士山のもう一つの有名な噴火は江戸時代、1707年の宝永噴火です。富士山って静岡県側から見ると中腹の右寄りにちっちゃいポコッとした小山があるじゃないですか? あれが宝永の噴火でできたんです。この噴火は南海トラフ地震とハッキリ連動していまして、その7週間前に宝永地震が起こっています。で、その30年前の1677年には、東日本大震災と同じ場所を震源とする延宝八戸沖地震も起こっています。地球の歴史から言うと20年や30年というのは一瞬だってことを踏まえると、富士山の噴火と東日本と西日本の大地震の三連動って過去2000年で2回起こってるわけです。

藤井;例えば、昭和三陸地震が起こった10年前に関東大震災が起こって、11年後に昭和南海・東南海地震が起こっています。1611年の慶長三陸地震の4年後に慶長江戸地震、6年後に南海トラフ地震の慶長地震が起こっているんです。さっき紹介した貞観地震の9年後には、相模・武蔵地震が今の首都圏で起こっています。ですから、東日本と西日本と首都直下の三連動は、歴史的には当たり前に起こってるわけです。

藤井;震度7というのはあるラインよりも上のことを全部震度7というんですよ。実は耐震基準って全部この震度7の「下限レベル」に合わせています。ですから、それ以上のやつが来た時にどうなるかわからないんですよ。

<財政均衡論の悪>

藤井;なにがあってもおかしくないですよね。歴史を振り返ってみても、未曽有の災害に見舞われて立ち直れていない国って多いんですよ。例えば、ヨーロッパにポルトガルという国があるじゃないですか? ポルトガルって中世の頃は世界の大国だったんですよ。それがいまは大きな国というイメージがないくらい小国化しましたが、そのきっかけがリスボン大地震なんです。大西洋で地震が起きてリスボンが津波で壊滅して、そこからヨーロッパにおける覇権が崩れたんですよね。スペインとかに負けるようになっていまの凋落が始まっていった。巨大地震というのはひとつの国の歴史の天国と地獄を完全に分けてしまうんですよ。

前田;日本が終わる可能性が本当にありますね。なのにこの国のトップたちは国のために金を出さない。国民のために金を出さないですよね。二言目には「国の借金が増えてしまう」とか、アホみたいに財政均衡論ばかりを言っている場合じゃないのに!

<南海トラフ亡国論>

前田;例えば、3.11の地震というのは「東北にこういうのが来そうだ、危ないぞ」という注意はあったんですか?

藤井;少なくとも宮城県沖地震は99%起こるとあの時点で言われていたんですよ。地震想定確率としては最も高い確率が計算されていたんです。

前田;99%なんていつ起きてもおかしくなかったってことですよね?

藤井;それこそ、明日、明後日起こってもおかしくないというものなので、僕は3.11の前の月の2月中旬ぐらいに仙台で講演したんですよ、「コンビナートの対策なんかをしなければあかん。本当に危ないから気をつけてくれ」と。その時は聴衆は皆「ハハハ」と笑ってたんですが………結局、全然間に合わなかったですね。

前田;東日本大震災の時も99%と言われながらロクな対策をしてなかったってことですね、国は。

・藤井;本当は政治家が官僚を動かすんですけど、実際のところ、霞が関・永田町をひとつの村だとするとドンはいま財務省なんです。財務省という組織が毎日毎日いろんな政治家を説得してまわって緊縮財政をやらなあきませんよ、減税なんかやったらとんでもないことになりますよ、公共事業をやり過ぎても国が破綻しますよとやっているんです。

・前田;うちの母親はいま姫路に住んでいるんですけど、姫路市内を流れてる市川なんかも堤防スレスレまで水が来たらしいんですよ。いつ決壊してもおかしくないぐらいですよ。それもこれまで土木工事の予算をつけてこなかったことが大きいわけでしょ。

藤井:そうですね。公共事業にはかつて15兆円程度のお金を毎年使っていたんですけど、一時期5兆円ぐらいまで減って3分の1近くにまでなってて、いまはちょっと増して7兆円から8兆円ぐらいですけど、それでもようやくかつての半分ぐらいですので、やってることと、やるべきことが正反対ですよね。

<南海トラフ地震>

・これらすべてが南海トラフ地震の予兆と捉えられており、ほとんどの地震学者が「明日、大地震が起きてもおかしくない」と断言している。

 こんな状況を見ても日本の政治家たちは動こうとしない。メディアも大きくは騒がない。

 本書でも対談した藤井先生は四国に34.4メートルの津波が来ると警告していたが、伊豆や伊勢にも35メートルを超える津波が来ると言っている学者だっている、しかも、地震発生から津波が到達するまでの時間はわずか2分だという。藤井先生も言っていたが、南海トラフ地震は震源地が陸に近いため、津波はすぐにやってくるというのだ。

 たった2分でどうやって逃げろというのか?

 このままなにもせず、大地震が起こったら、間違いなく20万、30万人の人命が失われるだろう。

 その時、政府はどう言い訳するのだろうか? 天災だとでも言うのだろうか?絶対にそんなことは言わせない。

 南海トラフ地震は2013年から危ないと言われていた大地震だ。多くの地震学者たちがずっと危険性を指摘してきた。

・そうなれば食料はどするのか? それでなくても食料自給率が低い日本ではあっという間に食料の奪い合いが始まるだろう。

 医療だってまともに機能しなくなる。そういったことをメディアはもっと伝えて、最低限、1ヶ月分の食料の備蓄、ケガをした時のための薬や包帯の用意といったことを喚起するべきだろう。

 案に相違して地震が小さかったら、それはそれでもうけものではないか。大切なことは想定外の大地震が来た時に自分と家族を守ることだ。

 日本政府がなにもしないまま、我々がしなければいけないことは自衛だ。自分と自分の家族を守るために、何をすればいいかを考え、動いてほしい。

 (2021/10/17)

『地球の雛型「日本」は世界一切を救う』

宇宙人時空構造の特異な「場」

出口王仁三郎の三千世界テレスコープ

伊逹宗哲   ヒカルランド   2011/9/30

・王仁三郎さんの残した「発言、文書、行動」は、日月神示と共に新しい文明世界を作るための素材となりそうです。有意の人たちに「ぜひこの本を読んでみてほしいのです」 (船井幸雄)

<神霊界の姿をこの世に移写する肉体機関と化した王仁三郎の超予言がついに炸裂するタイムラインに入ってきた>

・「いよいよ宇宙一切の完成の時期になったのであるから、その過度時代に住する人間の目からは、地上一切のものが破壊され滅亡するように見えるのである」(王仁三郎)

「霊界は想念の世界であって、無限に広大なる精霊世界である。現実世界は凡て神霊世界の移写であり、また縮図である。霊界の真象をうつしたのが、現界、即ち自然界である。故に現界を称してウツシ世と言うのである」(王仁三郎)

<序文・解説・推薦に代えて――船井幸雄>

<出口王仁三郎さんの予言は、日月神示と共に今後の「みろくの世」作りにおいて、必読のように思います。>

・私はよく本を読む方だと思います。一日に一冊ぐらい新刊に目を通しています。ところで、どの本からも学び考えさせられるのですが、ここ半月ぐらい毎日読み返しては考えさせられている本が一冊あります。 

 それは2010年10月31日に徳間書店から発刊された伊逹宗哲著『王仁三郎と日月神示のひな型神劇』という本です。

 その本のオビには次のように書かれています。

フリーメーソン・国際銀行家の世界征服を覆す神の仕組み。

 原因の世界/霊界の出来事をこの世に移す「ひな型神劇」の神業を演じた霊的巨星、王仁三郎と岡本天明(日月神示)の明かされざる真実!

●世界支配者層は、「貨幣=金こそが、世界のすべての機構を動かし、私たちの生活を支え、すべての生産物と交換できる等価の絶対的社会信用である。貨幣こそが、私たちの生存を保障する唯一の手段である」と長い時間をかけて人類を洗脳し、金(貨幣価値)により人類を呪縛し続けてきた。

●王仁三郎は「ユダヤ神殿=ユダヤ拝金国家=国際金融財閥支配の世界」の崩壊神劇の土台を築く神業を行っていた!

●岡本天明は、その土台の上に「ユダヤ崩壊のひな型神業」を行っていた!「ユダヤは神の選民で、艮(うしとら)の金神(世界を立替える神)が道具に使っておられる。ユダヤは悪に見せて善をやるのや」(王仁三郎)

<ユダヤ神殿の焼失と再生――火の洗礼を受けて崩壊するユダヤ金融財閥>

・「月の宮」が、建立され約3年5ヶ月を経た1998年3月23日、「日の宮」は、突如して失火により宮続きの道場、隣の天明書画の展示室とともに紅蓮の炎に包まれ全焼し崩れ落ちた。

 この全焼は何を意味するものなのか?

「日の宮=極宮殿」は、拝金思想に満ちたユダヤ神国の神殿の雛型としての霊的位相を封印していたが、1994年法人名を「ひかり教会」より「至恩郷」へと変更し、初めて「シオン」の名を公的に登記刻印して、再びシオンの丘で、ユダヤ神国の神殿(黄金万能神を祭神とする拝金宗の神殿)としての位相の封印を解いた。

 しかし、ユダヤ黄金神の御神体はすでになく、実体のない外枠のみの皮相的な拝金宗の雛型神殿として復活した。

<シオンの丘に鎮座する「太日月地大神」――ユダヤ黄金神から天地宇宙の主神へ>

・目次代わりといっては何ですが、以下本書から記憶に残った王仁三郎さんの印象的な言葉を書きだしてみることにします。(「」は王仁三郎 ▲は私です)。

 

・王仁三郎さんは1871(明治4)年に生まれた人です。亡くなったのは1948年ですから昭和23年です。そのことをぜひ念頭においてお読みいただければ、王仁三郎さんの予見力が尋常なものでないことが分かるでしょう。また王仁三郎さんは生前「わしの言ったことは100年経ったら分かる」といっていたそうですから、まだこれから分かってくる部分というのもあるかもしれません。

・「いよいよ宇宙人一切の完成の時期になったのであるから、その過度時代に住する人間の目からは、地上一切のものが破壊され、滅亡するように見えるのである」

▲まさにこれから起ころうとしていることを大局的に的確に捉えているように思います。

・「経済の根本改正なさざれば、地上の国はほろびゆくべし」

▲資本主義のシステムは不完全なものなので早晩終わりを告げ、新しいシステムに変更せざるを得ないでしょう。このことは私が20年前から言い続けてきたことと同じです。

・「皇道経済実現には、第一に自給自足の経済ブロックを創設することである。山陰ブロック、山陽ブロック、四国ブロックなどなどで、ブロック圏相互に有無相通ずることである。だんだん大きくして日本ブロック、それからアジアブロック、アメリカブロック、エウロッパブロック、アフリカブロック、オーストラリアブロック。北米ブロック、南米ブロックと大きな経済ブロックを創設して大きなブロック相互の有無相通によって、全地球の自給自足経済まで拡がって行くことが神の経済経綸である」

▲ 自給自足の地域独立型定住圏の構築は、LEAP/2020、ウェブボット、コルマンインディックス、日月神示などさまざまな権威ある予測機関の長期予測で一致することを、ヒカルランド刊の何冊かの本をプロデュースすることで伝えてきました。

・「日本は充分、天産自給の出来る国なのである。しかし、外国の物を使っていてはできぬ。日本の物だけ使わなできぬ。国によっては天産自給のできぬ国もあるが、日本には何でもあるから出来るのである」

▲日本はエネルギーさえも自給できます。聖書の暗号の解析にもあるように日本はメタン・ハイグレードの豊富に存在する国。これを活用するだけで、エネルギー自給も可能になってきます。

・「王仁は都市は十万になると言ふとるのでや」

▲戦後の高度成長期の真っ只中を暮らしてきた人たちにとっては、この予言はナンセンスなものと捉えられたことでしょう。現在においてもたとえば東京をちょっと出た埼玉県の川口市でさえ、50万人です。王仁三郎さんはこうした十万都市が世界のあちこちに出来て、自給自足の田舎的経済圏といったり来たりするようになると予言しています。これはしかし今後のみろく(ミロク)の世のあり方とは一致する方向性です。

・「国家の大本は百姓をせねば総ては固まらぬ。一切のものは、工業でも商業でも農から始まるのだ、百姓は造化の神と一緒に働いとる。農業をやっていると、耳で聞かず口で教えられない教訓を受ける。だから学問に伝われぬ教育を受けとる。農をやれば政治もわかれば何でも凡てが分かる」

▲私も農家の出です。大学も農学部を出ました。幼少より家業を手伝って育ちましたから、これは実感としてよく分かります。

・「機械文明はあまり発達するとかえって悪いから、五六七(みろく)の代になったら発達をとめる。需要丈を生産する様にする。機械文明が発達し生産過剰になって来て、そのため工場労働者は朝から晩迄働かなくともよくなる」

▲需要だけを生産することはPOSシステムの導入などですでに実現しています。いま働き口が縮小していることもこれと関係あるように思います。

・「みろくの世には工業家は造ったものを米と替えてもらうので、今までのように大量生産でなく手で役に立つものを作るようになる」

▲まさに実物経済です。天変地異などが予想される今後の世界ではこうした実物=食物とリンクしたシステムしかないように思います。紙幣もゴールドもバーチャルな金融も喰べることはできません。当たり前のことが忘れられてきたように思います。個性ある工業生産物への転換も日本人が一番得意とするところです。

・「みろくの世になっても通貨はあるが、一人十万円だけしかもたせぬ。それ以上は引き上げるので引き上げられる前に献上するようになる。(神界の神人の身魂は、その霊能の活用如何の優劣により)181階級になるが上がることは出来る」

▲これは昭和19年の言葉。このときの十万円が今のどのくらいの価値になるのか。またこの先の十万円がどれくらいの価値になっていくのか、見極めは難しいですが、今のようにお金に依存しなくてはやっていけない社会から、そうでない社会に変わっていく方向は間違いないと思います。身魂の分別もオーラなどを見ることによって、すでにある程度できる人が私の周りに多く現れています。

・「今までの文明はラジオ、船、飛行機(交通、通信機関)だけは残る。他は立替の時に、皆なくなってしまうのが立替や」

▲軍事兵器の類はやはりなくなるでしょう。みろくの世にすでに生きていると思われるヒマラヤ聖者たちの生態をみれば、人間そのものが特殊な文明の利器です。

・「中空を翔ける飛行機、飛行船はすでに廃物となり、天の羽衣と云う精巧無比の機械が発明され、汽車は宙を走って1時間に5百マイルという速力だ」

「みろくの世には飛行機よりももっとも良いものが出来るからだ。今の飛行機みたいにあんなことをしないでもよいようになる」

▲航空力学的に見ても飛行機がなぜ飛ぶのかということは証明できていないということを聞きました。

・「電気なるものは、宇宙の霊素、体素より生成したものであるが、その電気の濫用のために、宇宙の霊妙なる精気を費消すればするだけ、反対に邪気を発生せしめて宇宙の精気を抹消し、ために人間その他一切の生物をして軟弱ならしめ、精神的に退化せしめ、邪悪の気宇宙に充つれば満つるほど、空気は濁り悪病発生し害虫が増加する。

 されど今日の人間としては、これ以上の発明はまだ出来て居ないから、五六七神世出現の過度時代においては、最も有益にして必要なものとなって居る。モ一歩進んで不増不減の電気を以て電気電話に代へるようになれば、宇宙は忌はしき邪気の発生を防ぎ、至粋至純の精気に由って、世界は完全に治まって来る」

「また宇宙には無限の精気が充満してあるから、何程電気を費消しても無尽蔵である。決して、無くなると云う心配は要らぬ。また一旦電気濫費より発生した邪気も宇宙無限の水火の活動によって、新陳代謝が始終行はれて居るから大丈夫である」

▲王仁三郎さんは現在の電気について、人の霊性を乱すものと見ていました。原子力などの火の文明を突き詰めれば人類文明が崩壊すると予言しています。それにかわるものがあることをきちんと分かっていました。それがフリーエネルギーといわれるものなのでしょう。私の知人にはこの研究に半生を捧げている人がいます。すでに入力に対して3倍の出力を得られる装置が完成しています。理論もしっかりしています。残念なことに近々アメリカにおいて実用化されるようになりそうです。

・「神世になれば人民の寿命も長くなるぞよ。世界中勇んで暮らすように成るぞよ」

「人の寿命はみろくの世になれば、五百歳、四百歳、三百歳、二百歳、百二十歳が最低となる」

▲日月神示「三万年の昔に返す、三十万年かもしれないぞ」といっています。太古の時代、ムーやアトランティスという良質の先史文明があったような気がします。その報告を信じるならば、寿命はだんだん短くなってきたようです。特にレプティリアンという爬虫類的異星人の人類への介入後、寿命は極端に短縮されてしまったようです。

・「霊界は想念の世界であって、無限に広大なる精霊世界である。現実世界は凡て神霊世界の移写であり、また縮図である。霊界の真象をうつしたのが、現界、即ち自然界である。故に現界を称してウツシ世と言うのである。たとえば一万三千尺の大富士山を僅か二寸四方位の写真にうつしたようなもので、その写真がいわゆる現界即ちウツシ世である」

「またこの現界と霊界とは相関連しておって、いわゆる霊体不二であるから、現界の事は霊界にうつり、霊界の事はまた現界にうつり、幽界の方も現界の肉体にうつってくる」

「霊界の立替へ済めば現界は自然に一切立替はるなり」

▲今隆盛のフラクタルの概念そのものです。その大元は神霊界にあるといっています。神霊界とこの世の現実は写し鏡であって、相互に影響を与えながら相互共に進化育成していくというのが、王仁三郎さんの唱えた雛型理論です。さらに王仁三郎さんはこの雛型理論を実践の場、つまり神霊界の姿をこの現実界に移写するための雛型神劇を演じていたということです。壮大なSF小説のような話ですが、よく理解できます。

・「日本は世界一切の中核である。文芸・宗教・教育・その他あらゆるものの枢府である。熱帯に枕し、寒帯に脚を延ばし、あらゆる気候、あらゆる土質・風土の凝集地である。即ち世界一切の小縮写である。世界の典型である。否、世界万邦の中つ国として、万国統治の中府である」

「地球は天球の縮図である。しかして日本国は地球の縮図である」

「人間は神の容器として宇内経綸の天職がある。殊に日本人の使命は重大を極め、世界の安否、時運の興廃、悉くその責任は日本人に係るのである」

「天賦の霊魂を磨き、天下独特の霊智霊覚によりて、天然造化力の利用開発に努めると同時に、他方においては天賦の国の徳、人の徳を発揮することに努め、そして立派な模範を世界中に示さねばならぬのである」

「日本国の使命を知れば、一切の宗教が蘇生するし、日本国の使命を忘却すれば、一切の宗教は滅亡するのである」

▲少し前までこんなことを言えば、皇国史観の復活? 右翼? 戦前の軍国体制を髣髴するとして一蹴されたでしょう。しかし、東日本大震災を経た今、日本人の中にも驚きが湧き上がりましたが、とりわけ世界中の国々では日本人の大衆といわれる人たちの中には、輝き廃れることのない心性が宿っていることが分かりました。日本は今、原発の問題もあって、国難ともいうべき未曽有の危機のさなかにありますが、地球の縮図としての日本と日本人の自覚を復活させるまたとないチャンスでもあるようです。

0コメント

  • 1000 / 1000