太古より、知念間切の久高島には「異種の民」がいた。彼らは皆、ヒザからくるぶしにかけてとても細く、かかとがない。足の甲は短くて足の指は長く、そのかたちは手のひらのようになって、地に立つ。(3)

・張果老はやっと重い腰を上げ、今度は死にもしないで上京する。まったく厄介な老爺。

 玄宗は張果老を宮中にとどめて厚遇を極めた。そうなると張果老は不愛想ではなく、よぼよぼ老人から忽ち黒髪皓歯の美男子に若返って見せたり、一斗入りの酒がめを人間に化けさせて皇帝の酒の相手をさせたり、けっこうご機嫌を取り結ぶようなこともするから、おもしろい。

 この宮中生活の間に張果老は、皇帝や曹皇后に大きな建物を移動させたり、花の咲いている木に息を吹きかけて、一瞬のうちに実をみのらせた、という話がある。

・玄宗はますます張果老を尊び、通玄先生という号を授けたり、集賢殿にその肖像画を掲げたりした。それでいて張果老は自分の来歴、素姓は決して語らない。どんなもの知りの老臣に聞いてもわからない。ここに葉法善(しょうほうぜん)という道士があった。

 皇帝に向かって密かに申し上げるには、「拙道は彼が何者であるかを存じております。しかし、それを口外いたしますと即刻死なねばなりませぬ。その時、陛下が御自ら免冠跣足(めんかんせんそく)し給い、張果老に詫びて、拙道を生き返らせて下さいますのなら申し上げましょう」

 一言いうのに命がけである。むろん玄宗は「詫びてやる、生き返らせてつかわすから申せ」と迫った。葉法善は姿勢を正して、「しからば申し上げます。張果老はもとこれ人倫にあらせず、混沌初めて別れて天地成るの日、生まれ出でたる白蝙蝠の精……」といいかけて、バッタリ、床に倒れて息が絶えてしまった。

 

・玄宗は、慌てて張果老に与えてある部屋に行き、免冠跣足、つまり王冠を脱ぎ、跣足(はだし)になって罪人の形を取り、「生き返らせてくれ」といった。

「かの葉法善という小僧は口が軽すぎます。こらしめてやりませぬと天地の機密を破るでしょう」と張果老は頑固爺さんを決め込んでいる。玄宗は繰り返して、「あれは朕が強制して、むりやりしゃべらせたのだから、今度だけは許してやってくれ。頼む」と懇請した。

 仙人たりとも、天子に「頼む」とまでいわれては、拒むことが出来ない。張果老は、“紙ロバ”にするように口に含んだ水を吹きかけて、葉法善を生き返らせてやった。

・この道士が、何ゆえ張果老の本相を知っていたのかは、仙人伝でも語られない。張果老を加えて八人の仙人を「八仙」といい、それらの活躍する物語『東遊記』では、いたずら小僧仙人の藍采和(らんさいわ)が、張果老のことを「あの蝙蝠爺さん」と呼んでいる部分がある。八仙のうちで藍采和一人だけが少年で、何仙姑(かせんこ)だけが女性である。藍采和が張果老の“紙ロバ”を失敬して乗りまわし、戻って来ると、八仙の中の名物男・鉄拐仙人(てっかいせんにん)がふざけて何仙姑を口説いている。藍采和が「逢引きですか、いけませんねえ」とからかうと、「何をいうか、この小僧」と鉄拐仙人がロバを奪い取って自分が乗る。三人は顔を見合わせて大笑いをした、という一説もある。

・張果老は、玄宗皇帝の宮廷にそう長いこと滞在していたわけではない。やがてふり切るようにして宮廷を去り、恒州の仙居に帰っていった。その後、今度という今度は本当に死んで人界から姿を消した、というのであるが、何しろ奇人の怪仙。本当に死んだのかどうか、誰も保証は出来ない。

 張果老は八仙の中でも長老格で、『東遊記』では泰山を動かして海へ放り込み、龍王たちを困らせるという大法力を示している。呂洞賓(りょとうひん)が「これから八仙がみなで海を渡ろうではないか」といった時も、老人らしくそれを制している。龍王が水軍を興して攻めて来た時も、ほかの七仙は油断して寝ていたのに、張果老だけは耳ざとい。先に目を覚ましてみなを呼び起こすといった調子で、一味違った活躍ぶりである。

<太上老君(たいじょうろうくん) 仙風法力におよぶものがいない天上界の元老>

・民間信仰では仙人の中の第一人者。天界では三十三天の最上階、離恨天の兜率宮に住み、出仕する時は玉皇上帝の右に座している。地上では各地の道観の中心に祀られている主神格。

<西王母(せいおうぼ) 天上界の瑤地仙府に住む女仙の祖>

・瑤地金母、龍堂金母、王母娘娘、金星元君などと呼ばれ、天界へ来るほどのものは、玉帝の次には西王母に拝謁することになっている。『封神演義』によると西王母に、普通お目にかかることが出来る男性は、南極仙翁だけだという。

 だが、それは道教世界の完成された西王母であって、史前の古伝承時代には、西王母は美女どころか、仙女どころか、怪獣といってもよい姿に描かれていた。髪の毛は伸び放題に振り乱し、玉の勝という髪飾りをつけ、恐ろしい声で吠え、豹の尾、虎の牙、玉山の岩窟に住み、三本足の怪鳥にかしづかれている。正確には男女の区別もつかない。

<神農 仁愛の心に富んだ名君、炎帝と呼ばれた太陽神>

・女媧の次にあらわれた大神。南方の天帝と呼ばれ、中国の中央から南方へ一万二千里の区域を治めた。その時、神農炎帝の玄孫にあたる火神・祝融が共同統治者であったとも伝わっている。

<盤古 原初の巨怪>

・天地万物の発生源。それより前には何もない最古の神ともいえる。創世紀におけるただ一人の中心人物といってもいいが、“創業者”ではない。

 中国でも、「原初の状態は混沌として卵のごとく、天が地を包むこと、ちょうど卵黄が卵白の中にあるような状態であった」と語り出す。これは、日本神話でもインド神話でも同じである。そのうちに日本では神々が生まれ、インドでは、自存神が生まれたと説くのだが、中国の“世界のはじまり”では、盤古が生まれて一万八千年が経過する。それは巨大で、裸体で、額から扁平な角のようなものを二本生やしていた。盤古が意識というものを得て、行動しはじめた頃、天と地は分かれた。澄んで軽いものは上へ上へと昇って天となり、重い濁ったものは下へ下へと下って行って地となった。

<哪吒(なた)太子    痛快で暴れん坊の少年英雄神>

・『西遊記』でおおいに孫行者と渡りあい、『封神演義』でも大活躍する。『南遊記』でも虚々実々の乱闘を華光を相手に繰り広げる。今でも中国の三大スターの一人、孫悟空、二郎真君と並んで、漫画、劇画、テレビドラマ、映画などで暴れまわっている。

 台湾の国際空港には哪吒太子の見事な彫刻が飾られている。日本ではナタ、ナタク、トンツ太子、中国ではナーザ、ノージャ、ナージャと発音し、『無敵神童李哪吒』という連続テレビドラマもあった。

・それでは哪吒は天界にいるにせよ地上に住むにせよ“純血種の中国人”か?というと、そうでもないらしい。父の李天王は毘沙門天夜叉神なのだから、「哪吒はインドの神々の一人の名」という説も立派にある。

 哪吒は大羅仙の化身、風雲の神ではなく、ナータというインドの少年神か? マンジュナータだったら文殊菩薩、アチャラナータならば不動明王だ。哪吒は“六神仏哪吒不動尊”の像が祀られていたと書いてある。

・二階堂善弘は、毘沙門天(インドではクベーラ神)には息子がいて、それがナラクーバラという名であった。これが中国では哪吒倶伐羅と書かれる。すなわち、哪吒のことだと述べている。

『110の宇宙種族と未知なる銀河コミュニティへの招待』

エレナ・ダナーン(ヒカルランド)2022/12/31

<オリオン座>

<“ウル・アン・ナ”>

・オリオン………。そこは最も複雑で密接に絡み合った、雑多なものから成る、真の悪の有害な罠であり、精神的な英知によって高度に高められた文化と共存しています。何故ここが閃光を放ちながら爆発しないのだろう。いや、したのです。過去には何度も。日和見主義的な同盟と条約を制定することによって、皆が納得、合意に近いものに至るようになるまでは。

<天国への扉>

・そのうちの一つであるM42星雲は、1500光年離れています。オリオン星帯にあるいくつかの星雲の中には、このような次元ポータルが含まれており、当然、レプティリアンのシカール帝国にとって最初の興味の対象になりました。アルタイル共同体も、その宝物の分け前を望みましたが、シカールの勢力が非常に強力だとわかった時、利権協定を結びました。これは、マイトラ族が仲間に加わる前のことで、もっと多くの種族が……後に続く前のことでした。

・この紫外線の放出は、周囲の星雲のフィールド(磁場)を混乱させ、紫外線を手に入れようと躍起になっている種族、すなわちヒト型爬虫類のグレイにとって、完璧な避難所を作ります。そこにある、これが、彼らの帝国の包囲網である“六種族同盟”または“オリオン・ドラコニアン帝国”とも呼ばれるものなのです。

<オリオン帝国の“ネブ”六種族同盟>

・M42というオープンクラスターに本部が置かれている。この悪の目は、グレイとレプティリアンの種族のうち、6種族で構成されています。つまり、マイトラ族、キイリイ・トクールト族、エバン族、グレイル族、シカール族、そしてインドゥグトゥク族です。彼らは自らを“ネブ”、すなわち主人と呼んでいます。彼らには主にドウ・ヒュー族とアスバアン族を奴隷労働者として、使い、また、ソリプシ・ラー族も使っています。カマキリ族のある移民共同体も、この近辺で居住しており、オリオン帝国の計画に関与しています。M42星団は“正方形”として知られています。

・そこにある大抵の星は、まだ形成の最中ですが、この場所の住民は人工的な合成世界を構築しました。この場所から生きて戻ってきた人は、これまで誰もいないので、我々が知っていることは、噂によるものです。

<オリオン・グレイ共同体>

・オリオン・グレイ共同体は、六種族同盟から独立した組織であり、オリオン星帯の全てのグレイ種族を、合同の武力集団として再構成したものです。彼らは主として銀河連合、オリオン同盟、オリオン五種族評議会に対抗し、シカール帝国、アシュタール共同体、アルタイル共同体との同盟を維持しています。これは確かに多数のグループですが、本当のところは、単純な組織です。

<オリオン・ブラックリーグ>

・オリオン・ブラックリーグ(またはオリオン・リーグ)は、オリオンの地元の住民によって、グレイ・レプティリアンのオリオン帝国に対抗して、自らを守るために作られました。現在のメンバーはアルニタク星系、ベテルギウス星系、そしてメイッサ星系の人たちです。

<リゲル(“アスバッア”)星系>

・リゲル星系は、オリオン帝国の包囲網であり、6つの最も邪悪な種族、すなわちマイトラ族、キイリイ・トクールト族、エバン族、グレイル族、シカール族、そしてインドゥグトゥク族の前哨基地です。ここは興味深い場所なので、オリオン帝国がそこに分遣隊を配置することを選んだ理由は理解出来るでしょう。地球から860光年離れた四重星系であり、多くの生命体の発祥地であるだけでなく、植民地化の天国のようなものです。とは言え、今となっては、それは元々いた住民の話であって、証拠となるのは伝説だけですが………。

<アスバアン・ヒュー族>

・アスバアン・ヒュー族は、アスバッア星系の第1惑星系、すなわち惑星オリバンに住んでいます。非常に驚くべきことに、アスバッア星系は、はるか昔に、シカール帝国によるマン星系の攻撃を逃れたアヘル族とノオル族のヒューマノイドによって、移住されていました。移民共同体は、この四重星系の14の惑星に広がる、繫栄した文明を築いたのです。その後、近くの星ミンタカから来た、攻撃的なグレイ・ヒト型爬虫類種族であるグレイル族と、領土境界線を巡って事件が起こり、それは、ほぼ300年続く激しい戦争へと広がり、結局グレイル族が勝ちました。グレイル族は、自分たちは原住民として、前からここにいるのだと主張しましたが、彼らの故郷の世界はミンタカ星系にあるので、アスバッア星系は彼らの領土の一部でした。

・本当は、彼らはこれらのマン(ライラ)人の移民が建てた、経済的に繁栄した帝国の資源を乗っ取りたかったのです。戦いは恐ろしいほど激しく、結局資源はグレイル族が、14の世界から奪い去りました。生き残った人たちは全て地下シェルターに行きました。幸い、ノオル族のグループは、この世界的な大虐殺からプロキオン星系へと逃げることに成功し、そこで彼らの新しい植民地を再建設し、自分たちのことを“エルダル族”と名付けました。残念ながら、運命は彼らに冷たく、しつこいグレイル族は彼らを突き止め、やって来て、彼らを破滅させました。アスバッア星系に残った人々に対しては、さらにとてつもない酷い運命が降りかかったのです………。

・グレイル族は、彼らを全員捕まえて奴隷にしましたが、それは最も卑劣な方法を使いました。つまり、ゼータン・グレイの技術を用いた、ゆっくりと遺伝子を変異させるという、ハイブリッド計画によるものでした。

・このようにして、新しいミュータント奴隷種族が徐々に作られました。つまり、ライラ人ヒューマノイドとレチクル座ゼータ星系グレイ種族の間の異種交配です。この新しい種族は、遺伝的に両方の種の最上の結果を出しました。そして、ヒトとグレイのハイブリッド開発計画のテンプレート(雛形)として使用されました。地球では、オリオン帝国は、米国・テロス同盟の計画に深く関与しており、また、領土となっている地下都市区域も、シカール帝国と共有しています。

<ベラトリックス“ウルウド”星系>

・地球から250光年の、ベラトリックス星系は、広範囲で多様なヒト爬虫類種族の生息地であり、また、最も危険なトカゲとグレイの交配種族の一つである、インドゥグトゥク族の生息地でもあります。ベラトリックス星系またの名を“ウルウド”は、生命体の大多数が爬虫類種族であるため、シカール帝国と繋がりがあります。そこに住んでいる全ての種族は、共通の目的、すなわち拡大と征服に関する協定に基づいて、ある種の緩やかな共同体を形成しています。これらの種族は皆、彼らの多様な技術を、権力や団結力の増大という目的のため、共有しています。この共同体は、地球の米国・テロス同盟にも関与しています。

<ベラトリックスの兵士(ウーガンガ族)>

・ベラトリックスの兵士は、ウルウド星系の中の駐屯地である戦闘母船に住んでいます。

 ウーガンガは遺伝的に操作された軍人で、グレイ・ヒト型爬虫類種族と地元のヒト型昆虫種族から交配された者たちです。彼らの大規模な分遣隊は、ウルウド星系の母船に駐屯しています。オリオン帝国の多くのクローンによって配備された軍隊と同様、彼らは、銀河連合がもはや脅威ではなくなるような、彼らの破滅的な運命を開放する兆候を持っています。したがって、もし銀河連合が負けるとしたら、それは地球に破滅的運命をもたらすでしょう。

<インドゥグトゥク族  *非常に暴力的*>

・インドゥグトゥク族の生息地の世界は、ウルウド・プライム(第1惑星系)で、ベラトリックス星系の中にある、人工的に作られた惑星です。インドゥグトゥク族は、ウルウド星系の原住民である、トカゲ・ヒト型爬虫類種族です。彼らの性質は、非常に暴力的で、見た目はトール・ホワイトのヒト型爬虫類グレイ種族に似ています。彼らは細かい皺のある顔で、縦長の頭、大きな口、分厚い眉の隆起部、そして非常に長い首をしています。服は身に着けていません。

・彼らのことは、出会う前であっても、彼らが出す、あの独特の臭いでわかります。それは、燃やした硫黄を思い出させる臭いです。インドゥグトゥク族は、地球の月に採掘のための基地を持っているので、アメリカ、ロシア、中国といった、地球の政府と、宇宙計画に関わる協定を結んでいます。採掘の仕事は、奴隷を使ってやらせています。

<ベテルギウス(“カリナ”)星系>

・地球から700光年の、5つの惑星から成る星系の中心にある、寿命が終わりに近づいている赤色超巨星です。この星系は、宇宙塵で出来た人工の大きな雲によって保護されています。

<エバン族>

・ カリナ星系の第5惑星、エディメラは、寒くて居心地の悪い、不毛の

世界です。そこに住むエバン族は、ヒト型爬虫類グレイ種族の生命体で、身長6~9フィート(約182~274センチ)です。六種族同盟の一員なので、平和主義の文明ではないことは、想像がつくでしょう。彼らはまた、蛇遣座のアルティマール星にも植民地を持っています。彼らは、地球のかバールと深く関与しており、地球の地下軍事施設で、ハイブリッド計画と魂の剥ぎ取りを一緒に行っています。

<カレイ族(カリアン、カリオン星人)>

・カレイ族はカリナ星系の第4惑星、すなわち“カリオン”出身です。彼らは、元はラアン族の移民共同体で、オリオン星系のカリオンという名前の世界に定住していました。マン星系の元の故郷の世界より、熱帯的で温度が高く暑い環境条件に対して、また大気の組成には、現地の生態系を危険に晒すような変更を加えることは出来ず、彼らは地元の種族との交配によって遺伝的変異しました。

・彼らは青い羽の生えた体と翼を持ち、鳥の頭に似た、非常に角張って瘦せこけた顔の構造を持ち、鳥の特徴を持ったヒューマノイドというように見えます。彼ら自身への遺伝的実験が自由に行われたため、彼らはカリオン星に、魅力的な形態の多様性をもたらし、大きく変異したのですが、カリオン星人は、彼らの元の世界である、マン星系での文明や信条を、計り知れないほどの神聖さを持ったものとして保存しました。カリオン星人は、鳥に似てはいますが、哺乳類のままであり、生殖機能は変えないまま、保っています。彼らのことを地球の言葉で呼ぶとしたら、“ブルーエイヴィアン(青い鳥類)”です。

<インマル星系>

<アヌンナキ族>

・アヌンナキ族の故郷の世界は、惑星ニビルの平行次元にあります。彼らが使用するポータルは、オリオン星帯にあるので、私たちが彼らを、宇宙のこの辺りと結びつけて考えるのは、そういう理由です。彼らの出身地は二重星系で、ニビルはその周りを4000年周期で回っています。主恒星はインマルという名前で、それは多くの天体の中心となっている、茶色矮星です。その第6惑星であるニビルは、二つの衛星を持ち、地球に似ていますが、より密度の高いところにあります。“アヌンナキ”というのは、「人間に似た」という意味です。彼らは、ヒト型爬虫類の変温生命体ですが、地球人に似ています。しかし少しだけ(30センチくらい)、彼らの方が背が高く、より筋肉質です。毛髪はなく、白い肌です。

彼らの社会は組織構造がしっかりしていて、そこでは男性が統治する場合が多いのですが、政治や権力において、女性も重要な役割を持っています。彼らは卵で繁殖します。彼らは、遺伝子工学に関しては、最も進んだ社会の一つであると知られています。彼らは征服した世界の、特に子供の遺伝子をおもちゃにし、銀河の至る所で彼らの目的に役立つような、奴隷ハイブリッド種を作ろうとします。こういった理由で、アヌンナキ族は、銀河じゅうに大変多くの、生物の遺伝的多様性や種の混乱を広げる原因となって来ました。アヌンナキ族は、ライラ人の大敵ですが、シカール帝国の敵でもあります。技術が進歩しており、軍備が十分整っているので、彼らの名前は、銀河のその区域でも恐れられています。

彼らについての伝説、つまり彼らの創造についての伝説があります。はるか昔、アシュケラ(シリウスB)とオリオン帝国の間で紛争が激しく続いた時代がありました。この争いを解決するために、アシュケラの男性統治者が、オリオンの女王と交尾することを申し出て、彼らの子孫、つまり二つの種の交配種は、最初の子供の名前に因み、ニビル(“二つの種から生まれた”の意)と呼ばれるようになりました。彼らは後に、アヌンナキ、すなわち「人間に似た」という名前を使うようになりました。その名前は、オリオンのヒト型爬虫類が付けたのであり、人間のように見えたからでした。見た目だけでした。彼らの遺伝的特徴は、ヒト型爬虫類が優勢でした。彼らは地球にやって来た時、権力を握っていたレプティリアン・ヒト型爬虫類種族を制覇して、新しい支配者となり、彼らの他の定住植民地もまた、挑発しました。逃げたレプティリアンは地下へ行き、逃げることが出来なかった者たちは、アヌンナキ族から“イギギ(監視人)”と呼ばれ、2500年間奴隷にされていました。シカール族は、アヌンナキ族が地球の人類をもっと進化した人間にするために、遺伝子的変更を加えることに、異議を唱えたのです。

アヌンナキ族は、結局は地球を離れましたが、その前に彼らは、大きいグループの人間の検体に対し、彼らのために金やその他の資源を採掘することを主に行う、奴隷の種族とするために、意識レベルが低下するような、遺伝子操作を行いました。アヌンナキ族は、長い間もう一つ別の種族も使用人にしていました。つまり、レチクル座ゼータ星系出身のソリプン・ラー族です。彼らは今では、地球に拠点を持つレプティリアンたちと協力し、一緒に人間の管理をする契約を結んでいます。これらの契約は、征服した世界の奴隷制、食物連鎖、そして遺伝子実験に関して、ドラコニアン帝国とオリオン帝国とのさらに大規模な協定となっています。

他の征服された世界でも行われているように、アヌンナキ族は、コントロールと操作のために、地球にエリート集団を残して行きました。人間のエリート集団を作り、地下深く隠されたところに、アヌンナキ族の軍産複合体異星人部隊を作ったのです。彼らは、地球の制圧のために、シカール族と、対抗しながらも同時に協力しました。つまり、興味深いことに、これは明らかに計画の規定違反です。つまり、どちらの種族も、身分制度とエリート組織、宗教的原理主義、家父長的支配、欲望と暴力の崇拝を通して、長期的に人間の進化と意識に影響を与えるために、協力して働いていますが、…同時に彼らは、地球の根本的所有権を巡って互いに争っており、ここに大きな規定違反が存在するのです。アヌンナキ族の宇宙船はT字型をしています。

<ミンタカ(“アラゴローグ”星系>

・アラゴローグ、つまりミンタカ星系は、複数の恒星系の複合体で、1200光年離れた、微かに光る星団の中にあります。そしてその全体には、7つの若い惑星が含まれています。グレイ種族、ヒト型爬虫類種族、両生類種族、ヒト型恐竜種族など、様々な種族が住んでいます。この後、最も重要なものについてだけ述べます。

<グレイル族>

・グレイル族は、ミンタカと呼ばれる星系、またはあなた方にとっては、オリオン座デルタ星系の住人で、そこは7つの惑星があります。技術的には高度に進歩した文明ですが、彼からはあまり、言わば“啓発される”ものはありません。グレイル族は、征服と略奪を好みます。彼らは非常に背が高い、トカゲ「グレイ」タイプの種族で、非常に細長い胴体と手足を持っていますが、彼らの電気神経系が、彼らに信じられない程の強い力を与えます。彼らには二つの性別があります。

<レダン族>

・レダン族は、オリオン星帯のアッサメイ星系にいます。五種族評議会の一員であり、褐色の肌のヒューマノイドで、大昔からいる種族ですが、その起源の記録は失われています。わかっているのは、彼らが自身について語っていることが全てです。つまり彼らは、牛飼座の、どこか別の場所から来た、ということだけです。彼らは銀河連合と共に、地球を守るために働いていて、銀河連合の評議会のメンバーです。彼らの宇宙船は、次元間移動が可能で、円盤型で、半透明の白色です。

<五種族評議会>

・五種族評議会は、以前は九種族評議会として知られていましたが、アルダマント星のエルマヌク族によって創設されました。それはオリオン帝国が生まれる前のことでした。五種族評議会は、今日では、5つの聡明な種族によって再構成されています。すなわち、エガロス族、レダン族、オレラ族、エマーサー族、そしてギンヴォ族です。彼らは、銀河連合の創設の、ずっと前から、地球の保護に関わって来ましたが、後に評議会の代表として、銀河連合に加入しました。五種族評議会は、まだ、あなた方が海に浮かぶ有機生物だった頃から、あなた方種族を見守り、霊長類への進化、アヌンナキ族の干渉、銀河のあらゆるところからの、様々な地球の植民地化、邪悪な帝国の到来、そして地球を領土にするための、異星人同士の戦争を目撃して来ました。

・現在エガロス族によって運営されている五種族評議会は、地球の指導者たちと何度も会い、知恵を授けて、彼らの決定に影響を与えようとしましたが、それは常に、非常に困難な仕事でした。五種族評議会には、銀河連合の最優先指令のような、不介入の規則はなく、それは、ある種族が破壊的な経路に繋がる致命的な間違いを避けることを助けるためには、時には介入が必要である、と考えるからです。彼らが地球で指導者たちと会ったのは、1944年が最後でしたが、2013年8月の最後の10日間に、今度は公然と、再度会うことを計画しました。オリオン帝国、シカール帝国、カバール同盟の脅威について話し合い、地球人種族にとって汚れのない、自由な未来のための、余波的影響の解決法を話し合うためです。銀河連合は、彼らの不介入の規則があるので、このようなやり方をするのには少し問題があるのですが、外交上の事柄以外には、不介入の規則は五種族評議会の邪魔をすることは出来ないのです。

<オリオン・ブラックリーグ>

・オリオン・ブラックリーグ、または“タル・ウルアンナ”は、オリオン星帯の住民、主にカリナ(ベテルギウス)星系、ダロ(メイッサ)星系、カリオン星、アルニタク(平和を好む原住民とヒト爬虫類種族)などの人たちの集団で、オリオン同盟から自分たちを守ることを望んでいます。

『深宇宙探訪記』

(オスカー・マゴッチ)(加速学園出版)1991/8

<悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センター>

・『暗黒の勢力』は、自分たちの基地はオリオン大星雲にある、と私達に思いこませようとするが、彼らは、単にそこからやって来たにすぎない『落ちた者』で、依然として周辺にまつわりついているだけなのだ。実際は、オリオン座は『光の主達』の故郷であり、『銀河系委員会』の故郷でもあるのだ。そして、アルクトゥルスを中継基地として使っている。

・私達がいる宇宙領域において、『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。私達の太陽系においては、冥王星を中継基地に使い、地球から見えない方の月面を地球への侵入基地に使っているが、両基地とも昔から存在している協定に違反している。地球ミッションの人員は『連盟』にしろ『帝国同盟』にしろ、比較的少なく、その役割も大半が「監視活動と互恵的平和維持活動」に限定されている。

・MIBすなわち『黒服の男達』は、嫌がらせや威嚇、テロや殺人を専門とする『暗黒の勢力』の手先だ。報酬を得ていたり強制されていたり、あるいはその両方の場合もある。

手先となった人間が政府に雇われた人間傀儡か、あるいは洗脳されたバイオニック操作されている消耗品同様の人間ゾンビか、そのどちらかであろう。時には異星から来たまったくのロボットのこともある。(実在している人間の短命複製クローンである)の生霊のことも多い。さらには『ポルターガイスト』の悪霊やホログラフィーによる投影像のこともある。仕事の内容次第で何にでもなる。

・彼らMIBは、地球在住の主人たちに取り仕切られており、いろいろな基地(通常の地球基地は南極大陸のエレブス山中にあり、太陽系内の基地は地球から見えない月面やいろいろなアステロイドや冥王星)にあるから調整・統合を図られ活動についての指示は『反対勢力』の宇宙艦隊の知性に仰ぎ、背後では地球のような次元に住む『暗黒の主達』に支配されている。

<自由な世界次元間連盟>

・地球人類の起源は、プレイアデスの散らばった系に由来する。地球人類が地球に移住してきたのは『多数の千年期』の昔である。それ以来私達の『後に残された』人間の祖先たちは、銀河系と他の次元領域の至る所に広がった。

・さまざまな次元に存在する何千という星系からなる彼らの緩やかな『共通利害団体』は、『自由な世界次元間連盟』と呼ばれ、多次元宇宙の33の広大な領域に及んでいる。

・シリウスは、私達に向けた「連盟」の送信センターとして使われている。私達を高め、迫りくる宇宙的なコンタクトと、その結果として起こる変貌に対して、この世界を準備させるためなのだ。何千年にもわたってシリウス人は地球人とコンタクトしてきたが、その際、彼らとその仲間は『ホルスの目』という印(三角形の中に目を配したデザイン)を用いてきた。

・『暗黒の勢力』とその地球の『光明派』の召使達は、シリウスのセンターから来た『善玉』になりすましている。これは地球人を混乱させ利用せんがためで、本来のシリウスからの送信内容を歪めたものに変え、自分たちの悪の教えを植えつけようとしているのだ。そのために、シリウスの『ホルスの目』のデザインの印も使っている。『暗黒の勢力』に支配されているのはメン・イン・ブラック(MIB)たち、すなわち、あの恐ろしい『黒服の男達』は、一つの目ないし一条の稲妻を中に配した例の古典的な三角形を自分たちが使用する黒塗りのキャデラックのドアにつけている。

<金髪碧眼のクェンティン>

・彼の話では私が見た円盤は地球と違う次元のもので、母船を伴いバミューダ三角海域のようないわゆる『窓の領域』を通って地球に来たのだという。円盤は意のままに物質化・非物質化できるという。

・クェンティンは、背が高く、年齢は30代と思える。髪の毛はブロンドで、射るような青い目をしており、レジャースーツを着て、対変奇妙なお守りを身に着け、今までに誰からも感じたことのないような不思議な魅力を醸し出していた。

・それから数分して、投げ出されたところは、惑星地球から何千キロも離れた深宇宙の中だった。(後で分かったのだが、円盤はゴビ砂漠の『シャンバラ』の移行窓をわざと使い、素早く深宇宙へと移動したのだ。)近くには大きな円盤型母船がいる。その母船に非常に奇妙な方法で乗船した。私を乗せた円盤は、すっかりと言っていいほど非物質化してから、母船の胴体を通過したのだ。母船内の七つの円盤駐機区画の一つに入ると、今度は物質化して以前の状態に完全に戻った。

・今乗っているのは連盟登録の宇宙研究室船で、長さは約2.4キロ、中規模の宇宙船です。本当に大規模な宇宙船は、この十倍から20倍はあります。超大型の大きさは言うとびっくりするでしょうから、言うのは遠慮しておきましょう。

<都市の大きさはあるクリスタル宇宙船>

・そうこうするに、白く輝くものが頭上に出現し、急速にその輝きを増していく。間もなく、明るく輝くオーロラがずっと強烈にきらきら輝く光に消されてしまった。巨大な形のものが降下して、視界に入ってくる。都市の大きさはある。だが、途方もないほど大きなボワーッとした塊のクリスタル・シャンデリアのようで、まるでクリスマスの飾り物みたいに様々な色の光を閃かせたり点滅させたりしている。

「何・・・ 何だ それは?・・・・」

私は吃ってしまった。天から現われたものが私達の視野一杯に広がるのに完全に飲まれてしまっていた。私達から2、3キロ離れたところだ。

・「感動するのも当然だ。このクリスタル宇宙船は現在『地上の平和』号と命名されていて、あなたがたの太陽系の惑星間ヒエラルキーの最高の旗艦なのだ」

0コメント

  • 1000 / 1000