人間はそれぞれふたりの天使にまもられていると言います。ひとりは良い行い、もうひとりは悪い行いを促し、すべての言動はこれらの天使の命令によります。(3)
<月と火星からきて地球地下に停泊している「ファスト・ウォーカー」>
・ライリーの記憶によると、1988年に後半になって、上司が調査のために人工衛星の写真を持ってきた。その写真には、輝く物体が写っているだけだった。しかし、遠隔透視のセッションで、その物体には人間型の生物が搭乗していて、しかも核貯蔵施設の上空を浮遊していることがわかった。遠隔透視者のイメージによれば、この訪問者はこの貯蔵施設内の起爆装置がセットされている核弾頭の数をチェックしていたという。
・超能力スパイがこれらの飛行物体を遠隔透視し、出所を追跡すると、月の地下と火星からやってきていて、地球の地下で停泊していることがわかった。
<地球は「隔離」「禁輸措置」されている>
・「おそらく宇宙倫理の主綱領によって、いかなる惑星も、他の惑星がその自己破壊的暴力を抑制できるようになるまでは接触してはならないと規定されているのだろう。おそらく地球はその意味での隔離状況下にあるのだ」
<火星人は人間と地球で共生できることを望んでいる>
・時間が経つうちに超能力スパイは、遭遇する様々なタイプの生命体を区別するようになっていた。超能力スパイによると、これまで多くのエイリアン文化に触れてきたが、人間と関わりをもつエイリアンには三つの重要なグループがあることがわかったという。一つは火星での第三次の生き残りグループ。「実体的存在」で、外見は人間に似ていて第二のグループと手を組んでいる。第二のグループは小さな灰色の生物で、大きく輝く目をもち、元々は太陽系外からやってきた種族だ。この二つのグループは風変わりなテクノロジーを使って活動を展開していた。
・「グレイ(灰色エイリアン)」は生物だが、人間のような自己中心的意識はもっていない。人間よりもクジラやイルカに近い存在だ。この生物は何かしら人工的に作られたような感じもする。また「グレイ」は火星種族の救出と保護に一役買っていたことも示唆されている。
実際の火星人も「実体的存在」だ。まれにしか見ることはないが、地球を訪問してくる宇宙船のパイロットにも火星人が含まれているようだ。
・第三のグループは「エネルギー的存在」で、遠隔透視者の中には「超越者」と呼ぶ者もある。形態の「観念」のみを有する「エネルギー的存在」には形がなく、幽霊のような存在で、あらゆる手段、形、態様で顕在化できるらしい。異次元つまり我々の時間の外部にも存在する。どうやら任意の時間を選び、ひょいと姿を現すことができるらしく、異なる時間に出現し、同時進行で作業を進めることも多い。
・今でも火星人の宇宙船が引き続き宇宙空間からやってきては地中に消えてゆく。そして再びこの地下基地の発着用パッド上に現れる。こうした基地は待機用シェルターや、貯蔵庫、管制センターのようなものらしく、ときには海底にある場合もあるが、たいていは大洞窟に存在する。こうしたシェルターは火星にも地球にも存在し、そのほとんどは今後惑星規模で生じる大惨事に備えるものだ。
ある報告書によると、現在この火星人たちは人間に怒りを抱いているという。火星人は人間の文明が進化して、窮地にある火星人を手助けしてくれるようになるのを、何世紀も待ち続けている。
・また遠隔透視者によると、グレイは火星人を救う活動を続けているという。火星人は火星と地球に地下基地をもち、超越者である「エネルギー的存在」が監視している。三者が相互に影響し合っていることは明らかだ。
<宇宙全体を治める銀河連邦本部を透視する>
・1996年のインタビューで、この銀河系は、宇宙全体を治める七つの「連合本部」の一つに管理されているとボードンは語っている。そしてこの本部の様子を次のように描写している。「それはシュメール文明の神殿を彷彿させるもので、ワシントン記念塔のようなオベリスクがあり、それに続いて傾斜のついた長い進入路がある。イタリア大理石のような磨き上げられた白色の石で作られていて、台地の上の砂漠で囲まれている。内部には高い丸天井の部屋があり、華麗な彫刻や絵画、記号そして文字で埋め尽くされている。天上の中央部には証明があって、部屋にいる人物によってその色が変化するようになっている。昔懐かしいムードリング(訳注:はめている人の心の動きで色が変化すると宣伝されている指輪)のような感じだ。中央部の床には実際には祭壇ではないのだが、墓石あるいは供物台のようなものがあって一段高くなっている」
<7人の手になる「遠隔透視報告書」が示す驚愕的エイリアンの世界>
<●このテクノロジーは現在の地球に存在するのか?>
・UFOテクノロジーが確かに世界中で幅広く機能しているというのが、透視者の一致した意見だ。「そうです。確かに地球上に存在します」と一人の透視者が報告している。「エイリアンの基地を透視しましたが、一つの種族ではなく複数の種族が存在します。基地はエイリアンの居住区と宇宙船基地を兼ねています。地球の南北両半球の山脈内部に海底、湖底に存在します」「はい、存在します。実際にあらゆるところに存在します」と別の一人は述べ「空や山脈の内部、海底………そして複数の種族がいます」と報告している。
・さらに三番目の透視者は「そうです。私が見たのは………グレイではないが、人間に似た種族だった。エイリアンには複数の種族があって、この地球上に存在する。基地は海や山脈内の洞窟のような場所にあって、人間が作ったものかエイリアンが作ったものだ」。「はい。このテクノロジーは確かに地球上に存在します」と報告するのは四番目の透視者で、「そのテクノロジーが数千年前から存在したことが感じ取れます。ずっと長いこと存在してきたのです。エイリアンがこの技術をもたらしました。エイリアンはどこにでもいます」。
・五番目の透視者は「海洋や山岳地の巨大な洞窟、さらには砂漠のような条件のところや、森林やジャングルといった環境に基地らしきものが存在する。地球にですか?おそらく存在するとは思いますが、このことについてはまだ触れたくありません」と言っている。
<●地球の政府と訪問者との相互関係を、過去100年から将来の200年にわたって描写せよ。>
・さらにもう一人の透視者も、エイリアンと人間の指導者との会議の模様を透視している。この会議では来るべき地球物理学的変動について議論されている。
「この変動が地球に悪影響を及ぼすことになる、と話しているのは背の高いやせこけたグレイだ。このエイリアンによると、地球が太陽を2万5000回周回するごとに、空から巨大な岩石が降ってくるという。流星か小惑星のことを言っているに違いない。また、太陽系の惑星軌道と交差する惑星が存在し、このグレイによれば、これが地球をはじめとする惑星に、多大な問題を引き起こしているという。
・さらにこのホログラムは、小惑星帯の中には軌道から離脱して崩壊する小惑星もあることを示している。その中には地球に引き寄せられ、危ういところで地球からはずれるものもあれば、正面から激突するものもある………エイリアンは人々に何かを建てさせるように告げている――私の考えでは、ここでは人類の保護について話しているので、おそらく『シールド』のことをさしているのだろう。
・エイリアンは今地球の指導者たちにできることはそれほど多くはないと言い、現在の時点で重要なのは…………スーツ姿の男たちには聞きたいことがあった。どのくらい犠牲者が出ることになるか? その事態の備えとして何ができるか? ということだ。背の高いやせこけたグレイが再び話し始める。指導者とその部下のための地下施設を建造しなければならないと言い、しかも今現在住んでいる場所ではなく、山岳地や岩盤のある場所に建造しなければならない。その他の人々はどうなるのかと、スーツ姿の男たちが尋ねている。このグレイは、準備のできない者は死ぬことになると答えた。指導者の仕事は、人々にこの事態に対する準備をさせ、その手段を最小限にとどめる方法があり、その手法をグレイが提供すると言っている」
<●大使、技術者、警察とは何者か?>
・一人を除くすべての透視者がセッション中このタイプの存在に言及した後で、透視者たち自らが立てたのがこの質問だ。二人の透視者が大使の役割をするエイリアンをイメージし、地球以外の技術者が地球付近で作業しているのを二人が透視している。さらに二人がエイリアンの警察についても透視している。大使たちが多くのエイリアンの種族を代表し、会議を進めている。
・別の透視者はエイリアンの技術者のようなイメージを透視している。「この男は作業着を着ていて、背が高く身体全体が光り輝いているようだ………このエイリアンは他の者にエナージャイザーが適切に機能することが重要だから、すぐにテストするように告げている。さらに生命体は損傷をきたさないよう、エネルギー出力は慎重に調節しなければならないとも言った。この場所やどんなタイプのエナージャイザーのことをさしているのかはわからない」。さらに別の透視者はエイリアンの一団が「何らかの技術を身につけた二人の男」を保護しているのを透視した。この護衛の様子をイメージした透視者は、この一団は警察だと言っている。
「この男たちはちょっと変わっている。というのも、ユーモアのセンスがまったくないからだ」とこの透視者は報告していて、
「くそ真面目で、自分の仕事はきちっとこなす。ほら、巡回中の警官がやるように、二人一組で警備にあたる。これにはそれなりの理由がある。防御の問題と関係している。二人組の一方に聞いたところによると、非常事態の場合、二人一緒に助けを求めれば、すぐに助けが飛んでくるからだという。一人で助けを求める場合には、中央制御盤のようなところを経由しなければならないが、誰かと一緒なら、簡単に共鳴させられる――何のことやら、僕にはさっぱりわからないが、………二人の男によると、彼らには階級組織があって六組十二人のグループで活動しているという。銀河中には彼らのような存在が何百万人もいてペアを組んでいるらしい。ちょうどこの銀河での仕事に就いたところだと一方の男が言っている。この男によると、生命の存在を真に理解するまでは、彼らの仕事を完全に理解することはできないという。また、この一団の主要任務は、何を意味するのかわからないが、生命を維持することにあるという」
<●なぜ今、紛争がひそかに展開しているのか?>
・この質問も、数名の透視者が現在の地球周辺で、紛争のようなものがひそかに展開していることをはっきりとイメージしたため、その後透視者のうち5人がこの紛争にまつわる透視を報告している。「ゲリラ戦が起きているのを感じる」と一人が報告している。別の者は「2グループ間の抗争」のようなものと言っている。互いに嫌悪し合っている。人間はそのただ中にいて、人間のぶんどり合戦の様相を呈している」という。また、他の透視者はもっと不吉なイメージを透視していて、「非常に大きな宇宙船の大艦隊が太陽系のすぐ外側にいて、何者かがやってくるのを待ち受けているようだ。ルーク・スカイウォーカーと悪漢の映画を彷彿させる」と言っている。この紛争を「同一グループの内紛」と見る透視者もある。
・「双方の意見が一致せず、一方は地球に対して大きな責任があると感じているが、他方は地球を利用し、支配し、資源を確保したいと考えている。また、多くの種族からなるさらに大きな一団があって、このグループは現在の状況を好ましく思っていない。この一団は平和の維持に努め、この悪漢エイリアンが人類をはじめ他の生物に危害をおよぼすことを防ごうとしている」
別の透視者はこう説明する。「目に見えるほど問題は簡単ではない。これは、一方が他方を嫌うといった、単なる憎悪にもとづく戦争ではない。そうではなくて、非常に長期にわたって続いている戦争だ。双方の一方が生き残るという生存競争だ。一方がここで生きてゆきたいと思っても、他方が自分の領土だといって譲らない。これが現在わかっていることで、『スター・ウォーズ』のような状況でSF小説的だが、こうした感覚とイメージを振り払うことができない」。
・また、この紛争がいつ始まり、いつ終わるのかを透視できた者は一人としていなかった。
<●UFO問題には、通常考えられているように、精神的、宗教的あるいは超自然的側面があるのか?>
・別の透視者によると「私たちが神と呼ぶ存在を透視しているところだが、私たちが考えている神とはまったく違う。もっと非人格的な存在だ。人格的な存在ではまったくない。人格的存在というのは、私が理解する限り、そう、現在の物事の在り方や、現世でどう振る舞うべきかといったことの規範やガイドとして役割を果たしてくれる、過去の人々のようなものだ。
・存在とは、生命、あらゆる種類の生命体が共謀しているようなものである。例の小柄な連中(グレイ)は、こうしたことをすべて心得ていて、他の種族の者もほとんどが理解している。エイリアンたちが人間の創造主すなわち神と呼んでいる存在の力場の影響を受けている。それと、エイリアンにも独自の儀式がある。私たちのミサとは違い、精神性の面で非常に異なるものになっている。そうだ!エイリアンが儀式のようなものを行うとき、霊魂が現れるんだ。私にはそれが感じ取れる。素敵な気分だ。
・あれは……何てことだ! メキシコのピラミッドにそっくりだ。でも底部にドアがついている。上部に通じる入り口のようだ」。
他にも「神殿」をイメージした透視者がいて、そこではフードをかぶった者が礼拝に集まっていたという。
<戦争などで人類を陰で操る「カストディアン」>
・ブラムリーによると、「カストディアン」というエイリアン種族が戦争を支配の友好な手段として利用し、地球上の全住民をずっと陰で操っているというのである。「人間は小さな銀河の孤立した惑星で悲嘆にくれる奴隷種族らしい」とブラムリーは結論づける。「つまり、人間はかつて地球外文明の所有物であることにかわりはない。この地球外文明は所有物の支配権を保持し、地球を牢獄のようなものとして維持するため、人間との終わることのない紛争を展開してきた。それによって人間の精神性は疲弊し、この地球に間断のない肉体的苦痛を生む状況を作り出した。こうした状況は数千年にもわたって存在し、現在もその状況は変わらない。
<「万物はエネルギーと物質と思考からなる」>
・それからしばらくすると、ミラーはUFOに乗せられ、ソルテックと名乗る人間の外見をもつエイリアンと長時間にわたって話をしたと主張した。この体験の後、ミラーはテレパシーだけで宇宙人と会話を交わすことができるようになったとも言っている。この交信手段を使ってミラーは多くの情報を蓄積することができた。
ミラーによると、彼を乗せたUFOは「フェニックス」号という銀河調査科学船だそうで、地球周辺および月面上の「磁気異常」と宇宙線を測定しているらしい。またミラーは、この宇宙船が数百万年にわたって地球を研究・観測し続けてきた銀河連邦の代表であることも知った。
・テレパシーによるコミュニケーションを通じて、ハトン、コルトン、ヴォルトラ、アシュタル、モン=カ、ラルールという名の人間ではない生物からの様々なメッセージをミラーは記録している。
<人とクジラは再生を通して成長する精神をもつ>
・マイケルはまた、人間はすべて「多次元的宇宙」に宿る、より大きな全体の一部であるという。マイケルという存在によると、個々の存在は人格から分離した意識をもつ小さなエネルギーあるいは精神だという。そして、この精神は「肉体がその生活環を通じて寿命をまっとうするために必要である期間中」一連の物質的肉体に捕らわれている。
・人間は再生を通じて成長する精神をもつ唯一の存在かと尋ねると、マイケルはこう答えた。「地球にはそういった種が2つ存在する。ヒトそしてイルカを含めたクジラの仲間だ。しかし、精神をもつ種はこの銀河系だけで1000万以上も存在することを知っておくべきだろう」
<3次元世界は限界と被害者意識を学ぶ力場>
・他にも肉体を離脱した存在の代表を自称する最近の人物に、ドルンヴァロ・メルキゼデクと名乗る感じのいい男がいる。
・メルキゼデクは意識的に次元間を移動できる者と言われている。伝えられるところによると、ドルンヴァロは物質的・精神的存在の多くの階層を通過して地球へ到達したという。この旅でドルンヴァロはオリオン、シリウスB、プレアデスといった星団の高度文明にも立ち寄っている。
・「ドルンヴァロによれば、人間はすでに一定のレベルに達していて、間違いなく15億人が意識転換をはかることになるといい、こうしたマスターらの(内部次元の精神的存在が支援し)、ほぼすべての者が次なる次元へと進化できるように計画を立てているところだ」とフリッセルは記している。
ドルンヴァロはこの3次元世界で思考の質を極めておくことが非常に重要だと主張している。なぜなら高次元になると、現実を創造するのは思考だけになるからだ。
・「最終的には愛と平和と調和、そして隣人に優しくあることは相互に作用し、現実の創造には非常に有効だ。これらは3次元においても重要だが、効果が現れるのに時間的な遅れがあるため、人間はとぼけて原因と結果を見ずにやりおおせている。3次元世界は限界と被害者意識を学ぶ力場なのだろう。被害者意識における究極の被害者とは、自らが現実を創造していることを知らず、物事はただ降りかかってくるものと考えている者のことだ」
<1972年の地球破壊をエイリアンが回避>
・ドルンヴァロによると、シリウスの知的生命が、およそ100にのぼる他の種族の援助を受け、「銀河コマンド」の許可を得てこの大災害を回避する実験を試みた。地球の周囲と地球上のあらゆるものにホログラフィー・エネルギー場を設け、太陽フレアから生命を守るだけでなく、地球の生命がこの事態に気づくことなくこの上なく幸せに暮らせるようにしたというのである。
・「ドルンヴァロによると、地球外生命体は定期的に地球に似た惑星を訪れている」とフリッセルは記している。「しかし、私たちに干渉すれば宇宙法に反することになる。そこで、地球の振動するより一つ上の倍音にあたる振動数レベルへ入ってきたのである。そのため人間の目には見えない。しかし、地球外生命体はこの倍音レベルから極めて明瞭に人間のことを監視できる。実際に、地球のもう一つ上の倍音レベルは今現在も奇妙な乗員が乗った宇宙船でひしめいているため、ごく最近到着した訪問者は第二倍音レベルへ入らなければならず、第二レベルもほとんど満杯状態になっている。遥か彼方の銀河から地球を観察しにやってきている生物もいる」
現在地球上にいるエイリアン種族で、ドルンヴァロがよく引き合いに出すのが、馴染みのある「グレイ」だ。ドルンヴァロの説明によると、グレイは、今も大気の喪失と環境の劣化に苦しむ火星人の遠い祖先にあたるという。
<UFOの50パーセントは「秘密政府」が作ったもの>
・しかし、ドルンヴァロによると、グレイは第ニ次世界大戦以前に地球のある「秘密政府」と接触し、その高度なテクノロジーと交換に、地球上で動物切断や人間誘拐などの実験を行う権利を獲得したという。
<天使、悪魔、エルフ、スぺース・ブラザーはエイリアンの別名>
・森を歩いているときに、催眠術にかかったような大きな目をした小さな存在に遭遇した。その彼だか彼女だかは、天使と考えるべきなのかそれとも悪魔なのか、あるいはエルフなのかそれともエイリアンなのか? それは観察者の考え方次第ということになる。
・言い換えるなら、すべての人間は太古から続く善と悪の戦い、神と悪魔の戦いに関わっているというのである。
<科学的発見によって裏付けられた超自然的メッセージ>
・コンタクティーや遠隔透視者、降霊術者はみな太陽系外の惑星を訪問したことを長年にわたって語り続けている。
・「現代の宇宙は、空間は10次元に存在し、そこでは時間旅行が可能で過去へも行くことができる、また時空構造に穴をあけ、宇宙の別の部分への近道とすることも可能だ。さらに、この宇宙は石鹸のように泡立っていて、目に見える宇宙はその中の一つにすぎない」
<新たな世界観>
<人類はより高次な存在地平への移行過程にある>
・しかし、空飛ぶ機械と宇宙からの訪問者の報告は、有史以前にまで遡る。現代よりもずっと進んだ技術が太古の昔に存在したとする証拠には特に説得力がある。こうしたテクノロジーが人類の失われた文明によるものではなく、エイリアンの訪問によってもたらされたとはっきり示されているわけではないが、天空の神とその空飛ぶ船にまつわる多くの古代物語が存在することからも、エイリアンとのコンタクト説に有利な状況となっている。
<「エイリアン行動計画が判明した。それは私たち人間の行動計画だったのだ」>
・誘拐体験者が灰色エイリアンに神について尋ねたとき、エイリアンはこう答えている。「私たちにとっての神は、あなたがたにとっての神と同じです」
・多くの人が感じているのは、エネルギーや光として存在するエイリアン、つまり遠隔透視者が「超越者」と呼んだエイリアンが地球上にいて、人間が新しい現実へと移行するのに立ち会い、おそらくその移行を手助けしてくれているということだ。それは文字通り人間の「再生」である。
<人類の指導者に会いたい>
<歴史は陰謀で溢れ返っている>
・歴史における陰謀説はアメリカの政治家やメディアからは、ほぼ無視されてきたと言っていい。
・「政治に偶然はない。事件が起きたとすれば、起きるべく計画されていたのだ」
<エイリアン・テクノロジーの秘匿独占を狙う富裕エリート層>
・私がこのネットワークの活動を知ることができたのは、この組織について20年にわたって研究してきたこと、1960年代前半の約2年間、同ネットワークの文書や極秘記録の調査を許可されたおかげだ。
(2022/7/18)
『イラストで見るUFOの歴史』
アダム・オールサッチ・ボードマン
マール社 2022/6/17
<ユーフォロジスト(UFO研究家)>
・歴史を通じて人々は、空飛ぶ奇妙な物体の驚くべき光景を目にしてきた、侵入してきたエイリアンか、単なる気象現象か。どちらにしても、理解しがたい奇妙さが生み出したのは、政府の調査機関、秘密のサークル、そして数えきれない熱心な調査研究家たち。
1950年代、米国空軍はこの謎を、極めて客観的だが印象的な呼び名「未確認飛行物体(UFO/Unidentified Flying Object)」で定義しようと試みた。故に、この現象の研究者はユーフォロジスト(UFO研究家)と呼ばれる。
<空飛ぶ円盤>
・現代UFO史は、1947年6月24日の事件から始まったと広く認められている。この日、防火装置の販売会社を営むケネス・アーノルドは、空飛ぶ円盤時代の幕を開けることになる何かを見た。午後3時頃、アーノルドは自家用コールエア機でレーニア山付近を飛行中、遠くに9つの物体を目にした。アーノルドは動いていく物体を「パイ皿のような形」、そして「カップの受け皿のような」と生き生きと説明した。アーノルドが記者にこの話をしたとき、「空飛ぶ円盤」という、以降長く使われることになった言葉が生まれた。
<円盤が攻めてきた!>
・アーノルドの空飛ぶ円盤目撃談が大いに人々の興味を集めると、パーマーは自分が始めた新しい雑誌『フェイト』に載せようと、似たような話を探した。同じワシントン州のモーリー島での似たような目撃体験について知ると、パーマーは調査報告のためにアーノルドを記者として送り込んだ。
・二人のうち一人、ハロルド・ダールは目撃後、謎の黒いスーツを着た男が自分のトレーラーハウスにやってきて、「人にこの話をするな」と警告した、と言っている。これは初期のメン・イン・ブラック(MiB)伝説の一つだ。
<ロズウェル事件>
・ケネスアーノルドが1947年6月に空飛ぶ円盤を目撃してからまもなく、ウイリアム・マック・レイゼルという牧場管理者が、米国ニューメキシコ州のロズウェル近くで墜落した物体の残骸を見つけた。
<円盤目撃>
・1947年の残骸が気球だったか宇宙船だったかどうかはさておき、ロズウェルはUFOの聖地となり、UFO博物館、円盤がテーマのレストランとバー、なんとも独創的なお土産などが揃った場所となった。そしてロズウェルは、陰謀・隠蔽・宇宙人の代名詞となった。
<メン・イン・ブラック>
・メン・イン・ブラック(MiB)は、UFO目撃者専門の「影」だという。デビューは1940年代に遡るが、神話が普及したのは、アメリカ人作家グレイ・バーガーの『円盤について知りすぎた人々』(1953年)に負うところが大きい。バーカーの本は、円盤マニアの家にやってきて奇妙な質問をしたり不気味な脅しをする、見知らぬ男たちについて説明している。
<政府の関与が始まる>
・米国空軍(USAF)は、1948年にUFOの調査を始めた。一般大衆の興味を管理し、目撃事件の謎を解明し、UFOが果たしてソ連のスパイ機かどうかを見極めるのが目的だった。
<真実を発見せよ>
・最初の米国空軍のUFOプロジェクトであった「プロジェクト・サイン」は、1949年に「状況評価」と題した報告書を出して終了となった。報告書はUFOは謎として残るという概略を述べ、いくつかのUFOは宇宙人の操縦する宇宙船である可能性があるとの考慮を述べている。
<すべてを否定せよ>
・謎の解明が出来ずに不満が残った米国空軍の指揮官は、1949年に二つ目のプロジェクト、「プロジェクト・グラッジ」を開始した。グラッジは目撃の実体を暴くことを狙い、1949年8月のグラッジ報告は「説明不可能なUFO現象はなく、これによって問題は終了するであろう」と述べた。
<両面からの検討>
・プロジェクト・ブルーブックは、1952年3月に始まった。この調査プロジェクトは、現在も使われている多くの用語や方法を紹介したことで、UFO界に長期にわたる影響を与えた。
<首都狂乱>
・1952年7月に起こった首都ワシントン周辺でのUFO目撃騒ぎの後、1952年12月、CIAがプロジェクト・ブルーブックの検証を始めた。
<バミューダ・トライアングル>
・数多くの超常現象研究家が、世界中で怪奇現象を引き起こすように見える地域の存在を指摘している。最も有名な事例は、大西洋にある飛行機や船が異様な消え方をするというバミューダ・トライアングルだ。
トライアングルでの遭遇を体験した生存者は、方位磁石の異常な動き、電磁霧、幽霊船、海中の光などを語っている。時間の異常、失われたアトランティスの都市の技術、空飛ぶ円盤の干渉など、実に様々な説明をする人々がいる。
<フライト19 1945年>
・1945年、米国海軍機5機からなる「フライト19」がフロリダ沖で訓練中に跡形もなく消えた。基地への無線からは、奇妙な干渉があって方位磁石が使えず、よく知っているはずの島々を目視して飛ぶことができなかったのがわかる。天候の悪化で無線はすぐに途切れて、訓練機の行方は謎のままだ。
<タイムトンネル1976年>
・フロリダを目指して飛行中のブルース・ジャーノンと父親は、奇妙な雲に遭遇した。ジャーノンによれば、雲の水蒸気の中に突っ込むと、奇妙な光に満ちたトンネルがあったという。トンネルを抜けて管制塔に連絡すると、いつもの半分の時間で到着していたのが判明した。
<コンタクティーの登場>
・1950年代初期のUFOブームは、新しいタイプの著名人を生み出すきっかけとなった。その昔の霊媒のように、異界の使節と心を通わせあったと主張する人が現れたのだ。ただし、今度の訪問者は霊界からではなく、宇宙からやってきた。
<異星人との遭遇>
・1952年、ポートランド系アメリカ人で、自称スピリチュアル教師のジョージ・アダムスキーが「空飛ぶ円盤とチャーミングな宇宙人オーソンの訪問を受けた」と体験を語った。
・アダムスキーの話は語り直されるたびに変化して誇張されていったが、何よりも「ノルディック」タイプのエイリアンが広まる主な要因となった。
<アダムスキータイプ>
・いずれにしろ「アダムスキータイプ」の空飛ぶ円盤は、アダムスキーの本のカラフルなイラストのおかげもあって、ポップ・カルチャーに浸透していった。
<映画の中の空飛ぶ円盤>
・人々がケネスアーノルドの目撃事件やロズウェル事件に興味を持つと、熱狂に乗じて一儲けしようと大量のSF映画が作られた。
<太平洋のUFO>
・UFOは、アメリカに限定された現象ではなく、目撃は世界中に広がり始め、各国でそれぞれの政府機関が調査を開始することとなった。
<英国の空飛ぶ円盤専門調査委員会>
・1950年、英国国防省は、UFOの目撃を調査するための「空飛ぶ円盤専門調査委員会」を創立した。委員会は5名のメンバーから成り、それぞれが空軍省や陸軍省などの情報部を代表していた。
<UFOデスク>
・専門委員会が解散した後、UFO目撃報告は調査と報道対応、市民対応のために、空軍省に送られ、空軍省廃止後は国防省に送られた。この担当部署はやがて「UFOデスク」と呼ばれるようになり、1990年代まで存続していた。
<ジャイアント・ロック宇宙船コンベンション>
・UFOが一般の人々にとって人気の推理と興味となるにつれ、「UFOは宇宙からやって来た」と信じる人々のサブカルチャーが登場した。1953年から、アメリカの飛行機マニアでコンタクティーのジョージ・ヴァンタッセルが毎年、自分が所有するカリフォルニアの飛行場で「ジャイアント・ロック宇宙船コンベンション(集会)」を開催するようになった。
<スペースインベーター>
・1950年代、「UFO飛行士」あるいは異星人に関わる目撃のブームがあった。一例は1952年9月12日、米国ウェストバージニア州フラットウッズで7人が、敵意をむき出しにした機械式のエイリアンを目撃した事件だ。
<最初のアブダクティー(誘拐された人)>
・1957年10月16日の暖かい夜、ブラジル ミナスジェライスの農民アントニオ・ヴィラス・ボアスは、畑に作物をすき込む作業をしていたとき、空飛ぶ円盤らしいものが近くに着陸したのを見た。ボアスによれば、宇宙服を着た3人の背の高い人物が彼を捕まえようと飛び出してきて、円盤の中に引きずり込まれたという。
<宇宙的幽界(アブダクション)>
・円盤の中では、ボアスは奇妙な医療処置の被験者にされ、嘔吐してしまった。このひどい扱いの後、一人の宇宙人の女性がボアスにアプローチしてきて性的な関係に発展した。
ショッキングな襲われ方をしたボアスは、さらわれた元の場所にいる自分に気がついたが、何時間も過ぎていて、何があったのかの説明はつかなかった。
0コメント