祈りと強い信仰心は、不安、悩み、緊張、恐怖といったものを打ち消してくれます。あなたがもし宗教とは無縁でも、祈りにはあなたが想像する以上の効果があります。(2)
<自分のミスを記録し、自己分析しよう>
・ハウエルは「土曜の夜、1週間を振り返って仕事の反省と評価する」と教えてくれました。面談や会議などをすべて振り返り、「どんなミスを犯したか?」「よかったところは?」「改善できる部分は?」「この経験から何を学べる?」と自分に問いかけてみるというのです。
・あなたも、ミスを記録し、自分自身を批判する習慣を作ってみましょう。
ポイント:●批判されたら、「当然の批判かもしれない」「怒るより、感謝して何かを学ぼう」と考えよう ●失敗を振り返り、改善点や経験から学べることをじっくり考える習慣を作ろう
<体験談6 自分への批判を聞くことで社長にまで昇り詰めた>
・私は石鹼のセールスマンをしていた頃、わざわざ自分に対する批判を人に聞いて回っていました。というのも、コルゲート社の石鹼を売り始めた当初、あまりに注文が取れないために「失業するのではないか」と不安でたまらなかったからです。
・こうして批判を聞いて回ることで、私は多くの友人と、かけがえのないアドバイスの数々を得ることができました。そして世界最大級の石鹸メーカーであるコルゲート社の社長となり、全米でも上位20人に入るほどの収入を得るまでになったのです。
<疲労と不安を予防して元気になる6つの方法>
<日々の活動期間をあと1時間増やすには>
<疲労の予防は不安の予防になる>
・疲労は風邪などの病気への抵抗力を弱めるだけでなく、不安の原因にもなります。疲労予防は不安予防にもなると言ってもいいでしょう。
疲労を予防するには、疲れてしまう前にとにかく休むことが重要です。というのも、疲労とはびっくりするほど早く留まってしまうものだからです。
<休息は疲れる前に小まめに取る>
・あなたも、昼寝の習慣を身に付けましょう。昼寝をするのが無理でも、夕食前にすこし横になろうとしてみることくらいはできるはずです。小まめに休息を取れば、あなたは普段よりも1時間多く起きていられるのでしょう。
ポイント:●疲労が留まれば、抵抗力が落ちるだけでなく、不安の原因となる ●疲労を予防するには、疲れる前に小まめに休むことが重要。昼寝の習慣を身に付けよう
<疲労の原因を見極め、対処する>
<不安や緊張、無力感が疲れを生む>
・つまり、脳は疲れ知らずで、頭を使う作業だけで人が疲れることはないのです。
・疲労は精神的要因と感情的要因から生み出されるというのが定説になっています。疲れを感じるのは、不安、緊張、無力感、苛立ちなどが原因なのです。
<神経と筋肉の緊張を緩めよう>
・もし今、あなたの体から力が抜けていないなら、あなたはこの瞬間にも神経と筋肉に緊張を生み出し、疲弊させているのです。
・神経と筋肉の緊張を緩めるために、暇を見つけてリラックスしましょう。自分の体はよれよれの靴下だとイメージし、常に力を緩めてください。また、仕事中もできるだけ楽な姿勢でいることが大切です。
神経の緊張を取り去るポイントは、目にあります。椅子にもたれかかって瞳を閉じ、自分の目に「休め、休め」とゆっくり声をかけてみましょう。
ポイント:●頭を使う作業だけでは、疲労を感じない。疲労は不安などの精神的要因によって生み出される ●神経と筋肉の緊張を緩めよう。楽な姿勢で仕事をし、リラックスしよう
<疲労と別れ、若さを取り戻す>
<人に話すことで不安から解放される>
・精神分析医の間では、「話すことさえできれば。患者は内なる不安から解放される」ということが常識になっています。
・「人にすべて話す」というのは、ボストンの診療所で実際にセラピーとして採り入れられている方法です。身内か医師、弁護士など、信頼できる誰かを探し、「自分ではどうにもできない不安を聞いてアドバイスしてほしい」
<エクササイズで体をリラックスさせる>
・不安を感じるときは、体をリラックスさせるエクササイズも有効です。1日2回、床に横になり、できるだけ全身を縦に伸ばしましょう。
・このように、つま先から首まであらゆる筋肉を力ませ、緩めていきましょう。さらに、ゆっくりと規則正しい呼吸を繰り返せば、神経を鎮めることができます。また、顔に刻まれた皺や表情の険しさも意識して取り払うようにしましょう。
ポイント:●感情的な問題を抱えたときは、信頼できる人を探し、その問題について打ち明けよう ●体をリラックスさせるエクササイズをして不安を追い出し、疲労と別れよう
<疲労と不安を予防する4つの習慣>
<仕事が積み上がると人は不安になる>
・ひとつめは「今抱えている仕事に関係ある書類以外、すべて机の上から片づける」です。
・机の上に未返信の手紙や報告書やメモが積み上がっていると、人は混乱し、緊張し、不安になるものです。「やることが山積みなのに時間がない」と常に意識させられるせいで、緊張と疲労にさいなまれるだけでなく、高血圧や心疾患、胃潰瘍が引き起こされる可能性まで出て来ます。エネルギーの消耗と、仕事が重い通りに捗らない不安とが、命取りになるのです。
<成り行きに任せず、計画を立てる>
・ふたつめは、「重要なものから仕事を片づける」です。
・しかし、成り行き任せで無計画に仕事をするよりも、重要なことから手をつけるよう計画するほうが遥かにいいことも、よく分かっているのです。
そこで1日のプランを立てて、仕事の重要度に応じて順序を決めていく。「重要なものから行う」を鉄則としていた。
<問題は先送りせず、結論を出す>
・3つめは、「問題に行き当たったとき、決断できるだけの材料が手元にあるならすぐに決断する。先延ばししない」です。
・「結論を出してからでなくては次の要件には移らない」ということを徹底したといいます。そして、未解決の問題がいくつも手つかずで放置されているという不安も消し去ることができたのです。
<すべて自分で片づけようとしない>
・4つめは、「計画し、人に任せ、管理する」。人に仕事を任せるというのは、本当に難しいことです。間違った人選が失敗を招いてしまうこともあります。しかし、不安、緊張、疲労から解放されたいなら、誰かに仕事を任せるようにすべきなのです。
ポイント:●机の上を片づけ、目の前の仕事に集中しよう ●仕事は重要なものから片づけよう ●問題を先送りせず結論を出すようにしよう ●仕事を人に任せることも覚えよう
<疲れ、不安、イライラの元凶、倦怠感を消し去るには>
<つまらないと感じれば疲労に襲われる>
・疲労を生み出す主な原因のひとつは、倦怠感です。
・学生たちを対象に代謝試験を行ってみたところ、退屈しているときには血圧と酸素消費量が低下していることが分かりました。そして、目の前の作業に興味を感じると、すぐに代謝数値が上昇を始めていたのです。
<仕事を楽しむ不安も軽くなる>
・あたかも仕事を楽しんでいるように、すこし打ち込んでみましょう。本当に楽しくなってくると、疲労、緊張感、不安が軽減されるでしょう。
ポイント:●仕事をつまらないと感じると、疲れが生じ、不安やイライラ感が高まる ●仕事を楽しむ工夫をし、打ち込んでみよう。仕事を楽しいと思えれば、疲労や不安は軽くなる
<不眠への不安は克服できる>
<ろくに眠らず81歳まで生きた弁護士>
・彼は有名な弁護士ですが、生涯熟眠したことがなかったのです。
・「眠れないならその時間を利用できないか」と考え、ベッドから起きて勉強をしようと思い立ちました。
・弁護士になってからも不眠症は治まらず、夜は深夜まで読書をし、朝は5時に目を覚まして手紙を書きました。人びとが働き出すころには、彼は1日の仕事の半分は終えていたのです。結局、彼はろくに眠りもしないまま、81歳まで生きました。
<不眠症で死んだ人はどこにもいない>
・不眠症で死んだ人は世界のどこにもいません。
・眠れない状態を打破するには、自分の筋肉に「休め、休め。緩んでリラックスするんだ」と話しかけることで、眠りに誘うのが効果的です。また、ガーデニングやスイミング、テニスなどで自分の肉体を疲れ果てさせることも、不眠克服のベストな方法のひとつでしょう。
ポイント:●眠れない時間を利用して勉強し、弁護士になった人もいる。不眠症だからといって心配しすぎない。 ●眠るためには、筋肉をリラックスさせよう。肉体を疲れさせるのも効果がある。
<体験談7 不安にとらわれたら、体を動かして吹き飛ばす>
・私は自分がなにかで頭を悩ませ、水車を回すエジプトのラクダみたいにぐるぐると不安にとらわれ始めると、体をいじめぬいてそれを追い払うことにしています。
・週末は、とにかく体を動かして過ごします。私はニューヨークで弁護士として働いていますが、よくエール大学のジムで1時間ほど過ごさせてもらっています。不安の最高の解毒剤は、運動です。
<幸福と成功とももたらす仕事の見つけかた>
<人生を変える決断>
<仕事の選び方で人生が変わる>
・その決断とは、「生活費を稼ぐのに、あなたがどんな仕事をしたいか」ということです。
・それは、「まず自分が楽しむことのできる職種を探す」ということです。
「仕事を楽しむことだよ。それができれば長時間働いても、仕事をしている意識しら感じないのだからね。遊んでいるようなものだ」
<就職カウンセリングでアドバイスを受けよう>
・アドバイスが受けられるといっても、最終的な判断はあなた自身が下さなくてはいけません。カウンセリングを受ける場合は、複数のカウンセラーに同時に相談するのがお薦めです。
<人気の仕事を選んではいけない>
・まず、すでに人があふれ返っているような仕事や専門職は避けること。
・生活費を稼げる確率が10%程度の仕事にも、近づくのはやめましょう。どんな人でもいろいろな職業で成功できるし、いろいろな職業で失敗するのです。
<先輩たちの話を聞きに行こう>
・これは、すでにその仕事をしているOB/OGを見つけ、話を聞くのが一番です。大人はいつでも、若者に助言をすることに喜びを感じるものなのですから。
ポイント:●仕事は、自分が楽しめるものを探そう。探すのが難しければ、カウンセリングを受けてもよい。 ●人気の仕事ばかりを見ず、先輩に話を聞き、広い視野で検討しよう。
<体験談8 クリーニング店を辞め、戦闘機の開発者になった>
・私の父親はクリーニング店を経営しており、私を自分の下で働かせることにしました。しかし、私はこの仕事が気に入らず、仕事をサボり、怠け、ろくろく働きもせずだらだらしてばかりいました。
・ある日、私は父親に「整備士になって機械工場で働きたい」と打ち明けました。
・グリスにまみれたつなぎに着替えると、私はクリーニング店にいたころとは別人のように、ひたむきに仕事に打ち込みました。
・その後は工学を学び、エンジンの仕組みや機械のことを勉強しました。そして私は、戦勝の立役者となったB-17フライング・フォートレスの生みの親となり、ボーイング社の社長にまで昇り詰めたのです。
<お金の不安を軽くするには>
<私たちの悩みの7割は……>
<お金の不安をなくすために、やるべきこと>
1事実を紙に書き出す
支出をノートに記録し、お金の使い途を把握しよう
2プロのアドバイスに頼る
専門家からお金に関するアドバイスを受け、収入に見合った予算計画を立ててもらおう
3賢い使い途を知る
「自分」という企業の管財人になったつもりで、会社のために最高の買い物をしようと心がけよう
4疾病、火災、緊急事態の出費を抑える
保険に入っておけば、事故や災厄や緊急事態に対し、ある程度は対処できる
5小さな副業を考える
お金が足りないなら、空いた時間を使って副収入を得ることを考えよう
<お金の不安をなくすために、やめるべきこと>
1収入のことで思い悩んではいけない
収入が多くても、浪費をすれば取り立てに追われることになる。収入が多いから幸せとは限らない
2ローン会社に飛びつくな
ローン会社に高金利でお金を借りれば、借金が雪だるま式に増える
3生命保険金は一括受け取りにしてはいけない
あなたの死後、遺族が一度にまとまった保険金を受け取るとロクなことにならない
4ギャンブルには手を出すな
ギャンブルでは、胴元以外が金を儲けることはできない
5変えられないものを嘆いてはいけない
お金が手に入らないなら、向き合いかたを変えるしかない。嘆けば、日々は不安といらだちとにまみれる
<稼ぎが増えても不安はなくならない>
・人びとが抱く不安の70%はお金のことです。では、もっと稼ぎを増やせば、これらの不安は解消するのでしょうか?
・もっと稼げたからといって、経済的な不安がなくなるわけではありません。
・人びとが不安を感じるのはほとんどの場合、お金が足りないからではなく、手元のお金のつかい途が分からないからなのです。
<会社を経営するように家計を運営する>
・あなたが借金や経済的不安とは無縁の暮らしを送りたいのであれば、会社経営に学ぶべきです。支出の計画を立て、その計画に沿ってお金を使うのです。まずは、支出をノートに書き出してお金の使い途を把握することから始めましょう。そして、会社を経営するときのように、お金の賢い使い途を考えてください。
ポイント:●経済的な不安は、お金が足りないことではなく、お金の使い途が分からないことから生じる ●会社経営に学び、支出の計画を立てて、賢くお金を使えるようになろう
<体験談9 自宅キッチンでパイを焼き、店舗を構えるまでになった>
・私は夫に先立たれ、ふたりの子供たちも結婚してしまったため、3部屋もあるアパートにひとり暮らしをしていました。
・そこで私は店長を呼び出し、ホームメードのパイを仕入れる気はないかと訊ねてみました。店長はとりあえずふたつ注文してくれました。
・注文は徐々に増え、他の売店や食堂からも舞い込んでくるようになりました。2年後には、1年に5000個もパイを焼かなくてはいけないほどになったのです。
(2025/1/24)
『幸せが150%になる不思議な話』
小林正観 サンマーク出版 2022/12/19
<まえがきにかえて 高島亮>
・正観さんは、人生が楽に楽しく幸せになるものの見方や生き方を「見方道(みかたどう)」と称して伝えていました。そして、伝えるだけでなく、自らも実践し続けました。
未来は確定的に存在している(人生のシナリオは決まっている)
色即是空(しきそくぜくう)(幸や不幸は存在しない。そう思う心があるだけ)
縁起(自分の思いによって成り立っているものは何一つない)
悩みの本質=どちらでもいい
実践の三段階(1次処理、2次処理、3次処理)をくり返す
すべてが幸せだと気づき、幸せを50%上乗せする方法
<未来のすべては“存在している”>
<旅行作家だった私がなぜ見えない世界の話をするのか>
<人の寿命が見えるという不思議な能力が開花した>
・その頃になると、私は人間の顔を見たときに「しそう(死相)」というのを見られるようになったんですね。
<どんな理由であろうと、人は「寿命」でしか死なない>
・それが私には前からわかっていた、というのがひじょうに不思議でした。つまり、病気で体が弱ってきて、そこで死相が出ているんだったら、私も納得ができる。
なぜ私が納得できなかったかっていうと、私は当時、全共闘で唯物論でしたから。交通事故の場合は、死というものが予言できるわけはないんですよね。
・それ以後30年ぐらい、この世界の研究をずっとしてきまして、わかった結論がというものが一つあるんです。それは死というものは、病気でも事故によっても誘発されるものではなくて、全部「寿命」である。
・みなさんにとって、これは少し受け入れ難いかもしれないですが、事実をずっと集めてくると、どう考えても人間は寿命でしか死なないみたいだ、という結論になりました。
・医者から見放されたけれども、民間療法で助かったっていう例はたくさんあります。
その民間療法に出合って、それを実行するかどうかも全部プログラムだった。
・それは、その民間療法によって助かったんじゃないかという話になるんですけれども、実はそういうふうに友人から言われることもプログラムだし、小林からそういう話を聞いて、やる気になるのも全部プログラムなんです。
<未来はすべて決まっているという真理>
・その結果がちゃんと決まっている。それがどういう因果関係でつながっているのかわからないけど、とりあえず、その結果につながっているらしい。
で、その未来がちゃんと存在しているらしいということは、私が30年間、精神世界の勉強をしてきて、最後まで受け入れられなかったことなんです。
<その道を選ぶこともプログラムされている>
・いま私は二つの例を挙げたんですけど、実は、突発的な事故に遭って死を迎える人というのは、ほとんど全員が何かしらの予知・予言をしているみたいです。必ず自分が明日死ぬことを全員が知っているみたいだ、ということなんですよね。
・事実としてひじょうに不思議なことなんですけれども、どうも私たちは頭の中にCDが入っていて、そこには一生涯ぶん全部のデータと、自分の毎日、日々、暮らしのデータが全部入っている。
たんにそのデータをヘッドが読み取っているのが、「いま」ということであるらしい。
未来と現在と過去というのは、宇宙から見ると、どうも区別がないみたいです。上からこういうふうに読み取れば、けっきょくどこでも探せて、どこで拾い出すことができるわけですね。だから、どうも全部決まっているらしい。
・どっちを選んでも、何をやっても未来が一緒なのではありません。じゃあ、選択できるんじゃないかって、みなさん思いますね。選択をしているように思いますけども、選択をした結果が全部、生まれる前に書いたプログラムどおりであるということなんです。
これは、98%合致しているとか、99%合致しているというものではなくて、100%完璧に合致しているんですね。
<そうなることは、すでに「決まっていた」>
・必ずプログラムのとおりに全部過ぎてきて、そのように全部起きているみたいだ。というのが、唯物論的な思考方法、検証方法を30年間とってきた人間の結論なんです。
・あと、いちばんよく覚えているのが、高橋信次さんっていう、浅草にGLA(God Light Association)っていうのをそれから3年ぐらいたってつくった方ですが、そのときは悟ってから半年ぐらいのときですね。
<自分の判断を超えた大きな力に動かされている>
・その高橋信次さんが3時間ほどずっとお話をされて終わりの頃に、実は自分は、釈迦が日本で5回生まれ変わっている、その5人目だっていうんですよ。
この1500年の間に、聖徳太子に生まれ、その次に空海に生まれ、そのあとはたぶん、これは最近、私の記憶のなかによみがえってきたんですけど、本居宣長だったと思います。
・ちょっと正確ではないので、もしかしたら違っているかもしれないですが、それから4人目が坂本龍馬。5人目が自分、高橋信次と言っていました。
この4人ははっきり覚えています。聖徳太子と、空海と、坂本龍馬と、高橋信次さんですね。
その高橋信次さんは、ご自身は宗教などまったく関心がなく、お金もうけにだけ興味があって、27、8のときに、浅草の都営地下鉄の、浅草の駅の上に八起ビル――七転び八起きからとったそうです――というのを、銀行から一銭も借金をしないで自費だけで建てたそうです。
高橋さんが27、8歳だった当時に、特許が4百だか5百あって、お金がザクザクあったんだそうです。
・それがある日、部屋で仕事をしていたら――もちろん金もうけの仕事をずっとしていたわけですけど――突然、モヤッと人が現れたんだそうです。
ドアを開けていない、窓も開いていないのに、突然に誰か人が、そこに立っていたそうですね。
そして、ヘブライ語だか、ユダヤ語だかわからない言葉でゴニャゴニャと言ってきたので、何だってこう思ったら、言葉を知らないのに、その意味だけわかったそうです。
そして、おまえは3日後に死ぬぞと言われた。そんなバカなと思っていたら、その人が突然消えてしまった。いわゆる超常現象が起きたわけです。
それから3日間、高橋さんは東京じゅうの超能力者をめぐり歩いて、死にたくない、何とかしてくれと言ったそうですが、誰も何もできなかったそうです。
・そして3日後の夜、嫁さんと子どもを呼んで、今日私は死ぬかもしれない。だから、後のことはよろしく頼むと言って、会社の経営のことや、お金の通帳など、そういうことを全部まとめて、その妻と娘に渡し、死ぬ覚悟を決めて部屋で待っていたそうです。
・そしたら、同じ時刻ぐらいに、またモワッと人が現れて、おまえは悟ったと言って消えていったそうです。
どうも、死ぬかもしれないっていうふうに思っただけで、人間は悟れるらしい。死ぬことがイヤだイヤだと思っているのは執着です。
なかでも死にたくないというのが、いちばん大きい執着なんです。そのいちばん大きい執着を離れると、人は悟れるらしい。
これまでくり返し言ってきたように、私たちの人生はプログラムどおりにしか起きないようなので、死ぬタイミングも全部決めてきている。
何年何月何日何時何分に死ぬことまで、全部プログラムで決めているらしい。
・高橋信次さんはそのとき、金もうけしか興味がなかったので、死ぬということについては全然勉強していなかった。
とりあえず3日間、不眠不休で食事もせずに、とにかく超能力者と聞けば必ず会いに行ったそうですけど、ダメだった。
なので、とにかく待っていたら、おまえは悟ったっていうことで、突然そこでビジョンというか、イメージが湧くようになった。
どうも自分が釈迦のような立場で、人から話しかけられているみたいだという記憶がよみがえったんだそうですね。
そこで初めて書いたのが『原説般若心経』という本です。これが三宝出版っていう、自費で設立した出版社から出された。
・また、高橋さんはお金持ちだったので、出版社を自費でつくったということですね。そこから『原説般若心経』や『人間釈迦』という本を書き続けて20冊ぐらい残していますね。すごくいい本ばかりです。
<学生時代に精神世界の先人から受けた“予言”>
・「いま、ここに来ている人は、私――高橋信次さんですね――が釈迦の生まれ変わりであるらしいので、私が釈迦だったときにその2千5百年前に弟子であった人である。そういう人だけが集まってきているらしい。30を過ぎたら、好むと好まざるとにかかわらず、必ずそういう方向に引っ張られますから、覚悟をしておいてください」 そう言われました。
「30を過ぎたら引っ張られますよ」と高橋さんが言ったのは、たぶん私たち二人に言ったんだと思います。
・30年間で160人ぐらいの超能力者、宇宙と交信をしている人と会ってきましたけれども、この人は本当に謙虚さを絵に描いたような、すごい人だなと思う人はたった二人だけ、高橋信次さんと足立育朗さんという方です。
この二人だけですね。あとの人は、やっぱり必ず年月を経るにしたがって偉そうになっていっています。必ず偉そうになりますね。
<「悪魔の構造」に取り込まれないように気をつけよう>
・実は、神が私たちの魂に、10万回の輪廻転生のなかで最大のテーマとして与えているのは、おごり、高ぶり、うぬぼれ、傲慢をいかにもたないか。つねに謙虚でいるということなんです。それが最大のテーマです。
・精霊対悪魔というのは、地球上で碁を打っていると思ってください。自分の領域の取り合いなんです。住める場所の取り合いをしている。
・この悪魔の構造を知っている人は、日本にほとんどいません。
<150%幸せになれる方法論>
<幸せ度が一気に50%アップする方法論がある>
・話が枝分かれしてしまったので幹に戻しますが、高橋信次さんが、30を過ぎたら好むと好まざるとにかかわらず、必ずそういう方向に引っ張られますから、覚悟してくださいと言った。
・いま私は実際に、悩み、苦しみ、苦悩、煩悩が全然ないんです。私はずっと幸せが150%というふうに言い続けてきたんですが、実はいま、私は幸せ度が200%になっています。
<トイレ掃除をすると臨時収入があるという不思議>
<実践したら数日で目に見える成果が現れた>
<手首まで突っ込んでのトイレ掃除をおすすめする理由>
<神棚の前で、神様に質問した「最大の関心事」>
・3月11日に松山に呼ばれて講演会をしました。
そこで会を主催してくださっている方が、松山に住む、神様とお話をするKさんという方と親しくなりました。
このKさんというのは65歳の男性で、右半身が不随なんです。
・そこで、そのKさんのお宅に行きました。そうしたら、実は数年前から神様と話せるようになったと言うんです。神棚があって、神様が常時ここにいらっしゃるとのこと。
瞬時に神様が答えてくれるから、どんな質問でもいいですよと言う。その方は、守護神という言い方をするんですが、一人ひとりの守護神を見ては、その人に守護神を教えてあげるそうです。しかも無料なんですね。
・Kさんがおっしゃるには、どんな質問でも、この方はお答えくださるから何でも聞いてくださいというので、私は十個ぐらい質問をしました。
・私はKさんに向かって、こういう質問をしました。神様が全部答えてくださるんだったら、いま最大の関心事、聞きたいことが一つあります。いま私がやらされていることは当分続きますか、聞いたんです。
するとKさんが神棚の前に座って――神棚が3メートルぐらい前にあるんですけれども――「はあ、はあ。なるほど、はい。ああ、なるほど、ああ、なるほどね……」そしてこっちを向いて、たいへんなことを引き受けたものだなって、いま神様がおっしゃっていました、と。
私は、引き受けたつもりはないんです。全然、引き受けてはいないんです。引き受けたつもりはないんですけれども、やらされているので、しょうがなしにやっているんです。さっき言いましたけど、使命感は全然ないんです。
・それだけで済めばいいんですけれども、もっと話を聞きたいという人が多くなって、さっき言いましたけれど、伊東に家があるので、2カ月に一度ぐらい、そこに集まってもらって、人相を見たり、手相を見たり、人生相談を受けたりしています。
<悩んだり迷ったときは、コインを投げてみればいい>
・あまりにも忙しいのですが、その9割ぐらいの相談事はみなすごく似たものばかりなんです。「で、何が問題なんですか?」というふうに聞くような問題ばっかりだったんです。
<意図したのと百八十度違うところに矢が飛んでいく>
・坂本社長は、小林さんのこのコピーを読んで、私は自分の経営の方針が変わった、と。
そして、そんなに忙しいのはあまりにもかわいそうだから、この資料を本にして、要求があったら、それを全部こっちで送るようにしましょうといって、出版社をつくってくださったんですね。
・それを経験したときに、私はもうある時点から、自分でものが考えられなくなりました。自分でものを考えていると、もうどうなるかわからない。読みどおりにはならないらしいということが、自分のなかでわかった。
その時点から、もう考えることをやめて、おまかせすることにしたんです。
・結果として、私は本を書くはめになって、それが、『22世紀への伝言』(廣済堂出版)という本になった。それが悩み事相談のいろいろな内容をまとめた本です。
そんなことになって、二冊目に『波動の報告書 足立育朗の世界』(弘園社)という本を出すことになった。
・頼まれたことをたびたびやっているだけで幸せだということに、私自身が気がついていたので。
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