認知症の症状が進行した状態でも、知的な能力は残り続けます。認知症は誰もが罹患するもの。病気というより老化現象の一つです。(1)

(2025/5/8)

『60歳から頭はどんどんよくなる!』

脳と心が一瞬で整うシンプル習慣

和田秀樹  飛鳥新社   2024/10/21

   

< 前頭葉を鍛えることで一生、頭をよくし続けられる>

・東大時代はほとんど授業に出ていなかったので、同じ年にほかの大学も含めて、医学部を卒業した中では劣等生のほうだったと思います。

・この前頭葉は40代、50代から萎縮が目立ち始めます。縮んでいくのです。この前頭葉が意欲を司るとされているので、脳が老化することで意欲が落ちていってしまいます。

<何歳からでも人は頭をよくできる>

<「頭のよさ」をつくるのに必要なのは、少しのテクニックと意欲だけ>

・「少しのコツさえつかめば、誰だって頭はよくできる」「意欲さえあれば、賢い人になれる」

<60歳から先は「頭がよい」の意味が変わる>

・人間的にしなやかであるということは、シニア世代の方の知性に直結する。

<シニアの「頭のよさ」に学歴や肩書は関係ない>

・私は、本当に頭がよい人というのは、「ずっと進化し続けられる人」だと思います。

<前頭葉を活性化させれば頭も体も若くいられる>

・「人生、意外となんとかなる」と開き直って明るく生きてこそ、脳も生き生きと働き出すのです。

<年齢を重ねた今こそ、頭がよくなる伸びしろがある>

・私は、60代から人生を向上させていくことは十分に可能ですし、むしろ、60代以降の方こそ、みるみる頭がよくなっていくポテンシャルを秘めていると思っています。

<自分なりの考えを持てる人には知性と魅力がある>

・常識にとらわれずに、自由な発想を楽しめるのは、シニア世代の特権。

<高齢になってから人生のピークを迎えた人たち>

・人生終盤で絶頂を迎えた人はたくさんいます。歴史上の偉人の多くが、実は遅咲きなのです。

<人生のクライマックスはシニアになってからのほうがきっと楽しい>

・「信念と継続だけが全能である」。信念を持って適切な努力を続ければ、必ず状況は変わっていくはずです。

<自分で自分を幸せにできることこそ、本当の賢さ>

・適切な努力を続ければ、人は必ず変われます。

<ちょっとした習慣で脳はどんどん若返る>

<若い時より脳の働きをよくするのは十分可能なこと>

・脳はいくつになっても鍛えることができます。

<前頭葉を鍛えるほどに老化は止まり、頭はよくなる>

・「人は感情から老いる」というように、人の老化は前頭葉から始まります。

<新しいお店、新しい趣味……前頭葉は「新しい経験」が大好き>

・前頭葉は新しいものに反応しますから、未知の何かに触れるたびに、どんどん脳にエネルギーをチャージすることができるでしょう。

<想定外のことが起きるたび、脳は若返っていく>

・予期していなかったハプニングなどに対応するとき、人の前頭葉は刺激され、鍛えられるということです。

<「まずは試してみよう」と思える人の脳はよく働く>

・人生は毎日が実験です。

<自分で自分を励ませる人は脳も心も元気でいられる>

・前頭葉の特徴の一つに、「快の体験」を好むというものがあります。つまり、わくわくと楽しい気持ちでいるほどに、脳は活発に働き、頭がよくなっていくということです。

<「それって本当?」と疑ってみることは脳のトレーニングになる>

・テレビの情報番組がさも当たり前のように何かを主張していたら、それを妄信するのではなく、まずは疑ってかかってみるくらいが、前頭葉にとっては理想的。

<白か黒かでジャッジせず、グレーも受け入れるテキトーさを持つ>

・知識に縛られる人ほど、正解は一つしかないと思いこんでしまいます。

<「もっと楽な方法は?」とグータラに考えることで頭はフル回転する>

・変化をいとわず、常に課題を見つけようとする姿勢は、脳も心も元気にします。

<大きな夢を語れる人の脳は老化しない>

・そして脳は新規なものを好みます。

<好きなものを食べ、よく歩くと、脳の基礎体力がつく>

・ちょっと小太りの人のほうが長生きするというデータもあります。

<頭をよくする食生活のキーワードはお肉とビタミンC>

・私はシニア世代こそお肉を積極的に食べるべきだと思っています。

<思い出せなくても、すぐに「あれ」「それ」と言わず限界まで努力する>

・情報を取り込むのではなく、自分の中から引き出すときに、前頭葉は若返ります。

<日記をつける、メモをとる……「書く」ことが脳を刺激する>

・書くという行動も出力行為ですから、すばらしい脳トレになるのです。

<よく会話する人は認知症の進行が遅い>

・「脳トレやドリルをするより、人と会話するほうがずっと脳にはよい」

<脳トレするより、趣味や恋を楽しむほうが前頭葉は喜ぶ>

・実は脳トレは認知症予防には効果がないことがわかっています。

<嫌なこと、苦手な人とは堂々と距離を置いて脳を老化させない>

・「嫌なことを我慢しない」ということも、賢くなるうえで非常に重要です。

<体も脳も、使い続けることが大事>

・体にしても頭にしても、とにかく「使い続ける」ということを大切にしてほしいと思います。

<「もうこんな歳だから」という言葉は封印する>

・人はいくつになってもずっと進化できるものですし、頭だってよくなります。

<60歳からの知性とは「面白さ」と「品のよさ」

<大切なのは知識の量ではなく知識を応用する力>

・知識をどう自分なりに加工して、自分にしかできない発想に展開していくか、ということに尽きると思います。

<あなたの普通の話が若者にとっては面白い>

・シニア世代の頭のよさ=面白さだと私は思っています。

<常識に縛られて小さく縮こまるのは実は大きなリスク>

・常識にとらわれずに生きられるということこそ、シニア世代になることの旨味です。

<ちょっとの反骨精神が頭をよくするための起爆剤になる>

・要は、反骨精神を持ってみるということが大切なのです。

<賢い人は、何事もやってみなければわからないと知っている>

・賢い人は、及び腰にならず、経験のないこともどんどん試していきます。

<失敗したことのない成功者はいない>

・けれど、失敗というのは単なる中間過程です。失敗がない実験はありませんし、失敗を経験したことのない成功者などいません。

<「そういう考え方もあるね」と言える人には、知性と品格がある>

・「自分の意見が絶対に正しい」という決めつけは持たないということです。

<物事を多面的に考えられる人は賢くて優しい>

・私は精神科医として、長年「決めつけはうつ病のもと」と言っています。

<言語化力とは、難しい事柄をわかりやすく表現する力>

・言語化力とは、「わかりづらいことをわかりやすく表現する力」です。

<「まとめる力」があってこそ「伝える力」が発揮される>

・まとめる力は、コミュニケーションにおいて非常に重要な能力です。

<本や新聞などを読んだら内容をまとめてみる>

・さまざまな情報に触れたときに、その内容を要約してみること。

<譬え話をうまく使う人の話はわかりやすい>

・「譬え話を効果的に使う」

<スピーチをするなら事前に原稿を用意する>

・まずは理解できるまで読みこなし、かつ練習をして、自分のものにすることが重要なのだと思います。

<頭が良い人、話すのが上手な人は人知れず努力している>

・天才的な能力を発揮している人たちこそ、入念な準備を怠らないものですし、常日頃、努力を重ねているのです。

<上手な話し方は訓練すれば誰でも身につく>

・まとめる力や魅力的な話し方は、訓練を重ねれば確実に身につくものです。

<老いや病気と賢く向き合う>

<医者の言いなりにならない賢さを持とう>

・医者は万能ではないし、彼らの言うことは絶対ではないのです。

<医者も病院も、自分で見極め、選ぶ>

・医者も病院も、自分にとってベストな選択肢を自分で見極め、選ぶ。それはシニアに求められる大切な知恵だと思います。

<健康診断を絶対視する必要はないと理解する>

・その理由は、検査結果と実際の健康状態がリンクしていないから。数値が異常でも健康な方はいますし、その逆で、数値が正常でもあっても病気にかかる人もいます。

<老いに抗うのは楽しく生きるための大人の知性>

・頭も体も、使えば使っただけ、老化を遅らせることが可能になります。

<老いを受け入れるのも、心豊かに生きるための知恵>

・「老いを受け入れる」。人は必ず老いるものであり、それが自然の摂理です。「なったらなったなりに、前向きに生きる」、「自分ができる限りの努力をすることをいとわない」

<「病気とともに生きる」という意識が精神を安定させる>

・病気に関しても、「なったらなったなりに生きていく」という精神を持つことが、老年期を心豊かに過ごすための極意なのだと思います。

<できないことを何かに頼るのは頭のよい生活のための極意>

・私自身も、心不全の治療で利尿剤を服用しているため、トイレが心配なときは尿漏れパッドつきのパンツを活用しています。

・年齢とともにできないことは増えていきます。自分ができないことを補うため、何かに頼ることは恥ずかしいことでもなんでもありません。それは人生におけるストレスを減らし、生活の質も格段に上げてくれる、立派な知恵の一つです。

<頭のよい人は認知症をやみくもに怖れない>

・認知症の症状が進行した状態でも、知的な能力は残り続けます。認知症は誰もが罹患するもの。病気というより老化現象の一つです。

<認知症のポジティブな面を知っておく>

・認知症の症状が進んだ方ほど、嫌な記憶がなくなるせいか、ニコニコと温和な性格になり、多幸感にあふれているような印象を受けます。

<機嫌よく生きることは最高の知性>

<いつも上機嫌でいることは、賢く幸せに生きるための最高の戦略>

・シニア世代の方々こそ、明るく、上機嫌に生きることが何よりも重要だと感じています。

<「あるもの」「できること」を愛おしめる、幸せ探しの達人になる>

・年齢を重ねたら、意識的に、自分に「あるもの」「できること」に愛情を向けながら生きることが大切です。

<朗らかさや愛想のよさは社会性の高さを物語る>

・愛想がよいということは、そのまま社会性の高さにつながります。

<感情のコントロールができない人は頭が悪く見えてしまう>

・いつもご機嫌でいられる人は、この曖昧さ耐性が十分に備わっている人です。

<思慮が浅く見える、ネガティブな感情をすぐに吐き出す人>

・ネガティブな感情を抱くこと自体は、自然なことですから自分を責める必要はありません。ただ、それを思ったままに口にしてしまう人は、とても思慮が浅く見えてしまいます。

<自分の感情の「トリセツ」を持つのはご機嫌上手の第一歩>

・自分の感情パターンを理解し、そのために適切な対応をとれるのは、賢い大人のたしなみだと思います。

<物事はできるだけ軽く、軽く考えるのが賢く生きる秘訣>

・ネガティブな感情にとらわれない生き方をするためには、何事も軽く受け止めるという、ある種の「気楽さ」「いい加減さ」が大切なのだと思います。

<100点なんて目指さない。自分を褒められる人は人生がうまくいく>

・自分で自分を褒めることで人は上機嫌になれます。まるで魔法にかかったように、心がきらめき出すのです。

<あなたは無条件にすばらしい存在>

・「自分は自分であるというだけで価値がある」と思えるということは、究極の自己愛につながるのだと思います。

<人のよいところを褒める人は余裕と知性を感じさせる>

・褒めるという行為は、実はクリエイティブな作業です。

<おめでたい思考ができる人は頭も運もよくなっていく>

・「自分は運がいい」とおめでたく認識している人は、「自分は幸運」であるということを裏付ける出来事を見つけるのが上手です。

<「自分ならできる!」と根拠なく思える人は知性も人生も上向いていく>

・自分なら奇跡も起こせると信じられる人は、たとえ不遇な状況に置かれたとしても、その時期を乗り越えることができます。

<誰かと比べるのは無意味。知性ある人の合言葉は「自分は自分」>

・私たちは人に勝つためではなく、幸せになるために生きています。だからこそ、誰かと幸せのレベルを比べっこするのは、「無意味」以外の何物でもありません。

<他人の発言や態度に一喜一憂するのは、他人に操られているのと同じ>

・あなたの人生の主役はあなたです。ですから配慮のない人の言動からは軽やかに身をかわし、自分を幸せにすることに注力してください。

<孤独も素敵なもの、自分がご機嫌になれる「幸せリスト」を作ろう>

・これは万事に言えることですが、自分を支える柱は、一本ではなく複数本、持っておくようにしましょう。

<認知症より怖い老人性うつに気を付ける>

・老人性うつ病を予防するのもまた、心と体をよく動かすことです。

<人はどうせ死ぬ。だからめいっぱいわがままに生きる>

・「どうせ死ぬんだから、自分のやりたいことを思いっきりやり尽くして最期を迎えよう」

<死は誰もに訪れる。過剰に怖がらないのも賢さの一つ>

・私は、一人ひとりに決められた寿命があり、人はそれを全うするために生まれてくるのだと思っています。

<本当の頭のよさとは、自分の人生に希望を抱き続けられること>

・そしてまた、「みんな意外と苦労しながら生きている」ということを知っておくのも大切なことだと思います。

<何事も試してみる人は知性も人生も上向いていく>

・これからの人生で大切なのは、「何事も試してみる」という姿勢なのです。

(2025/4/30)

『わたしの100歳地図』

和田秀樹  主婦の友社  2023/6/1

<初めに>

・人生100年時代といわれて久しいですが、いざ、自分事として考えた時、100歳という数字にピンとこない人のほうが多いのではないでしょうか。

・ここ日本の100歳以上の高齢者数は、2022年では9万526人。

<看過できない老後2000万円問題>

・ところが、要介護状態になると意外にお金がかからないので、実際には、老後そんなにお金が必要なわけではありません。

<健康でいることができるか、それが問題>

・日本の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳となりましたが、健康寿命との差を見ると男性8.79年、女性12.19年です。この平均寿命と健康寿命の差は何を意味しているかというと、最期のその日を迎えるまで、健康上の問題で日常生活になんらかの支障をきたしたまま生活せざるをえなくなる期間が男性で約9年、女性で約12年、これだけの期間があるということです。

これが100歳まで生きるとなったら、老後の生活資金もさることながら、どこまで健康でいられるかが、とてつもなく大きな問題になってきます。

<60歳からの地図   ~第二の人生のスタートはまだまだ先>

<60代の実感などない>

・わたし自身、いまも60代を意識して日々を過ごしているわけではありません。

<60歳を過ぎて逆転した勝ち組・負け組>

・本来このような負け組だと思われていた人たちが、この年になって逆に勝ち組っぽくなっていますし、プータローみたいに思われていた人間がけっこうしぶとく生き延びているのです。

<地位や名誉より、やりがい>

・仕事一筋で頑張ってきた人は、出世して地位や名誉を手に入れることに幸せを感じて、それがなくなってしまうことのほうが苦痛になるのかもしれません。

<なんだってできると考える>

・幸い、わたしは映画製作というお金はかかりますが大好きなものがあり、映画づくりのことを考えているだけで幸せな気分にひたることができます。

<自分が心地いいと思うことだけを追求する>

・それは肩書や社会的地位よりも、自分のやりたいことをやる。イヤなことはできるかぎりしないということを徹底してきたおかげです。

<自分の選択に自信をもつ>

・わたしのように好き勝手にできるのは、才能があるから、運がいいからと思う人もいるかもしれませんが、けっしてそうではありません。

<素の自分に戻れば見えてくる>

・心地よいことや楽しいことを日々の生活のなかで実践している人は、元気で若々しい人が多いです。

<医師の言うことをうのみにしない>

・角が立ってもいいから、「イヤだと思っている治療を押しつけるなら訴えるぞ」ぐらいの態度をとらないといけません。

<医師にも「ノー」を突きつける>

・言いたいことは言い、自分らしく生きることのほうを重視したほうがよっぽど幸せだと思いませんか。

<お金を使って幸せになる経験を開拓する>

・わたし自身が実践していますが、いまの高齢者たちにぜひ挑戦していただきたいのは、そのようにしてお金を使うことで幸せになる経験を開拓することです。

<高齢者だって立派な消費者。もっとお金を使おう!>

・つまり、年金生活者であっても、立派な消費者ということなのです。

<お金を使って世の中を変える>

・現実的には難しいと思うこともあるでしょうが、どんな小さいことでもまずは始めてみることが大切です。

<失敗しても、前頭葉は活性化する>

・前頭葉は、思考や感情、行動をつかさどる脳の部位で、脳の老化が最初に始まる部位でもあります。

<できる範囲の冒険でも効果絶大>

・このワクワク感こそがとても大切なので、この60代という時代を毎日のあらゆることが実験だと思い、全力で歩んでいくつもりです。

<70歳からの地図 パート1  ~70代で終わらないために>

<個人差が大きい70代>

・80歳の壁を破り、幸せな老後を送ることができるか否かは、この70代の過ごし方にかかっているとわたしは考えているわけです。

<忍び寄るうつ状態>

・そのような生活が続けばからだを動かすこと自体を面倒に感じるようになり、それこそ歩けなくなってしまったり、自由に動けなくなったりするリスクが高まります。

<興味をもち、挑戦し続ける>

・ですから、わたしは70代になってもできるかぎり、少しでも興味のあることには挑戦し続けていくつもりです。

<年齢を理由にして諦めない>

・やはり年齢に関係なく、チャレンジしていくことはいくつになっても大切なことといえます。

<しがみつかず現役を続ける>

・しかしそうではなく周りに求められて長く現役を続けている人は幸せな人生を歩んでいます。

<第二の人生は70歳を過ぎてから>

・いまや人生の岐路は70歳からで、第二の人生は70歳から始まると言っても過言ではないでしょう。

<ボケないためにも仕事は続ける>

・そうならないためにも、70歳からの第二の人生も、仕事だけに限りませんが、継続してできる何かを見つけておくことが大切なのです。

<お金のためではなく自分のために働く>

・しかし、70歳になって第二の人生の扉をあけたら、もう自分のためだけ、自分にとってやりがいのあることだけを続ければいいのだと思いませんか。

<地位や肩書きが幸せの邪魔をする>

・残念ながら人間は、ついつい過去といまを比べてしまう生き物です。

<童心に返る趣味をもつ>

・趣味に没頭しているときというのは、童心に返れるということです。

<幸せの源泉は地位や肩書きにはない>

・何が言いたいのかというと、幸せの源泉は地位や肩書とは関係のないところにあるということです。

<会社を卒業したら考えること>

・もちろん、そのような志をもつこと自体に異論はありませんが、人によってはそれが人生の目的、ゴールとなってしまい、会社を卒業したとたんにもぬけの殻になってしまうからです。

<人生の絶頂期はあとのほうがいい>

・年を重ねればどうしてもからだが衰えてくるので、元気なうちに行動に移しておくということもあるかと思います。

<財産はすべて使いきる>

・認知症になり、症状が進んで重度になると、お金を自由に使うこともできなくなります。

<いまこそお金を思い出に変える>

・自分やパートナーが、本当に幸せと思えるお金の使い方を考えればいいと思います。

<70歳からの地図 パート2   ~わたしたち高齢者の手で社会を変える>

<不当な扱いを受けている70代>

・30代、40代といった現役世代から見た70代というのは、相当な年寄りとして映っているようです。

<高齢者はお金を使わないという固定観念>

・一般的に、年をとればとるほど高齢者はものを買わないと思われています。

<読書家でおしゃれな70代>

・つまり、団塊の世代を中心に高齢者がインテリ化していて、さまざまなものに興味や関心をもち続けているということです。

<高齢者ニーズとリアルのギャップ>

・逆に、スマートフォンやタブレット端末など高齢者には無縁と思われるデジタル機器を、便利なツールとしてきちんと使いこなしているのです。このような高齢者の実像を現役世代はもっと真剣に見るべきです。

<高齢者がお金を使えば景気が回復する>

・「高齢者はお金を使わない」と思い込む、この大きな壁を打破しないことには、大げさに聞こえるかもしれませんが、日本の景気回復はないとわたしは思っています。

<日本の景気が悪いのはIT化の遅れもある>

・諸外国のIT化の進み具合からすると、日本のデジタル化はまだまだ遠い道のりだといえそうです。

<高齢者とAIはのび太とドラえもん>

・のび太は困ったときにドラえもんにお願いすれば、必要なものを出してくれるわけですが、言いかえれば、のび太はドラえもんにアイデアを出したり、指示したりしているわけです。

<70歳オーバーでもリーダーになれる>

・このように、AIの時代というのは、現役を引退した高齢者でも誰でもリーダーになれる可能性をもつことになるわけです。

<70代が日本の地図を塗りかえる>

・政治思想という面で見ていくと、日本のルベラル、左派はすでに力を失っています。

<税金ではなく年貢を納めている>

・なぜ、日本がこんな貧乏な国になったのでしょう。それは、いまだ封建的な制度、意識が残っているからかもしれません。

<ストライキは当然の権利>

・スト権を行使しないとどういうことが起こるかというと、労働組合の積立金がどんどん増えていきます。連合などは2兆円の闘争積立金をもっているといわれています。

<お仕着せの免許返納はありえない>

・さらに、国では70歳以上のドライバーに対して、免許証更新の前に「高齢者講習」を受けさせ、75歳以上になると高齢者講習のほかに「認知機能検査」の受検も義務づけています。

<高齢者ばかりがやり玉に>

・「令和4年中の交通事故の発生状況」を見てみると、16~19歳が1039.2件と圧倒的に多く、次いで20~24歳が597.2件、この次に85歳以上が498.4件とくるのですが、このように若い世代に事故が多いことがわかっていても、世間の目は高齢者に冷たいのです。

<免許証返納が認知症を招く>

・高齢者全員に免許証を返納させたら、要介護率は約2.2倍に増えるということが報告されており、むしろこちらのほうが問題です。

<日本はいまだ敗戦国のまま>

・つまり、一度決まってしまったことを大きく変えるという発想がそもそもないということがよくわかります。日本の不況が30年も続いている原因、税制や労働待遇が変わらない話もまったく同じだといえます。

<80歳の壁を越えてからの地図 ~死の不安に振り回されないために>

<老い、死がリアルになってくる>

・2020年の日本の男女の平均寿命は80歳を超えましたが、健康寿命は、男性72.68歳、女性75.38歳です。これは80歳になる前に、心身の不調で生活上の制限を受けてしまう人が多いということです。

<不安、心配事のない人などいない>

・わたしも長い間、高齢者をはじめ多くの方の診察をしてきましたが、患者さんの口から直接、先々の不安についての悩みを聞くことはあまりありません。しかし、語らずとも多くの患者さんに不安や心配事があることはわかります。

<がんに「絶対」はない>

・養老先生に限らず、かなりのヘビースモーカーでも100歳まで生きた人もいます。

<いつ死ぬかなんて誰にもわからない>

・わたしの血圧や血糖値、コレステロール値は、一般的に治療が必要とされる数値ですが、わたしは快適に暮らしていくため、自分なりに治療を受ける受けないを判断しています。

・いくつまで生きられるか、それはわたしも含めて誰にもわかりません。

<怒りの感情よりも不安感情のほうがよっぽど怖い>

・怒りも不安も気持ちをきちんと整理すれば、怒るべきところで怒ることができるし、不安に支配されて判断を誤ることもないのです。

<人の目を気にするから不安にさいなまれる>

・がんになるかもと思っている人は、自分ががんになったら、どこの病院でどんな治療を受けるのか、認知症になるのが不安なら、介護保険を受給するための準備をするなどです。

・多くの不安を抱える高齢者を診てきたなかで、「なるようにしかならないのだから先々の不安、心配はいらない」というのがわたしの持論です。

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