「このとき、大部分の人は、中間世で行ったソウルメイトとのやりとりや計画などを忘れます。そのため、このときに通る光のトンネルの集合体を『忘却の膜』とも呼びます」(2)
(2021/6/7)
『アルクトゥルス人より地球人へ』
トム・ケニオン、ジュディ・シオン
ナチュラルスピリット 2016/11/18
<アルクトゥルスの宇宙船>
・その瞬間、私の一部がビュガラッシュ山に向かって引っぱり出されたのです。それまでにこうした霊的な感覚を数多く経験していなければ、きっと腰を抜かしていたでしょう。でも私は冷静そのものでした。自分がアルクトゥルスの宇宙船に連れて行かれることがわかり、そこに何の危険もないこともわかっていたのです。
頭脳がいつものようにフル回転して、もしや私は昼間のハイキングで疲れすぎ、精神に異常か変調をきたしたのだろうかと考えました。しかしそんな考えなどおかまいなしに、霊的な心象がさらに勢いをまして怒涛のように流入してきました。
望めばすぐにこの変性意識状態から抜け出すこともできたでしょうが、力をゆるめ身をまかせていると、その心象はますます鮮明なものになっていきました。私はベッドに横たわったまま、1分ほどその霊的な心象の洪水にひたっていました。次の1分で、寝室にいる感覚が消えました。
そして私は宇宙船の中にいたのです。少なくとも私の変性意識では、それがはっきりわかりました。
私を迎えてくれたのは、あのときのアルクトゥルス人でした。山の上で話しかけてきて、その後『ライトシップ』の録音を助けてくれたフレフィオスです。
彼は淡々と、「こちらへどうぞ」と当たり前のように言いました。
それだけ言うと、フレフィオスは私の前を歩きはじめます。それは長い廊下でしたが、まったく見たことのないしろものでした。廊下というよりは長いチューブの中のようで、湾曲した壁面にところどころ象形文字のような不思議なシンボルが見えます。それらはとても魅惑的で、私はふと手を伸ばして触れようとしました。
・そこは広い食堂のようなホールで、まるで映画『スター・ウォーズ』に出てくる居酒屋のように、多種多彩な風貌の人たちが集まっていました。
案内役のアルクトゥルス人は、空いているテーブルに私を座らせました。それからカウンターのほうに歩いていって、なにかの装置からカップをとりだすと、それを手にして戻ってきました。
「これを飲んでください。そうするとあなたのエネルギー場が安定します」
私がぽかんとして彼を見つめていると、彼はつづけてこう言いました。
「この宇宙船と同じ波動のものを体内に入れないと、あなたは長くはここにとどまっていられません」
彼にうながされて、私はカップの液体を飲み干しました。不思議な甘みがありましたが、それ以外は何の味もしません。そのとき、近くのテーブルに誰かが――いえ、何かがと言うべきか――座っているのに気がつきました。
その存在はアルクトゥルス人ではなかったことがあとでわかるのですが、私にとって、彼は巨大なロブスターと人間が合わさったような姿に見えました。容貌は人のようでもありますが、球根のような頭をして、髪の毛はなく、顔の真ん中に巨大な一つの目がありました。ああそうだ、キュクロプス(訳注/ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人)に似ているんだ、と私はつぶやきました。
何組があるうちの、いちばん大きな腕の一対はカニのはさみそっくりでした。私の目は彼にくぎづけになってしまいました。
・トンネルのような廊下のつきあたりが見えてきた頃、私はフレフィオスに、さっき出会った存在は誰なのかと訊いてみました。すると彼は、「ああ、彼はナビゲーターです」と答えました。
「ナビゲーター?」私は驚いて聞き返しました。
「ええ、ナビゲーターです。この船には大勢のさまざまなメンバーが乗り込んでいます。そのなかにはアルクトゥルス人でない者もいます」
・「慈悲というものの性質について、あなたと私では見解が異なるようです。私がこの宇宙船の船長としてとったある行動について話しますから、あなたはそれを慈悲のある行為だと思うかどうか聞かせてくれますか?」
私は彼の問いにいささか当惑しましたが、「わかりました」と答えました。
「あなたがたの時間感覚でいうと数か月ほど前、われわれはあなたがたの太陽系の外側を巡回していました。この象限におけるわれわれの任務は、銀河間に出没する無法者たちから地球を守ることです。そのとき、われわれは別の銀河からきた宇宙船が5次元空間に隠れているのを発見しました。私は彼らが『フィーダー』である事実をつきとめ、地球にとって直接の脅威になると判断したのです」
「フィーダー?」と私は問い返しました。
「人間の中にある否定的な感情を食いものにしている連中です。人間だけではありません。感覚の在る生きものはすべてターゲットになります。彼らは、恐怖といった否定的な感情を食糧にしているだけでなく、好んで対立を引き起こします。ただでさえ地球には、外の銀河からの干渉によってこれだけ争いが蔓延しているというのに、それらの卑劣なものたちはさらに事態を悪化させようとしています」
「それでどうなったのですか?」
「われわれが発見すると同時に、彼らは攻撃を仕掛けてきました」
「それから?」私はたたみかけるように訊ねました。
「反撃しました。われわれのすぐれた火の力で、彼らは木っ端みじんになりました。生き残って地球世界に悪い影響をおよぼさないよう、彼らの宇宙船を素粒子レベルまで粉砕したのです。もちろん生存者は一人もいません」
その状況に対する私の嫌悪を感じとった彼は、私の目をまっすぐ見つめて言いました。
「私のしたことは慈悲のある行為だと思いますか?」そう訊ねる彼の声には確固とした響きがありました。
「私にはよくわかりません」
「私にはわかります」と彼は言い、こうつづけました。「慈悲とはつねに状況しだいで相対的なものです。私にとっては、彼らがあなたがたの地球に、ひいてはどの惑星に対しても害をおよぼすことを黙認しているより、この銀河全体の脅威をとりのぞくことのほうがはるかに慈悲のある行為です」
<アヌンナキの遺伝学者>
・アフリカの地において、アヌンナキの遺伝学者たちは遺伝子を交配させて醸成し、今の人類をつくりだしました。その理由は、アヌンナキ自身は地球の自転のために長くそこに滞在することができず、しかも金鉱採掘の重労働を嫌ったため、みずからの手を汚さずに自分たちの大気を安定させる方策をさがしたのです。そのためにつくりだされたのがホモサピエンスと呼ばれる現生人類でした。シュメール文明初期の粘土板には、その当時のことが記されています。
一般的には人類進化の起源は初期の霊長類であると見なされていますが、アルクトゥルス人の話には今まで聞いたことがない部分が加わっていました。それは「エフェメラル」と呼ばれる、電磁的な性質をおびた、高い波動の存在のことです。
エフェメラルはいつもここにいます。私たちもかつてはその存在を見ることができました。彼らは私たちよりずっと高レベルで振動しており、神話の中にも妖精や小人やノームなどとして登場します。彼らは今も存在しているのです。ただ、私たちは彼らが見えないように訓練されてきただけなのです。
・そのエフェメラルたちのなかに、試しに初期の霊長類の身体に入ってみたものたちがいました。しかし生き物の身体に入るというこの実験には、一定の時間枠がありました。もしもその枠を超えて留まったエフェメラルがいれば、そのまま霊長類の身体に封じ込められてしまったはずです。
アヌンナキが自身のDNAを地球の初期霊長類のDNAに継ぎ合わせ、自分たちを主人として金鉱で働く奴隷人種をつくりだしたという話は、これまでにも多くの超銀河集団が語っています。しかし、アヌンナキが特定の霊長類すなわちエフェメラルが封じ込められた霊長類だけを選んで、この実験の対象にしていたことは初耳でした。
・アルクトゥルス人によれば、アヌンナキたちがエフェメラルの内在する霊長類だけを選ぶことができたのは、他の多くの霊長類とは明らかに異なった、目に見える輝きを放っていたからだそうです。つまり私たちは普通の霊長類ではなかったということです。
私たちは、どこぞの神だか主だかが、アダムのあばら骨から女性をこしらえたなどという聖書の物語の産物ではなく、科学的実験の産物なのです。今の人類が動物の品種改良と称して遺伝子を改ざんするのと大きな違いはありません。
ですから、人類の生物学的進化における失われた環とは、異星人の介入による初期人類の創造だったわけです。
・あとでわかったことですが、マグダラのマリアはアルクトゥルス人だったのです。そればかりか、偉大な存在として知られるイェシュア・
ベン・ヨセフも、また次元上昇したマスターであるサナート・クマラも同様でした。
<異星人のDNA鎖>
・私が意識の上ではじめてアルクトゥルス人と出会ったのは、スイスのツェルマットにある心優しい親友の別荘用アパートでした。マグダラのマリアが、ここにいるあいだに私の系譜をさかのぼってみてはどうかと提案してくれたのです。それは私の誕生日プレゼントになりました。
あなたもそうかもしれません。ついで言うと、私たちの多くが地球外存在のエネルギー的なDNA鎖の放射をたずさえているそうです。つまり、地球出身ではないということです。
私のDNA鎖はずいぶん遠く離れた宇宙から来ているらしく、「ここに来るまでに異種交配と同種異系交配を経てきている」とも言われました。
・そのとき私の個人的なことを伝えてくれた存在たちについては、もうあまりよく憶えていないのですが、そこに現れたアルクトゥルス人のことだけは決して忘れられません。彼はじつに大胆で、しかも深い知性をそなえていました。彼の話は筋が通っていて、単刀直入なところが好ましかったのです。
あるとき、このアルクトゥルス人と交信するためにトムが変性意識に入っていると、すぐ上の階の部屋に滞在している家族がいきなり家具の配置替えを始めたようで、私たちの頭のわずか1メートルほど上でタイルの床の上を引きずる、耳をつんざくような騒音が響きわたりました。するとアルクトゥルス人は、「あの馬鹿者どもは上で何をやっているんだ?」という意味のことを口走ったのです。
・私たち人間は肉体と意識が結びついたものです。肉体は地球上のさまざまな土地にいた身体的な祖先から受け継がれたDNAの混合によって出来ているかもしれませんが、その肉体に宿って意識を決定づけている放射には、たくさんの銀河、たくさんの次元から来たものが混ざり合っている可能性があるのです。あなたは女神や崇高な聖者の放射をたずさえているかもしれません。ただし神や女神がそのまま転生することはまずないと、マグダラのマリヤやハトホルたちは述べています。
<集合意識ハトホル>
<愛しきアルクトゥルスの友人たち>
・私たちハトホルの故郷は、あなたがた地球人とは別の宇宙にあります。
私たちはあなたがたの宇宙に隣接する並行宇宙からやってきました。私たちから見ると、隣りあった宇宙はおたがいに卵のパックを積み重ねるように並んでいるのです。
それらの宇宙のあいだにはエネルギーの通り道があり、特にすぐ近くの宇宙からは多くのエネルギーの流れがあります。あなたがたの宇宙へのおもな入り口はシリウスで、ここは大きなスターゲートあるいはポータルとなっています。
私たちはサナート・クマラの要請によってあなたがたの宇宙に入りました。彼は次元上昇したマスターであり宇宙船の司令官でもあります。彼が私たちをこの宇宙に招き入れたのは、私たちは存在の女性性と男性性という極性のバランスがとれており、文明全体ですでに波動の変容と上昇をとげていたからです。
・私たちは、サナート・クマラがきわめて高潔な精神をもった才気あふれる知将で、生命のための不屈の勇士であることを見てとり、とても親しみを感じました。そしてこの比類なきマスターの友好を深めるにしたがい、彼以外のアルクトゥルス人たちにも同じ気質が見られることに気づきました。あなたがたの宇宙でたくさんのアルクトゥルス人と知り合いましたが、私たちから見ると彼らはじつにユニークな資質をあわせ持っています。彼らはあなたがたの宇宙においてもっとも高い知性をもつ部類の種族で、そのテクノロジーはほかの超銀河文明よりぬきんでて進化しています。そして私たちもそうであるように、存在を楽しむ素質が生まれながらにそなわっているのです。
・ただし彼らの楽しみ方は、私たちハトホルとは少し異なります。私たちは5次元から12次元のあいだで存在を楽しみます。光の領域だけに存在しているため、時間と空間の外側を行き来し、その内側に入りこむことはありません。けれどもアルクトゥルス人たちは、みずから波動を下げて低い周波数域に入ることを楽しみ、必要とあれば喜んでそうします。3次元の世界に姿を現すほど宇宙船の周波数を落とすには莫大なエネルギーがいり、それは簡単なことではありません。高い周波数の領域で活動するほうがずっと容易なのですが、彼らは必要に応じて、いつでも3次元の立体世界に物質化することができるようにしておきたいのです。
このような楽しみ方で存在を眺めるというアルクトゥルス人の気質は、彼らの柔軟性と冒険的な魂からくるのでしょう。アルクトゥルス人はとほうもなく機略にたけた布陣の達人です。どんな状況にも多次元的に眺め、同時に過去・現在・未来の視点から分析できるのです。遭遇したものごとへのこうした複合的でホログラフィックな視野は、彼らの先天的な資質です。学んで身につけたものではなく、彼らのDNAに織り込まれているのです。
・サナート・クマラはあなたがたの地球と太陽系と銀河系の守護者です。彼がはじめて地球に直接ふれたのは、現在では日本と呼ばれている場所でした。今からおよそ1千万年ほど前のことです。彼はそのとき、宇宙船を日本の人里離れた山中に降下させ、付近に住んでいた非常に進化した人々と交流しました。そこは今も日本で崇敬されている地、鞍馬山にある小堂を中心とする一帯です。
サナート・クマラが地球に降り立ったとき、高度な進化をとげたアルクトゥルス人である彼には、惑星の過去からその時点までの歴史をホログラムですっかり見ることができました。それはあなたがたの時間で1千万年ほど過去のことです。そして彼には未来へとつづく流れもすべて見えました。今やそれがあなたがたの現在となっています。
鞍馬山は、日本人だけでなくアルクトゥルス人にとっても崇敬の地です。
だからといってアルクトゥルス人たちはサナート・クマラを崇拝しているわけではありません。彼らにとって、サナート・クマラは仲間の一員であり、アルクトゥルス人としての可能性を最大限に発揮している存在と見なしているのです。それでも仲間の一人であることに変わりはありません。
では、これからアルクトゥルスの皆さんに語っていただきましょう。私たちはただその扉を開けて、とても古くからの友人に敬意を表したいと思います。
<ナザレのイエス>
・私もアルクトゥルス人ですが、サナート・クマラではありません。おそらくこれを読んでいる人々の多くは、私をイェシュア、あるいはナザレのイエスという名で知っているでしょう。
私についての、また私の言葉についての誤解をいくつか明らかにしたいと思います。
私はアルクトゥルス人です。私の放射の一つが人間の姿をとってこの地球上で生きたことがあります。聖書は大きく歪曲された文書であり、そこには母である聖母マリアが「聖霊」によって「処女懐胎」して私が生まれたと記されています。
事実を言うと、それはアルクトゥルス人による懐胎でした。二人の結びつきによって私が生まれ、私は人間の身体をしていましたが、遺伝子の半分はアルクトゥルス人のものでした。言い換えれば、母は地球人、父はアルクトゥルス人だったということです。私はアルクトゥルスの性質ゆえに、たやすく瞑想意識に入り、5次元の自分とつながることができました。イエスとしての私は、5次元にいる私のほんの小さな一部でした。
・今から2千年前に、地球人として生きながら、自分の半分が非常に進歩した地球外の存在であるということが、どれほど奇妙なものか想像がつくでしょうか。
私は成人して自分のことがよくわかってくると、自分の5次元にそなわったテクノロジーを使えることに気づきました。私が起こした奇跡として記録されているものごとの多くは、この5次元のテクノロジーを使ったものでした。
私のメッセージはいたってシンプルでした。
「たがいに愛し合いなさい」というものです。他者に共感するという資質はアルクトゥルス人の特徴なのです。
・『新約聖書』の福音書には、私が復活したとき、私の身体は墓所から消えたことが記されています。それは私自身がアルクトゥルスのテクノロジーを使ってそうしたのです。しかし人々にはまるで理解できなかったため、そのことはいっさい触れられていません。私は単にアルクトゥルスの光形成技術を用い、身体の原子構造を5次元に転換しただけでした。
私が死んで地上から姿を消すと、たちどころに内紛や嫉妬の渦が巻き起こりました。もっとも進化した最愛の弟子は、実際には私の師でもあった妻のマグダラのマリア(マグダレン)でした。けれども不幸なことに、彼女はほかの弟子たちの偏狭で愚かな考えによって追放されてしまいました。
私は自分もまたサナート・クマラとよく似た選択に直面していたことに、大きな悲哀と驚きを感じないわけにはいきません。アルクトゥルス人にとってはつねに使命が最優先であり、そのことが心に影を落とす結果になります。私は最愛のマグダラのマリアと、私たちの娘を残して旅立ちました――この事実は福音書には書かれていませんが。
・私の最大の悔いは、マグダラのマリアを置き去りにしたことに加え、人生で一時的とはいえ娘を失ったことです。私の頭は使命のことでいっぱいでした。今やその使命は完了しましたが、地球上で私の名のもとに繰りひろげられている事態を目にすると胸が悪くなります。
私の名を騙り、愛でなく憎しみを煽る者たちが、どうしてキリスト者であり得るでしょう。アルクトゥルス人としての私にとっては、まさか自分のメッセージがそこまで歪曲されてしまうなど想像もできません。しかしながら人間として地上に生きたことのある私としては、それも理解できるのです。
サナート・クマラも述べていたように、超銀河的存在のなかには博愛的な存在もいれば邪悪な存在もいます。親切な者もいれば、そうでない者もいます。そしてそれは人間も同じなのです。これは一人ひとりが自分自身に問うべきことです。
<テレパシー>
・アルクトゥルス人にとって背景事情は問題解決のために欠かせません。どんな出来事であれ状況であれ、その歴史や、以前の似たような事柄との関係性を知りたいのです。さらに、ある出来事に関連して将来起こるだろう現実もよく検討します。
このような膨大なホログラムの情報の海は、すべてテレパシーでやりとりされます。あたかもすべての検索システムのソフトウェアに入っている全データを、ハードウェアもコンピュータも介さずに、そしてほとんど時間のずれもなく相手の意識にぽんと転送するようなものです。
それで今こうして皆さんにお話しするには、より原始的なコミュニケーション手段を使わなければならないため、簡単なことを伝えるのにも時間がかかります。
・これらの言葉を読んでいる人のなかには、テレパシーでアルクトゥルスの情報の海にアクセスできる人もいるでしょう。それについて少し触れておきます。
もしあなたにテレパシーの素質があれば、この文章を読むうちにホログラフィックなイメージが浮かんできたり、3次元でも身体感覚が生じたりするでしょう。そのような微細なホログラフィの心象は、実際にはコミュニケーションなのです。言葉ではその深さをとらえきれません。でも、これを読んでいてホログラフィックなイメージがなにも浮かばないという人も心配はいりません。人間に潜在するこの層にアクセスする準備ができたとき、おのずと扉は開きます。
・テレパシーでホログラムをやりとりできそうな人は、私の言葉を読みながら、意識の一部を頭の中心にある松果体に合わせてください。松果体はアルクトゥルスの情報を受けとる主要な場所です。
くつろいで意識を集中してください。くつろいで集中するという言葉はとても重要です。そうしていると、(アルクトゥルス的な素質があれば)ホログラフィの心象を感じはじめるでしょう。
それでは、アルクトゥルス流ホログラフィ交信の素地ができたところで、本来のテーマに戻ります。
・さきほど述べた通り、どの次元にもそれぞれ固有の潜在的可能性と限界とが存在します。たとえばアルクトゥルスのような5次元の文明における潜在的可能性とは、現実感覚のひろがりです。
5次元の現実にそなわる限界を説明することは容易ではありません。その限界とは知覚の相対性にまつわるものです。たとえば私たちは、地球人類のように時間と空間の中に幽閉され、惑星の重力という井戸の中にいることがどういうものかを想像することはできますが、それはあくまでも想像にすぎません。
あなたがたが5次元について考えるときも同様です。そのように、双方とも自分たちがいる次元世界によって理解にハンディが生じるのです。
このことは使命の遂行にもジレンマをつくりだします。私たちの使命は、生命と知性と自由を守ること(守り甲斐のある場合に)です。この使命はサナート・クマラによって確立され、この象限で任務を果たす私たちは全員、彼の指揮下にあります。究極的に彼のビジョンは、どうすればあなたがたの銀河と太陽系と惑星地球の生命、知性、自由のために、もっとも貢献できるかということです。
<ハトホルのチャネリング>
・本書は、マグダラのマリアから地球人類のために情報のとりつぎを依頼されたという、トム・ケニオン氏によってチャネルされ、妻であるジュディ・シオン氏の手で記録されて一冊の本になったものです。すでにハトホルのチャネリングでご存知の方も多いと思いますが、ケニオン氏はチャネルとしての信頼性に定評があるばかりでなく、深い人間性をたずさえた素晴らしいユーモア感覚の持ち主でもあります。
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