そして重要なのは、世界的な出来事を操る際、その中心部分がイスラエルや米国、英国、欧州、世界と関係するサバタイ派フランキストによって演じられると頭に入れておくことである。(1)
(2023/4/2)
『答え』
第1巻 コロナ詐欺編
デーヴィッド・アイク ヒカルランド 2021/7/15
<訳者まえがき>
・本書は、英国人著述家のデーヴィッド・アイクが2020年8月に発表した“THE ANSWER”の邦訳である。640頁を超える大判のペーパーバックで、現実世界と五感の関係から、教育とメディアの役割、地球温暖化やトランスジェンダー、AI技術などの背景までを論じている。日本語の単行本にすると、4冊にどうにか収まる大作だ。
・そもそも、「陰謀論者」は本文にもあるように、真相究明を阻むためのCIAの宣伝用語である。爬虫類人説は、人間が知覚できる周波数について考察した部分をご覧になれば、荒唐無稽な主張でないと分かるだろう。龍やカッパの伝説は、各地にある。
・アイクの一番の魅力は、邪悪な勢力が世界を牛耳っているさまを描くだけでなく、その解決策も提示してくれることだ。人間の内面と外部世界が関係していることに、その鍵がある。この点に関しては他巻で詳しく説明されている。ここでは「愛」という言葉を挙げるにとどめる。あとは本文に当たっていただきたい。
・2020年8月には、欧州で大規模な反都市封鎖でもが開かれた。同月2日、ドイツ・ベルリンでは130万人、同29日、英国・ロンドンでは3万5000人が気勢を上げた。
・アイクは2021年4月5日、自身のホームページで「ワクチンの副反応と死亡は、ほんの氷山の一角」と題する動画を配信した。
・つまり、実際のワクチン被害は公式発表数字の100倍というわけだ。
・変異株については、どのような見解を持つか。結論から言うと、「新型コロナウイルス」は分離も固定もされていない以上、変異株もでっち上げにすぎないというのがアイクの見解のようだ。
・アイクは自身のホームページで、代替メディアを中心とした記事やテレビニュースを毎日のように紹介している。
・本書はトランプ米大統領在任中に書かれた。前著『今知っておくべき重大なはかりごと』(ヒカルランド)で彼を「インチキ話の調達人」と形容し、「泥池から水を抜くのではなく、泥池を広げている」と揶揄した。本書でも、カルトの政治役者として描かれている。では、バイデン氏についてどう評価しているのか。
2021年3月29日配信の動画「米国境の悲劇は長期的に計画された」は、メキシコ国境からの不法移民対応を主題にした。バイデン政権は、新型コロナ対策として国境を閉じる一方、南側国境のみ開く、保護者のいない子供を人道的対応として受け入れ、約1100万人いるとされる不法移民に市民権獲得の道を開く移民法改正に取り組む。
アイクは、「これは危機ではなく、計画された悲劇にすぎない。ウォーク(woke)花盛りのバイデンの政策変更は、カルトが要求するもの。ウォーカー(変に目覚めた人)の要求するものが実質的にカルトの要求するものと同じなのは、カルトがウォーカーの精神性をつくったから、彼らの要求の一つが国境を開けること。まさに新しい狂気の「形態」と看破した。
・ちなみにウォークとは、「目覚める」を意味する“wake”の過去・過去分詞形。最近では社会的不公正/人種差別/性差別などの問題に目覚めていることをいう。ウォーカーは、「目覚めた人」「政治的に覚醒した人」といった意味合いで使われる。
・開いた国境を目掛けて移民は増え、コロナ「対策」で経済が疲弊した中米諸国からの移民はさらに拡大している。「すでに米国には大量の失業者がいるが、数少ない職を奪い合うという深刻な形で表れる」とアイクは警告する。ジョージ・ソロスによる資金援助の下、「欧州同様に、米国の人口構成を変えようとしている」。
「全ては、米国を滅ぼすために綿密に計算された。最強の権力を中国に与えて。コロナは西洋諸国と米国の経済を破壊するためであり、欧米で見られる大規模移民は、西側の文化を大胆に変更するため」と重ねた。アイクによれば、進行中の反白人主義や反キリスト教の動きは、西側の文化基盤を葬るためだという。
・30年前、「頭がおかしい」と英国中で笑いものにされた男の正常さをご確認いただきたい。その不屈の正常さは、連鎖すると確信する。
<序章>
・自分が誰か分かったとき、人は自由になれる。
・私は30年に及ぶ調査と多くの国々での体験から、世界で本当に起きていることその理由を暴露するつもりだ。これらは私の見方であり、あなたのものではない。しかし、「新型コロナウイルス」に続いて警察国家が世界中に押し付けられていることは、もはや否定できなくなっている。
・私の人生で、「新型コロナ」幻想の舞台ほど、世界支配についての自分の見地の正しさを証明したものはない。強調すると――本文のあちこちにあるその「ウイルス」に関する記述を見る際は、それらが「ウイルス」ヒステリーと都市封鎖が始まる前に書かれたことに注意してほしい。
人類に計画されていると私が30年間書いてきたことが、今はっきりと起きているのは、本当にただの偶然だろうか。そうでなければ、人類全体を奴隷化する計画的な実現目標が存在する最も明瞭な根拠であり、確証ではないか。
・私は30年間、オーウェル的な世界規模の専制で人類を完全支配する――最終的に、人工知能(AI)が人間精神に取って代わるようAIを人間の脳に接続することによって――陰謀を暴いてきた。そんなばかな? それはたった今、われわれの目の前で着々と起きている。
「人間」の思考と感情は過去のものとなり、われわれの知覚はAIとAIを制御する者たちによって直接命令されるだろう。人々が「陰謀論」と声高に叫んでも無駄である。これは1960年代、ケネディ暗殺に関するばかげた公式説明に疑問を唱える人たちの信用を傷付けるよう、CIAによって広く拡散された用語である。
・私が1990年から暴いてきたものは、多数の無関係な陰謀ではない。私は人間社会を同じ卑劣な結末に追いやる多様な顔を持つ一つの陰謀を発見してきた。私が明らかにしてきたものは「理論」ではない。AIが人間の生命を引き継ぎ、自由が失われるにつれ日ごとに露わになる、明白な現実である。
・「悪魔の遊び場」シリコンバレーの狂人どもは今、私が長い間警告してきたことが実際、起こすために計画されたものであると知らせようとしている。AIが取って代わり、もはや隠すことができなくなれば、彼らはそうせざるを得ないからである。その宣伝文句は、AIとつながったおかげで人間が「神」になる新時代の幕開けである。しかし、実は「新人間」はポストヒューマン(脱人間)であり、もはや少しも「人間」ではない。
・これは人間の意識がAIに吸収される意味で私が「同化」と呼んできたもので、真にAIの背後にあるのだ。私はシリコンバレーの中間業者のことを言っているのではない。技術企業の億万長者たちでさえ、この策謀者ではない。彼らは大金持ちではあるが、忠実な小間使いにすぎない。
今日起きていることは、われわれが「時間」の幻想として知覚する数千年にわたる物語の最終段階である。われわれの現実感覚は、統制のための世界的階層制度を創った非人間の権力によってはるか昔に浸透させられた。その代理人と工作員は完全な奴隷化への道のりで、人間の知覚を何世紀にわたって操ってきた。
・私は古代と近代の陰謀や、物陰から画策する非人間の権力、人間の目には映らない現実を、非常に詳細に暴いてきた。この情報を見つけることができるのは、………『世界覚醒原論―真実は人を自由にする』(成甲書房、2011年)、『大いなる秘密<上・下>』(三交社、2000年)、『龍であり蛇であるわれらが神々<上・下>』(徳間書店、2007年)、『タイムループからの物語』(未邦訳)、『恐怖の世界大陰謀<上・下>』(三交社、2009年)、『知覚の欺き』(未邦訳)、『人類よ立ち上がれ! ムーンマトリックス<全10巻>』(ヒカルランド、2009年)、『幻の自己』(未邦訳)、『今知っておくべき重大なはかりごと<全4巻>』(ヒカルランド、2019~2020年)、『引き金』(未邦訳)など。
<どのようにそれは行われるか>
・私の著作を初めて読む人々には、圧倒的に隠れた階級構造について、手短だが重要な背景を説明しておく必要がある。その階級構造が非人間の権力を代理し、それらのために、人間社会の方向を誘導している。この構造と機能の仕方に気付かなければ、世界の出来事の流れは絶対に理解できない。
私は長い間、クモとクモの巣の概念を使ってきた。クモは非人間の権力で、五感が知覚する非常に狭い周波数帯を超えて人間を操っている。
人々は自分たちが観察している「空間」に見るべきものが存在すれば、全てを見ることができると思っている。しかし、それは不可能だ。人々は自分の周りと内側に存在するほんの一部しか見ていない。
電磁スぺクトル(電波やマイクロ波、赤外線、紫外線、X線、ガンマ線をふくむ)は、さまざまな形のエネルギーや現実として宇宙に存在するものの0.005%にすぎない。もう少し多いと言う科学者もいるが、それほど多くはない。
重要なのは、電磁スペクトルがその周波数帯を超えて存在するものの一部であり、人間は電磁スペクトルのほぼ全体さえ、見ることができない。
・実のところ、われわれが「見る」ものは、可視光線の壁や光の速度という架空の限界を超えて存在する無限の現実と比べれば、はるかに狭量である。あなたがテレビを観たりラジオを聴いたりすれば、自分で選んだチャンネルや放送局が放送するものだけを知覚する。ほかの全てのチャンネルや放送局が同じ部屋の中に存在するが、あなたはチャンネルや周波数を変えるまでそれらに気付かない。
・非人間の権力が実在するのに、われわれに見えないのはなぜかと聞く人があるが、これが理由だ。
・生命体や飛行物が「どこからともなく現れ」、それから瞬く間に「消える」のを見たことがあると主張する人々は多い。それらは現れても消えても消えてもいない。それらは人間の視覚周波数帯に入り、去る。可視光線に入って来て、去って行くので、今見えたものが、次は見えないだけである。しかし、観察者にとっては、それらがどこからとも現れ、どこかへ消えた。
<クモ>
・私が「クモの巣」と呼ぶものは、隠れたクモが目に見える出来事を指示できるようにする、相互につながった秘密結社の構造である。
クモに近いクモの巣の中の糸は、最も排他的な秘密結社で、それらの入会者は詳細なクモの実現目標やどこに行く計画なのかを知っている。
・私がしてきたことの本質は、計画された人類の完全管理という結末を人々が介入して止められるよう、十分な数の人々に警告することである。オルダス・ハクスリーやジョージ・オーウェルのような有名な「未来を予見する」作家たちは、非常に正確だったことが証明された。というのは、どんな手を使おうとも、彼らはクモの実現目標を見抜くことができ、それらを書いている時代には存在しなかった科学技術その他の可能性を予言することができたからである。
・クモの巣の中でクモや中心に近い神聖な場所の入会者たちから外側に移ると、われわれは活動を知らないが名前を知っている秘密結社に出会う。これらにはテンプル騎士団やマルタ騎士団、オプス・デイ、イエズス修道会、フリーメーソンその他多数が含まれる。十分深く進むと、それらは互いに連結した命令構造を持つ。
・人間社会も同じように編成されており、どんな組織でも大多数には、頂点の少数者が知っていて押し付けようとしていることを知らせないでいる。彼らは、存在さえ知らない実現目標の手先であり、歩兵である。情報機関(それ自体、秘密結社として構成されている)はこの区画化、すなわち「関係者以外極秘」手法を伝統的に守ってきた。
クモの巣には隠されたものと見えるものとが交わる場所がある。ここに私が「先端」組織と呼ぶものが構え、王立国際問題研究所や外交問題評議会、ビルダーバーグ会議、ローマクラブ、三極委員会が含まれる。これらとその他の組織は、19世紀末、ロスチャイルド家とその表看板の召使い、セシル・ローズによってロンドンに創設された秘密結社、円卓会議に応える。
・先端組織は、非常の多くの「シンクタンク」や非政府組織(NGO)を含む。彼らの役割はクモの巣の隠れた部分で孵(かえ)されたクモの実現目標を受け取り、それを目に見える世界に押し付けること。これは政権や政府機関、銀行、企業、諜報機関・軍事集団、メディア複合体、そして人間社会の方向を指示できる全ての重要人物や機関を通して行われる。
・われわれは政府や集団、機関によって下される一見、偶然で無関係な諸決定を目にするが、社会を変革する諸決定は偶然ではなく、決して無関係でもない。それらは最終的に同じ主人に仕える数え切れない代理人を通して導入されている。クモの実現目標である。
クモの巣の核心部では、政府と政治は銀行制度であり、多国籍企業であり、シリコンバレーの巨大企業であり、主流派メディアであり、教育制度であり、主流派科学であり、製薬企業連合すなわち「ビッグファーマ」その他もろもろである。人間生活の方向を変える重要な決定は、無作為にも、単独にも下されない。それらは全体管理のためのクモの計画の一部である。
<死のカルト>
・秘密結社の世界ネットワークの核心部は、人身御供の悪魔崇拝のとりこになっている。死に取りつかれ、人間の目には見えない彼らの隠れた「神」や主人たちに文字通り、生贄を捧げる。彼らにとって死、とりわけ生贄死に伴うエネルギーと恐怖が格別のご馳走なのだ。ほとんどの人は「神」への人身御供は古代の世界で終わったと考えている。しかし、私の本を何冊か読めば、そうではなく、いかに多くの世界的大金持ちや有名人たちが今日に至るまで、この恐怖の実行者であることが分かるだろう。
・これらの古代の習慣は、われわれが歴史の中で葬ったことを、このネットワークを隠れみのに切り抜けてきた。そのため、私はクモの巣の中心部に近いエリートを死のカルトと呼ぶ。数千年前にさかのぼるカルトの詳細な背景は、『引き金』や『今知っておくべき重大なはかりごと』のような他の本で知ることができる。
・カルト内の一つの中心的ネットワークは、サバタイ派フランキストとして知られる。17世紀に現れ、イスラエルとシオニズムや、サウジアラビア、ワッハーブ派として知られる「イスラム」過激派の首切り人(死のカルト)「ISIS」創設の背後で力を行使してきた。サバタイ派フランキストの名は2人の凶悪なカルト信者、サバタイ・ツヴィとヤコブ・フランクに因んで付けられ、悪魔崇拝の形式を採る。
ヤコブ・フランクは、ロスチャイルド金融帝国の設立者でサバタイ派フランキストのマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドと組み1776年、クモの巣のもう一つの重要な糸として、悪名高きイルミナティを創設した。私は『引き金』の中で、サバタイ派フランキストを9・11の真犯人と、それに続く秩序変更戦争や自由の抹殺の全てとの関連で暴露した。
・私は人間社会の内側でクモの巣を制御しているこの核心部を、本書を通じて「カルト」と呼ぶつもりだ。そして重要なのは、世界的な出来事を操る際、その中心部分がイスラエルや米国、英国、欧州、世界と関係するサバタイ派フランキストによって演じられると頭に入れておくことである。
小さなイスラエルがこれほど強大な力と影響力を持つのは、サバタイ派フランキスト(国際カルト)の領土だから。ユダヤ人社会ほど、このことを早急に知る必要がある者はない。連中がユダヤ人のふりをしている間、すっかり浸透してしまったからである。
・サバタイ派フランキストに関する私の研究の大部分は、ユダヤ人が情報源になっている。自分たちの地域社会が過去どのように乗っ取られ、今も乗っ取られているかよく知っている。サバタイ派フランキストや残りのカルトは地域社会のメンバーと全く違う目標を追求しているにもかかわらず、それらのメンバーを装うことで社会や文化、宗教に浸透していくことを得意とする。
<永久政府(=影の政府(ディープステート))が本当の政府>
・各国と世界は全体として、区画化を通じてカルトに制御された永久政府を持つ。これらは一見社会変革の源泉のように見える日替わり政党がどんな性質であれ、常に権力の座にある。永久政府は今日、「影の政府」と広く呼ばれるが、それは恒久的な管理の一部にすぎない。
「影の政府」は、世界に向けたカルトの実現目標を進めようとする官僚や内通政治家と共に、カルトの指示を受けた諜報や軍、警察の職員で構成される。カルトが欲するものを確実に達成できるよう、彼らは選挙で選ばれた政治家やカルトでない職員(圧倒的多数者)を命令したり、操ったり、弱体化させたりする。
・永久政府の他の部門には、銀行と金融のネットワークや大手テクノロジー企業、巨大バイオ企業、巨大製薬企業、巨大メディア(と一部の「代替メディア」)、巨大石油企業、その他の大企業、法律制度と裁判所が含まれる。政治家は来ては去るが、陰の政府は常にそこに存在する。そして、短期間選ばれた政治家の胸に付けるバラ飾りが何色であろうと、世界は絶えず同じ方向へ進む。
・これはどの国でも同じだが、米国はこれがどのように機能しているかを示す完璧な例である。合衆国は(少なくとも公式には)民主党か共和党のどちらかによって統治されているが、永久政府はそれら両方を支配する。あなたがどちらに投票しようと、カルトは政権の座にある。
・われわれは米国大統領の職が、「民主党」のビル・クリントン、「共和党」男児のジョージ・ブッシュ大統領、「民主党」のバラク・オバマ、「共和党」のドナルド・トランプとの間で行き来するのを見る。彼らは任期中、世界で最も権勢を誇る人として描写される。しかし実際、彼らは永久政府の一時的な操り人形にすぎない。ネオコンとデモコンの双方が、同じカルトから命令を受けるからである。
<カルトの戦争>
・中東での度重なる戦争は、全てのさまざまな政治的外見の背後に永久政府が存在する証左である。イスラエルとサバタイ派フランキストに狂信的忠誠を誓う超シオニストによって設立・占拠されているアメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)と呼ばれるネオコンの「シンクタンク」は2000年9月、ある文書を発表した。それは北朝鮮や最終的に中国に体制変更を引き起こすのはもちろん、イラクやリビア、シリア、イランを含むリスト国の政府を転覆するため、米軍に中東その他で「複数の地域戦争を戦い、圧倒的に勝つ」ことを求めている。
カルトは欧州から中国、ロシアから中東に至る広大なユーラシア大陸全体の支配を追求しており、これはさらに、ロシアを不断に悪魔扱いする意図を説明している。
・私は『引き金』の中で、イスラエルの外で活動し、米国の影の政府の工作員と協力する悪魔的なサバタイ派フランキストのカルトネットワークが9・11の真犯人であることを、疑う余地なく示してきた。
・彼らは「異なる」大統領や首相、政党に見えるかもしれない。しかし、彼らは永久政府によって書かれた同じ台本に従っている。
<心を解き放つ>
・こうしたことの全てから私は、われわれ独自の知覚と自己認識の支配権を取り戻すことにより、人間の精神監獄から逃れることを本書の焦点にしようと思った。私が知覚と言ったのは、世界の出来事から、本当の「私」の性質や現実そのものに至る全てに対する知覚である。
自分たちのしていることを完全に理解して活動しているカルトの工作員の数は、80億人に迫ろうとしている世界人口と比べれば、極めて少数である。
・カルトが主流派メディアやシリコンバレーの所有権を通じて情報源を支配することに夢中になる一方で、私の他の本で細かく例証され、毎日ますます多くの人々によって経験されるように、さらに増え続ける検閲を通じて他の情報を抑圧している理由がここにある。カルトは、ほぼ全ての主題の公式見解に疑問を呈したり異議を唱えたりする情報や意見の発信源を削除または停止したがる。そこには政府(カルト)の政策や「新型コロナウイルス」、ワクチン、体制変更戦争、気候変動人為説、ヒト生物学の本質、人びとが自らを検閲するよう操るポリティカルコレクトネスも含まれる。
・これら全ての主題とさらの多くの主題がクモの実現目標の各側面であり、それらはクモの巣を通じてカルトによって押し付けられている。このネットワークによる検閲は明らかに連携していて、カルトが創作した偽の「進歩的」な「ウォーク woke」(訳注:「目覚めた」。社会的不公正、人種差別、性差別などに対する意識が高いこと)文化によって応援されている。
<偽の自己認識>
・大量の知覚プログラムの基礎と要点は、われわれが誰であり、どこにいるのかについて、人類を無知なままにしておくことだ。その考えは、揺り籠から墓場まで、われわれは偶然の「進化」という宇宙の過ちであるとの考えをプログラムすることであり、貼られたり、自分で貼ったレッテルのみで自己を規定することである。
・カルトの内部者(インサイダー)は現実とは何か、それがどのように機能するかを理解している。その知識を人々に知らせないでおくことが、彼らの力の源泉だ。彼らは公の場でそのような情報を追放するか悪魔扱いすることによってこれを行う一方、クモの巣の秘密結社ネットワーク内で選ばれた入会者の各世代にそれを伝授している。
秘密結社やクモの巣の他の有用人材は最終的にカルトに応え、カルト自身は非人間の主人、すなわちクモに応える。われわれはこのように操作されて自分たちの本質を忘れ、孤立した自己認識の「シャボン玉」の中で、私が幻の自己と呼ぶ制約、つまりレッテルの自分を生きてきた。
これは人間支配の全体の基盤だが、そうである必要はない。心を開けば、ほらほら、目覚めの時間だよ。
<彼らはどのようにして偽の「大流行」をやりおおせたのか?>
・「新型コロナウイルス」と呼ばれる「大流行」は、人間の集合意識を急速に拡大し、国際社会を変容させるために計画されたと私が本書とこれまでの本で述べてきた実現目標の飛躍的前進をカルトに与えた。本書の85%は、その前に書かれている。
<公式見解>
・いくつかの公式見解と準公式見解があるが、全ては同じ命題に記号化されている。つまり、自然にまた中国の生物研究所から現れたSARS-CoV-2と銘打つウイルスが存在し、これはCOVID-19と呼ばれる感染性の呼吸性疾患を引き起こした。この「コロナウイルス」とその影響はあまりに危険なので、それが広がって壊滅的な人命の損失が引き起こされるのを防ぐために、国全体を自宅軟禁状態に置く必要があると言われた。
<ゲイツと「ダボス」の暴力団――その「予言」>
・ゲイツは2015年、『テッドトークショー』に出て、多くの人々を殺し、世界経済を壊滅させる世界的大流行が起きると予言していた。その男は、現代のイザヤ(訳注:旧約聖書に登場する紀元前8世紀の預言者)である。
・カルトが所有するマーク・ザッカーバーグは2020年3月、フェイスブックはゲイツの世界保健機関の広告を無料にし、コロナウイルスに関する「誤情報」(公式のカルトの見解に異議を唱えたり疑問を呈したものは何でも)との闘いで「虚偽の主張と陰謀論」を削除すると発表した。
・こうしたこと全てに加え、英国陸軍の秘密第77旅団が「オンライン上のコロナウイルスの偽情報に反撃すること」に関与しているという英国の統合参謀総長、ニック・カーター大将の告白がある。この部隊は2015年、「死に至らない」形の心理戦争を専門とし、ソーシャルメディアを使って「情報化時代に戦う」ために創設された。
カーターによれば、第77旅団は大流行に関するネット上の「誤った情報」に取り組んできた。兵員2000人の英国陸軍の部隊は、政府の説明やゲイツが所有する世界保健機関の説明と対立する意見を激しく非難することによって、英国民の知覚を操作しようと努めている。
<ロックフェラーの予言>
・私がさらに警戒したのは、2010年にロックフェラー財団が作成した『科学技術と国際発展の未来のためのシナリオ』と題する文章である。そこには、7カ月間で世界人口の20%を感染させ、800万人を殺す非常に猛毒で致死性のインフルエンザ株の架空の大流行への対応が含まれている。
悪名高い1%のロックフェラー財団によって予想され、ゲイツ財団の思い付きでもあるこのシナリオは、従業員と客の両方がいない状態が何カ月も続く空の店舗と事務所が、経済に「致命的な影響」をもたらしたというもの。この文書は「危機と暴露から市民を守る」ため、西側諸国に全体主義がどのように導入されたかを描写している。
<お金の動き依存関係を追え>
・最終的にこの経済戦争に勝ち、そして本格的な「戦争」にさえ勝てると思われているのは、米国ではなく中国である。イスラエルから来たサバタイ派フランキストは、中国様式を基礎に置く国際社会を実現するため、組織的に米国を破壊している。
・武漢の研究所から解き放たれた生物兵器についての主張は、中国との葛藤の火にさらに油を注ぐが、これはカルトが計画した。これは、ある時点で生物兵器の放出(あるいは60GHz5Gを使った症状)がカルトの計画の一部ではないということを意味しない。「予言者」のビル・ゲイツは、彼が「大流行1」と呼ぶものに続いて生物兵器が「大流行2」になり得ると言った。これは留意すべき重要なことだ。
<警察軍事国家>
・警察や軍隊は、人間の権利や自由を守るためにあそこいるのではない。彼らは残りの人類に国家(少数者)の遺志を押し付けるためにそこにいる。警察や軍にも純粋な人々がいることを、私も確かに承知している。しかし、そうした人たちと並行して、権力の歯止めの利かない新時代に恍惚としてきた間抜けやサイコパスがいる。
<次は何?>
・早く目覚めなければわれわれはここからどこへ行くのかという疑問は、その「大流行」詐欺が中国全体で発生するずっと以前に本書で先に詳しく説明されている。ここでは、その「ウイルス」詐欺との間で「次は何か?」に焦点を当てるつもりだ。
2020年の初めから、世界規模のオーウェル的悪夢の多くを確保してきたカルトは、世論圧力や都市封鎖への抵抗、その詐欺の本質に関する一層集積した暴露が最も思い切ったやり方を足止めするときでさえ、できるだけ多くの自分たちの新しい警察軍事国家を保持することを望むだろう。「違法な活動を助長する」との理由でユーチューブや巨大IT企業が抗議者の足跡を監視していることに大衆が抗議するのを避けるため、彼らは人々が集まるのを確実に制限しようとするだろう。カルトはその法律を作り、後にそれらの異議申し立てや、それを収録したビデオを禁止する。
<食料支配>
・全体管理のためのカルトの計画でもう一つの重大な側面は、世界的な食料不足を操って、自分たちが全ての食料の分配と、誰が食べるかを命令することである。これは無条件の水準の服従によって決定される。だから、ゲイツ財団が「食料安全保障」の取り組みで英国国際開発者と提携している(資金提供している)ことは、どれだけ元気づけられるか。
<あとがき>
・本書が印刷に入る直前、私が「大流行」詐欺を暴露するのを黙らせようとする体制側のやけくそぶりは、さらに新たな水準の異常さに到達した。英国下院議員のダミアン・コリンズは、私が公式説明に異議を唱えるのを違法にすることを要求した。独裁政治の定義からすれば、なかなか上等な考えである。
・1人の男がその「大流行」について、世界の行政組織や世界の主流派メディア全体、カルトが所有する巨大IT企業と違う意見を持っているからと言って、なぜダミアン・コリンズはその男に、そこまで取りつかれたようにささいなことでピリピリするのだろうか。
・「もし、こうした情報をしつこく繰り出す放送局あるいは集団、個人があれば、公衆衛生上の緊急時にその種の悪意あるソーシャルメディアの乱用は犯罪になるべきである」と、あぜんとするほど傲慢な男は言った。彼は人が何を見て、何を見ないかを自分が決定すべきであると信じている。
その「大流行」に関する私の見解が法律に違反すると彼が訴える――ナチスドイツで起きたことや、中国で起きていることと酷似する――前の2020年3月30日、彼はすでに「インフォテージョン」と呼ばれる「事実検証サービス」(すみません、腹がよじれる)という組織を発足させていた。「その大流行の間、間違った考えを撲滅するため」である。いいや、公式説明に疑問を呈する情報を標的にするためだ。
・ダミアン・コリンズは、超シオニストが資金提供する労働党に占拠されたデジタルヘイト対抗センター(CCDH)の要求で、私をフェイスブックやユーチューブから追放する署名に参加した一人だった。労働党と、コリンズが属するボリス・ジョンソンの保守党は政治上の「敵」に見えるが、カルトの全ての目標――一つには、厳しい検閲――においては、彼らは全面的に一致しているように見える。
<「ヘイト」検閲ネットワーク>
・デジタルヘイト対抗センター(CCDH)が、フェイスブックやユーチューブから私を追放したのは自分たちだと公言した後、市民ジャーナリストと私のホームページの訪問者たちは、コリンズが支持するこの団体を調べ始めた。なるほど、クモの巣は資金提供者や支持者、各協会と共に、いかに大西洋の両側に広がっていることか。
・コリンズが私の情報とそれを表現する私の権利を違法にするよう求める一方、デジタルヘイトは私を全てのインタ―ネットプラットフォームから削除を求め、私をインタビューした人たちも追放された。とにかく私を支持すると思い切って口にした歌手のロビー・ウィリアムスのような有名人は、インタ―ネット上のヘイトの御用商人たちによって虐待の標的にされた。
・私に対する検閲に非常に熱中してきたデジタルヘイトの取締役、カースティ・マクニールは、ゲイツ財団から来たキャロリン・エッサーと共に、「世界繁栄のための連合」と呼ばれるゲイツ出資の団体の役員に就いている。エッサーは「ビル&メリンダ・ゲイツ財団の欧州と中東における伝達方略の計画と遂行の責任者」である。世界繁栄のための連合は、ソーシャルメディア上で集団予防接種を強要し、ワクチン反対派を抑圧している。
では、なぜゲイツがその機関に資金提供しようとするのか、なぜカースティ・マクニールが私のような人間を検閲したがるのか、私には見当がつかない。マクニールは欧州外交評議会のメンバーだが、そこの主な資金提供者はジョージ・ソロスのオープンソサエティー財団である。彼女はまた、ホロコースト教育信託の理事でもある。
・デジタルヘイトはまた、超シオニストのコミュニティー・セキュリティー・トラストともつながっている。これは英国のユダヤ人を反ユダヤ人主義や関連する脅威から守る慈善団体で、絶えずこうした脅威を膨張させ、イスラエルやシオニズムを批判するユダヤ人を攻撃対象にしている。その人々と資金提供者を相互照会すると、巨大な迷路のようだ。
デジタルヘイトに資金提供するのは、超シオニストのピアーズ財団と、ニューヨークを拠点とし、ジョージ・ソロスと関係する前述の、解放された慈善活動である。
・デジタルヘイトを後援する、ほとんど知られていない、「テレビの著名人」はレイチェル・ライリーだ。彼女は絶えず「反ユダヤ人主義」だと非難する人を雇い、人々を悪者扱いし、黙らせている。彼らは一緒になって私の情報と発言の自由を攻撃対象にした。私が数十年にたわる「狂人」として追放された後、彼らがしたことはどれも、私の著作物を見る新たな人々の数を劇的に増やした。私があまりに激しく検閲の対象にされたとの理由からである。それなのに、彼らは私に損害を与えたと信じている。
・この組織は競合する政治関係者に対してインタ―ネット検閲が実施
されるよう運動を行い、彼らが自分の意見を一般の人々に提示できないようにユーチューブやフェニックス、アマゾン、ツイッター、インスタグラム、アップルのような「ビッグ・テック」に働きかけて、個々人を「プラットフォームから追放」する。
<英国政府の世界規模の心理作戦「チーム」>
・英国の内閣府は「英国連合の首相と内閣を支える」英国政府の省庁で、2000人の職員を有し、「他省庁を通じて政府目標の振り分けを調整する」。いいだろう。それなら、その目標の一つは、英国民と多くの世界の国々の人々の行動を操ることであるはずだ。なぜなら、内閣府は「技術革新慈善団体」の国立科学技術芸術国家基金と一緒に、行動洞察チームの共同所有者だからである。
・政府の中心にある有限責任企業、行動洞察チームは2010年に創設され、幾つかの大学と一緒に世界規模で行動する。
・その後、その「ウイルス」詐欺が加熱状態に突入していた2020年3月、欧州や中東、アフリカの大流行戦略の発展を手伝うため、国防省で6年の経験があるレイチェル・コイルがBIT(行動洞察チーム)の新しい取締役に指名されたのは、いかに適切だったか。英国陸軍サイバー心理作戦部隊の秘密第77旅団は、そのような重要な地位に自らの人員が配置されたことに恍惚となったのは間違いない。両方の狙い――肘でそっと突くことから異常な検閲に至るまでの全てによって、国民を要求された通りに行動させること――が同じだとすれば。
コイルは諜報と防衛畑出身の古参の人士で、中国とのサイバー戦争――このクモの巣の欺きに異を唱えた罪で、私をインタ―ネット上から削除することを含む用語――を専門とする。
・行動操作ネットワークの中心人物は、マーク・セドヴィル内閣官房長官。彼は国家安全保障担当首相補佐官も務め、各関連組織のピラミッドの頂点に座る。インタ―ネットサイト『UKコラム』は週3度の放送で幾つかの優れた仕事をし、セドヴィルと彼の行動洞察チームを外務省や国家安全保障会議、政府通信本部、MI5、MI6、第77旅団、緊急対応部隊と結び付けた。緊急対応部隊は「誤報や偽情報を含む緊急の問題を見つけるためデジタルトレンドを監視し、最善の対策(検閲とうそ)を見極める」。これが、繰り返しになるが内閣府に置かれたメディア監視部隊の「仕事を支援する」。
・英国政府の放送検閲者である情報通信庁とBBCも、検閲でこのネットワークにつながっているだろう。検閲は、国民が見ていい情報を制御する。彼らは必死になって、情報通信庁の検閲権限をインタ―ネットに拡大している。
・内閣府を通って英国政府から出た情報統制と行動操作のクモの巣はとてつもなく巨大で、どの主要国も同じようになっているだろう。
・私がこの相互に関連するつながりについて説明してきたものが、永久政府あるいは影の政府である。それらは今日ここにいるが明日は消え去る政治家を越え、ずっと上で全てを運営している。これと比べたら、ジョンソンのような首相たちは、「大流行」詐欺の間、われわれがはっきり見たように、はした役の、本当に周辺的な役者にすぎない。
<「肘でそっと突く」、というより背中をピシャリとたたく>
・このネットワークに由来する組織心理学的操作の完全な例は、緊急時科学諮問会議の「行動科学小グループ」によって政府のために用意された論文に見つけることができる。
・早期に都市封鎖した英国は、全く都市封鎖しなかった国に劣らず、概して悪影響を被った。
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