ダルシーの近くの渓谷に差しかかったとき、二人はともに全長1マイル(1600メートル)ほどの巨大なUAPを目撃した。(5)
<サイミントン知事と改革へ向けた動き>
・ハドソン・バレーにおけるUFOウェーブが収まった10年後の1997年3月13日、三角形とV字型の複数のUFOが、今度はアメリカ西部で新たに出現した。
アリゾナ州で、ある晴れた静かでのどかな春の夜に、へール・ボップ彗星が見えるということで、数えきれないほどの家族が空を見上げていた。午後8時頃から、ヘール・ポップ彗星の代わりに、驚異的な空中スぺクタクルが見られた。これまでに見たこともないような、一連の巨大で不気味な、静かな飛行物体が頭上を移動したのである。一つの中心的な物体は、アリゾナ州を北から南東へ縦断するように、ポールデンからツーソンまでの約320キロを、フェニックスと周辺の市街地の近くを通過しながら飛行した。それは、午後8時15分から午後9時30分まで続き、何百人、おそらく何千人もがそれを目撃していた。
警察署の電話がつながらなくなり、地元の空軍施設であるルーク空軍基地は電話が鳴りとまらなかった。ワシントン州シアトルに本拠を置く、連邦航空局(FAA)のマニュアルに引用されているUFO目撃報告の集積所である全米UFO報告センター(NUFORC)には、州周辺からの目撃情報が殺到した。それでも、航空管制官はこの奇妙な物体をレーダーで認識できなかったようである。
・灯火の配列についての説明は目撃者によって異なるが、最も重要な特徴は、それが単なる光と闇ではなく、固体で、非常に低空を飛行することが多く、背後にある星を遮っていたことである。若い目撃者は、物体の下部がはっきりと見えたと言い、石を投げれば当たったかもしれないと思ったという。ネバダ州ヘンダーソンから午後6時55分に最初の報告を受けたNUFORCの資料によると、3人のグループは物体が上空の
ほとんどを遮っていたと述べ、別の5人家族は時速約130キロで運転中に、車の上を通過する信じられないほど巨大な飛行物体を車窓から目撃したと話していた。多くの人が、それが複数のサッカ―場ほどの大きさがあり、長さは最大2キロほどだったと証言した。巨大な物体が子供や親たち、そしてコーチの頭上を通り過ぎたので、リトル・リーグの試合は中断を余儀なくされた。一部の人々はその色を暗灰色と表現し、多くの人々は瞬く間に飛び去るのを見ながら、その物体の大きさと静けさに驚いていた。
<記録を修正する>
<ファイブ・サイミントン(アリゾナ州知事:1991~1997年)の証言>
・アリゾナ州知事として2期目となる1997年3月13日の午後8時から8時30分の間に、現実に挑戦するような、理屈に合わないものを目撃しました。それは、フェニックス・マウンテン保護区のスコーピークを静かに飛行する巨大な三角形の飛行物体でした。幻影などではなく、独特の先端に灯火を備えた、堅牢で巨大な構造物で、アリゾナ州の上空を移動していました。私にはそれが何であったのかいまだにわかりません。パイロットであり、元空軍将校であった私は、この飛行物体が今まで見たどの人工物にも似ていなかったと断言できます。
・この事件はアリゾナでも数千人とまでいかなくても数百人が目撃しており、私のオフィスには住民からたちまち電話が殺到しました。
<アメリカ政府の関与>
・2002年、私は「情報の自由のための連合(CFI)」を共同設立した。その使命は、しばしば誤解されているUFO問題について、科学界や議会、およびメディアにおける信頼性を高めることである。私たちの仕事の多くは情報公開法(FOIA)を通じて新しい情報を入手する取組みを中心になされており、本書の序文を寄稿してくれた、アメリカ政府の開放性を最も強く主張するジョン・ポデスタの支持を獲得した。大統領の首席補佐官として、ポデスタはクリントン政権時代に8億ページにものぼる文書の機密解除に尽力した。2008年には、オバマ大統領への政権移行チームを率いて、その後、ワシントンDCにあるシンクタンク「アメリカ進歩センター(CAP)」を主導している。私たちのFOIA活動により、NASAに対する連邦訴訟が和解し、NASAは以前に非公開としていた数百ページの文書を公開することになった。
<積極的な不可知論とUFOタブー>
・二人の学者は、UFOを真剣に受け止めるべきではないという文化的および政治的立場を永続させている懐疑論者の議論を解体し、そのような不合理な懐疑論の根底にある地球外仮説に対する根深い恐怖を検証したのだ。それでも、皮肉なことに、彼らは「主権とUFO」を発表したあと、直接このタブーの影響を受けたという。
<アレクサンダー・ウェント博士とレイモンド・デュヴァル博士の論説>
・この本にはタブーがあります。それはUFOのタブーです。もちろん、UFOへの関心が高く、ウェブサイトが乱立している大衆文化におけるものではなく、現実とは何かを決定しているエリート文化、つまり権威ある信念と実践の構造におけるものです。UFO現象に関して、この権威主義構造は、政府や科学界、および主要メディアの三つのグループによって世界的に支配されています。個々のメンバーはUFOについてさまざまな個人的信念をもっているかもしれませんが、公の場では、これらのグループは、UFOを「事実」ではなく、真摯に受け止めるべきでもなく、少なく他の奇妙な文化的信念と同じくらい真剣に受け止めるべきではない、という共通見解をもっています。これらのエリートにとって、UFOを真摯に受け止めている本書のようなものは、本質的に問題があるというわけです。
・現代社会では、物理的証拠は通常、事実の決定的な証拠、物理的世界に何らかの原因がある客観的証拠と見なされます。したがって、この基準により、少なくともいくつかのUFOは明らかに事実ということになります。そこで次に、「それは地球外起源である可能性がありますか」という疑問が生じます。
■私たちの無知を証明する
・UFOの懐疑論者は、我々の科学的常識から照らして、UFOが地球外起源ではありえないため、無視できると考えています。しかし、この見解に対する最も有力な議論のどれもが、実際には、UFOの地球外仮説を否定することができていません。彼らは核心に近づいていないのです。実は、科学的事実として、UFOが地球外起源でないことは知られていません。
・体系的な科学的研究がほとんど行われていないことを考えると、地球外仮説を俎上に載せずに否定する場合、地球外からの訪問が不可能であるというアプリオリな(事前検討もしない)理論的信念、つまり、「それは科学的常識の範囲を逸脱しているので正しくない」という理屈に基づいています。懐疑論者が提唱する否定的根拠については、次の四つの議論がなされています。
①宇宙に存在するのは私たちだけです
②彼らは地球にたどり着くことができません
③彼らはホワイトハウスの芝生に着陸するだろう
④彼らが地球に来ていればわかります
■UFOの脅威
・科学を適切に適用するならば、現在の私たちは、UFOが地球外起源であるか否かについて、これを信じたり否定したりしない不可知論者であって、UFOが何であるかを解明しようとすることをタブー視するのは、まことに不可解です。最終的に、UFOが宇宙の別の場所からのものであることが判明した場合、それは人類史の中で最も重要な出来事の一つとなり、さらに遠い星に知的生物が存在する可能性を調整することを合理的にします。
■タブーの維持
・UFOタブーが現代の人間中心主義のルールを機能させるために必要であるという考え方は、それが自動的に維持されていることを意味するものではありません。そのような強制的禁止は骨の折れる作業です。つまり、UFOタブーは、UFOに関する「事実」を抑圧しようとする何らかの意図的な作業ではなく、UFOが地球外起源ではなく、したがって無視できることを私たちに納得させるための無数の実践の働きなのです。
■積極的な不可知論による抵抗
・UFOタブーは強力なメカニズムが働くので、「抵抗しても無駄だ」と言う人もいるかもしれません。それでも、UFOタブーには少なくとも三つの弱点があり、それを支えている人間中心主義の規律は潜在的に不安定です。
一つはUFOそのものです。UFOの実在を否定しようとする権威的な努力にもかかわらず、UFOは執拗に現れつづけ、それらを非物質的なものに変える必要が常に生じています。現代の政府はUFOを否定しているかもしれませんが、異常な現象が続くなかで、それを否定しつづけるのは一苦労です。
もう一つの弱点は、科学界と国家における知識への関心の違いにあります。
・そして最後に、近代統治の本質的な核心ともいうべきリベラリズムがあります。UFOを「信じる」ことが不条理であることを知っている理性的な主体を生み出しつつも、それを疑うかもしれない自由な思考の主体を生み出す言説として、リベラリズムは自らを正当化するのです。
これら三つの弱点を最大限に活用できる種類の抵抗は、「積極的な不可知論」と呼ばれることがあります。
<難題への挑戦>
・その政治的目的は強力なものであって、UFOが地球外起源である可能性に向き合うことを避けなければならないという責務を維持している。もしそうなら、これらの奇蹟的な飛行物体、乗り物、正体不明の物体が、人間よりも強力な「他者」によってどこか別の場所から生み出されたことを意味するからである。そのような考えは容易に受け入れられず、人間に根源的な恐怖をもたらす恐れがある。私たちは、UFOの存在を全否定する政治戦略によってこれに向き合っている。この姿勢は、一時的ではあるが、安定性に対する想像を絶する脅威に直面する事態から私たちを保護している。
科学者には、UFOを恐れる独自の理由がある。UFOは、宇宙の理解の基礎となる物理学の基本原則と矛盾するように見える特性を示しているからだ。
・本書の寄稿者が示しているように、先延ばしを継続するには危険が多すぎる。同時に、前進することによりリスクがあるという事実を否定することはできない。この現象自体は、好むと好まざるとにかかわらず、私たちにはどうすることもできない不安定な状況に自分を置いている。私たちは、自分たちにできることを学ぶよう、努力しなければならない。なぜなら、それが私たちの生来的な本質であり、知りたいと思う最大の関心事であるからである。その発見は私たちの歴史のターニング・ポイントになるであろう。あるいはそうならなくても、おそらく、UFO現象に内在する非常に重要な何かがあり、それは私たち全員にとって変革をもたらす可能性がある。目を開いて、それが何であるかを見るときが、ついに到来したのである。
『深宇宙探訪記』
(オスカー・マゴッチ)(加速学園出版)1992/11
<葉巻型の宇宙船は世界各地で目撃談が多い大型の宇宙船>
・中型船内宇宙研究室(連盟登録番号 SLA8701)
宇宙研究用の移動研究室。12の異なる世界を展示。多種族の乗組員と科学者が搭乗。総搭乗員数3000『人』
全長2400m。直径約400m(厚さ約188mの単独航行可能モジュール18基で構成)
<宇宙研究室の外観>
・各モジュールは、居住者の便宜を考え、それぞれの貫通路に沿って観測窓が、一つずつ付いている(実際には大型の展望用球体で、拡大機能および夜間赤外線利用暗視機能がある。)
<種々のUFO>
・『帝国同盟』の三角形をした地球外の戦闘機。『悪魔機』として知られている。
・7機の円盤を収容できる中型円盤型母船。直径100m。高さ40m。
・偵察型の円盤(直径25m。高さ10m)
・幽霊船(およそ、長さ40m、幅10m) 本船が生きている存在で、固体の固い金属構造物ではない。準バイオニック船である。
・ダイヤモンド型エーテル船(高さ12m、幅12m)
<『深宇宙探訪記』に書かれてある中型船内宇宙研究室は、葉巻型UFO>
・宇宙研究用の移動研究室は、搭乗員が3000人で、全長2400メートル、直径400メートルで長さ122メートルの単独航行可能なモジュール18基で構成されているようです。そして、バミューダ三角海域の次元間移行ゾーンを利用しています。これが、有名な葉巻型のUFOのように思われますが、大きさから考えると世界中で見られているのとは違うかもしれません。
・オスカー・マゴッチの本によると「シリウスは連盟の送信センターである。暗黒の勢力とその地球の光明派の召使達はシリウスから来た善玉になりすましている。暗黒の勢力は、自分達の基地は、オリオン大星雲にあると、私達に思い込ませようとしている。
しかし、彼らはそこからやって来たにすぎない。オリオン座は、光の主たちの故郷であり、銀河系委員会の故郷であるのだ。そしてアルクトゥルスを中継基地に使っている。暗黒の勢力と彼らが支配する悪の帝国の本拠地は、大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。宇宙連合の宇宙人は、友好的な善意の宇宙人であるが、惑星連合や地底連合の宇宙人は、邪悪な宇宙人である」
<アメリカ政府と宇宙人の契約>
・1947年7月2日ニューメキシコ州ロズウェルでUFO墜落事件が起きた。だが、米軍は、気球の墜落だと発表し、事実を偽装した。奇妙なことに1949年1月30日同じロズゥエルで、UFO墜落事件がおき、その際、偶然にも地球外生命体が1名生存しており、ロスアラモス研究所に送られた。その地球外生命体は、「イーバ」と名づけられ、1952年6月18日まで生きた。その間の調査では、イーバは自らの母星が、地球から55光年離れたところにあると告げたという。
・彼の身体的外観は、現在多くの人に知られるところとなった「グレイ」に似ており、爬虫類と昆虫の特徴を持っていた。そして、1954年1月、アメリカは、後に「ラージ・ノーズ・グレイ」と呼ばれるようになる地球外生命体と初コンタクトを行なう。この地球外生命体の出自は、オリオン座のペテルギウスを巡る一つの惑星だった。これは、500光年離れた赤色巨星を巡る惑星からやってきた事になる。
・1954年2月。ラージ・ノーズ・グレイの代理として、イーバそっくりの「クリル」と名づけられた地球外生命体が再度地球人とのコンタクトのため送り込まれ、この時、アイゼンハワー大統領が統括していたアメリカ政府は、この「クリル」を全権大使とした「オリオン座領域から来訪した」地球外生命体と何らかの契約を結んだと言われている。「それから50年、国家最高機密は、厳重に守られている」。
<ハリウッド映画で有名なグレイは、人類に比べ科学力で優に5万年を先んじている>
・Tシャツのプリントになるほど、スター化した地球外生命体の「グレイ」のルーツは、琴座である。約50年前、かって琴座領域にあったアペックスと呼ばれる惑星で核戦争が起き、生き残ったアペックスの人々は地下生活を余儀なくされた。核戦争を引き起こした2つの勢力は、ポジティブ派が、主として、レチクル座の2重星(ゼータ)付近を拠点としているが、ネガティブ派のほうは、その多くがオリオン座のペテルギウス領域や大犬座のシリウス領域に移住した。
・ネガティブ派の中で特にオリオンに拠点を置く者たちは、リゲリアンという種族だが、地球でグレイと呼ばれる存在は、このリゲリアンを指している。リゲリアンという呼称そのものは、ケンタウルス座のα星であるリギル・ケンタウルスにも隠れたつながりがあるが、彼らのルーツには、判然としない部分がある。現在、地球には、惑星アペックスに出自を持つ地球外生命体が、時空を超え、過去、現在、未来の次元から同時に訪れている。
<ウォーク・インとワンダラー(スターピープル、スターシード、スターライト)>
・地球人に生まれ変わったワンダラーや、人生の途中で地球外の魂と劇的なソウル・チェンジ(魂の変換)を起こしたウォーク・インなどを地球外生命体(ET)の魂を持つという意味で、ETソウルと呼んでいる。ウォーク・インやワンダラーは、白色同胞団でも活躍している。白色同胞団(ホワイト・ブラザーズ・フッド)のルーツは、プレアデスと同じ牡牛座のアルデバランという説と、火星でアルデバランの人々と共存していたさそり座のアンタレスからの人々だという説がある。
・また、チャネリングは、日常ではない別次元の意識やいわゆる地球外生命体と意識のレベルで交信することを言います。シリウス経由のチャネリングによりますと、地球に介入した2種類の生命体があると語ります。約2600万年前、地球に2種類の非人間的生命体が入植した。それらは、射手座星系からやって来た爬虫類的存在とオリオンのベラトリックス星系からの恐竜的存在だったという。
・ここで言う爬虫類と恐竜は生物学的に分類されるそれらの意味とは異なる。そして、地球ではこの2種類の生命体が入り込んだ後に、人間の祖となる哺乳類的生命体が現れる。
<グランド・マスター達の下に位置する評議会を構成するガーディアン達>
・ありとあらゆる系に存在し、人類の長老である彼らガーディアン達は、二度とあのような宇宙規模の破壊行為が生じるのを防ぐことと、暗黙の勢力から守ることに献身するようになった。グランド・マスター達の下に位置する評議会を構成する彼らガーディアン達は、多宇宙の構造の『外側』に、つまり時空を超越した完全に非物質的な次元の最上階域に存在し機能している。
・彼らは霊的存在であり、時としてその在住場所に光の存在として出現することがある。私達の故郷がどのような宇宙界であろうとも、彼らは、この世のものでない在住場所から私達人間世界が適切に機能し進化するよう導いてくれている。
・このように数十万年前の昔に私達の多宇宙の遠い所でさまざまな人間世界系の諸問題を管理するために大連盟が誕生した。第11部門もそうして誕生し、その中核であるサイキアン諸世界が大連盟の中心部門となった。その統治惑星をザンシウスという、連盟の33部門を構成しているのは総計5千の主な世界センター惑星だが、それに加えて手付かずで未開発の惑星がその数の百倍はある。
・一部門として参加しているのが銀河系連合で、その代表はアシュター司令部だが、もしかしたら連盟加盟につながるかも知れないので、惑星地球の進化に関心を払っている。
「彼らは類似した宇宙から来た異星人です。地球の次元とは全く異なる次元にある宇宙です。その次元の一部は、この次元と隣り合わせに、あるいは同じ空間にも共存しています。この二つの次元は、普通には見えません。それぞれの実体が現れる振動数が異なるからです。固体と電波の関係みたいなものです。もっとも、この次元で固体のものは、全て、あの次元でも全く同様に固体です」、
「次元間通路はいわゆる窓の地域を通って行なえます。窓の地域は地球には12あります」、
「町に近づくにつれて、細かい部分がもっと見えるようになった。ガラスの巨大なドームが数十、間隔は非常にバラバラだが、びっしり並んでいる。その形や大きさは様々で、内部には見上げるような尖塔が林立していて、複層道路が縦横に走っている。一つ一つのドームは迷路のように曲がったガラスの管で相互につながっている。こうした管の中には、何らかの運搬手段が通っている。様々な色のついた無数の光が林立する尖塔で輝いていて、摩天楼の窓のように見える」。そこは、サイキアン連盟世界の一員、オム・オン系の惑星アルゴナの都市だそうです。
<延命者・最延命者>
・連盟の半分以上の場所では、人間の平均寿命は地球年の2百歳で、半分以下のところのいわゆる『長命』の寿命は8百歳だ。子供時代と青春期は地球のと同様で、18歳から521歳で成年に達する。壮年期は35歳から50歳の間だが、長命の場合の壮年期は安定した『最盛期』の状態で5百歳まで続き、その後に2百年間の中年期が来る。年齢による衰退期は、7百歳ぐらいを大分超えてから始まる。
・非常に優れた功績のある個人に対して、連盟は寿命を5千年まで伸ばすことができる。延命処理は極秘のクリニックで行われ、(「延命者」と呼ばれる)寿命の延長を受けた者は100年位に一度クリニックに戻って追加処置を受ける必要がある。これは生物学的処置というよりも、本質はサイ粒子にかかわり、オーラを徹底的にいろいろと調整をする。
・また、極めて希有な場合、代替の交代がない不可欠の一握りの個人については、ガーディアン評議会が、3万5千年から4万年まで肉体面で第二の延命を与えることがある。(こうした寿命)延長者は『最延命者』と呼ばれる。)最初の処置とその後の追加処置はガーディアン達が超次元的に行うが、そのプロセスは不明だ。
<地球と多数の銀河系を持つその可視宇宙は、中域VR3(第3密度)>
・自分の故郷の次元の他にもたくさんの次元がある。こうした次元は隣接して存在しているか、あるいは部分的に重なり合っていることすらある。どの次元も物理的には似通っているがお互いに探知できない。それは、周波数『域』が異なっているからだ。低周波数『バンド(帯)』や高周波数『バンド』にも次元は存在している。どの知覚型生物形態にとっても、周波数の『高バンド化』や『低バンド化』は非常に難しく、専用宇宙船かブースター支援、あるいはその双方を必要とすることが多い。こうした『バンド』は、実際には、異なる世界秩序であり、宇宙の進化スケール上にある各種の存在レベルで構成されているからだ。つまり、密度が異なる別々の振動界(VR)ということだ。
・地球と多数の銀河系を持つその可視宇宙は、中域VR3(第3密度)だし、サイキアンと連盟世界の多くは、高域VR3ないし低域VR4だ。このような振動界は玉葱の皮のように球体の中に球体があるようなものだが、周波数界の高低差が非常に大きいので、それぞれ十分に隔絶されている。振動界の主体も居住者も、別の振動界のものとは(固体対エーテル、火と水のように)相容れない。お互いの技術を利用することも出来ないし、物や道具を別の振動界に持ち込むことも出来ない。精々できることといえば、相互影響力を僅かに働かせることぐらいだが、それとて、間接的にしか出来ない。したがって、別の振動界に旅する者は全く自分の力しか頼るものはなく、現地と融合し、現地の方法しか使えない。
・「ガーディアン評議会」が私に会ってみたい、と興味を示しているのだと言う。彼ら“ガーディアン”は肉と血のある生物ではなく、時空を超越した非物質的領域に住む純粋エネルギーの存在だという。天国の主人役のように彼らは『兄』であり、広大な秩序ある体系としての宇宙全体を通じて、ありとあらゆる次元と宇宙に存在する人類の運命を導いている。もし、私が行くと決めたなら、体ごと、存在の非物質的な次元へ移送され、その間、最終移転地点で変質を遂げなければならないのだという。
<太古の昔、『光の勢力』と『暗黒の勢力』との間に宇宙大戦争が起こった>
・時たま、『暗黒の主』が肉体を持って具現化することもある。(たとえば、かって『ダーズ・ヴェイダー』がそうだ。この宇宙人は実在していたのだ!)『暗黒の勢力』の『帝国同盟』UFO飛行士は、地球任務では大体三角形をしたコウモリ型の偵察機や戦闘機を使う。昼間は鈍い黒色で、夜間は消防車みたいな赤色に輝き、いみじくも『悪魔機』という名で呼ばれている。『暗黒の勢力』は残忍な破壊行為を行ったり、人間に危害を与えたり、誘拐したり、動物をばらばらに切断したりするので悪名が高い。
・まず、『連盟』とその始まりについて全般的な説明を簡単にしましょう。太古の昔、『光の勢力』と『暗黒の勢力』との間に宇宙大戦争が起こった。その結果、巨大なエネルギーが放たれ、私達の多宇宙の何百万という多数の世界が破棄されてしまった。
全領域の構造自体も粉砕され、多数の次元へと細分化されてしまい、新たに形成された亀裂線が恒久的な障壁となってしまったのだ。即時とも言える宇宙旅行とコミュニケーションが以前は自然に行えたのだが、それももはや不可能となってしまった。
・この戦争からの復興は遅々として進まず、部分的にしか行えなかった。だが、例に違わず、生命は勝った。生き残った幾つかの世界は、人類も異星人も同様に新規蒔き直しを図った。救出された生き残りから、元のままのところまで復興した世界もあれば、完全にゼロの状態から原始的状態での再出発というところまで行った世界もある。
・そして何千年もの時間が経過し、戦争の影響を受けた諸世界の大半は、程度こそ違え、文明が繁栄するようになった。その大方は、たとえ、小規模であるにしてもまた宇宙を航行するようになった。貿易や交流が惑星間や星系間で始まった。地域間のリンクができている所もすでにあり、地域間同盟も出来上がっている。
・そうした地域のひとつが諸世界サイキアン連盟だった。この連盟は率先して大複合体の発展にも着手し独立した一部門を構成するようになった。これが後に連盟11部門に指定されることになる。それはまさにこの地域に33の広大な部門を持つ(正式名称を自由諸世界次元間連盟という)大連盟が最終的に形成されたからだ。これは、(光の勢力を支援する)ガーディアン評議会に派遣された宇宙派遣者達の提案と指導によってなされたことなのだ。
<悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センター>
・『暗黒の勢力』は、自分たちの基地はオリオン大星雲にある、と私達に思いこませようとするが、彼らは、単にそこからやって来たにすぎない『落ちた者』で、依然として周辺にまつわりついているだけなのだ。実際は、オリオン座は『光の主達』の故郷であり、『銀河系委員会』の故郷でもあるのだ。そして、アルクトゥルスを中継基地として使っている。
・私達が、いる宇宙領域において、『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。私達の太陽系においては、冥王星を中継基地に使い、地球から見えない方の月面を地球への侵入基地に使っているが、両基地とも昔から存在している協定に違反している。地球ミッションの人員は『連盟』にしろ『帝国同盟』にしろ、比較的少なく、その役割も大半が「監視活動と互恵的平和維持活動」に限定されている。
・MIBすなわち『黒服の男達』は、嫌がらせや威嚇、テロや殺人を専門とする『暗黒の勢力』の手先だ。報酬を得ていたり強制されていたり、あるいはその両方の場合もある。
手先となった人間が政府に雇われた人間傀儡か、あるいは洗脳されたバイオニック操作されている消耗品同様の人間ゾンビか、そのどちらかであろう。時には異星から来たまったくのロボットのこともある。(実在している人間の短命複製クローンである)の生霊のことも多い。さらには『ポルターガイスト』の悪霊やホログラフィーによる投影像のこともある。仕事の内容次第で何にでもなる。
・彼らMIBは、地球在住の主人たちに取り仕切られており、いろいろな基地(通常の地球基地は南極大陸のエレブス山中にあり、太陽系内の基地は地球から見えない月面やいろいろなアステロイドや冥王星)にあるから調整・統合を図られ活動についての指示は『反対勢力』の宇宙艦隊の知性に仰ぎ、背後では地球のような次元に住む『暗黒の主達』に支配されている。
<自由な世界次元間連盟>
・地球人類の起源は、プレイアデスの散らばった系に由来する。地球人類が地球に移住してきたのは『多数の千年期』の昔である。それ以来私達の『後に残された』人間の祖先たちは、銀河系と他の次元領域の至る所に広がった。
・さまざまな次元に存在する何千という星系からなる彼らの緩やかな『共通利害団体』は、『自由な世界次元間連盟』と呼ばれ、多次元宇宙の33の広大な領域に及んでいる。
・シリウスは、私達に向けた「連盟」の送信センターとして使われている。私達を高め、迫りくる宇宙的なコンタクトと、その結果として起こる変貌に対して、この世界を準備させるためなのだ。何千年にもわたってシリウス人は地球人とコンタクトしてきたが、その際、彼らとその仲間は『ホルスの目』という印(三角形の中に目を配したデザイン)を用いてきた。
・『暗黒の勢力』とその地球の『光明派』の召使達は、シリウスのセンターから来た『善玉』になりすましている。これは地球人を混乱させ利用せんがためで、本来のシリウスからの送信内容を歪めたものに変え、自分たちの悪の教えを植えつけようとしているのだ。そのために、シリウスの『ホルスの目』のデザインの印も使っている。『暗黒の勢力』に支配されているのはメン・イン・ブラック(MIB)たち、すなわち、あの恐ろしい『黒服の男達』は、一つの目ないし一条の稲妻を中に配した例の古典的な三角形を自分たちが使用する黒塗りのキャデラックのドアにつけている。
<金髪碧眼のクェンティン>
・彼の話では私が見た円盤は地球と違う次元のもので、母船を伴いバミューダ三角海域のようないわゆる『窓の領域』を通って地球に来たのだという。円盤は意のままに物質化・非物質化できるという。
・クェンティンは、背が高く、年齢は30代と思える。髪の毛はブロンドで、射るような青い目をしており、レジャースーツを着て、対変奇妙なお守りを身に着け、今までに誰からも感じたことのないような不思議な魅力を醸し出していた。
・それから数分して、投げ出されたところは、惑星地球から何千キロも離れた深宇宙の中だった。(後で分かったのだが、円盤はゴビ砂漠の『シャンバラ』の移行窓をわざと使い、素早く深宇宙へと移動したのだ。)近くには大きな円盤型母船がいる。その母船に非常に奇妙な方法で乗船した。私を乗せた円盤は、すっかりと言っていいほど非物質化してから、母船の胴体を通過したのだ。母船内の七つの円盤駐機区画の一つに入ると、今度は物質化して以前の状態に完全に戻った。
・今乗っているのは連盟登録の宇宙研究室船で、長さは約2.4キロ、中規模の宇宙船です。本当に大規模な宇宙船は、この十倍から20倍はあります。超大型の大きさは言うとびっくりするでしょうから、言うのは遠慮しておきましょう。
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