人が死ぬたびにつくり直すのを手間に感じた女媧は、人間に生殖機能をつけて婚姻制度を整えさせたといい、そのため女媧は今でも婚姻の女神として崇められている。(7)
「恐怖の世界大陰謀」
デーヴッド・アイク(三交社) 2008/12/1
<いわゆる「神々」について>
・この「神々」のうちの爬虫類種属、ー一部はドラコ(竜座)から来たと言われ、英単語draconian(過酷な)の語源ともなっているーが、異種交配の中心的な役割を担っていた。さらには、UFO研究者のあいだで、「ノルディック」と呼ばれる長躯・金髪・碧眼の地球外種属もこの異種交配に関わり、遺伝子(コンピューターソフトウエア)に混入させたと見られている。ノルディックには、たまには赤髪・緑眼の者がいるが、今日の支配種の血流にも、金髪碧眼に加えて数は少ないが、赤毛が存在する。これは偶然ではないが、ズールー族のシャーマン、クレド・ムトウの話では、アフリカではノルディックは「ムツング(白い人)」と呼ばれ、アフリカ大陸の古代人にも知られていたらしい。
・学者であり作家でもあるゼカリア・シッチンはシュメールタブレットに関する本を多く書いているが、彼によると「創世期」でネフイリムをさす「名高い英雄たち」という言葉は、シュメール語の原本から考えて「空飛ぶ乗り物の者たち」と読むべきなのだそうだ。すると物語全体の様子がかなり変わって来て、ずいぶんと意味が通るようになる。
<地底レプティリアン>
・ムー(レムリア)の滅亡後に、レプティリアン(爬虫類人)とその血統が密かに移住した地はインドだけではない。彼らは、世界中いたるところに地底都市を築いていた。その多くは、後年にレプティリアン混血種が秘密軍事プロジェクトにおいて築いたトンネル網と地下基地で結ばれている。
・ヒンドゥーの伝説によれば、彼らは、そこから出てUFO研究者がノルディックと呼んでいる「白人」種族と争い、アガルタやシャンバラといった地底王国に住みついた。
・「影の王国」「人間の知らない空間や次元」とはすき間次元のことで、人間の視覚の向こうにある欠片のようなところだ。
・理由はほかにもある。レプティリアン自身も別の力に支配されているということである。その力とは、スチュワート・スフードロウのいうレプティリアンを作った「透明な人々」だ。この連中は、「エネルギーの振動率が高すぎて、物質的な肉体を維持することができないため、物理的な次元に入ることができない。彼らが姿を現すときは「透明ガラスの外殻のように見える」。
<スチュワートの話>
・その生命体は、爬虫類で、モントークで見た時には、「物理的な現実を出たり入ったりしているようだった」と述べている。彼の著書『青い血、真実の血』によると、多様な地球外生命体の集団がこの惑星にやって来て、さまざまな種族の種を植えつけたのだという。アトランティスを支配したのは白人(=コーカサス人)のアトラン人で、これは「ライア」ないし「ライラ」、すなわち琴座からやって来た種族だ。一方、爬虫類種属は、太平洋のムー(レムリア)を拠点として、本来のライラ人は、その言葉から考えるような物理的な存在ではなかったのだ。この次元に囚われてしまい、振動が高密度化したのである。レプティリアンは、スチュワートが、「透明人」と呼ぶ者によって作られた。
・「透明人」は、エネルギーの「振動率が高すぎて物理的な肉体を維持できないで、完全には物理的な次元に入ることができない」、だから姿を現すときは、「透明なガラスの外殻のように見えてしまうのである。
・初めのレプティリアンは「境界物質」で、こちら側で機能するための物理的な形態を必要とした。そこでレプティリアンとライラ人の遺伝子を混ぜることにした。レプティリアンが金髪碧眼の人間に固執するのはこのためで、彼らが、この現実で活動するためには、このタイプの人間遺伝子が必要なのである。
<2012年>
・宇宙のサイクルー「意識にある共同創造」という無限の能力が発達してくる。
・注目すべきテーマは、ほかにもある。2012年を気にする人が次第に増えてきていることだ。問題の日が近付けば、もっとヒステリー状態になるだろう。
<エメラルドタブレット>
・彼らは、レプティリアン混血種であり、人間の外観を持ち、さまざまな経歴を持って現れることで、人類を欺いてきた。彼らは、人間ではないし、そんな経歴を持っていない。すべて同じレプティリアン種族だ。エメラルドタブレットは、レプティリアンが「影の王国から」やって来て、「人間」を破滅に追いやり支配者の地位におさまったと記している。
・要するに、次元と次元の間の「裂け目」ないし中立地帯である。レプティリアンは、人間の視覚を超えた振動の欠片のようなこの領域から混血種ネフィリムの血統に「取り憑き」、彼らを通じて私達の視覚を操作しているのだ。
<世界中でお馴染みのテーマ・・・・>
・エジプト人によれば監視者は「天の舟」に乗ってやって来たという。世界中の古代文明では、ある種の飛行装置でやって来た「神々」が文明を築き、先進的な技術をもたらしたというテーマが繰り返し登場する。インダス文明では空飛ぶ乗り物のことを「ヴィマナ」と呼んでいる。
・古代インドの文書ではこの「空飛ぶ船」に使われていた反重力技術の記述がある。中国人がチベットで発見したサンスクリット語の文書だったのだが、あまりのことにチャンディーガル大学に送って翻訳してもらったところ、同大学のルース・レイナ博士によれば、なんと恒星間宇宙船が建造できるほどの知識が含まれていることが分かった。しかもこの文書は数千年も前のものだ。博士が明らかにしたことには、このタイプの船は「アストラ」と呼ばれており、どの惑星へも飛んで行けるという。船は月まで飛んで行ったという記述もあるということだ。
・レプティリアン(爬虫類人)は竜座を拠点とし、この地球上で私達が、到達しているのと同じような征服行為によって銀河系全体に拡大し始めた、とスチュワートは述べている。ただし強調しておきたいのは、この惑星から来た、あの惑星から来たという主張は、必ずしもこの<次元>や<現実>で私達が、知っている惑星や星座のことを意味しているわけではない。惑星や星々は数多くの現実があるので、たとえ、この周波数帯では死んだように見えていても人間の視覚を超えた別の周波数では生命に満ち溢れている、ということもありうるのだ。スチュワートは、レプティリアンは征服に際してシリウスの種族の援助を受けたと言っている。
・地球外/多次元からの地球来訪者は数多く存在しているようで、友好的な種族もあれば、悪意に満ちた野望を抱いている種族もあるだろう。レプティリアンもそしてそのシリウスからやって来た一団もそうだった。ほかにもオリオン座からやって来た黒い大きな瞳を持つ「グレイ」種族、地球から40光年まで離れたところにあるレチクル座のゼータ連星からやって来た別のグレイ種族、アンドロメダ星雲からやって来た一団、牡牛座の昴、プレアデス星団から来た一団。
・一見すると別の種族も存在しており、なかでも最も邪悪なのはドラコニアン、レプティリアンだそうだ。スチュアートによると、彼らは、両性具有者で、それゆえに自分たちは優れた存在であり、他のものよりも「神に近い」と信じるようにプログラムされているのだ。
<共通の神話>
・ミネソタ州の丘陵地域などでは、身長が2メートル半から3メートル半もある巨人の骨が見つかっている。ネバ他州ラブロック近くの洞からは赤毛の巨人のミイラが多数見つかっていて、なかには身長2メートル以上のものも何体かあった。デラウェア・インディアンには、かってミシシッピ川以東には巨人族がいくつもの巨大都市をつくっていたという話が伝わっているし、同様の巨人の話は、世界中いたるところに古代の伝説・伝承として残っている。
・古代のネフィリムと「現代の」世界をコントロールしている家系は同じ遺伝子(コンピュータープログラム)を持った種族なのだから、大半の言い伝えでは、巨人たちは他の人々に対して、友好的ではなく、むしろ敵意すら抱いていた。また、奇妙な飛行装置と結びつけて語られることも多く、これは現代のUFO談話にもでてくる「空飛ぶ円盤」に非常によく似ている。
「漂泊する神と人」
(花部英雄) (三弥井書店)2004/9/1
<(憑霊の声)>
・憑霊の語りを表した昔話に「こんな晩」というのがある。民俗学者の向山雅重が長野県の伊那谷で聞いたのは、こんな話である。
・渡し船を業とする川越え人夫が、二十三夜の明け方、その日の仕事じまいをしているところに男が駆け込んできた。金はいくらでも出すからと頼まれて舟を出し、川の中まできたところで、男を川に突き落とし大金を奪う。その後、人夫の妻が男の子を出産する。二人とも可愛がって育てたが、子供は物が言えなかった。ところがそれから三年過ぎた。二十三夜に夫婦が河原でお月見をしていると、子供が突然「3年前の今夜、川の真ん中で人を流して金盗ったなあ」と、初めて口を開いた。仰天した人夫は、仕事をやめ、男の弔いのために巡礼の旅に出立したという。3年前と同じシュチュエーションで、子供に憑依した霊が悪事を暴露するというのが話しのクライマックスであり、戦慄する部分である。
「UFOと異星人の真相」
(久保田八郎) (中央アート出版社) 1995/3/1
<用途に合わせて四種類ほどの服装があります>
・用途に合わせて四種類ほどの服装があります。どれもがシンプルなゆとりのある一体構造のデザインです。まずガウンのようなすらっとした衣服がありました。それから、アダムスキーが砂漠で会った金星人が着ていた手首の部分と足首の部分がすぼまったタイプの服は、一種の作業服で行動するときの専用の服装です。
・それと、長老クラスの人になると、ちょうど古代ギリシャの人々が着ていたような服を着ていましたね。アクセサリーの類は、宝石と言うよりも鉱石類をよく着けていました。それから、セレモニーの際には男性も女性もスカートのようなものを身に着けることがあるようですね。スカーフのようなものもあります。何か特定の意味を表現するらしいんですが。まあ、そんな程度で、そういった意味では地球人の方が、カラフルだと言うことがいえるかもしれません。
・それと履物は、レインシューズのようなものや、金色の紐のようなものを巻き上げたようなものがありましたし、一番目立ったのは、バレエ・ダンサーがよく履くような形の靴ですかね。
「スピリチュアリズムと宇宙哲学」
(近藤千雄) (現代書林) 1998/4/1
<恒星上の生命活動―ソーラマン(太陽人)の誕生>
・恒星上に一個の魂が誕生するに当たっては、光体をそなえた一群の霊が携わる。この階層での愛は宇宙的で、共有的性格を帯びていて、日頃から共鳴しあい一体となって働いている数体の若いソーラマンが生成の愛念に刺激され、互いに心を合わせ、力を合わせて、熾烈なる想像の念を出し合っているうちに、そこに忽然として新しい光体を備えた存在が誕生するのである。
・無論それは容易な業ではない。芸術家にも似た努力と葛藤と長時間にわたる忍耐こそがこの天上的出産の必須条件である。それは誕生と言うよりは、<生命の具象的創造>と呼ぶ方が、相応しいかもしれない。なぜなら人間の場合のように魂が想像力の中に宿るからである。つまり宿るべく待機している未発達の魂が愛の刺激を受けて、その想像力で形成された像の中に入り、受胎の宇宙的刺激を受けて生育するのである。
・天上界における生命の創造に関しては、人間的な一対の男女の観念は捨て去らないといけない。6人、8人、10人、時には、12人もの霊が係わってくる。そのグループも男性的と女性的の両性で構成されているが、創造の磁場における情緒的、霊的、審美的な協調作業が新たなソーラマンの子を生み出すのである。生み出す母体のようなものがあるわけではない。
・一群の男性霊と女性霊のいる場に、醸成された情熱の嵐と陶酔至醇至粋の天上的愛念、それのみが新たな個霊の完成に必要なのである。無論こうして発生した幼い恒星人は、そのままでは未完成である。人間の幼児と同じく、進化・発達をとげるのであるが、それに要する歳月は人間界のそれとは桁違いである。
その形態の変化もまた無常迅速、とても限りある人智では理解することも信じることもできない。
・ソーラマンの生活がかくも変幻性に富んでいるのは、太陽原子と同一のリズムで動く結果である。地上の天文学者は、恒星はガス状態であると説くが、実際はその中に溌剌とした生命が宿り、盛んに創造進化の大業に当たり、そのスケールの大きさは、人間の想像を絶する心と外形との連繋反応が瞬間的なので内と外、可視と不可視とかほとんど同一歩調で進行する。地上界のように肉体が鋭利な知性、敏活な感性について行けずにもたもたするようなことは見られないのである。
「光の中へ」中国道教に伝わる異次元旅行
(具道士) (同朋舎) 1998/7/1
・「関落陰」―この世の者を、正常な意識をそっくりそのまま保たせたまま、神霊界に送り込むための「神霊界への橋渡し」の秘法。
<臨死体験と驚くほど似ている>
・関落陰で神霊界に移行した者は、正常な自意識を全く失っていません。彼らは、ごく普通の意識状態で私や周囲の人々と会話しながら、しかも神霊界の中を歩き回ったり見聞したり、我々の言葉をあちらの世界の神霊に取り次いだり、あちらの世界のメッセージを我々に伝えます。
「こうした導きの神仏のお一人が、ここに登場してきた」那吁(なたく)様です。正式な神名は「中壇元帥(ちゅうだんげんすい)」で「那吁三太子」は通称名です。
(雲に乗って神霊界に入る)
「神霊界への移行の段階を経て、次に参入者は、神霊の許しを得た者に限り、それぞれの魂の家や生命の花園に導かれることになります。
<自分の全てが描かれた魂の家>
・魂の家には、その人の全てが反映されています。だから家を見れば、現在の運気の状態から抱えている問題まで、全てが手にとるように見えてきます。
<書斎はその人の知性を表す>
・魂の家の寝室の様子で愛情生活がわかる。台所で経済状態が見えてくる。台所と財運は連動する。
<未来を映す鏡と見てはいけない秘本「流年賦」>
・魂の家とつながる将来の伴侶の家=夫婦宮
<秘中の秘、人の一生を記した「流年賦」とは?>
・誰もが生命を表す樹や花を持つ。過去世も先祖も全て表す家計樹
・「関落陰は、私が神々をお祀りしているマンションの一室で行なっています。私自身は過去からの因縁で、中国道教の神様と深いご縁が結ばれているので、お祀りしているのも道教の神様が中心です」。
「縄文宇宙文明の謎」
(高橋良典) (日本文芸社) 1995/2/1
<役小角(えんのおづぬ)と宇宙人との関係>
・役行者(えんのぎょうじゃ)は、7~8世紀ごろの山岳修行者で、葛城山を拠点に活動し、山伏の間では「神変大菩薩」の尊称がある。彼が生涯を通じてなしたとされる奇跡は釈迦やキリストにも劣らないと言われている。
・葛城山は、大阪府太子町と奈良県当麻町の間に位置する二上山から、南の金剛山まで伸びる山系のことである。ここには、「土蜘蛛(つちぐも)」と呼ばれる土民として登場する人々だ。彼らは背が低く、異様に長い手足を持った異形の集団とされている。現代風に言えば、グレイのようなヒューマノイドの宇宙人の集団だったと言えるかもしれない。役小角が、使役したとされる鬼神も、実体は異形の山の民だったのではないかとする説がある。
・役小角の伝承は、少しずつ形を変えながら何度も語り継がれて、中には小角の前世を2回の生まれ変わりにわたって語った伝承もあるし、別の伝承では、さらに7回もの生まれ変わりが、語られている。伊豆へ配流となった小角は、夜になると空を飛んで富士山へ出かけていった。そして、最後は、日本を見限り、老母を伴い唐へ飛び去ったとされている。彼の出生や伊豆への配流を巡るこの伝承も数多くのバリエーションがある。
<『竹内文書』>
・日本の3大奇書と言われる「竹内文書」によれば、アシカビキミヌシの後をついで、世界の王となった上古第二代天皇ツクリヌシキヨロズオは、日本の「磐城ノ国」に地下都市を作り、地球の大異変を生き延びた後に「父の山」から、神去ったというのだ。
・この「磐城ノ国」がどこにあったかーそれは中国の史記に記された黄帝(アシカビキミヌシ)の後継者、高陽帝の地下都市が「山海経」の中で、紀伊半島にあったと記されているところから、「磐城ノ国」は紀伊半島の地下都市を指していると見られる。
・この紀伊半島の地下都市は「山海経」では、「方丘」と呼ばれている。高陽帝は、この時代に紀伊半島の地下都市に世界の都を置いて、地球上の各地に住む五色人を治めた。その時代に天皇と皇子たちが、前代に引き続き太陽系の別の惑星や銀河系のかなたの星とも交流を持っていたことは、「神代の万国史」の記録を見れば明らかである。上古第三代天皇キノクニミヌシは、大型宇宙船8隻、小型宇宙船16隻を作らせた後、これに乗って地球各地を視察した。天皇は、万国を巡幸した後、常磐国大付浜(福島県双葉郡大熊町大川原)のあたりを経て神岡(岐阜県神岡町)に帰還した。
・上古第三代天皇の世に大異変が発生して、地球は泥の海となり、万物がことごとく死滅した。このとき天皇一族397人は、飛騨高山と紀伊半島の大台ヶ原の二ヶ所から宇宙船に乗って地球を脱出し、災難を逃れた。その後、天皇は、天越根中国(富山、岐阜、長野の県境)に天降り、皇太子は同地の鷲羽山に天降り、その他の皇族も日本の各地の山々に天降った。
<世界中の叙事詩がシャンバラの存在を示す>
・インドに伝わる世界最大の叙事詩「マハーバーラタ」によれば、「仙洞(シャンバラ)」の王クベーラ(宮下文書に登場する阿和路比古)とシバの兄弟が築き上げたクル族の偉大な宇宙文明を享受していた。現在の日本人は、「マハーバーラタ」に登場するクルの大王ドリタラーシュトラとその息子ドウリヨーダナが、それぞれ、日本神話の「国常立(クニトコダチ)」と息子の面足(オモダル)に相当し、「ユーカラ」の主人公コタンカラカムイ(国造りの神)とその息子のエイポイヤウンペに対応することを忘れ去って久しい。
・最近の研究では、エジプトの「死者の書」に示された世界が死後の魂の行く所ではなく、生きた人間が活躍した実在の世界であり、そこに登場する天上と地下は、宇宙都市と地下都市を描いたものであることが明らかになろうとしている。エジプトの「死者の書」は、実在した地下都市チュアトから宇宙都市へと旅発ったファラオたちの様子を記した「地下都市の書」であることがますますハッキリしてきた。
・なお、中国に伝わる世界最古の地理書「山海経(さんかいきょう)」は、今から3千5百年前の夏王朝を開いた伝説の帝王、禹(う)が、大洪水の後に作成したと言われる世界地図の解説書である。
「蜃気楼の楽園」
(ヘルムート・トリブッチ) (工作舎)2000/8/1
古代文明と神々の謎を解く
<幻視で見えるブルターニュのイス(IS)の町の古い伝承>
<(魔法をかけられた町)>
「ブルターニュにはイス(IS)の町の古い伝承がある。栄華を誇ったあと『死者の海』に沈んだ町で、今の主都パリ(Paris=Par-is=イスのような町)にその名を留める。イスの町は、ときどきちらりとだけ目撃されたといい、こんな話が残る。『目の前に、イスの町が現れた。城と塔がずらりと建ち並び、城の正面には何千も窓が開いている。屋根は、水晶のように澄んで輝き立つ。教会の鐘の音も、通のざわめきもはっきり聞こえた』。ほかの話では、主婦が水を汲もうとして、沼に下りていったら目の前に巨大な柱廊が現れた。それを見て主婦は気を失った。あとで思い起こすと、みごとに飾りたてた店の並ぶ通りを歩いたようだったという。
ドイツのリューゲン島には、海に沈んだ町ヴィネータの伝承がある。7年ごとに現れ、にぎわう大きな町に見えるのだが、またふっと消えてしまう。
蜃気楼が海面に生む幻想世界に『浮かび上がる町』を想うのは自然だろう」。
「予言のすべて」 (山内雅夫、竹本忠雄、ルネ・ブァン・ダール・ワタナベ、高橋徹、高橋良典) (日本文芸社)1996/8/1
<ゴグとマゴグ>
・神の契約に従い「終わりの年」の初めにイスラエルを侵略するといわれる国家(マゴグ)と、その指導者(ゴグ)。
「人の子よ、メセクとトバルの大君であるマゴグの地ゴグに、あなたの顔を向け、これに対し預言して、謎の王なる神は、こう言われる。メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、私は、あなたの敵となる・・・。ペルシャ、エチオピア、プテは彼らと共におり・・・ゴメルとその全ての軍隊など、多くの民もあなたと共におる」(エゼキエル書第38章)
・メセクとトバルの大君と呼ばれたゴグの住む、マゴグ。約1900年前、ユダヤの有名な歴史家ヨセフスは、マゴクをコーカサス山脈の北に住むシシアンの地と見ていた。
シシアンとは、ギリシアのヘロドトスなどによれば、黒海の東から北にかけて住む人々のことだという。
19世紀のヘブル言語学者ゲセニウスは、メセクがモスクの語源であり、また黒海沿岸のトバル(チベルニー族)とともに現代ロシア人の祖先であることを明らかにしている。
そこで聖書研究家の多くはマゴグをロシアと解釈し、ゴメルを東欧諸国、プテをリビアとみなしている。ペテ・トガルマはコサックその他シベリア諸民族の祖先であり、ペルシャはいまのイランだ。とすると、これらの人々が今世紀末に怒涛の如くエルサレムに侵入する事態が発生することが予言されていると言える。
<ミロク(弥勒)>
・末法の世に現れ地上の悩める民を救済すると予言された仏教のメシアのミロク信仰は日本や朝鮮、中国、インド、ペルシャなど、アジア各地で古くから伝えられ、東洋的終末思想、浄土思想に結びつく予言を生みだした。
・仏陀はその臨終に際して56億7千万年後に弥勒菩薩が地上に現れるだろうと予言した。そのため、現在、世界の仏教徒たちは仏陀の再来(ミロク)をはるか未来の出来事として完全に忘れ去っているようだ。しかし、56億7千万年を次のように解読すると、ミロク下生の予言は現代的な意味を持ってくるのである。
・「全ての悟りを開いた完全な人(マイトレーヤ=ブッダ(ミロク)は56億7千万年を108(人間の煩悩の数)で割った5250万年を3000(仏教でいう3千世界)で割った17500年後に浄化された霊を持つにいたり、さらに1万7500年を7(物質界を支配するといわれる7の法則)で割った2500年後の今日、肉体を持ってこの地上に再臨しようとしている・・・)
ミロクが紀元前1480年の仏陀の入滅から2500年たった2020年頃、再び現れるとすると、ジーン・ディクソンが予言した“イエスの再臨”と同じ時期になる。
・インドのジャイナ教がマイトレーヤと呼び、ペルシャからヨーロッパに広がるゾロアスター教徒がミトラと称するミロクは、地下より現われるといわれ、アガルタやシャンバラの地底の国からやがて、この地上に現れる人々と関係があることは間違いない。
<知られざるマヤの予言>
・9世紀、恐らくその絶頂期にあったと思われるマヤ文明は、なぜか消失してしまう。多くの都市が放棄され、1千年近く人々の記憶からも消え去っていった。やがて森が大地を覆い、19世紀になってようやく壮麗な遺跡が見出される。
<マヤの預言にある「滅びの哲学」は西暦2012年の崩壊を告げる>
<「羽毛の蛇神」ケツァルコアトルの“顕現”と預言>
・ケツァルコアトルとは、古代メキシコの神話上、最も著名な神の名前で「羽毛の蛇神(翼を持った蛇)」として知られる神である。
・ケツァルコアトルは、太陽神であると同時に、太陽系の惑星、金星に関連付けられる神である。また彼は、人類の形成や人類の食糧となるトウモロコシをもたらした「智恵の神」と呼ばれることもあり、様々な性格を合わせ持つ多重的な神である。
・類似の参照枠を探すためヨーロッパ神話の中で一番近い存在を挙げるとしたら人間に冷智恵をもたらしたプロメテウス的な存在であるということもできるだろう。
・マヤのホームグラウンドであるメソ・アメリカ(中央アメリカ)の信仰の中心に存在する神、それがケツァルコアトルである。
・マヤの記録によると、ケツァルコアトルに相当する神である「ククルカン」という名の神が、海路西から989年前後にユカタン半島にやって来て、そこに新しい国を建設したとある。新しい国とは、史実に基づけば「トルテカ王国」である。
<ケツァルコアトルは「キリストの再来」だった!?>
・トルテカ族は、現在のメキシコにあたる中央高原全域を支配し、トルテカ王国は繁栄を迎える。しかし、戦いや生贄の必要性を説く軍神ウイツィロポチトリのやり方に反対したケツァルコアトルは、やがて追放される。海岸にたどり着いたケツァルコアトルは、「私は、再び戻って来る」と言い残し、魔法の蛇の筏に乗って東方へと姿を消した。彼は西方よりやって来て、東方へと姿を消したのである。
<預言のシステムともなっていたマヤのカレンダー周期>
マヤの暦で代表的なのは「大周期」(5125年間)の期間を示す長期計算暦(ロングカウント)である。この暦は、現代のグレゴリオ暦表記に直すと、暦の紀元を紀元前3113年に設定し、暦の終わりを紀元後の2012年に設定している。
・マヤの預言表の多くは、ケツァルコアトルの預言周期における「天国」と「地獄」の境目である16世紀以降、中央アメリカにやって来たスペイン人宣教師たちの手によって焚書となってしまった。
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