ところが、なんとUFOの出現は、この光についての現代物理の公式をもってしては、絶対に説明できないのである。(1)

(2023/1/31)

『UFO原理と宇宙文明~21世紀科学文明への展望~』

太田竜   日経企画出版局 1991/6/1

・人類自滅の主犯は、収縮と破壊の現代物理学である。このまま進めば、現生地球人類の滅亡は、きわめて近い。UFOと先進宇宙人は、地球人が、宇宙創造の物理的エネルギーに目覚めることを待ち望んでいる。UFO科学革命を断行し、地球維新にむかって前進しよう。

<はしがき>

<21世紀への解答がここに出現した>

・地球人類は、いま、自滅か、超人類・真人類への進化か、そのどちらかを選択する分岐点に立っている。二つに一つである。

 本書は、全人類にこのことを警告し、その因縁、由来を説き、超人類・真人間に進化して、UFO宇宙文明の仲間入りをする道を、詳しく解明する。きわめて重大な使命を持つ本である。

・それこそ、1717年に英国で創立された近代フリーメーソンであり、19世紀初めに成立した国際ユダヤ・ロスチャイルド財閥が、このフリーメーソンの中核を掌握した。

 ロスチャイルド財閥は、のちに、アメリカに、モルガン・ロックフェラー財閥という出店をつくり、この陣立てで、地球支配の超国家的な陰の世界政府をコントロールしている。

 明治維新は、実は、英米仏オランダの政府を動かした、ロスチャイルド財閥の演出によって、たくみに変質させられた、と私は見ている。

 地球破壊と人類滅亡の、本当の主犯、その首謀、元凶は、国際ユダヤ、ロスチャイルド=ロックフェラー帝国である。

<宇宙人は、地球人を見守り育てて来たのか>

・ヨハネの黙示録に、詳細に予告されている、終末の時が目の前に来ている。黙示録によれば、終末期の大艱難は、また、新しい再生の時である。

 それは、試練を通り抜けて、真人類が誕生するプロセスを暗示している。真人類に進化し、一人前の宇宙人の仲間入りをするか。もしそれに失敗すれば、現生地球人の寿命は間もなく終わりを告げる。大詰めの時が来たのだ。

<異星人がエジプトのピラミッドをつくったのか>

・ここから引き出される、唯一の合理的結論は、UFOは、太陽系以外の星から来た異星人の乗りものであり、彼等の文明は、現地球人よりははるかにすぐれており、先へ進んでいるに違いない、ということである。

 そうすると、現地球人の国家としては、ただちに、異星人からの侵略の危険、異星人によって地球が征服される差し迫った危険があると、考えざるを得ない。それが、彼等の流儀だからだ。

<聖母マリア出現の意味>

・現在、キリスト教徒の間に現れる、聖母マリアは、人類が改心しないので、天の父は大いなる罰を人類にくだす、そしてその日は切迫している、と警告しつづけているという。

・アダムスキーによると、宇宙人は、地球人の「悪」について、次のように説明した。

① 地球は、多数の太陽系から、罪人、始末におえぬ厄介者たちの追放場所として選ばれた。

② 彼ら(追放された罪人たち)は、互いにエゴを主張して敵対し、ついに今日のようなありさまとなった。

③ 私たち(宇宙人)は、地球の兄弟たちを救うために、使節を送りつづけた。救世主として知られているのはこのひとびとである。しかし、彼らは殺された。

④ こうして、地球は最低の惑星となっている、と。

<終末の時が来た>

・宇宙人の目算に、百パーセント、絶対の確実性はあり得ない。つまり、地球人が、成人式の試練をくぐり抜けられる、絶対の保証はない。

 この試練の中で、地球人が死に絶えてしまうケースもあり得る。それを、天の父の与える罰、と、聖書は言う。

・黙示録によると、イスラエルとその周辺を舞台として、世界最終戦争(ハルマゲドン)が戦われることになっている。

<UFOと、ロスチャイルド、ロックフェラー帝国、国際ユダヤの大謀略>

・闇の中の世界政府は、人類と地球を、どこに導こうとしているのか?「人間の魂は不要、1枚のレーザーカートそのものが人間になる、という、電子身分証明書の時代がくる」

 黙示録に預言された反キリストは、国際ユダヤ、秘密結社フリーメーソンとしてこの地上に現れた。地球を食いつぶし、宇宙にむかって侵略を拡げる。宇宙侵略の悪魔の帝国主義。これが、闇の中の世界政府プログラムだ。

<ケネディ暗殺の謎を解く>

・UFOは実在するかしないか。

 そんな議論は、すでにはるか過去のことになってしまった。毎日、何百機ものUFOが地球に飛来している。1年に、10万機にも及ぶ。

・それからただちに米国政府首脳は、このことを、「超極秘情報」に指定した。

 同時に、彼らは情報かく乱工作も行ない、UFOをお茶らかし、笑い話とし、UFOをおとぎ話にしてしまうイメージづくりも行なって来た。

 しかし、その背後で、彼らは、UFOの技術を独占し、それによって彼らの世界支配を実現する謀略を推しすすめて来たのだ。彼らの立場からすれば、そうするのは当り前だ。

・三島由紀夫は「美しい星」という中篇小説で、宇宙人と地球人の関係を書いた。これはすでに30年以上も前のことだ。

 ここに、地球人に化けた、悪い宇宙人と、良い宇宙人が出てくる。悪い宇宙人は、地球人に敵意を持ち、地球人を滅ぼそうと企図している。良い宇宙人は、地球人を救おうとしている。

 当時、こんなテーマをまじめにとり上げたのだから、さすがに三島は時流を超えていた。

 けれども、その頃、UFOに関する、米国、その他の政府の情報秘匿は完璧であったから、三島の「美しい星」が、ひどくおとぎ話風になるのも已むを得ない。

・驚くべき文書が出て来た。それは、米国市民、ミルトン・ウィリアム・クーパーの「米国政府に対する告発状」である。

・その内容は、実に、驚くべきものである。

 米国政府は、議会の承認なしに、異星人国家と秘密協定を結び、この協定にもとづいて、米国の土地をこの異星人国家に供与している。そしてこの異星人国家は、米国市民の人命、財産、家畜を奪うなど、米国民に対して戦争を仕かけている。

 ゆえに、米国政府が、殺人罪、及び米国民と憲法に対する反逆罪を犯していることを、クーパーは告発する。

 更に米国政府は、これらのことを暴露しようとする愛国者を殺害、監禁するなどをしている。

 この犯罪の当事者は、1953年以降の、米国大統領、副大統領、CIA長官、閣僚の一部、マジョリティ12、ジョイソン・ソサイエティー、その他であり、これらの人々を、殺人と反逆によって告発する。告発人であるクーパーは、その証拠を握っている。云々、というのである。

・なぜ、米国の真の支配者たちは、ああも急いで、あのときに、ケネディ大統領を始末しなければならなかったのか。

 最近あきらかにされた情報によれば、実はケネディは、まさに、UFO実在の事実を公表しようとしていた。そしてそれを、なんとしても阻止しなければならなかった、陰の政府が、非常手段として、ケネディを消したのだ、という。

 その背景を明らかにしたのが、前出のクーパー文書なのだ。

<対異星人戦争のプログラム>

・「月が、実は、異星人のつくった宇宙船であり、1万3千年ほど前に地球のまわりを回転する軌道に乗せられた」という、奇想天外な仮説が、ソ連の二人の科学者によって提出されているという。

・米ソ政府は、1950年代に、月が異星人によって占領されていることを知り、この月を基地として、UFOが地球に飛来していることを認識したのであろう。

・この情報は未確認であるが、公開報道された事件としては、1948年1月7日、米空軍マンテル大尉機が空飛ぶ円盤を追跡中に死亡、という記事が、全米の新聞に掲載された。

 このマンテル大尉機は、「UFOを見たら撃ち落とせ」という命令にもとづき、このUFOに発射したが、発射しようとしたところ、逆に、自機が空中分解して、同大尉も即死している。

 このときのUFOは、巡洋艦ぐらいの巨大飛行物体であった、とされている。

 このあと、米軍は、「未確認飛行物体を見たら直ちに追跡せよ。だが、敵対行動が認められた以外、決して撃ってはならない」と、命令は変更された、とある。

UFOには、前記マンテル事件のような、巨大母艦と、小型の偵察機らしきものと、二種類が観測されている。

<「第三の選択」恐るべき最後の大謀略>

・新約聖書の、最大にして最後の謎は、ふつう「空中携挙」と呼ばれている「事件」であろう。

 これは、最後の審判のとき、神の裁きによって地球の人類は全滅にひとしい打撃を加えられる、そのとき、天から、なにものかが救いにやって来て、神の選民たちは空中に挙げられ、安全なところに置かれる、それからすべておさまってから、再び地球に戻されて、地球を治める、というストーリーである。

・その最たるものが、ニューメキシコ州のカートランド空軍基地のとなりに住む、物理学者ホール・ベネウィッツ博士の証言である。

 彼の言うには、1979年、秘密地下基地(ダルシィ基地)で、異星人が、人間を誘拐して、強制的に遺伝子工学的実験を行っていること、そして米国政府がそれを支援していることを発見した。

 異星人は、すくなくとも2千人はそこにいた。基地は、地下7層に分かれており、米国人作業員は、6、7層に立ち入ることを許されていない。そこでは、日頃、不気味な実験が繰り広げられている。

「足が複数あるタコのような人間、超巨大な爬虫類、赤ん坊のように泣き叫ぶ毛むくじゃらの生物、……コウモリに似た人間」。

「異星人の真意がほぼわかってきた。彼らは生き残るために人間や家畜を利用しているのだ。………政府は、すでに異星人撲滅作戦を展開しはじめていたのだ」。

<「悪魔がこの世を支配する」その名は………>

・ヨハネの黙示禄には、この世の終わりのとき、反キリスト、すなわち偽メシアが現れる、と記されている。

 この反キリストは、エルサレムの地から世界の王として君臨し、人類を破滅に導く、そして、そのあとに、真のキリストが再臨する、とされる。

・日本人は、聖書をひとつの教養として、ためになる知識としては、大いに尊重するが、黙示録については、他愛もないおとぎ話程度のものとしか考えない。

 従って、こうした日本人の心理を反映して、日本の各界のリーダーたち、とくに、選挙で選出される政治家たちは、黙示録など、頭の片スミにもない。

 けれども、全世界に約15億人の信者を持つ、ユダヤ、キリスト教世界では、そうではない。なぜなら、それは「聖書」であり、神の言葉だからである。

<宇宙文明への開幕>

・地球人は、宇宙人の連盟に加入すべき時点に来た。地球を、宇宙に向って開国、開星しよう。先進宇宙人に対する敵意、敵対行動を停止せよ。大いなる罰が、20世紀の後半に、神に反逆した全ての人類に下る。サタンは国家のトップと科学者を支配している。最後の審判が始まるのだ。

<成人式の試練を、人類は越えられるか>

・一体、この、神秘的なファティマの奇跡の全構造は、なにを物語っているのだろうか。その第一前提は、地球外の異星人の文明からの、地球人へのメッセージである、ということである。

 そして、第二に、この異星人は、現地地球人よりもはるかに進んだ文明段階である、としなければならない。

 第三に、彼らは、地球人の状況を、よく知りつくしており、そして、その前途がきわめて危ない、と見ている。そして私たち地球人に針路を変えるように、忠告し、勧告しているのである。

 これが、空から降りて来た、ファティマの聖母の三つの意味するところである。

・直径1キロのUFOとなると、いまの人間のテクノロジーでは、どうやってつくる、どうやって宇宙を飛ぶのか、想像を絶する。海に浮かぶ米国の大型空母も、長させいぜい2、3百メートルに過ぎない。そしてそこには、数千人の軍人が乗り組んでいる。

 母艦UFOには、1万人とか、2万人とかいう規模の異星人が乗り組んでいても不思議ではない。そして現地球人のUFO学は、すくなくとも6種のタイプの異星人を識別している。すなわち、①グレイ(灰色)、と呼ばれる人種。②ラージノーズ・グレイ(大きな鼻を持った灰色人)。③ブロンドの髪をもつ人種。④プレイアディマン人(プレアディス星団に住む)。⑤ヒアデス人。⑥プロオキオン人。

<サタン(悪魔ルシファー)とは何者か>

・コンノ氏は、「残された手段は、UFO情報公開運動であり、一握りの獣たちによって握りつぶされているUFO情報の全公開を早急に実現させることである。それによって未来を見失い混迷の極にある人々の意識は、必ず良い方向に転換できると筆者は信じている」と提唱している。

・コンノ氏は、陰の世界政府は、異星人問題を、世界統一政府の樹立のためのテコとして利用してくるのではないか、という観測を打ち出している。

 これはあり得る。そして、この観測は、より真実に迫っている。

 異星人を敵として位置づけ、異星人の脅威を前面に押し出すことによって、世界統一に、大きく前進しよう、というのである。

・ここで「世界統一政府」と言われるとき、その中身はどんなものとなるのだろうか。

 その核心、その枢軸は、世界統一通貨の創造であり、この通貨を発行する世界金融機関の設立であろう。

 しかし、更にこれを究極まで押しすすめると、コンピューターと総背番号制度によって、全人類を完璧にコントロールするシステムである。

・そして、黙示録では、この刻印を押させる者は、反キリスト、悪魔(ルシファー)の子である。

 この反キリストが、世界を統一する独裁勢力を確立する。右の刻印は、この独裁体制のための手段の一つであるというのだ。

 この反キリストによる世界支配が完成されたあと、イエスが再臨して最後の審判が行なわれ、人類はあらかた滅亡する。そして、それから、となるのである。

 

・キリスト教徒とは、イエスの再臨と、最後の審判、救済を信ずる者である、と定義されている。

・聖書の預言には、悪魔(ルシファー)が不可欠の役者として必要である。

 そして、この悪魔は、神に反逆して天国を追放された堕天使である、ということになっている。

 この堕天使の悪魔が、人間を誘惑して、神に反逆させたという。

 異星人が介入しているとしたら、この悪魔は、一体、どんな風に説明され得るのだろうか。

 なにしろ、悪魔は、聖書の冒頭(創世記)から、末尾のヨハネの黙示録まで、出ずっぱりで登場する主役である。

 悪魔が居ないと、聖書のストーリーは一歩もすすまない。

 とどのつまり、悪魔が全世界を征服するところまで行かないと、神の計画は現れることが出来ない、という組み立てになっている。

 従って、キリスト教は、それと正反対の悪魔の宗教の存在を必要とする、ということも言える。これでは、どこかおかしいのではなかろうか。

・私には、悪魔の正体は、人類の貪欲、人類の強欲であるように思えるのだが。そして、この人類の貪欲は、1万年ほど前の、いわゆる農耕牧畜革命と共に、ふくれ上がり、制御不可能な化け物に成長した、と見ている。

<最後の審判――ドゥームズ・ディ――>

・新約聖書巻末のヨハネの黙示録は、終末と、神の審判と、至福の千年王国の出現についての預言を記録している。

・ローマは、人間がつくった国家社会システムの中の、最悪なものの一つである。キリスト教も、ユダヤ教も、イスラム教も、ローマ帝国の存在抜きには考えることは出来ない。ヨハネの黙示禄の主題は、神が、必ずや、このローマ帝国という大悪魔を罰し、滅ぼされるであろう、という預言である。

 しかし、ローマは、しぶとく生きながらえ、中々滅亡しなかった。

・東ローマ帝国が、イスラムに滅ぼされたのは、実に、17世紀のことだ。ローマ帝国再建の企図は、ついに、1992年の「ヨーロッパ統合」として結実した。

 そして、このヨーロッパ共同体は、ローマ帝国の分家としての、米国、ソ連とも統合した。

 「ローマ帝国」はいま、不死鳥のようによみがえったのである。

・この新版ローマ帝国は、NATOとWATO(ワルシャワ条約機構)の合体によって、いま、姿を現した。

 これこそ、ヨハネの黙示録に登場する反キリストであり、大悪魔である。

 しかし、1世紀末に記録されたこの黙示録には、ユダヤ教と、イスラム教が現れない。仏教や儒教、道教については別としても。

・ローマ帝国の問題性は、ともに天を頂かないはずのキリスト教を変質させ、このニセモノと化したキリスト教を国教とした、というところにある。

 これによって、キリスト教会は悪魔の棲み家となった。キリスト教会はアンチキリストの総大将となった。これが、キリスト教会千九百年の歴史である。

・イスラム教は、この、悪魔の大軍団のキリスト教会に対する改革者として登場している。それゆえ、その教団の組織は、キリスト教と比べると、次のように、きわ立った相違がある。

(1) まず、キリスト教における、聖職者とその官僚的階級制が存在しない。つまり、唯一絶対の神アラーと、信徒の間に、媒介機関がない。信徒は、アラーの前で平等である。

(2) 「ウンマ」(信徒の共同体)の中に、聖と俗が合流しており、イスラムはその両方を指導する。

(3) イスラム化した地域でも、ユダヤ教徒とキリスト教徒は、一定の条件さえ満たせば生活できる。つまり、宗教的寛容性がある。

 しかし、このイスラムにも、マホメットの死後しばらくすると、変質と腐敗がしのび寄る。ここから、原始イスラムの精神に回帰しようするシーア派が生まれる。

・ヨハネの黙示禄に現れるアンチキリスト、この世を統治する大悪魔は、19世紀に、7つの海を支配する大英帝国と、それを主軸とする白人資本主義陣営としてお目見えした。

・ハルマゲドン、とは世界最終戦争が行われるはずの土地の名である。

 この世界最終戦争は、米ソの全面核戦争を内容とする、第3次世界大戦を意味する、と、長い間、解釈されていた。

・人類の大半が死滅するようなハルマゲドンは、別のかたちで発生するようだ。

 それは、人類の、地球に対する全面侵略戦争と、地球の側の人類に対する報復、となるのではなかろうか。

 そして、ハルマゲドンの前段階は、人類の側が、大悪魔すなわち、欧米日本帝国主義によって統一され、彼らによって世界政府が組織され、この世界政府によって地球が収奪しつくされることを意味している。

 それゆえ、この世界統一政府の裏側が、地球生態系の崩壊であり、ハルマゲドンの結論、すなわち、人類の滅亡である。

 つまり、終末の直前に、必ずアンチキリスト、大悪魔が、この地上に、完璧な世界支配者として君臨しなければならない。

<宇宙は生きている、という物理学>

・宇宙は生きていることは、いま、物理学的に解明出来た。この科学的真理に目覚めることが、真人類への進化と、地球維新断行のキーワードだ。現在物理学は、死態系の科学だ。それは、人類と地球を、必然的に、死と破滅に導く。

<宇宙物理学の革命へ>

・宇宙論、宇宙物理学の最新の成果は、「宇宙は生きている」という事実を示している。

・牧島象二氏は、エントロピー的の不可逆的増大の熱力学第二法則が、この宇宙の不動の真理であるという現代物理学に真正面から異をとなえている科学者です。彼は、反エントロピー的な自己組織系に、①宇宙系、②生物系、③人文社会系、④思考系の四種がある、としています。

 これは卓見であり、大いに評価できるのですが、肝腎かなめのところで古い在来の科学、物理学にとらわれています。

 自己組織系の第一は宇宙ですが、その自己組織性の主導的力を、「重力・核力」である、としているのです。もちろん、これは牧島氏が、今日の物理学の定説を、そのまま受け入れているだけのことなのですが。

 牧島氏は、「重力の不思議」を言い、重力に対して斥力を考えるべきではないか、とも書いています。

 実際、宇宙物理学の中には、斥力の存在を仮説として出している人がいるのです。しかし、問題は、この斥力が現代物理学の観測にひっかからない、ということなのです。

<科学革命が日本で始まった>

<宇宙の生態系と死態系>

・ルネッサンスに始まる現代欧米科学の結論は一体なにか。

 いまとなっては、地球上のすべての人びとがそれを知っている。すなわち、全面核戦争による人類と地上の生物たちの一挙の絶滅か、あるいは環境破壊によるゆるやかな生命の絶滅か、という二者択一である。

 この科学を武器としているという点で、資本主義も共産主義も、まったく同罪である。

<サタン=悪魔としての現代科学>

・しかし、さらに重要なことは、この数千年来、古代オリエントを中心として生まれた国家文明の肥大化と共に、地球上で、死態系へ向かう悪の力が日ましに、年ごとに強大化してゆくこと、この傾向に対抗しなければならないこと、このことがあらゆる種類の宗教によって説かれて来たということである。

 ルネッサンスに始まる現代世界の根本的特徴を一言で要約すれば、神を殺した、ということである。「無神論」ということばは、すぐれて近代西欧の独自の産物である。

 神を否定し、神を殺すということは、生態系のエネルギーを切り捨て、死態系のエネルギーのみを公認し、それを肥大化させ、加速させるということである。まさにこれを、近代西欧の科学と資本主義はやってのけた。そしてマルクス主義、共産主義は、それをもっと純化させ、極端化させたのである。

<元素が生命を創るエネルギーの発見>

・それでは、宇宙の始原を、物理学的に考えるとどうなるか。

 ここに、二つの方法論が可能である。すなわち、

① ミクロから問題に接近する方法。現代物理学では、「素粒子論」という。

② マクロから見てゆく方法。これは、宇宙物理学、天文学、天体物理学、といわれる。

坂元邁氏の「マイナスの科学」は、前者、ミクロ的方法であり、今野健一氏の「空間物理学」は後者のマクロ的方法である。

 坂元氏のミクロ的方法では、次のように説明されている。

 宇宙の根源は、宇宙膨張エネルギー(生命)と、宇宙収縮エネルギー(死滅)の二元である、と坂元氏はいう。

 前者に、「万有斥力」という名を与え、後者に、「万有核力」という名を、坂元氏は与える。

<空間こそ自然の究極のエネルギー源>

・周知のように、現代物理学の基本的公理、土台の土台ともいえるものに、超光速不可能、及び光速不変、最後に宇宙空間(もちろん真空)に光の波を媒介する物質エックス=エーテルは存在しない、というテーゼがあって、これは1887年のきわめて有名なマイケルソン・モーリーの実験に前後して、確定的な真理として公認されている。

 現代物理学は、光についてのこれらの公式の上に成り立っていて、それが崩れると、全体系が瓦解する。

 ところが、なんとUFOの出現は、この光についての現代物理の公式をもってしては、絶対に説明できないのである。

 UFOは地球外知的生命体の操縦するのりものであると推定されるが、これは太陽系の外からやって来ていることは間違いない。そうすると、こののりものは、我が太陽系の属する銀河系の他の恒星系を基地とするものか、あるいはさらに我々とはべつの銀河系から発達したものか、どちらにしても、光速を超えるスピ―ドで星間を移動しなければならない。

 そしてここで、現代物理学は、ハタと行きづまる。

<科学革命を通じて万類共存の地球へ>

・専門のアカデミズム科学者と、その集団、既成組織はすでに腐り切っているのであって、そこから新たな革命への動きが出て来ることを我々はなに一つ期待できないし、期待すべきでもない。

 

・私たちの科学革命(こんどは生態系の科学の再興と構築となる)もまた、既成アカデミズムとはべつのところで、純然たる民間、在野のアマチュア科学研究者によって始められ、実行されるはずのものである。この過程で、反省し、徹底的に自己批判した既成の死態系、サタン系、悪魔系、人類滅亡の死刑執行人的科学者たちがこの科学革命の道に合流することは、もちろんあり得ることであり、歓迎すべきことでもあろう。

<人類は宇宙人へ進化できるのか>

<宇宙時代の入り口に立つ地球人類>

・これらのUFOの発進基地、母港が、太陽系の内にあるとは考えられない以上、それは我々の太陽系の外の恒星系から来ると考えざるを得ない。

<人類の宇宙観の変遷>

・それは、太古の天地創造の神話の中に、はっきりと区別される二つの型が現に存在する、ということである。すなわち、

① 宇宙は、夫婦二神のまぐわいから、母神によって出産された、生み出された、生れた、という神話解釈の系統と、

② 宇宙は、父なる神、男性の唯一の神によって創造された、という神話解釈の系統と、この二つである。

あまねく、知られているように、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの一神教は、後者の唯一の男性神による天地創造の神話から出発している。

<UFOの物理学>

・ところが、地上で観察されているUFOは、人間が現代の物理学で理解しうるかぎりでは、それを動かして星間飛行を行わせるエネルギー源を発見できない。

 UFOを動かしているエネルギーは、一体どんなものなのか。恐らくはこの問題を解くことこそ、現在の地球人類にとって、もっとも重要で、もっとも緊要な課題なのである。

 今野健一は、それは空間エネルギー、あるいは重力エネルギーである、と言う。そして、それを解くものが、空間物理学である、とする。

 このことを、常人が理解できる形で表現するなら、つまり、私たちの地球や太陽を動かしているエネルギーと同じものである、と言えよう。

・UFOを動かしているエネルギーは、つまりは、この天体を動かしているエネルギーと同じものと考えたらどうなるか。あるいは、UFOをつくり、運行している異星人は、この天体運行のエネルギーを発見し、それを応用している、と考えられないか。

 このようなUFOの物理学は、現在の地球人の物理学の延長線上にはないことだけは確かである。

<宇宙人への目覚めの新時代>

・宇宙人への目覚めは、とは何を意味するのか。それは、私たちが現在の地球人類の欠陥を自覚し、反省して、私たちよりも高度に進化しているであろう未知の異星人をモデルとして、そこに向かって自分自身を進化させることであろう。私たちのモデルはこの地上にはないのである。

<進化か退化か、それが問題だ>

・地上に現存する生物の種は、2千万種とも、1億種とも言われるが、これらの種の進化の歴史は、数百万年、あるいは数千万年の尺度でなければはかられない。

 しかし、ヒトの歴史は、もっと短い時間の尺度を必要とする。そして、時間が下るにつれて、進化、退化のスピ―ドはだんだん早くなる。加速度がついている。

 20世紀の百年は、どうやら人類史にとって、決定的な運命の瞬間としての定められているようだ。時の流れはこの世紀の1年ごとにますます早くなる。

<UFO文明へのこころみ>

<UFOをつくる50年計画>

・UFOを作る国民運動を始めることを、いま私は提起したい。

・最後に、私は、新憲法で永久に戦争放棄を誓約した日本国民が、積極的な国是として、地球の生態系の回復と、宇宙大生命体の公理にもとづく地球自治社会建設をかかげ、1億国民が団結して立ち上がることを提案すると共に、UFOをつくる50年計画を発足させることを呼びかけたい。

<未来のない現在の軌道>

・左右、保革がツノを突き合わせて争っていられるような時代は、とうの昔に終わっている。

 人類の自滅は、すぐそこまで来ている。

 全面核戦争による急激な滅亡か、それとも、日常的な環境破壊の緩慢な死滅か。どの道になろうと、私たちの現在の軌道に、未来はない。

<宇宙は私たちのふるさと>

・この意味では、私たちは数億年前に私たちの祖先が海から陸地に上陸したあの歴史的前進、或いは冒険に対比し得る時代、数億年に一度という歴史的試練の時代、地球の重力を超えてふるさととしての宇宙空間にさとがえりする時代に生きているのである。

 私たちのふるさと、宇宙へかえろう。これまで、この想いは人類にとって一つの遠い夢であった。

 しかし、現代は、この夢を実現する時代なのである。

<宇宙の根源的エネルギー>

・UFOをつくり、それに乗って宇宙旅行をしている異星人は、この究極エネルギーを発見し、応用しているのである。

 もちろん、米ソの軍部、政府当局者はUFO研究に力を入れており、UFOの動力は、重力コントロールエンジン以外にはなんとしても考えられないことを、とうの昔に気付いている。

<水と火を超える文明>

・私たちの祖先は、自然創造エネルギーの発見、応用によってヒトに成った。

・私たちは、この段階で、ようやく宇宙にびまんする無限の普遍的エネルギーの発見と応用の道に入る。そしてUFOの製作は、その応用の一つの結果なのである。

 そこで私たちは、地球の有限な物質に執着する現代文明のカベを超える。この執着から、人類間の相互絶滅的殺し合いの地獄が生み出された。

 この執着を個人的観念のレベルで克服しようとしても効果がないことは、すでに現実の人類の歴史の中で証明されている。私たちは実際にUFO制作に成功することによって、このカベを実際に越えようとしている。

<UFOを動かしている力>

・UFOをつくる、ということは、重力エネルギーを応用する動力装置をつくる、ということである。

 「重力コントロールとは、任意の方向に空間の歪曲を人工的につくり出すことである」

・これに対し、UFOのやり方は、より大きな重力(空間の歪曲)をつくることによって地球の重力エネルギーの方向を変化させることだと考えられる。

・つまり、私たちはUFOにおいて、人工の太陽、恒星をつくり、自由自在の軌道で宇宙空間を旅行できるようになる、というわけである。

<地球UFO計画のこころみ>

・UFOが地上近くを飛んだとき、地上の電気系統が機能停止した事実も、数多く記録されている。

 すなわち、UFOの地球重力より強力な重力の発射によってつくられた空間の歪み、独特の重力場の形成によって、地上の電気の流れが無力化されてしまったと解釈される。

・異星人=ETの操縦する乗りものとしてUFOについての全情報の公開と、地球人によるそのメッセージの意味の正しい理解のための計画。

・空間物理学以外にも、重力コントロールによるUFO製作計画のこころみは存在する。私たちは、これらすべてについて、十分な時間をかけて公明正大な学術的討論の場を準備する必要がある。

<真人類への進化のための真科学>

・真科学の模索へ。ここに、人類と地球の全運命が賭けられている。真科学の建設と応用へ、心なる人々の、総力を結集せよ!

 現代日本の生んだ天才的民間科学者、故坂元邁氏の業績を顕彰し、発展させることこそ、全人類の新生への扉を開けることなのだ。

 万有斥力の存在を、物理学界は承認すべきだ。収縮破壊系の真理のみを、唯一、探求すべき真理であると妄信する欧米主導の科学を、断固、のり越えよう。

日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ

コンタクティとチャネラーの情報を集めています。 森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

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