自分で管理できなくなる理由として多いのが「認知症」です。65歳以上の認知症の方は約600万人(2020年)と推計され2025年には約700万人と65歳以上の約5人に1人が認知症の推計。(2)
<海外で確認されたエビデンスがそのまま日本に当てはまるとは限らない>
・海外で確認されたエビデンスがそのまま全部、日本にも当てはまると信じているのが日本の医者です。何度も言いますが、海外のエビデンスといえども、日本人の食生活と体質に対して当てはまるかどうかは分かりません。
・医者が言うことは、ある確率の話にすぎないのです。
《第2章が教える生き方のヒント》
◎瘦せ型の人はやや太めの人よりも、6~7年も早く亡くなっている。
◎大切なのは、どの先生が上手いかという情報。
◎心不全だけではなく、急性肺炎、透析、肺気腫、心筋梗塞、ガン、脳血管障害、糖尿病などにおいて、瘦せている人より太っている人のほうが長生きする。
◎メタボリックシンドロームは忘れるべき罪深い用語だ。
◎糖尿病の人のほうがアルツハイマーになりにくい。
◎脳卒中の予防のためには、魚よりも肉を食べることが大事。
◎長生きしたいとか、元気になりたいのなら、いちばん大事なのは栄養だ。
◎人間は臓器別ではなく、総合的に見た時に健康になれるかどうかが大事。
◎若い人とお年寄りでは、治療のガイドラインを変えなければならない。
◎転倒、せん妄を避けるために、薬を5種類以上は飲んではいけない。
◎日常生活の活動レベルを落とさないように、最小限の薬にとどめておくのが、正しい薬との付き合い方。
◎医療にかかっていれば長生きできるというのは思い込みかもしれない。
◎血圧が高いほうが頭は冴えるという事実は間違いなくある。
<日本復活のカギは高齢者にある>
<高齢者がこんなに頭のいい国は他にちょっとない>
・そうした状況を踏まえても、海外から見て、日本の高齢者向け商品は世界一だとなればどんどん売れて、日本は再び競争力を取り戻すだろうと私は思っています。そのためにいちばん大事なことは、高齢者のことを厄介者のように見るのをやめることです。
<日本を復活させるカギは相続税を増やすこと>
・高齢者にはやはりお金を使ってもらいたい。そのためのいちばんいい方法は、相続税を大幅に増やすことだと私は思います。
・昔の古い相続の考え方を変えなければダメでしょう。長寿の社会になればなるほど、意識を変えていかねばなりません。
<上から1割を高齢者と呼べばいい>
・私の先輩の老年医学の先生が、「上から1割を高齢者って呼べばいいじゃん」と提案したことがあります。
・そしたらちょうど2023年、80歳以上の高齢者が10.1パーセントとなって、初めて10パーセントを超えました。その定義でいけば、80歳でようやく高齢者となります。
<お金を使えば使うほどエラいのが資本主義>
・資本主義をみんなが勘違いしているのです。お金を持っている人間がエラいと思われがちですが、それはまったく違います。お金を使えば使うほどエラいのが資本主義だと私は思います。
<高齢者は免許証を返納する必要はない>
・私の著書『80歳の壁』で、「もっとも高齢者に支持されたのは、「高齢者は免許証を返納する必要はない」という件です。
・2023年の警察庁のデータによれば、高齢者の事故率は、人口10万人当たりで考えた場合でも決して多くはありません。むしろ、10代、20代のほうが多いのが現実です。さすがに75歳を超えるとちょっと増える傾向にはあります。
85歳以上の運転者が第一当事者である事故に特徴的なのは、他人をはねているのではなくて、車両単独と言って、自分が犠牲になることが多いのです。
・問題は、65歳以上の人が免許証を返納すると、要介護率が2.16倍になってしまうことです。
・私はたぶん3000人くらいの認知症の人を診ていますけど、ボケている人は意外に事故を起こしていないし、事故の被害にもあっていないのです。
<シルバー民主主義なんかはどこにもない>
・社会のいろんな場面でシルバー世代がぜんぜん大事にされていないのに、どこがシルバー民主主義なんだと私は言いたいですね。
<高齢者はすっかりITに馴染んでいる>
・ですから、出版社の人が思い描いている高齢者像と現実の間には、ズレがあります。ここでも高齢者に対するバイアスがあるわけですが、それはもう現実を反映していません。
<マスコミが気づいていない高齢者にまつわるバイアス>
・再三お話ししてきましたが、高齢者をきちんとお客さんとして見るかどうかは大きなことなのです。
・ホントに具体例にはこと欠きませんが、高齢者の存在を忘れた社会でいいのだろうかと思いますよ。
《第3章が教える生き方のヒント》
◎高齢者がこんなに頭のいい国は他にちょっとない。
◎高齢者がこんなにお金を持っている国も他にない。
◎日本の高齢者向け商品が世界一になればどんどん売れて、日本は再び競争力を取り戻す。
◎上から1割を高齢者と呼べばいい。
◎お金を使えば使うほどエラいのが資本主義。
◎高齢者は免許証を返納する必要はない。
<齢を取れば取るほど幸せになる>
<知的レベルが高いとされている人ほど世の中が理屈通りにいくと思っている>
・いわゆる知的レベルが高いとされている人ほど、世の中が理屈通りにいくと思っているんですね。医者とか大学教授とか言われている人たちがそうです。
<試す前から却下される相続税100パーセント案>
・第3章でも触れましたが、私はずっと昔から、相続税を100パーセントにしろと言い続けています。
・しかし、私に言わせたら、試す前から答えを決めているのは、科学ではなくて宗教なのです。
<生産と消費は逆転した。課題はいかにして消費を増やすか>
・その人がいみじくも喝破されたのが、これからは消費を増やさなければいけない、でした。私もまったく同じ考えです。
<榊原元財務官と話して分かった英語教育の壮大な無駄>
・日本がせっかく世界で一番いい自動翻訳機を作っているのに、たぶん日本はあと20~30年は語学教育が大事だとか言い続ける可能性が高いでしょう。いろんな大学でいまだに、国際化とか、英語をもっと喋れとか言っているわけですから。
<ちっとも上向かない景気。GDPは世界第4位に転落>
・お金こそは理屈通りにいかないものの典型ではないでしょうか。日銀総裁にはエース級の学者などが投入されてきたし、様々な経済学者がいろんなアドバイスをしてきました。しかし、この30数年にわたって、日本の景気はちっとも良くなりません。
<ダメなリーダーの時こそ株価は高騰する>
・私の仮説ですが、これは世間のイメージとはまったく逆で、ダメなリーダーが治世をしている時のほうが株価は上がるのではないでしょうか。
<人は完全な情報を持ってなどいない。レモン市場の法則>
・「レモン市場の法則」とされるミクロ経済学の理論がそれです。アメリカでは欠陥品や出来損ないのことを「レモン」と呼ぶのですが、中古車市場には外見からは分からないレモン(欠陥車)が混ざっている。
・混在しているために、買い手は高い金額で欠陥車を買うことを恐れて、欠陥車に相当する金額しか払わなくなる。すると、市場に優良車を出す売り手がいなくなり、売り手と買い手の間に情報の非対称性が生まれるために、質の悪い車しか市場に出回らなくなる。そういう経済学理論です。
<「人は得よりも損に反応する」というプロスペクト理論>
・要するに、政策を考える時に、人間は損をしたくない生き物だということを、もっと前提にするべきです。
<人が幸せかどうかは「参照点」によって決まる>
・現役時代はみんなお金持ちになりたいとか、社会的地位を少しでも高めたいと思うかもしれないけれども、老後のことを考えたら、参照点は低いほうが幸せが待っているのかもしれません。
<お金持ちパラドックス。人生の最期の逆転はよくある>
・私のようにお年寄りをたくさん見ていますと、人生の最後の逆転を何度も目撃するので、人生観が変わります。お金なんか残してもしょうがないと思うようになりました。
<人はもともと、齢を取れば取るほど幸せになるようにできている>
・すると、結果は明白で、人生の幸福度が最高値に達するのは、82歳以下であることが分かったのです。
・人はもともと、齢を取れば取るほど幸せになるようにできているのです。
<齢を取ってお金を使う人ほど幸福で人からも好かれる>
・よく「お金よりも心だ」なんてキレイごとのように言われますが、高齢者をたくさん見ていると、確かにそれは一理あるなと思います。お金のある人よりも、心のある人に人は寄ってきます。
<若いうちからガマンはするな。性格で人生の大逆転が起きる>
・好き放題に生きてきたおじいちゃんは、ガマンなんかしたことがないから、齢を取っても穏やかな気持ちでいられる。
<終身雇用と年功序列、日本型経営は良いものだ>
・両社とも品質がいいことで評判が良い、やはり終身雇用・年功序列、特に終身雇用をきちんとしてくれる会社は、社員のブランドイメージを保ち続けようと頑張るものです。
<消費者がお金を持つことが良い製品を作るための条件だ>
・ある意味、世の中にお金を持っている人を増やしたほうがいいモノが作られるし、売れる。
<アメリカがイケイケなのは消費者の給与を増やしているから>
・その先にあるのは好循環です。消費者にお金を持たせたほうがいいという方向に進んで、アメリカの給与はどんどん上がっています。
<足りないのは消費。消費者を刺激する人が勝つ>
・でも、人口の増加率を考えたら、消費はそんなに伸びない。慢性的な消費不足になる。だから、これからは消費者を刺激する人が勝つ。
<生産しないで消費だけしてくれる人は国にとっては非常にありがたい存在>
・世間はよく「生涯現役」と言う時に、生涯働くというイメージでものを見るけれども、高齢者だって現役の消費者なわけです。
<給与は増やして人にはお金を持たせたほうがいい>
・何度も言いますが、給与は増やして、人にはお金を持たせたほうがいい。
<資本主義の根源的な欠点は格差が生じてしまうところ>
・おそらく資本主義の根源的な欠点は、どうしても格差が生じてしまうところです。
<右翼や保守がイコール反共。資本主義と愛国主義は相容れない>
・国を大事にするのが愛国主義で、それと資本主義は合致するものと思われていますが、本来は相容れないもののはずです。
<AIを進歩させるのはむしろ高齢者だ>
・高齢になるほどAIに頼りたくなってもおかしくありません。AIを進歩させるのは、むしろ高齢者なのです。
<日本の団塊の世代ほど頭のいい高齢者たちは世界にいない>
・やはりもう少しお年寄りバイアスを変えて、今のお年寄りは元気で賢いと考え直したほうがいいと思います。医者とか雑誌の作り手が考えているよりも、お年寄りはずっとインテリです。
<本当の「実験」が出来ない国、日本。ゼロリスクの発想を排せ>
・その果てにどうなるかというと、ゼロリスク的な発想になります。実験をしょっちゅうやっている人にとってみたら、ゼロリスクなんてあり得ないわけで、リスクは常につきまとうものです。
<あることを試した時に大事なのは悪い結果の予測である>
・人間は放っておくと同じ失敗を必ずする、ゆえに、二度と同じ失敗をしないようにチェックするのが一つ。もう一つは失敗を通じて次の実験を組むことです。
<齢を取ってヒマになったら実験はし放題>
・齢を取ったら時間だけはあるのですから、すべては実験だと思って生きればいい。
<生きがいは求めない。生きているうちに楽しみは見つかる。>
・80歳を超えた高齢者が生きがいにあまりにも頼るのは考えものです。そう考えると、日々を楽しく暮らす、という発想が大事なのではないでしょうか。
《第4章が教える生き方のヒント》
◎試してみるまでは間違っているか正しいかは言えない。
◎他人が決めた客観性なんてものには、期待しないほうがいい。
◎ダメなリーダーが治世をしている時のほうが株価は上がる。
◎人は得よりも損に反応する。
◎人が幸せを感じるかどうかは、「参照点」によって決まる。
◎老後のことを考えたら、参照点は低いほうが幸せが待っている。
◎お金を持っていたほうが幸せという資本主義の大原則が、人生の晩年において、人間の心理によってもろくも崩れる。
◎人生の幸福度が最高値に達するのは、82歳以上である。
◎人はもともと、齢を取れば取るほど幸せになるようにできている。
◎齢を取れば取るほど、お金を使っているかどうかが、周囲の人を引き寄せる要因になる。
◎お金のある人よりも、心のある人に人は寄ってくる。
◎人間やはり、若いうちからガマンなんかしないほうがいい。
◎生産しないで消費だけしてくれる人は、国にとっては非常にありがたい存在。
◎高齢者だって現役の消費者だ。
◎AIを進歩させるのは、むしろ高齢者だ。
◎頭が良くて厚かましいお年寄りがたくさんいる国のほうが有利になってくる。
◎医者とか雑誌の作り手が考えているよりも、お年寄りはずっとインテリだ。
◎齢を取ってヒマになったら実験はし放題、すべては実験だと思って生きればいい。
◎日々を楽しく暮らす、という発想が大事。
(2025/2/16)
『ありがとうの奇跡』
小林正観 ダイヤモンド社 2016/11
<はじめに>
・40年間、研究した結果、「ひとつの結論」が得られました。「「ありがとう」を口にすると、神様が味方になってくれるらしい」ということです。
そして「ありがとう(感謝)という概念を使いこなし、「人生のすべてを感謝の対象」として意識していくと、その先に何が待ち受けているかといえば、「ありがとうを言ったものが(感謝されたものが)、すべて、あなたの味方になってくれる」ようなのです。
・私は、ずっと「唯物論(現象が「物質的」に現れないかぎり信じない)」なのですが、「唯物論的」に、突き詰めて考えてみると、どうも「神様は存在するらしい」としか考えられないようです。
●「ありがとう」は、すべての存在を味方につける
・「ヒト」+「感謝(ありがとう)」=「人間」
・そして、「人間」にとって、「すべての存在」を味方につけられるオールマイティの方法論が「ありがとう(感謝)」のようなのです。
●「努力」をしないほうが、あらゆる物事がスムーズに流れる
・「否定的な言葉」をいっさい言わず、口から出てくる言葉が「嬉しい・楽しい・幸せ・愛している・大好き・ありがとう・ツイてる」といった肯定的な言葉になれば、「神様を味方につける」ことができるようです。
そして「神様」を味方につけることができれば、あらゆる物事が、とても簡単にスムーズに流れるようになるでしょう。
・たくさんの「ありがとう」を言うだけで、「神様」を味方につけることができます。
・3次元的にいうと、「努力」の反対は「怠惰、怠慢」
・4次元的にいうと、「努力」の反対は「感謝」
つまり、「努力」とは、自分の力しか信じないことであり、「感謝」とは、「自分の力はゼロなんだ」と思い定めることなのです。
これがわかってしまうと、「努力」するより、「感謝をして、神様に味方になってもらう」ほうが「得」、考えることができるでしょう。
●「ありがとう」で売上が3倍に
・経営手腕が優れていたから、売上が3倍になったのではありません。何も知らないから、「みなさん、助けてください。ありがとう」と言い続けただけなのです。
・「人生とは、味方をつくる日々である」
毎日意識しながら「ありがとう」を言って、「味方」をつくる。そうすると、当然、あなたが困ったときには、「たくさんの味方」が力を貸してくれるでしょう。
●すべてを味方につける「ありがとうの法則」
・自分が全部やるのではなくて、自分の努力や頑張りを「ゼロ」にする。そして、他人を当てにして、そのことが得意な友人に味方になってもらい、やってもらうように考えると、人生がおもしろくなります。
・「ありがとうの法則」とは、自分が自分の力で生きているのではなくて、「あらゆるものの支援によって生きている」ことがわかることです。
その法則がわかると、3次元的な周囲の人間も、4次元的な存在(神様・宇宙)も、「すべてを味方につける」ことができるようです。
●50年間苦しんできた病気が治った
・この40年間、肯定的な言葉、とりわけ「ありがとう」をたくさん口にしていると、体の細胞が活性化されて修復されるらしい、という実例をたくさん見てきました。
・この方は65歳ですが、15歳のときから、皮膚がただれる病気を患っていましたが、原因も病名もわからず、50年間も苦しんできたそうです。
ところが、2万5000回の「ありがとう」を言い終わって、大泣きした後、少しして、体の腫れがひいてきたのだそうです。
そして、その後、全身の皮膚が、きれいになっていったと、話してくれました。
・もしかしたら、「涙を大量に流す」と、奇跡的な体の変化が起きるのかもしれません。
ガンが治った人の中にも、「ありがとうを言った」「涙を大量に流した(号泣した)」「笑い」などの事例が、いくつも私のところに、報告されています。
●「ありがとう」は、神様への感謝の言葉
・真言宗の僧侶の方に教えていただいたのですが、「ありがたし(有り難し)」という言葉は、もともとは、お釈迦さまの言葉のようです。
・神様が「あり得ないこと」「存在し得ないこと」を起こしてくれたとき、「神様を賞賛する言葉」として、「ありがとう」「有り難し」「有り難い」という言葉が存在したそうです。
●神様が好きなベスト3は、「掃除」「笑い」「感謝」
・私の長年の研究の結果、「人生の3大悩み」を解消するのは、「掃除(そ)」と「笑い(わ)」と「感謝(か)」らしい……、というのがわかってきました。
私は、それぞれの頭文字をとって「そ・わ・かの法則」と名付けました。
・「トイレ掃除」をすると、お金に困らないらしい
・「笑う」と、体が丈夫になるらしい
・「感謝(ありがとうを言うこと)」をすると、まわりが味方になってくれるらしい
●人生は、すべて「自分が書いたシナリオ通り」に進んでいく
・40年以上、「超常現象」や「不思議な出来事」を研究してきた結果、私なりにわかったことがあります。それは、
「どうも私たちは、自分の人生を、生まれるときから死ぬときまで、すべて、こと細かにシナリオに書いてきたらしい」
・自分に起きる現象が、「すべて自分が書いたシナリオ通り」だとわかると、ありとあらゆることに、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」を言わなくなります。
●人生は「何をするか」ではなく、「誰とするか」こそが大切
・なぜなら、「よき仲間」と一緒に食べているからです。
同じ価値観を持って、「人の間で生きて幸せ」と思える「よき仲間」と一緒にいれば、それで「天国度100パーセント」。「何を食べるか」は関係ないようです。
●幸せの本質は「ありがとうと言い合える仲間」を見つけること
・人生の後半は、「物」や「中身」を選ぶよりも、「人」を選ぶ。「何をするか」ではなく、「誰とするか」を考えてみましょう。
●頼まれたことをやって、喜ばれる存在になること
・「努力することや頑張ることに価値があるのではなく、喜ばれる存在であることが、人間の根源的な価値だ」
・神様や宇宙が見ているのは、目の前の現象を「受け入れているか、受け入れていないか」のようです。
・「人から喜ばれる存在」になるには、「頼まれごと」を引き受ければいい。自分で汗をかいて、「相手の要望」に応えていけばいい。
●人生の目的とは?
・「思いを持たず」、よき仲間からの「頼まれごと」を淡々とやって、どんな問題が起こっても、すべてに「ありがとう」と感謝すること。「そ・わ・かの法則」(掃除・笑い・感謝)」を生活の中で実践することであり、「ありがとう」を口に出して言い、逆に、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」を言わないこと。
すると、神様が味方をしてくれて、すべての問題も出来事も、幸せに感じて、「よき仲間に囲まれる」ことになり、「喜ばれる存在」になる。
これこそが「人生の目的」であり、「幸せの本質」なのです。
<「人間関係」がよくなる方法>
<「徳」を積む方法とは、相手のラッキーを一緒に喜んであげること>
・つまり、「随喜功徳(ずいきくどく)」とは、「人の喜びや幸せを一緒に喜んであげるだけで、自分が徳を積むことになる」という意味です。
ということは、「今日は、こんな楽しいことがあった」という話を聞いたら、ただひたすら「よかったね」と言っているだけで、「徳」を積み重ねていけるわけです。
<結婚して「3年」経つと、愛情が別の感情に変化する>
・愛情以外の別の概念が何かというと、「尊敬」という概念です。
・家庭は「幼児性を削って大人になる作業をする場所」として存在しているらしいのです。
<人生相談の98%は、「相手を自分の思い通りにしたい」というもの>
・私のところへくる人生相談の98%は、「自分の理想や価値観に合わない人を、どうしたらいいか」といった、人間関係に関する相談です。ですが、こうした質問は、「自分以外の人を、自分の思い通りにしたい」というもので、本質的な「理想ごと」ではないと、私は考えています。
<魅力的な人が集まってくる、「秘密のコツ」がある>
・「では、お米とパンに、共通していることは何でしょうか」
それは、「味が薄い」ということです。主食の絶対的な条件は、「味が薄い」ことです。主食の味が薄いと、どんな「おかず」でも引き立ちます。
・自分が淡々と生きるのはいいのですが、「こういう生き方をすべきだ!」と大声で言いはじめると、まわりが息苦しくなります。
<「私はバカですから…」と言う人の方が、多くの人に好かれる>
・「困った人のために、自分のできることをやっていきたい」というあたたかい心を持った方でしたが、自分は「喜ばれる」ように生きているのに、まわりの人は自分勝手に生きているのが、おそらくは、許せなかったのでしょう。
・他人や世の中をどうするかより、「自分の中の敬意と憎しみをなくし、太陽のように明るく生きていくこと」のほうが、ずっと大切だと、私は思います。
<自分が「光っている人」になれば、明るい人が集まってくる>
・「世の中を暗い暗いと嘆くより みずから光ってその闇を照らせ」
これは、私が、自分自身に言い聞かせている言葉です。
・「嬉しい、楽しい、幸せ、大好き、ありがとう、愛している、ツイてる」という肯定的な言葉を口にしている人は、その人がそこにいるだけで、光を発するので「明るい」。そしてその光は、暗い人を照らして明るくするのです。
<「お金」に選ばれる習慣>
<「トイレ掃除」を楽しんですると、なぜか、お金に困らなくなる>
・「トイレ掃除をすると、なぜかお金に困らなくなるらしい」という宇宙法則があり、「トイレ掃除をはじめたら臨時収入があった」という事例がいくつも報告されています。
<「ツイている」と考えている人は、一生、お金に困らないらしい>
・お金に執着があったわけではないけれど「ツイている」と感謝した結果として、標準的な人よりも裕福になっていたわけです。
<2000人の大金持ちから学んだ、「お金持ちになる秘訣」がある>
・20年かけて、2000人の大金持ちを訪ね歩いたジャーナリストがいます。
・「今、たくさんのお金を持っている人、いわゆるお金持ちの人は、宇宙に向かって投げかけたサービスの総量が膨大だ。とくに若いときに、宇宙に向かってものすごいサービスを、膨大に投げかけている」
・お金持ちになった人は、もらっている給料の何倍も働いて、宇宙に向かって投げかける量がものすごく多かった。嫌々働いていた人は、ひとりもいませんでした。
宇宙には、「今までに投げかけたサービスの総量が、報酬となって戻ってくる」という「法則」があるみたいです。
・そうすると、宇宙に向けて投げかけるものが膨大になります。給料の何倍も働いている人は、投げかけたサービスが膨大な「宇宙預金」となって積み立てられていて、この膨大な預金が、やがて、報酬となって自分に降り注いでくるようなのです。
・私は、今までに数万人の人相・手相を観たのですが、その3分の2の人から、「人生相談」を受けてきました。それも、報酬をいただいていません。
自分で宿泊費を払って、そこに泊って、相談を受けていました。毎日、朝の5時、6時まで人相・手相を観て、1日に、3~4時間しか睡眠をとっていませんでした。
・大切なのは、「自分が投げかけたものに対して、お返しは求めない」ということです。
・この「法則」がわかったら、今日からお金持ちになることができるかもしれません。とにかく、ひたすら「投げかけること」をおすすめいたします。
<その人の金運は、「食生活」によって決まる>
・全国を旅して「旅の原稿」を出版社や新聞社に寄稿し、その「原稿料」で生活したのです。
私が大学のときに、当時、必要だった生活費は、「1ヵ月に3万円」ほどでした。
・お金が入ってくると贅沢華美な食事になる人は、落ちて衰運になっていくそうです。
逆に、貧相な人相・手相・家相・墓相であっても、生活態度や食べるものが変わらない人は、上がっていくそうです。
・彼が発見した宇宙法則は、「どんな悪相であっても、食を制限すれば開運できる」というものでした。
<「ノルマ」をなくした方が、ずっと会社は儲かる>
・社長の多くは、「お客様は神様だ。お客様に笑顔を向けなさい」と言って、「お客様に喜ばれること」ばかりを考えています。けれど、自分の一番身近である「社員」から喜ばれる存在になるのが、「経営の第一歩」のはずです。
社員にノルマを課しておきながら、その向こうにいる「お客様に笑顔を向けなさい」というのは、無理な話です。
・社員が、「この会社にいたら、とてもいい思いができる」と思える状態になったら、会社が倒産しないように、社員は一所懸命働くのではないでしょうか。
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